テーマ:社会

元農水事務次官が44歳の息子を刺殺した事件:中高年ひきこもりと自己アイデンティティ拡散

農林水産省の元事務次官・熊澤英昭容疑者(76)が東京練馬区の住宅で長男の熊澤英一郎さん(44)を刺殺した事件では、「川崎市無差別事件を見て、息子も他人に危害を加えるかも知れない」と思ったことが動機の一つとして語られました。国家公務員の事務方トップだった元事務次官が直接、子の殺人に関与した事件として特異な事件ですが、この事件は他のひきこも…
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川崎市無差別殺傷事件と中高年ひきこもり問題2:経済的問題・精神的不安定・アイデンティティ拡散

伯父夫婦の岩崎容疑者に対する養育態度についても分かっていることはほとんどありませんが、伯父の実子である従兄弟二人と比較して、自分は不当に差別待遇を受けているというような逆恨みの感情を募らせていた可能性もあると言われています。従兄弟二人は今回の事件の被害者児童の通っていた私立のカリタス学園に通っていて、岩崎容疑者は地域の普通の公立校に通っ…
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川崎市無差別殺傷事件と中高年ひきこもり問題1:51歳の岩崎容疑者の凶行が強めた偏見

川崎市無差別殺傷事件は5月28日午前7時40分頃に発生して、わずか十数秒の間にカリタス小学校のスクールバス内部で大勢の子供たちが刺されました。加害者の岩崎隆一容疑者(51)が登戸第一公園付近のコンビニ前で柳刃包丁2本を取り出し、複数の大人を包丁で刺してから、カリタス小学校専用のスクールバスに駆け寄って小学生たちを次々と刺していったという…
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キャッシュレス決済のメリットとデメリットを考える:キャッシュレス決済の種類と選択

日本で利用されているキャッシュレス決済手段は、全体の8~9割と圧倒的にクレジットカードが多く、それにSuicaなどの電子マネーやお財布ケータイ(NFC:非接触型決済)、アプリ決済(QRコード決済)が続いています。 キャッシュレス決済の種類を大きく分類すると以下のようになりますが、最近特に20%還元キャンペーンなどで話題になっている…
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日本ではなぜキャッシュレス決済が少ないのか?:国策的に上昇してきた各国のキャッシュレス化率

今年に入ってから、現金を使わない「キャッシュレス決済」が話題になることが増えています。今までキャッシュレス決済の定番はクレジットカードでしたが、PayPayやLINEPayなど「QRコード決済(バーコード決済)」の大型キャンペーンによって、QRコード決済を一度は使ったことのある人が増えたのではないでしょうか。 日本は今でも現金決済…
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池袋暴走事故について:高齢者の交通事故・運転免許制度・心身の健康度

19日午後0時25分頃、東京都豊島区の池袋で飯塚幸三氏(87)が運転する乗用車が、完全に制御を失った状態で150メートルも暴走して、母子の死亡をはじめとして10人もの死傷者が出ました。 この事件では、運転前から高齢であるだけでなく、足・関節を痛めて健康状態に問題があることが明らか(杖をつかないと歩行できず車の運転技能も低下していた…
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新元号「令和」について雑感:5月1日、平成から令和へと元号が改まる

今上天皇の退位を受ける形で、5月1日から採用される新年号が「令和(れいわ)」に決まりましたが、事前の予想に多かった「安」の文字は含まれませんでした。「令」という文字の字義から、安倍政権の命令・規則を重視する姿勢が反映されているとの批判もありますが、「令」の漢字は過去の元号でも一度も使用されたことがなく、幕末に最終候補まで残った一案として…
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日本各地で40℃超えの異常な猛暑が続き熱中症患者急増:体調・意識がおかしい時は早めの熱中症対策が必要

今年の夏は日本各地で35℃以上の猛暑日が続きますが、「猛暑日(35℃以上)」の定義を大きく越えた40℃以上の気温になる地域も多くなっていて、熱中症の患者・死亡者も急増しました。特に京都府・岐阜県・埼玉県・大分県・愛知県などで、40度超えの猛暑日の報道が続いていました。 京都や岐阜を典型として周囲を山に囲まれた「盆地」のような地形だ…
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日本ボクシング連盟・山根明会長の会見から感じた根本的価値観・常識のズレ:愛情・恩義による独裁

国内アマチュアボクシングを管轄する日本ボクシング連盟の山根明会長(78)に、「奈良判定(奈良県出身の選手を不公平なジャッジで勝たせる判定)」や「リオデジャネイロ五輪の成松大介選手への助成金240万円の分配強要」の疑惑が掛けられ、連盟における独裁的な支配体制も問題視されています。連盟所属の333人から、山根明会長の行状を指弾する告発状が出…
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神奈川県座間市で9遺体が発見された猟奇殺人事件について2:未熟な若者の自殺願望を煽る卑劣な殺人

白石容疑者は、悪徳な風俗スカウトをしていた時からTwitter(SNS)を駆使してターゲットを探していたと報じられていますから、『SNS経由の被害者(誘い出しやすそうなメンタルの弱った女性)の物色』に慣れていたということもありますが、ハッシュタグの検索や設定が『自殺・死にたい・自殺願望・首吊り』などであることからも、副次的にお金や性犯罪…
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神奈川県座間市で9遺体が発見された猟奇殺人事件について1:一見普通な青年の異常な犯罪

神奈川県座間市の格安ワンルームの一室で、切断された9遺体(女性8人・男性1人)が発見されたという前代未聞の猟奇事件で、無職・白石隆浩容疑者(27)が逮捕されました。 わずか2ヶ月の期間に9人もの人間を次々に殺害して死体を損壊するという日本では類例のない猟奇的な凶悪事件ですが(単独犯だと確実に決まったわけではないですが)、逮捕された…
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小池百合子の希望の党と自民党が対峙する解散総選挙2:改憲・北朝鮮・社会保障・高齢化の問題山積

『希望の党』の代表に就任した小池百合子知事は、党内で候補者を承認するかどうかの非常に強い権限を掌握していますが、小池氏本人は都知事としての責任・役割を果たしきれていないため、次期衆院選への出馬は明確に否定しています。 安倍首相が厚遇していた稲田朋美前防衛省の閣僚としての資質・知識や答弁能力の乏しさが露見した今、小池百合子知事は今の…
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小池百合子の希望の党と自民党が対峙する解散総選挙1:民進党が象徴したリベラル勢力の解体

安倍晋三首相が『国難突破解散』と称して衆議院の解散を宣言しました。北朝鮮情勢の緊迫化、人口減少による労働力不足、社会保障制度の先行きの不透明さなどの国難を前に、10月20日に投票が行われる運びとなりました。 解散発表時には、求心力を欠いた蓮舫体制後の民進党は、離党者が続出して自滅しているような状態でした。かつて政権交代を成し遂げた…
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橋本治『いつまでも若いと思うなよ』の書評2:年を取る必要のない文化の幻想と年齢実感の薄れ

第二章『年を取ろう』では、作家という自営業者の橋本さんが『(大きな仕事を成し遂げるために自分の腕前を上げるためには)年を取らなきゃだめだ』という考え方をしながらやってきたことが語られる。反対に、公務員やサラリーマンのような一定の給与・身分が保障された被雇用労働者になると『年を取ったらだめだ』の考え方になりやすく、『組織の中で適応するため…
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橋本治『いつまでも若いと思うなよ』の書評1:『若さ・新しさ』を持てはやす現代の風潮と老い

『いつまでも若いと思うなよ』は中高年の人にとってショッキングなタイトルだ。『若さ・美しさ・生産性(能力)』が持てはやされる現代では、多くの人ができるだけ年寄りにはなりたくないと思っていて、特にあまり親しくもない女性に年齢を聞くことは一種のタブーでもある。お金のある中高年には、できるだけ若くありたい(見かけ・気持ちが老け込みたくない)とい…
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九州北部豪雨で“大雨特別警報”:『防災対策・治水』の重要性の認識を新たにさせられる

観測史上最大の集中豪雨が九州北部を襲い、福岡県朝倉市で539ミリ、大分県日田市で362ミリという24時間雨量を記録した。朝倉市と日田市を中心にして多くの被害者・被災者が出ていて、両市で合計6名の死亡が確認されていますが、地理的に離れた島根県でも豪雨の被害がでていました。 依然として連絡のつかない行方不明者も複数いて、福岡県東峰村や…
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千葉県の小学3年生女児殺害事件と盲点となった容疑者の『普通』に見られやすい属性

千葉県我孫子市で3月にベトナム国籍で小学3年生のレェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害されて遺体が見つかった事件で、県警捜査本部が14日午前にリンさんの自宅近くに住む渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)を死体遺棄容疑で逮捕したという。 長く殺人事件(死体遺棄事件)の容疑者につながる報道が出てこなかったことで、近隣住民の不安や…
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オーガニック検索(Google検索)からのアクセス減少トレンド:スマホ時代のユーザー行動の変化

2005年前後にブログブームが沸き起こり、梅田望夫さんの『ウェブ進化論』でウェブ2.0や一億総表現社会のキーワードが広まったりしたが、個人の表現媒体としてのブログの利用者数やアクセス数のピークは2010年前後で終わりを迎えたようにも思う。 ブーム当初はトラックバックやコメント欄を使った『ブログ間の意見交換・相互紹介』が活発に行われ…
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時代・仕事・社会の急激な変化に適応を求められる現代人2:経済と精神の豊かさのバランス

真面目で几帳面な勤勉家、秩序を重んじて他者に配慮し過ぎて変化を嫌う人は、うつ病になりやすいリスクを抱えている。『自律的な目標達成・ビジョン設定』は苦手であり、『今までのやり方やルールが変わる大きな変化』に対して不適応を起こしやすい。 しかし、『他律的な目標達成・規定の仕事の地道な努力の継続(与えられた目標や役割をコツコツと努力して…
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時代・仕事・社会の急激な変化に適応を求められる現代人1:うつ病の病前性格としての勤勉性・硬直性

ブラック企業の問題でも、仕事・職場のストレスや苦痛の問題でも、うつ病・パニック障害などの精神疾患の発症やメンタルヘルスの悪化が見られ、最悪のケースでは自殺で生命を落としたり長期の入院生活・自宅療養を余儀なくされることになる。 日本社会で特に仕事・職場の問題を原因とするうつ病・パニック障害・適応障害をはじめとするメンタルヘルスの悪化…
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ブラック企業と仕事・職場のストレスによるメンタルヘルスの悪化問題:2

社会問題としての格差や貧困に呼応する形で、『価値観・ライフスタイルの多様化(未婚化晩婚化・少子化・消費抑制と貯蓄志向など)』と『自分は自分・他人は他人という個人主義的な分別(同調圧力の低下・他人へ強く干渉しない・世間体にこだわらない人の増加)』が生まれて、『総中流社会・皆婚時代・余裕ある老後保障(みんなで同じような平均的なライフプランを…
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ブラック企業と日本の雇用形態・格差社会による従業員心理の変化:1

ブラック企業の問題の根底にあるのは、会社が社員(従業員)の人生設計や健康維持、やりがいに配慮しなくなったことであり、それと合わせて社員(従業員)の会社に対するロイヤリティ(忠誠心)や帰属感・共同体感覚(仲間意識)が落ちてしまったことである。 会社と社員(従業員)の相互的な貢献・配慮・仲間意識の中心にあったものが、昭和の高度経済成長…
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ブラック企業問題の増加と会社の共同体性・仲間意識の衰退2:ワーク・ライフバランスの意識

ブラック企業問題が社会問題化した背景にあるのは、『日本型経営(終身雇用・年功賃金・家族主義)の崩壊・非正規雇用の増加』と『社員(公務員)の意識の個人主義の方向への変化・プライベート重視とストレス耐性の低下』である。その結果として、『会社(勤め先)と仕事が第一という自己犠牲ありきの仕事至上主義,会社(勤め先)の不正や理不尽に対して厳しく批…
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ブラック企業問題の増加と日本型経営・家族主義の衰退1:長時間労働の主観的苦痛の増大

今年は『ブラック企業問題』がニュースの話題で取り上げられることが多かった。大手広告代理店の電通で東大卒の女性新入社員が過労・パワハラで自殺をして家宅捜索が行われたり、大手運輸の佐川急便でもパワハラ・いじめで退職を許さず自殺者がでたり交通違反の身代わり出頭を行わせていたりした。チェーン展開するしゃぶしゃぶ温野菜のフランチャイズ店舗で、大学…
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福岡市の原三信病院にタクシーが突っ込んだ交通死亡事故2:ヒューマンエラーか車の故障か

常識的に考えれば、日本国内で何百万台も走っているプリウス30系の他の車両に類似の事故回避不能な致命的なブレーキトラブル(ブレーキが完全に効かなくなり逆に加速する)が起こっていないことから、運転者の踏み間違えのヒューマンエラーや知覚の錯誤(踏んだペダルを間違って記憶する脳機能の錯覚)、意識状態の変性・喪失を生む何らかの精神疾患・脳機能障害…
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福岡市の原三信病院にタクシーが突っ込んだ交通死亡事故1:ハイブリッドカーの回生調整ブレーキ

福岡市博多区の原三信(はらさんしん)病院のガラス張りのロビーに、64歳の運転手が運転するタクシーが突っ込み10人(うち3人が死亡)が死傷する大きな交通死亡事故が起こった。亡くなられた一人は患者の50代男性で、二人は40代の夫婦で小学生のお子さんが一緒にいる時に突然の事故に巻き込まれてしまったという、ご冥福をお祈りすると共にあまりに深刻な…
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日本の人口が増加した歴史的な4つの時期:江戸時代の約3300万人を上限とする人口支持力

江戸時代には『江戸・大坂・京都』という都市が賑やかに発展して多くの人口を抱えることになったが、『都市部では人口増加率や婚姻率が低くなる・農村部から都市部に人口が移動する』というのは江戸時代も同じであった。都市は一般に婚姻率を下げたり婚姻年齢を上げたりして、人口増加を抑制する『自動的な人口調節機構』としての作用を意図せずに持つことが知られ…
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ロバート・マルサスの人口論と人口調整メカニズム:日本の人口規模の歴史的推移

トマス・ロバート・マルサス(Thomas Robert Malthus, 1766-1834)は『人口』は幾何級数的(等比数列的)に急速に増加するが、『食糧生産』は算術級数的(等差数列的)に徐々にしか増加しないので、人口と食糧生産(生活資源)との間には必然的に資源不足の不均衡が発生して、生産力の増加率は人口の増加率にどうしても追いつかな…
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ロバート・マルサスの人口論と各時代の社会が持つ人口支持力:人口増加による貧困の警戒

21世紀の先進国は基本的に『人口減少社会』としての特徴を持ち、日本も少子高齢化・超高齢化が進んで財政負担が大きくなり、『社会保障の持続可能性+社会保障維持のための増税』が深刻な社会問題として認識されやすくなっている。 ロバート・マルサスを嚆矢とする『人口学』では、その社会の人口支持力(人口を養う力)によって人口が増減すると考える。…
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長谷川豊氏の自業自得とする人工透析患者批判による炎上とネットの過激発言のリスク

フリーアナウンサー長谷川豊さんが、自身のブログ記事で不摂生が原因の透析患者を強く否定したことで炎上していた。 現在はタイトルを穏当なものに変更しているが、当初は『自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!』という反対者を煽る感じのものであった。 医師…
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