“主観的な幸福感”を重視するスピリチュアルな世界観と“客観的な根拠”を重視する科学的な世界観:1

テレビで放送されている江原啓之氏のスピリチュアル番組がBPO(放送倫理・番組向上機構)からの倫理的勧告を受けたようだが、時にカウンセリングとも結び付けて語られるスピリチュアルとは何なのかを現代社会のアノミー(中心的価値観の衰退)と結びつけて考えてみたいと思う。スピリチュアルに対する倫理的批判や科学的検証などは意図せずに書くつもりだが、ス…
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孔子『論語』の解説と“ルーツ(起源)の正統性”を説く朱子学(水戸学)の歴史的影響

儒教の始祖・孔子(B.C.551-479)の言行録である『論語』の書き下し文と解説を、ウェブサイトのほうで更新したので興味のある方は読んでみて下さい。『論語』は子路篇の当たりまでは孔子の実際的な言行や儒学の正統思想がテーマになっていることが多いですが、憲問篇の当たりから散文的なエピソードが多くなり前半に出てきた章の言葉との重複も幾つか出…
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大貴族・大寺社の『不輸不入の権』と古代日本の土地制度・税制の変遷:土地の所有権の承認を求めた武士

藤原氏が朝廷の権力を実質的に独占するようになるのは、藤原鎌足の次男・藤原不比等(659-720)の時代からですが、藤原不比等は自身の子孫のみが藤原姓を名乗って朝廷の最高位である太政大臣になれるという特権を獲得します。つまり、朝廷における実力主義や冠位の流動性を完全に廃して、藤原氏でなければ朝廷の高位の位階や官職を得ることが極めて難しい体…
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インターネットの危険性・有害性の認知とメディアバイアスによる印象形成の考察

前回の続きになりますが、個人的には韓国型の規制を『インターネット実名制』と呼ぶのには抵抗があり、全ウェブサイトで匿名が使えなくなり実名表記を強制されるというような誤解を与えるので、『インターネット事前実名登録制・トレーサビリティ(追跡性)強化制・発言責任自覚制』というような規制の目的・実情に合った名称で呼ぶことが望ましいと思います。ウェ…
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インターネットの“匿名制・実名制・トレーサビリティ”の考察と韓国のインターネット実名制の方式:3

前回のウェブ関連の記事の続きを書いたので、日にちの間隔が開きましたがアップしておきます。総務省が検討しているとされる2011年のインターネットの法的規制についてですが、佐々木氏は『仔細に読むと、今のところ規制の方向へは動いていないようですが、規制を可能にするニュアンスはあり、運用による規制の可能性を秘めています』と語っています。韓国で2…
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ソフトバンクの学生を対象にした「ホワイト学割」・厚生労働省が2011年に導入目指す「社会保障カード」

■ソフトバンクの学生を対象にした「ホワイト学割」 月額980円のホワイトプランの導入から携帯電話市場でシェアを伸ばしているソフトバンクですが、3月1日から5月31日までの期間限定で「ホワイト学割」という新サービスを開始するそうです。「ホワイト学割」というのは、月額基本料の980円と「(二段階定額制の)パケットし放題」の料金を3年間…
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“高騰するガソリンの値下げ”と“地方自治体の税収・道路整備”を巡る暫定税率の議論

国会では、道路特定財源の暫定税率の廃止を巡って自民党と民主党の議論が続いていますが、この問題は結局、中央政府が集めた税金を地方に再分配するシステムを維持するか否かの問題ではないでしょうか。道路特定財源の既得権益というと印象が悪いのですが、今まで日本ではケインズ経済学的な公共事業によって『地方の雇用(建設事業者の生活)』を賄い『国土の均衡…
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島田荘司『魔神の遊戯』の書評

個人的な読書履歴を振り返ってみると2000年頃からフィクションの小説を読む頻度がめっきりと減り、その代わりに専門書や各ジャンルの新書(ノンフィクション)に触れる時間が増えた。歴史小説や一般的な小説、軽めのエッセイのような本には時折目を通すのだが、特に、推理小説、広義のミステリーを読む機会はほとんど無くなったと言える状況である。不可能犯罪…
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精神的ストレスとフラストレーションに対応する自我防衛機制の働き:環境適応の視点から見る人間

前回の記事では、『外部環境への適応』と『内的欲求への適応』のバランスについて書きましたが、適応には、自我が余り関与しない物理的充足(生存・摂食・睡眠)のための適応と自我の関与が強い精神的充足(承認・自尊心・自己愛)のための適応とがあります。近代以降にはパノプティコン(一望監視施設)を説いたM.フーコーや反精神医学を標榜したR.D.レイン…
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ストレスフルな現代社会における『自己への適応』と『環境への適応』:自由主義と自己アイデンティティ形成

精神疾患の多くは素因ストレスモデルによってその発症を理解することができますが、双極性障害(躁鬱病)や統合失調症など精神病圏の問題を除いて、『環境への不適応による持続的なストレス状況』を引き金にしてメンタルヘルスの不調が起こってくるケースが多く見られます。精神の正常性と異常性の境界線を規定する基準として『標準性・価値認識・適応性・病理性』…
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勝間和代『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』の書評:2

前回の書評の続きになりますが、第2章『金融商品別の視点』ではその他にも外債投資・外貨預金の特徴や利率についての説明があり、金融資産としての住宅・REIT(不動産投資信託)についても解説されています。勝間氏は各金融商品の特徴を比較した上で、投資の初心者が最も安定的に資産を増やせる可能性が高い金融商品として『ノーロード(売買手数料無料)の投…
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勝間和代『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』の書評:1

『お金は銀行に預けるな』は、慶応大学商学部に在籍中の19歳で公認会計士試験に合格しJPモルガンやマッキンゼーでキャリアを積んだ勝間和代が、『金融・投資の基礎中の基礎』について分かりやすく解説した入門書です。そのため、本書を最も読むべきなのは『今まで普通預金・定期預金以外の金融商品(リスク資産)に手を出したことがない人』であり、『これから…
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民主党の違法サイト規制案とインターネット上の未成年の保護政策についての雑感:2

前回取り上げた民主党の違法サイトの規制案に関しては、一般的な言論・表現の自由の侵害とは余り関係ないと思いますが、PDFファイルと報道のニュアンスが微妙に違うので実際の運用は分からないところがあります。法案の主眼は、反社会的な表現をしてはいけないとか有害情報を強制削除するとかいうことではなく、異性紹介業を営むサイト(出会い系)や有害性の強…
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民主党の違法サイト規制案とインターネット上の未成年の保護政策についての雑感:1

価値観の年代による変遷の話の続きになりますが、子どもが何に時間を費やしていてどういった影響を受けているのかは、絶えず世論の関心となり有力な規制の根拠になったりもしますが、最近では子どもに有害情報にアクセスさせないために『未成年が持つ携帯電話のフィルタリングが原則義務化される』などの政治の動きがありました。ゲームやケータイ、パソコン、イン…
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インターネットの“匿名制・実名制・トレーサビリティ”についての考察とウェブに蓄積された価値:2

前回の記事の続きですが、J-CASTニュースのインタビュー記事で佐々木氏はネットリテラシーについて以下のように答えていますが、よほど悪質な書き込みや特定個人(特定組織)に直接的な危害・損失を与える恐れがある発言を除いて、ネットでは『スルー力による情報のフィルタリング』が重要になってくると考えます。スルー力という場合には、感情的に不快にな…
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インターネットの“匿名制・実名制・トレーサビリティ”についての考察とウェブに蓄積された価値:1

J-CASTニュースに佐々木俊尚氏のインタビュー記事『ネットでの誹謗中傷問題(上) 実名の義務付け ネットのプラス面をつぶす』が掲載されていたので、本来は続編(全三回)がアップロードされてから感想を書くべきですがネットの匿名制と規制問題について雑感を記しておきます。ちょうど数日前に佐々木俊尚氏の『フラット革命』を読了していたのですが、こ…
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謹賀新年:2008年のスタート、“ウェブ化する現実社会”に必要なネットリテラシー

明けましておめでとうございます。今年も心理学やカウンセリング、各種分野のテーマをはじめとして、その時々で関心を抱いた話題(問題)や情報をマイペースで更新していきますのでよろしくお願いします。 『偽』という一文字で象徴された2007年度の12月末はめくるめく速さで日にちが流れ、疲れて眠りかけた頭で近郊の寺が撞く除夜の鍾を静かに聴きな…
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