男女共同参画社会の構想とジェンダーフリー・婚姻制度の論点1:選択的夫婦別姓と伝統的家族観

政府の『男女共同参画会議』が、来年度からの次期基本計画の骨格になる中間整理案(計画案)を発表したが、現代日本は『伝統的な家族観・男女観の動揺期』に差し掛かっており、選択的夫婦別姓やジェンダーのあり方、標準世帯のモデルについて、保守的な主張と革新的な主張とが拮抗している。 生物学的性差である“セックス(sex)”は、トランスジェンダ…
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“他人の苦労・不幸”を求める劣等感と“自分の苦労の承認”を求める欲求がすれ違う対話状況

カウンセリングのような一定の役割関係がある対話よりも、友人知人に対する『人生相談・悩み相談』のほうが、相談をする相手の自己開示(自分語り)や生活状況の内容によって、どこまで踏み込んだ相談ができるか、どういった気分の変化が得られるかは変わってくることが多いかもしれない。 発言小町の以下のトピックは人生相談というわけではないが、『自分…
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伊坂幸太郎『終末のフール』の書評:地球・人類の滅亡が決定されても残る人生(日常)の意味とは?

宇宙科学の天体運動の予測により、8年後に地球に小惑星が衝突することが分かったという前提でSFチックな物語が展開する。地球滅亡のカウントダウンを告げるニュースがテレビ・新聞を占拠すると、多くの人々は日常生活や仕事を、今まで通りに規則正しく行うことの意味を見失い、世界中が大パニックになる。 末期ガン患者の闘病でも、自分に残された『生の…
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『苦痛な体験』をした人でないと他人の痛みは分からないのか?:カウンセリングの共感性と中立性

自分と同じような『苦痛な体験』をした人や自分と近しい『過酷な境遇』にあった人でないと、自分が直面している苦悩や悲しみを共感的に理解することなどできるはずがないという考え方がある。 『ネガティブな共通体験』を巡るコミュニケーションは確かに相互の仲間意識・信頼感を強めるだけでなく、自分と同じような苦しい人生を生きてきたこの人であれば、…
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“所与の人間関係の減少”を前提とした現代社会のエロス的(情緒的・家族的)な人間関係の構築

前回の記事の続きになりますが、自分にとって他者はどのような意味や価値を持っているのか、他者は自分に対してどのような影響を与えるものとして認識されているのかによっても、『人間関係やコミュニケーションのパターン』が規定されてきます。 いつも他人と一緒にいることを望んで積極的にコミュニケイトする“人好き(社交性)の極”といつも一人で過ご…
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“他人と関わりたい欲求”と“他人から干渉されたくない欲求”が生み出す人間関係の問題・相性

人間関係の悩みの多くは、『他人から認められたい・愛されたいという承認欲求』や『他人から傷つけられたくない・構われたくないという防衛欲求』とに関係しています。自分にとっての『他者表象(他者のイメージ)』がどのような意味を持つのかは、幼少期からの親子関係や児童期の友人関係、思春期の異性関係など様々な人間関係が影響しますが、『外向的で人間好き…
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子どもの火遊び対策としての“ライター回収”と行政の裁量範囲:衝動制御障害としての火遊び

ここ1ヶ月ほど『子どものライターを使った火遊び』を原因とする火事の報道が続いたことで、使い捨てライターの安全管理が問題視されている。統計上では使い捨てライターによる火事件数が近年、増加傾向にあるというわけではないが、『使い捨てライターによる火事』は見過ごすことのできない問題であるということで、マスメディアが規制の必要性を前提とした報道姿…
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“子どもの働く意欲・職業意識”を高める親子間のコミュニケーションと仕事に向かう4つのプロセス

前回の記事の続きになるが、『親子間の敵対行動・言い争い(罵倒や非難)』といった不毛な悪循環を繰り返すだけになると、『家庭』に居場所がなくなり『家族』がそれぞれを追い詰める敵になり『精神状態』も不安定になるが、そこから導き出される結論は『家出・反社会的行動(犯罪)・家族間の暴力(事件)・当面の就職』といったものになってくる。 どうい…
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“働かない・働けない子ども”に親はどう向き合い、どのようなメッセージを伝えるべきか?:就業困難の要因

12日の深夜、北海道北見市で23歳の青年が、両親を刃物で殺傷する事件が起こった。両親を殺傷した理由について青年は『日ごろから親から働けと言われ、うっぷんがたまっていた』と供述しており、現代社会における『ニート・働かない若者(働けない若者)の問題』が事件になってしまった事例であるが、この種の『働いていない子の就労を巡る親子間の殺傷事件』は…
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T・バトラー=ボードン『世界の成功哲学 50の名著』の書評2:潜在能力と富の獲得に関する本

前回の記事で書いていた『世界の成功哲学 50の名著 エッセンスを解く』の書評の続きで、『潜在能力を発揮する』のテーマから3冊ピックアップして簡単な概略と感想を書いています。『富と財産を築く』のテーマは4冊の書名を挙げましたが、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』やロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』などは自己啓発書とビジネス…
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T・バトラー=ボードン『世界の成功哲学 50の名著』の書評1:意欲の向上と人間関係に関する本

世界的にベストセラーになった『成功哲学』の本を50冊ピックアップしたブックガイド(読書案内)の本ですが、各書籍のエッセンス(要点)をコンパクトにまとめてくれているので、その内容がどんなものか大まかに知りたいという人にも役立ちます。 成功哲学というと、仕事(ビジネス)で大きな成功を得る方法だとか、大富豪・権力者になった人の教訓めいた…
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ハーマンの記憶回復療法とトラウマ記憶の暗示的な再構成の問題:抑圧理論と人間の記憶の曖昧さ

前回の記事の続きになるが、J.L.ハーマンの『心的外傷と記憶』のPTSD理論から始まる一連の論争や訴訟には、プロテスタンティズムの倫理観念・教会の礼拝が浸透しているアメリカの地域の『宗教的な迷信・風説(悪魔崇拝のカルト宗教・性的行為を儀礼化した異端宗教の伝聞など)』の影響もある。 そういった文化的・宗教的な違いを考慮すれば、日本で…
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篠田節子『逃避行』の書評:家族との縁が切れた主婦と愛犬ポポの悲しくも温かい逃避行

人間よりも犬のほうが好きという『無類の犬好きな人』は多くいるが、ペットブームや単身世帯の増加の影響もあって、愛犬や愛猫との生活に癒しを感じてのめり込む人は今後も増えるのかもしれない。人間と犬との共同生活の歴史は、数百万年前の旧石器時代にまで遡れるほどに古いといわれるが、多くの人は物言わず自分をひたすら慕ってくれる犬が好きだし、『愛犬と暮…
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ウェブリブログの『テーマで投稿キャンペーン』に当選。

ウェブリブログで『テーマで投稿キャンペーン』が行われていましたが、“恋愛のテーマ”で当ブログの検索順位が1位に入っていたようで、昨日、デパート商品券1万円分のプレゼントを頂きました。 キャンペーンを意識して記事を書いていたわけではなかったので、予想外の当選で嬉しかったのですが、過去に書き溜めていた恋愛テーマの記事のページランク(検…
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“他者から受け容れられない苦痛・孤独”が生み出す『自虐的・自嘲的な自己暗示』によるリスク

前回の記事では、自己評価の構成要素としての『成功欲求・自己定義』と『承認欲求・帰属欲求』について説明したが、自己評価を原因とする心理的問題には『他者の評価や意見へのこだわり・自己否定的な認知』が関係していることが多い。 いつも他人の目が気になり、他人が自分をどのように思っているかということに意識が向かうと、『他人からの賞賛・肯定・…
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トラウマティックな体験の“客観的事実性”と“誘導的・暗示的な質問(作られる記憶)”の問題

PTSD(心的外傷後ストレス障害)では、『暴行・災害・虐待・性被害・凶悪事件の目撃』など生死の恐怖(自己存在の否定)を感じたトラウマ体験が病因とされる。『トラウマに関係する記憶・感情』を取り扱う心理療法(カウンセリング)の技法には色々なものがあるが、その作業のプロセスでは、『ラベリング(レッテル貼り)の危険・特異的な自己アイデンティティ…
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日経新聞のウェブ刊(電子版)発刊についての雑感。電子ブックリーダーの普及と電子出版。

日本経済新聞が3月末に『有料のウェブ刊(電子版)』を創刊しましたが、新聞社の既存の宅配・広告のビジネスモデルに限界が見える中、このウェブ刊にどれくらいの需要が集まるのかが注目されます。日経新聞のウェブ刊がどういったUI(ユーザインタフェース)を備えていて、どのような機能があるのかについては、以下のはてな代表取締役の近藤淳也氏が日経新聞社…
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