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Name:Ryotaro Motomatsu
Work:心理カウンセラー&現象・事物・観念の研究考察
Mail:es.discovery@gmail.com
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タイトル 日 時
乳幼児期の心身発達のプロセスと『モノ・他者とのかかわり方(関係性)』の変化:他者認知から自己認知へ
乳幼児期の心身発達のプロセスと『モノ・他者とのかかわり方(関係性)』の変化:他者認知から自己認知へ 前回の記事の続きになるが、赤ちゃん(乳幼児)が他者とかかわろうとする社会的行動の発達は『微笑』や『泣き』などの本能的動作から始まり、段階的に『言語的コミュニケーション』へと移行していく。人間(ヒト)の赤ちゃんが極めて簡単な『単語(マンマ・ねんね等)』を話し始めるのは生後10ヶ月〜1歳前後であり、それ以前の発達段階では『クーリング(生後2ヶ月頃〜)』や『バブリング(生後6ヶ月頃〜)』といった無意味な言葉を反復的に話しているだけである。アウーンとかウゥーンとか言うクーリングには言語的な意味はなく、近... ...続きを見る

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2008/08/05 14:16
“他者の心(内面)”を推測する『心の理論』と“自己の心”に関心を向けるヒト固有の知性(自意識)
“他者の心(内面)”を推測する『心の理論』と“自己の心”に関心を向けるヒト固有の知性(自意識) 乳幼児(赤ちゃん)の精神発達とは、母親や養親を『安全基地』として外部世界への関わりを増やしていくプロセスだと考えることができる。人間に限らず哺乳類や鳥類、爬虫類といった動物も、外部世界を構成する『他者(仲間・外敵)』の存在を認識できるが、鏡像となって映る統合的な自己像を『自己』として認識できるのはヒトと高等類人猿(ホミノイド)に限定される。人間にとって『自分が自分であること・他者とは異なる自己(自我)があること』は極めて自明の事実であるが、自己認知という精神機能は動物界においては極めて特殊で高度... ...続きを見る

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2008/08/05 09:15
重松清『カシオペアの丘で 上・下』の書評
重松清『カシオペアの丘で 上・下』の書評 “シュン・トシ・ミッチョ・ユウちゃん”の4人の幼馴染みが、人工衛星ボイジャーを見るために親に内緒で夜中に抜け出しカシオペアの丘にのぼった。1977年に小学校4年生だった彼らの頭上に広がる北海道・北都市の夜空は、雲ひとつない見渡す限りの満点の星空……4人はこのカシオペアの丘に遊園地ができればいいと声を揃えて語り、その夢は十年以上あとに赤字財政を積み重ねる北都市の公共事業として実現する。その『カシオペアの丘』と名づけられた遊園地の園長になったのは、子ども時代の事故がきっかけで車椅子に乗るようになった... ...続きを見る

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2008/08/02 08:46
異性の“外見の魅力”と“内面の魅力”についての考察:恋愛における性格・内面の評価とは?
異性の“外見の魅力”と“内面の魅力”についての考察:恋愛における性格・内面の評価とは? 異性の魅力について『外見と中身のどちらが大切か?(容姿と性格のどちらを優先するか?)』という話題はよく出ますが、実際の異性関係(恋愛関係)が成立する流れの中では、外見か中身かで迷いに迷って決められないということは少ないような気もします。外見の良さか性格の良さかといったスペックで異性を選ぼうとするのは『静態的なモデル』ですが、大多数の人は自分が好意(関心)を抱いた異性を百発百中で落とせるわけではなく、実際に話しかけてみなければ相手がどんな反応を返すか分からないという『動態的なモデル』の中で行動する... ...続きを見る

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2008/07/31 04:03
青年期の精神的成熟(安定)を支援する家族関係と社会環境のあり方:対人ネットワークと社会的孤立
青年期の精神的成熟(安定)を支援する家族関係と社会環境のあり方:対人ネットワークと社会的孤立 前回の記事の続きになるが、これらの事件に共通する親子関係の要素として、『自分を理解してくれない(本当の自分の考えや希望を親と話し合う機会がもてなかった)・相談に乗ってくれない(今の自分のことを心配してくれない)・親の期待を押し付けてくる(期待に応えなければ切り捨てられる)』といったことが浮かび上がってくる。一昔前の発達心理学的な自立モデルであれば、こういった依存的な要求や甘えは20歳以上の成人が親に訴えることは少ないとされていたが、学生期間の長期化やフリーター化などで平均的に『自立の時期』が遅滞... ...続きを見る

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2008/07/29 10:19
東京八王子市の通り魔事件と現代社会における人格的成熟(精神的自立)の遅滞傾向の問題
東京八王子市の通り魔事件と現代社会における人格的成熟(精神的自立)の遅滞傾向の問題 愛知の高速道路PAで山口県の14歳の少年がバスジャック事件を起こし、先日は、東京都八王子市の駅ビル内の書店で33歳の会社員(試用期間の社員)が2人の女性を刺して女子大学生が死亡するという事件が起きた。この二つの事件は加害者の年齢も生活状況も全く異なるものだが、動機の共通点として『親への不満(親を困らせてやりたかったという動因)』があり、両親と真剣に話し合えるような信頼関係が成立していなかったという指摘ができる。精神の発達水準を考えると、未成年の14歳少年の『親への依存性・甘え』は一般的なものであ... ...続きを見る

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2008/07/27 07:22
河野稠果『人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか』の書評3:人口転換論が示す人口動態
河野稠果『人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか』の書評3:人口転換論が示す人口動態 『第4章 人口転換−「多産多死」から「少産少死」へ−』では、人口統計学のグランドセオリーである『人口転換論』についてイギリスの事例などを元に解説しているが、人口転換論とは簡単に言えば『経済活動の発展・教育水準の向上・安定秩序の確立』によって多産多死の段階が終わって少産少死の段階へと転換するという理論である。人口転換論では、政治・経済の近代化に成功して経済的に豊かになった社会は必然的に『死亡率の低下→出生率の低下』という人口動態の変化を経験することが示唆されているが、工業化・都市化・教育制度の発展... ...続きを見る

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2008/07/25 00:49
“恋愛の関係性”+“性愛の快楽”+“コミュニケーションの楽しさ”
“恋愛の関係性”+“性愛の快楽”+“コミュニケーションの楽しさ” 『異性との恋愛関係』から性愛(セックス)の要素を完全に排除することは難しく、男性にとっても女性にとっても『他者と性的関係を持つということ』には特別な意味合いがある。相手を選ばずに誰とでもセックスができるという人は殆どいないが、性行為にまつわる事後的リスク(妊娠のリスク)の違いによって、一般的に男性よりも女性のほうが性的パートナーの選択に慎重な傾向がある。恋愛と性愛の違いを強調するステロタイプな言葉として『私の身体だけが目的だったのね(セックス以外のパーソナリティや時間の共有には興味がないのね)』... ...続きを見る

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2008/07/22 19:30
河野稠果『人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか』の書評2:人口モメンタムの加速度
河野稠果『人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか』の書評2:人口モメンタムの加速度 『第2章 生命表とその応用』では、形式人口学の始祖のグラントとハレー彗星の発見者ハリーが作成した『生命表(死亡表)』の読み方と意味合いについて書かれているが、生命表とは人口減少の直接的原因となる『死亡モデル(死亡率の年齢別推移の統計データ)』のことである。生命表には『年齢別・男女別・年次別の生存率・死亡率・平均余命』がまとめて記載されているが、生命表はコーホート(同じ年次に産まれた出生集団)の10万人の死亡データとして統計的に処理されている。 ...続きを見る

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2008/07/22 14:59
河野稠果『人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか』の書評1:人口爆発と人口減少の動態
河野稠果『人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか』の書評1:人口爆発と人口減少の動態 若年層の未婚化・晩婚化の傾向と少子化の進展は密接に結びついているが、『少子化による人口減少のトレンド』は西欧・北欧の先進国をはじめとする世界各地に広まりを見せており、日本一国だけの特殊な現象ではない。本書は『なぜ、少子高齢化が進むのか?なぜ、人口は増減するのか?』という疑問について、『人口学』の基礎知識や方法論を参照しながら解説した新書であり、903円という新書価格を超える豊かな知見と鋭い指摘を得ることができる。 ...続きを見る

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2008/07/20 22:57
森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』の書評
森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』の書評 『ダウン・ツ・ヘヴン』はスカイ・クロラシリーズの『ナ・バ・テア』に続く作品だが、時間軸はスカイ・クロラよりも過去に戻っている。草薙水素(クサナギ・スイト)はまだ管理職になっておらず、現役のパイロットとして生死を賭けた空中戦に参加している。エース・パイロットの草薙水素とクールな少年パイロットの函南(カンナミ)ユーヒチとの出会いの場面も描かれていて、シリーズ全体の人間関係のつながりが見えやすくなってくる。 ...続きを見る

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2008/07/18 16:39
認知心理学における高次知覚の考察と人間の顔認識機能(個体・表情・言語情報の識別)の複雑さ
認知心理学における高次知覚の考察と人間の顔認識機能(個体・表情・言語情報の識別)の複雑さ ゲシュタルト心理学では『事物の全体性(ゲシュタルト)』を認識する知覚の体制化が重要視されましたが、プレグナンツの法則によって断片的な情報が全体的な意味ある情報に体制化されると考えました。プレグナンツの法則は『最も簡潔・単純な秩序を持つ形態(全体性)』を知覚する法則であり、『近接・類同・共通運命・閉合・よい連続・よい形・客観的態度』などの要因によって知覚を体制化(群化)して意味ある形(良い形態)を見出すことができるというものです。 ...続きを見る

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2008/07/16 09:52
豊臣秀吉の“刀狩(兵農分離)”と室町期の農民・国人の軍事力:武断主義と文治主義の交替史の終焉
豊臣秀吉の“刀狩(兵農分離)”と室町期の農民・国人の軍事力:武断主義と文治主義の交替史の終焉 中国王朝の交替史と日本の近世以前の政権(幕府)の交替史を眺めると、『武断主義(軍事政権)の時代』と『文治主義の時代』とが繰り返し訪れているが、近代国家が成立する以前は、武力で政権を取った勢力が官僚機構を整備して数十年〜数百年のスパンで領域を統治した。日本は公家政権(平安京の朝廷)と武家政権(源氏棟梁の幕府)という二本の柱があったが、鎌倉時代以降は公家(天皇)は権威付与の役割へと後退し、武家は政治権力の中枢へと進出したが、弓矢・刀剣を携える武芸(戦闘)を生業とする武士も天下泰平の時代には官僚化・農... ...続きを見る

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2008/07/14 08:03
8代将軍足利義政と京都の町を破壊する応仁の乱の発生:山城国一揆に象徴される民衆・土民の政治的影響力
優柔不断で指導力のない8代将軍・足利義政と将軍の後継者選びに強く容喙した日野富子(義政の正室)の判断のミスが、応仁の乱の勃発を許した大きな原因となっていますが、将軍義政が東軍(細川勝元)に味方したのに対して、後花園上皇は細川(東軍)にも山名(西軍)にも味方せず客観中立の態度を保持したまま出家しました。将軍義政の政治判断には一貫性がないところが多く、京都で応仁の乱を引き起こす好戦的な武将である畠山義就(はたけやまよしなり,1437-1491)の入京と守護補任を許しておきながら、義就と家督を争ってい... ...続きを見る

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2008/07/14 07:54
Appleの“iPhone 3G”の日本進出で、ケータイの価値や利用法はどのように変わるのだろうか?
Appleの“iPhone 3G”の日本進出で、ケータイの価値や利用法はどのように変わるのだろうか? 7月11日に、AppleのiPhoneがソフトバンクモバイルから発売され、「ソフトバンク表参道」や大手の家電量販店には大勢の行列ができるほどの人気となりました。ソフトバンク表参道には徹夜組を含む1,000人を越える行列が出来たといいますが、iPhoneの需要は予想を超える大きさになっており現在も供給不足の状態が続いています。iPhoneの日本上陸のインパクトやメディアでの話題性は非常に大きいですが、一般ユーザの間では『iPhoneに対する評価・熱狂』は限定的なものであり、iPhone発売がもたら... ...続きを見る

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2008/07/13 05:02
自己顕示的なパーソナリティ障害における“虚言癖・演技性の心理”と“他者操作・場の支配の影響”
古典的な性格心理学では、カール・ヤスパースなどが相当な無理や演技をして『自分を現実の自分以上の存在として顕示すること』をヒステリー的な自己顕示と定義したが、これは演技性人格障害の特徴に近い自己顕示のやり方であると言える。しかし、他者危害性の小さい演技的(オーバー・おおげさ)な自己顕示の問題が“病理的”であるとまで言えるかは微妙であり、自己顕示の最も病理的な現れとしては『欺瞞・虚言・犯罪に基づく顕示的な言動』などを想定することができる。 ...続きを見る

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2008/07/11 12:31
科学的な認知心理学の誕生と情報処理システムとしての人間の精神
科学的な認知心理学の誕生と情報処理システムとしての人間の精神 ウィルヘルム・ヴント(Wilhelm Max Wundt, 1832-1920)が1879年にドイツのライプチヒ大学に心理学実験室を開設したことで、科学的な実験心理学が誕生しました。実験心理学の研究手法は、『感覚・知覚の量的研究』を行うE.H.ヴェーバーやG.フェヒナーの精神物理学、『客観的な行動の法則化』を行うJ.ワトソンやB.F.スキナーの行動主義心理学を経て、脳科学(神経科学)とリンクした認知心理学(認知科学)へと発展してきました。 ...続きを見る

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2008/07/09 06:14
マイケル・J・モーブッシン『投資の科学』の書評2:学際的研究による株式市場の予測とラプラスの悪魔
マイケル・J・モーブッシン『投資の科学』の書評2:学際的研究による株式市場の予測とラプラスの悪魔 第9章『すべての鍵はタッパーウェアパーティーにあり』では、営業・勧誘やマーケティングで他者の行動をコントロールする心理的テクニック(行動形成に対する影響力)をまとめたロバート・チャルディーニの『影響力の武器』をもとにして、投資家がはまりやすい心理的な罠について考察している。ロバート・チャルディーニは『影響力の武器』の中で、他者の言動に自分の意思決定が左右されたり合理的な意思決定が困難になる要因として、以下の6つの行動性向を上げている。 ...続きを見る

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2008/07/07 08:54
マイケル・J・モーブッシン『投資の科学』の書評1:投資行動における確率と期待利益のバランス
マイケル・J・モーブッシン『投資の科学』の書評1:投資行動における確率と期待利益のバランス マイケル・J・モーブッシンの『投資の科学』は、マーケットにおける最適な投資行動について各種の科学的知見を集めたオムニバス形式の書籍である。本書の内容は、株式市場や金融市場で利益(利回り)を得るための『投資行動の分析・予測・アドバイス』だけに留まるものではなく、より良い人生を生きるための効果的な意思決定と最善の問題解決法について多くの示唆を与えてくれる。結果を予測することが不可能な市場や事業に資金を投入する『投資(investment)』は、リスクのある『ギャンブル(gamble)』とは似て非なる... ...続きを見る

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2008/07/07 08:49
ウェブリブログの“連携エラー 1042104”についてのメモ
数日前からブログ記事の更新時に、頻繁に“連携エラー 1042104”が出てなかなか記事の作成ができなかった。前回の記事をアップロードする時にも“連携エラー 1042104”が繰り返し表示されて1時間近い時間を空費してしまったのだが、ウェブリブログのトップページを見ると「新規記事」は普通どおり更新されているのですべてのユーザでこの連携エラーが起こっているわけではないようだ。 ...続きを見る

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2008/07/04 00:57
総務省のブログ実態調査、アクティブなブログは全体の2割弱。スパムブログの遭遇率と検索エンジンの精度
総務省のブログ実態調査、アクティブなブログは全体の2割弱。スパムブログの遭遇率と検索エンジンの精度 総務省の情報通信政策研究所が7月2日に、「ブログの実態に関する調査研究」の結果を公表しましたが、インターネット上に公開されている国内のブログ総数は約1690万件で、1カ月に1回以上更新されているアクティブなブログは2割弱ということです。 ...続きを見る

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2008/07/04 00:19
“安全安心の欲求”−“所属の欲求”−“承認欲求”の相互的なつながりと他者に承認されない孤独感の認知
“安全安心の欲求”−“所属の欲求”−“承認欲求”の相互的なつながりと他者に承認されない孤独感の認知 人間が安定した精神状態で幸福感や充実感を感じるためには、基本的な衣食住の条件のほかに『安全安心の欲求・所属の欲求・承認欲求』が満たされている必要がありますが、これらの欲求の充足は『養育環境における親子関係』や『社会環境に対する適応能力』、『対人的なコミュニケーション能力(相手の承認欲求を満たすコミュニケーション)』と一定の相関を持っています。 ...続きを見る

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2008/07/03 19:10
個人的・社会的な承認ネットワークから零れ落ちる不安(危険)と自己の人格の尊厳を支える自他の信頼感
アブラハム・マズローの欲求階層説では、『生理的欲求→安心と安全の欲求→所属愛の欲求→承認欲求→自己実現欲求』へと発展していきますが、他者の承認や評価と完全に無関係な欲求は『生理的欲求(食欲・睡眠欲)』だけであり、生理的欲求の一つである性欲も自分ひとりでは十分に満たすことが出来ません。人間の人格的な尊厳や本性的な欲求について『他者からの承認(愛情)・他者とのコミュニケーション』を完全に無視して語ることはできず、人間の尊厳や倫理、欲求のあり方は『他者との関係性』と深い相関を持って相互につながっていま... ...続きを見る

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2008/07/01 18:34
森博嗣『スカイ・クロラ』の書評
『スカイ・クロラ』は戦闘機を操縦するパイロットの子供の話であり、近未来的なシチュエーションの中で『無機的な戦争(生存競争のメタファー)』と『生きる意味の喪失』が語られる。『スカイ・クロラ』を読み始めたばかりの頃は、今までの森博嗣の作品とは雰囲気や世界観がかなり違っていて、文字を追いにくいような感じを受けた。恐らく、散香マークBという戦闘機のエンジンやメカニズムの描写が多いことや、物語的連関が無い空中戦のシーンが繰り返し登場することがある種の読みにくさに影響しているのだろう。 ...続きを見る

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2008/06/29 13:02
パーソナリティ障害(人格障害)における“内向性・外向性の過剰”と“自己顕示欲求の表現形態”
性格構造の形成要因には『遺伝・体質・気質・性格(パーソナリティ)・態度・環境』などがあるが、人間の選択する行動の多くは『欲求の充足・緊張の緩和・社会的な役割・自尊心の維持』によって理解することができる。欲求の充足のより高次な形式には『意味の追求』や『自己アイデンティティの確立』があり、そこに社会的存在としての自己概念が加わってくると自己の欲求と社会貢献(他者への奉仕)のバランスが自然に取れてくることもある。『人格(パーソナリティ)』という概念が内包する意味には日本と欧米で大きな違いがあり、最近で... ...続きを見る

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2008/06/27 16:45
齋藤孝・梅田望夫『私塾のすすめ――ここから創造が生まれる』の書評3 :ワークスタイルと幸福の条件
第3章『「ノー」と言われたくない日本人』では、終身雇用制が緩やかに崩れかかっている日本の雇用環境において、どのようにして職業アイデンティティやワークスタイルを確立していけば良いのかが語り合われています。齋藤は会社組織への適応方略として『寒中水泳の比喩』を用いながら、自己アイデンティティ(自分のやりたい事)と会社での役割を「期間限定」で思い切って一致させてゆくことを推奨します。 ...続きを見る

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2008/06/27 09:53
齋藤孝・梅田望夫『私塾のすすめ――ここから創造が生まれる』の書評2:ウェブの流儀と教育者の情熱
齋藤孝が『祝祭共有のコミュニティありきの教育』であるのに対して、梅田望夫のほうは『やる気のある個人ありきの教育』であるのが両者のパーソナリティの特徴を顕著に表していて非常に興味深く感じました。齋藤が好きで堪らないという『授業というスタイルの関係性』とは、学びの場に参加している人全員が『自分の上達・成長』を体験して、生徒が『お互いの上達の感動(その上達が必ずしも相対的に素晴らしい上達である必要はない)』を祝祭の時間(空気)の中で笑って共有するということです。究極的には、授業というスタイルの“関係性... ...続きを見る

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2008/06/25 11:50
齋藤孝・梅田望夫『私塾のすすめ――ここから創造が生まれる』の書評1 :志向性の共同体と教育ビジョン
子ども達と直に触れ合いながら教育学の分野で実践を続ける齋藤孝とウェブの最先端を見据えながらビジネスの分野で活躍する梅田望夫の対談本です。未来におけるウェブ技術を駆使した『学習の進歩の可能性』というテーマについて語り合う齋藤孝と梅田望夫ですが、二人がイメージしている『教育活動の具体像・対象範囲』にはかなりのズレがあり、そのズレを補正する共通の理念として『私塾願望』が掲げられます。リアルとネットを架橋して『志を同じくする仲間』が集い『ロールモデルとしての師』と出会うことで、年齢や場所に制限されない『... ...続きを見る

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2008/06/25 11:37
後醍醐天皇の建武の新政の瓦解と足利義満による南北朝の合一
鎌倉幕府の滅亡後には、後醍醐天皇が実際に政権を運営する『建武の新政』が始まります。しかし、朝廷の実権と天皇親政を回復しようとする建武の新政は、恩賞・訴訟の不公平や旧来の土地所有権を否定したことによる所領問題の混乱、大内裏造営のための重税、天皇や公家の浪費・遊興による財政逼迫など多くの問題を抱えた悪政に終わりました。国政の混乱を深めた建武の親政は、北条時行(北条高時の遺児)と北条泰家(時行の叔父)が起こした中先代の乱(1335)をきっかけにして終焉に向かいます。 ...続きを見る

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2008/06/22 10:28
ジョゼフ・バビンスキーの自己暗示による神経症論(ヒステリー麻痺形成)とバビンスキー反射
自分が致命的な重い病気であることをしきりに訴えるヒポコンドリー(心気症)や手足が振るえたり身体がけいれんしたりするヒステリー反応も、自分の周囲に他人が存在する場面のほうが起こりやすいという傾向があり、他者からの認知・承認を求める心理が大きな要素となっています。前回の記事の続きになりますがS.フロイトやP.ジャネ以前の神経精神医学では、『神経学的異常(脳障害)あるいは身体的原因があって精神症状が発生する』という器質因論(身体因論)が主流でしたが、ジャン=マルタン・シャルコーの催眠療法によってヒステ... ...続きを見る

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2008/06/22 04:52

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