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ルネサンスの万能人レオナルド・ダ・ヴィンチの『禿鷹空想』と同性愛気質の精神分析的解釈
過去の記事で、シグムンド・フロイトが想像的に行ったレオナルド・ダ・ヴィンチの幼児期の精神分析に言及しましたが、その精神分析は『レオナルド・ダ・ヴィンチの幼年期のある思い出(1910)』という論文に記載されています。レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)は、多くの優れた芸術家・文学者・技術者を生み出したイタリア・ルネサンスの盛期において、ミケランジェロ(1475-1564)やラファエロ・サンティと双璧を為す最高の天才と言われる人物です。 ...続きを見る

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2007/04/29 16:05
個人の権力(暴力)を禁止する法治主義国家における加害者と被害者:アメリカ国民の武装権の問題
前回の記事で、アメリカ国民の自衛(犯罪への抵抗力)と革命(政権との対等性)を担保する武装権(自衛権)について考えたが、銃所持に肯定的なアメリカの保守層は、アメリカの伝統的な価値観を守ろうとするパトリオティズム(愛国心)と主権者としての自負心が強い。 ...続きを見る

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2007/04/26 11:28
JR北陸線の電車内で起きた暴行事件・バージニア工科大学の銃乱射事件・アメリカ合衆国と武装権
2006年8月にJR北陸線の特急電車「サンダーバード」の車内で若い女性が暴行され、解体工の植園貴光被告(36)が再逮捕された事件が話題になっている。植園被告の性犯罪に至る経緯や心理については詳細を考察するだけの情報がないが、サンダーバード車内での事件以降にも更に同様の女性暴行事件を引き起こしていたことから犯行の常習性や罪悪感の無さを疑わせる。累犯性のある性暴力(異常性欲)や強迫性のある性衝動の問題に確実に対処できる司法矯正のメソッド(更生プログラム)の開発が急がれるが、被害者が受ける深刻な精神的... ...続きを見る

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2007/04/25 14:04
“自己愛性・強迫性・依存性”を特徴とする摂食障害と精神の退行を伴う自己愛障害
摂食障害の病態には『特別な自己アイデンティティの獲得』を目指す自己愛性と『見捨てられ不安の退行的な補償』を求める依存性の特徴が見られるが、『摂食障害の病理学と家族療法的アプローチ』では拒食と過食・嘔吐によって家族関係をコントロールしようとする強迫性についても取り上げてみた。 ...続きを見る

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2007/04/24 11:24
士族最後の反乱となった西南戦争と西郷隆盛の生涯:2
何故、鹿児島県(薩摩藩)に下った西郷隆盛が、至誠の尊王思想の持ち主でありながら、官軍と衝突する西南戦争(1877)を引き起こしたのかという理由には諸説ありますが、西郷自身には官軍と戦闘を交えてでも上京するという確固たる意志はなかったと言われます。西郷は可能であれば、1万3千人もの薩軍を率いて戦闘をしながら上京を目指すのではなく、陸軍大将である自分と陸軍少将の桐野、篠原など最小限の人員を連れて、薩摩を弱体化し西郷の暗殺を画策した(と私学校側が思い込んだ)政府や警視庁の真意を問責しに行きたかったので... ...続きを見る

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2007/04/22 07:32
士族最後の反乱となった西南戦争と西郷隆盛の生涯:1
西南戦争の薩軍の主戦力となった鹿児島の私学校というのは、西郷隆盛が設立した私設の教育機関であり、鹿児島県下で乱暴者(ぼっけもん)といわれる不平士族の暴走を戒めて統御し、未来の日本を背負って立つ人材を育成するという目的を持った学校でした。 ...続きを見る

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2007/04/20 00:15
『脱価値化』が緩和する嫉妬感情と『共感性の欠如(他者の利用)』に根ざす自己愛の反社会性
前回の記事では、不適応で不安定な対人関係をもたらす『分裂』と『脱価値化(devaluation)』の防衛機制について解説したが、脱価値化は『過去に価値を認めていたものを潔く断念する』といった肯定的な効果を生み出すこともある。しかし、過去に親密だった人間関係をあっさりと断ち切る脱価値化を頻繁に用いると、一般的には、根気のない飽き性や身勝手な気分屋、友人に対して不誠実な人という批判を受けやすくなるだろう。 ...続きを見る

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2007/04/17 04:29
潜在的(covert)な自己愛障害とシャイネスの強い社会性不安障害(対人恐怖症)の関連性
前回の記事と関連して、自己愛障害の人が自分の自尊心(自己評価)や理想自我を傷つける他者を無価値なものと見なす『脱価値化(devaluation)』の心理機制について補足しておく。原始的防衛機制として知られる『分裂(splitting)』は、他人を『完全に良い人』と『完全に悪い人』の二つに断定的に分類して、自分を否定的に評価する『完全に悪い人』を攻撃して消滅させようとする心理機制である。 ...続きを見る

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2007/04/16 06:05
自己愛障害(自己愛性人格障害)に見られる“自己中心性・承認欲求・脱価値化・カリスマ性”
広場恐怖をともなうパニック障害の病理学の記事で、精神疾患全般に共通する中核的症状として『不安・緊張・抑うつ・恐怖・混乱・強迫性』を上げたが、性格傾向の過度の偏りや対人関係が上手くいかない問題で重要になってくるのが『自己愛の障害』である。 ...続きを見る

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2007/04/16 03:16
『暇(退屈)な時間』の意味するものと性格傾向(外向性・内向性)による時間の使い方の違い
前回の記事では、ブログの更新とストック性や文章のアウトプットの閾値の話になってしまったが、冒頭で挙げた『タイムマネージメント(time management)』と『暇(退屈)な時間』の話も少しだけ書いておきたい。この問題について書こうと思ったきっかけは、まず、自分自身が『暇(退屈)な時間』を意識することが殆どなくなったこと、そして、梅田望夫さんの『好きを貫くこと』に関する一連の記事で人生全体(個人の利用可能な時間)のタイムマネージメントを考えたことがある(当ブログの関連記事)。 ...続きを見る

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2007/04/12 12:25
ウェブ上のコンテンツを閲覧(活用)される喜びとブログの情報価値のストック化
年齢を重ねるにつれて主観的な時間感覚というのは明らかに変化するし、積み重ねてきた人生経験による対人関係の質の変化によって『暇(退屈)な時間』は激しく増減するのではないかと思う。私は20代半ばくらいから主観的な体験としての『暇(退屈)』を意識することがあまりなくなったように感じるが、『やりたい事が見つからない時間(何をすれば良いか分からない暇な時間)が殆どない』という意識の転換に合わせてゲーム(室内娯楽)やレジャー(室外娯楽)を楽しむ時間も相対的に低下した。 ...続きを見る

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2007/04/11 15:23
パニック障害の認知モデルと破局的認知を修正する認知的・行動的なカウンセリング
前回の記事で書いた呼吸性アルカローシスを伴うパニック発作や過換気症候群が慢性化する理由については、バーロウ(Barlow)の“誤った警報理論”やクラーク(Clark)の認知理論などに代表される『パニック障害の認知モデル』によって理解することができる。認知行動療法を実施する場合には、認知モデルを前提としたパニック障害の基本メカニズムをクライエントに教えるようにするとスムーズに技法を適用できる。 ...続きを見る

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2007/04/08 21:58
広場恐怖をともなうパニック障害の病理学と過換気症候群の症状との類似性
現実吟味能力が保たれた精神疾患(精神障害)全般に共通する中核的症状として『不安・緊張・抑うつ・恐怖・混乱・強迫性』などがあるが、気分が落ち込み意欲を喪失するうつ病(depression)と並んで発症者数が多いのが不安障害(anxiety disorder)である。うつ病や統合失調症といった精神病と不安障害の不安症状(情緒障害)はオーバーラップ(重複)することが多い。それは、人間の精神の病理性の根本に『未来が現在よりも悪くなるのではないか(未来で何か悪いことが襲いかかってくるのではないか)』という... ...続きを見る

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2007/04/08 21:47
『河野談話』以降、外交カード化した慰安婦問題の混乱:日・中・韓の国家アイデンティティの歴史的変遷
現在、歴史的事実の再確認を巡って問題が紛糾している韓国の従軍慰安婦問題のように個人補償の請求が再燃する恐れもあるが、従軍慰安婦問題は『河野談話(1993)』という当時の重要な公人(当時の官房長官)の謝罪発言による国際社会での既成事実化がネックとなっていて容易に解決がつきそうにない。韓国人の従軍慰安婦や軍人(兵隊)が利用する慰安所が存在していたこと自体は確かなので、従軍慰安婦問題の核心は、従軍慰安婦の有無ではなく『慰安婦連行(徴収)の強制性』と『政府・軍の関与の程度』となっている。 ...続きを見る

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2007/04/07 13:18
日本・中国・韓国の“歴史的物語性のあるナショナリズム”と歴史認識の対立の先鋭化
反日的な民族的自尊心を高めようとする韓国や中国、北朝鮮のナショナリズムに呼応する形で、戦後民主主義の中で忘れ去られていた日本人の民族アイデンティティや軍事的なプレゼンス(独立的な自衛)への欲求が緩やかに強化されようとしている。かつて、排他的な国家や民族を意識させない国際主義的な連帯こそが平和や進歩につながるというのが社会主義的なテーゼであったが、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが地上のユートピアを夢想した壮大な思想体系は数々の苦難と挫折を歴史にもたらした。 ...続きを見る

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2007/04/07 12:26
アリストテレスの『二コマコス倫理学』と実践三段論法によるエウダイモニアの追求
生理的な快(欲望)に駆動される『動物化する生』に拮抗するのは、生理的な快の誘惑に逆らって倫理的(意図的)な善を実現しようとする『人間的な生』である。人間的な生とは、端的に、『主体的な選択と決断を伴う生』のことであり、『盲目的かつ機械的な生』というある種の運命論への抵抗である。 ...続きを見る

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2007/04/06 00:40
キャリアデザインと主観的選好を巡る大企業志向とベンチャー志向の価値認識の差異
梅田望夫さんの『My Life Between Silicon Valley and Japan』の「好きを貫く」ことと大企業への就職から始まる『大企業への就職とベンチャーへの挑戦』を巡る一連の記事を読みました。今は4月の入社・入学のシーズンを迎えているので、新卒時の職業選択や個人(学生)の職業適性についてリアルタイムで考えている人には、正に時宜を得たエントリーだと言えるでしょう。 ...続きを見る

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2007/04/04 07:04
武井麻子『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代』の書評:2
『善意の職業(善意の人)』という社会通念によって押されたスティグマ(烙印)に過度に束縛されて過剰適応すると、与えられた社会的役割に機械的に従う無感情なパフォーマー(演技者)になったり、フラストレーション(欲求不満)による攻撃性を爆発させて職業倫理から逸脱したりする恐れが高くなります。 ...続きを見る

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2007/04/03 16:56
武井麻子『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代』の書評:1
社会の中での役割や位置づけによって自己の同一性や連続性を確認することを『社会的アイデンティティ』といい、生活を支える為に仕事を持つ多くの社会人にとって、社会的アイデンティティは職業アイデンティティとほぼ同じ意味をもっています。 ...続きを見る

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2007/04/03 16:48
孔子『論語』の書き下し文と解説:ウェブサイトの更新
儒教(儒学)の開祖である孔子(Confucius, B.C.552,551-479)の言行録であり、孔子と弟子との問答の記録である『論語』の白文・書き下し文・現代語訳(口語訳)をウェブサイトで更新したので、老荘(老子・荘子)の道家と並ぶ東洋思想の原点である儒家の基本教典に興味がある人は目を通してみてください。 ...続きを見る

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2007/04/02 08:32
西郷隆盛の独立不羈の精神と司法卿・江藤新平の佐賀の乱
西郷隆盛は、江戸城無血開城へとつなげた戊辰戦争の軍功によって、参議・陸軍大将・近衛都督を兼務する日本の最高権力者に取り立てられましたが、廟堂(朝廷)で権勢を握っていた岩倉具視(1825-1883)や三条実美(1837-1891)と折り合わない部分があり、征韓論を巡っては親友であった大久保利通(1830-1878)や木戸孝允(1833-1877)と激しく対立しました。 ...続きを見る

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2007/04/01 09:25

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