小保方晴子さんらの研究チームによる“STAP細胞(新型万能細胞)”の作製・発表

あらゆる組織・臓器(器官)に分化する機能を持つ『万能細胞』は、生命工学的な再生医療の分野の研究・臨床に絶対不可欠な細胞であり、従来はヒトの受精卵から採取される『ES細胞(胚性幹細胞)』が用いられていたことで、生命倫理学の立場から非難を受けることも多かった。 ヒトの生命の始まりである受精卵(生殖細胞)を殺さなくても作製できる万能細胞…
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ドラマ『明日、ママがいない』に対する病院・関連団体のクレームとスポンサー企業のCM放映見合わせ

子役の芦田愛菜さん主演の『明日、ママがいない』は、お母さんから赤ちゃんポストや児童養護施設に預けられた子供達の生活と苦悩、悲しみ、希望などを取り扱った創作的なテレビドラマですが、実際に両親のいない子供や施設に預けられている子供(預けた親)に『精神的なストレス・悪影響』を与えかねないとして慈恵会病院(こうのとりのゆりかご設置の病院)・関連…
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和田秀樹『日本人には「2つの性格」しかない』の書評2:現代のシゾフレ化と努力・向上を好むメランコ型

『自分があるかないかの基準』はそのかなりの部分が判断する人の解釈の仕方に依存してしまう。いずれにしても、日本人は全般的にアメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトが『菊と刀』で指摘したように、『恥の文化(他人にどう見られているかによって行動を規定する文化・世間体や体裁を気にすることで恥を回避しようとする文化)』に相当に強く影響されている…
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和田秀樹『日本人には「2つの性格」しかない』の書評1:シゾフレ型とメランコ型の類型論

日本人の性格類型を『シゾフレ型』と『メランコ型』の二分法で簡単に整理しようとしたものだが、前提となっている性格テストを実施した時期はちょっと古い。前書きにある比較的若い世代のデータが1965年以降に生まれた人、中高年世代のデータが1955年以前に生まれた人とあり、若者世代が現在の40代以上の中年世代になってしまっているという時間軸のズレ…
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自閉症の体験世界と選択的注意の困難2:自閉症の認知機能の特徴と感覚遮断的な自己防衛

人間はモノよりも人のほうが好き、あるいはモノよりも人のほうに自然に意識・注意が向きやすい(他人が近づいたり話しかけてくれば気になってしまいその人に注意が集中する)というのが、乳幼児の行動観察から導かれる人間の精神発達の一般的な過程になっているのである。これらのことから、自閉症の人の認知機能の特徴として以下のようなことを想定することができ…
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自閉症の体験世界と選択的注意の困難1:なぜ他者とのコミュニケーションが難しいのか?

高機能自閉症の人は、他者と向き合って話をするのは非常に苦手であるが、自らの知的水準に合わせて『自分の内面心理(考え方・感じ方・記憶)』を文章として表現するのは得意なことがある。作家やライターとして活躍する自閉症スペクトラムの人も少なからずいるように、『話すこと(他者の目を見ること)の苦手さ』に対して『書くこと(自分を表現すること)の得意…
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軽度発達障害と境界知能の問題3:勉強の苦手意識がなぜ情緒不安定を生みやすいのか。

なぜ知的能力の低さによって情緒・気分が不安定になるのかというと、同級生よりも自分が勉強でいつも遅れを取っているという意識から『自尊心の傷つき・劣等コンプレックスのこじれ』が生まれるからであり、一生懸命に自分なりに勉強を頑張っているのに結果が出ないことによって『努力することの意味づけ・モチベーション』が落ち込んでしまうからです。 そ…
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軽度発達障害と境界知能の問題2:境界知能の知的能力のバラつきと適切な教育配慮

実際、小学校低学年の子供では“約14%”が境界知能を示すという知能の統計研究もあり、勉強内容が急に難しくなってくる『小学校4~5年生の時期の学習課題の壁・ハードル(俗に9歳の勉強の壁とも呼ばれる)』を上手く超えられるか否かによって、境界知能から正常知能に移行できるかどうかが決まってくる部分が大きいのです。 境界知能そのものは回復不…
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軽度発達障害と境界知能の問題1:小学校時代の児童の知能の不安定性と学校適応

アスペルガー障害を含む『自閉症スペクトラム』では、知的障害を伴わずに社会性(円滑な人間関係・対話能力)の発達に困難が生じる『高機能自閉症群・高機能広汎性発達障害』に注目が集まりがちです。 しかし、自閉症は重度であればあるほど知的障害を併発する可能性が高く、自閉症スペクトラム(自閉症特有の症状がある連続的な状態)の全体を見ても、『学…
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人間関係を改善させるためのカウンセリングと『対等で親密な関係』を阻害する要因:2

相手から何度も酷い扱いをされたり人格的な非難や罵倒をされたり、暴力的な言動を浴びせられたりしていれば、明らかな『トラウマ(心的外傷)の後遺症・精神症状』がでることもありますが、そこまでいかない『ある程度の酷い扱い・乱暴な言動・ストレスになる対応』では、嫌いになっている自分の感情のほうを無意識的に抑圧したり否認したりしてしまうこともありま…
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人間関係を改善させるためのカウンセリングと『対等で親密な関係』を阻害する要因:1

人の心理的な悩みの多くは、家族や夫婦、恋人、友人との人間関係が上手くいかないことと関係しています。『愛情(思いやり)・信頼・尊敬・関心』に満ちあふれた理想の人間関係を形成してそれを長く維持するというのは、かなり難しい課題だからであり、少なからぬ人が近しい相手との人間関係に何らかの不満・悩み・ストレスを抱えています。 人間関係が親し…
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2013年の安倍政権の政治経済・社会情勢の動きを振り返る5:グローバル経済下の公正な税負担のあり方

税制改革については1980年代以降の各国の税制は、マネーとモノが頻繁に国境を超えてやり取りされる『グローバル経済の進展』に適応する形で改革されてきた。所得税や法人税の直接税の税収比率が落ちてきているのも、資本・企業・高所得者を海外に逃さないようにするため(税金の安い自国に稼げる企業・個人を誘致するため)のグローバル経済への適応として解釈…
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2013年の安倍政権の政治経済・社会情勢の動きを振り返る4:特定秘密保護法と自助強調の社会保障

特定秘密保護法については、その強行採決の前後にウェブ上で散々議論されていたので、改めて付け加える論点もあまりないのだが、この法律の問題点は『何が特定秘密に指定されるか分からない・どこまでの発言が法律違反に抵触するかはっきりしない・違反した場合の特別裁判の進め方も分からない』という意図的な曖昧さによって、間接的かつ心理的な“チリング・エフ…
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安倍首相の靖国神社参拝と戦没者の慰霊・外国の理解2:過去の戦争・道徳の総括と不戦の誓いの連携の模索

国際社会に対してだけではなく日本国内においても、『ファシズムに対する一億総懺悔』以上のアジア太平洋戦争の総括が終わっていないところがあるとも言えるが、あの戦争に国民全体を巻き込んだ『国民精神総動員(民主主義の仕組みの終焉と人権の停止)・外交的努力の放棄と国益至上の拡張主義・マスメディアの戦争賛美や国民意識の扇動・国体に忠義を尽くす愛国心…
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安倍首相の靖国神社参拝と戦没者の慰霊・外国の理解1:靖国神社と戦争・兵士動員の歴史

12月26日に安倍首相が靖国神社に参拝したことに対して、日本との歴史的な侵略・併合の経緯がある中国・韓国だけではなく、アメリカやEU諸国も『戦後の国際秩序に対する挑戦・日本の憲法9条に象徴される平和主義外交(戦争放棄)の転換』なのではないかという意味を込めて失望・懸念を表明した。 靖国参拝に肯定的な日本側の言い分としては『国家のた…
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2013年の安倍政権の政治経済・社会情勢の動きを振り返る3:原発再稼働と東アジア外交

所得税・法人税は景気に左右されやすい税金だから税収が安定しない。基幹となる税金は景気に左右されにくい安定した消費税のほうが良いという意見が強まった結果、現在の消費税増税を中心に据えた日本の税制改革の枠組みができあがっているが、消費税は逆進性が強い税金であるという問題は依然として残っている。 安倍政権のアベノミクスにせよ消費税増税の…
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2013年の安倍政権の政治経済・社会情勢の動きを振り返る2:所得税・法人税の減収の要因

日本の国家財政が悪化して所得税・法人税の税収が落ち込んだ要因は、『バブル崩壊後の長期の不景気』にあるとされるが、実際には景気対策・国際競争力(企業支援)・資本移転(キャピタルフライト)の防止などを理由とした『直接税の減税』の税制改革の影響も大きいのである。 去年も、エイベックスの社長が、高額所得者の税負担が大き過ぎて労働意欲を落と…
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2013年の安倍政権の政治経済・社会情勢の動きを振り返る1:消費増税と税制改革

自民党・安倍政権の一強体制によって政治経済が主導された2013年は、異次元の金融緩和と積極的な財政政策(公共事業)を相互作用させる“アベノミクス”によって、企業の景気が大幅に好転して『円安・株高』が急速に進んだ。民主党政権で9000円にも満たなかった日経平均株価が、年初に16000円超を記録するなど株価の急上昇と上場企業の業績改善は目覚…
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