テーマ:家族

回避性パーソナリティー障害の主体性の喪失はなぜ起こるのか?:親子関係と子への期待・要求

他人に対して抵抗・反発・批判をして、自分の意見を通すこと(相手の非を改めさせること)などとても無理だと感じている回避性パーソナリティーの人は、自分だけが受動的に相手に従うしかないような心理状態に追い込まれやすい。自己主張が強くて要求の多い相手と無理に付き合って、『理不尽な人間関係』にはめ込まれてしまいやすい嫌な経験を重ねているから、他者…
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回避型・アンビバレンツ型の愛着と回避性パーソナリティー2:他者への関心・共感の有無

『回避型の愛着』になると、『自分ひとりの世界の構築と共感性の欠如・他者と距離を置いて親しくなりたがらない・冷めた態度で他人と一緒に盛り上がることを好まない・自分や他人の感情に対して無関心になる』といった行動パターンになりやすい。回避型の愛着は、長年に及ぶ親(他者)からの愛情欠如や無関心によって、他者に何も求めないこと(他者に関心を持たな…
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愛着スタイルと人間関係の行動パターンの相関1:自分・他者に対する基本的信頼感の形成

人に認められたいとか愛されたいとかいう『承認欲求(愛情欲求)』は概ね普遍的な欲求で、誰もが多かれ少なかれ持っているものだが、そういった承認欲求を元にして他者と実際にどのように関わっていくかの行動パターンは人それぞれである。他者と実際に関わっていく場合の基本的な行動パターンを規定する要因の一つとして、乳幼児期の『愛着形成のパターン』がある…
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松居一代さんの離婚騒動・動画配信:夫への愛憎・過激な個人情報の暴露

松居一代さんと船越英一郎さんの離婚を巡る異常なトラブルが連日報じられているが、本来は『夫婦間・家族間の問題(親族・弁護士が介在するケースはあれど)』として話し合われるべき私的な離婚問題が、『無関係な不特定多数を巻き込む問題』にまで発展してしまったのはネット社会ならではの現象なのだろう。 長い結婚生活のプロセスでさまざまな出来事やや…
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前向きなモチベーションを持続させること1:特定の相手からの評価・承認に依存するリスク

人が何かをやろうとする能動的な動機づけは、大きく『外発的モチベーション(外発的動機づけ)』と『内発的モチベーション(内発的動機づけ)』に分けられる。 外発的モチベーションとは『金銭・地位・名誉・賞賛(評価)・承認』など自分の外部にあるものや他者からの承認を求めるモチベーションであり、何かのために誰かのためにという分かりやすい目的が…
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『精神的ストレス(疲労感)』を感じやすい人の神経過敏・精神的萎縮・ACの要因

精神的ストレスを感じやすい人と感じにくい人の個人差は大きいが、その主観的なストレス感受性は人生のさまざまな側面(仕事・恋愛・結婚・家族・学校生活・人間関係)の幸不幸の実感にかなり大きな影響を与えている。 精神的ストレスを感じにくい人にも『対人スキルや環境適応力が高い人・自己肯定的で楽観的な認知が自然にできる人・問題解決的な行動力が…
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グリム童話『つぐみの髯の王さま』と女性の持つアニムスの働き1:美貌と自我と男性原理の切断

グリム童話の『つぐみの髯の王さま』ではお姫様のアニムスとして『父親である国王』が機能しているのだが、ユングが自己主張・意思決定としてアニムスの影響が現れるというように『男性の選り好み(あるいはかぐや姫による無理難題のふっかけによる拒絶)』というのも視点を変えればアニムスの働きとして解釈することが可能だろう。 美貌というかこのお姫様…
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ユングのアニマとアニムスの二元論:物語に見る親子関係(父娘)のコンプレックス

カール・グスタフ・ユングは男女の性差に関する分析心理学の元型(アーキタイプ)として『アニマ』と『アニムス』を提唱した。 アニマは男性の心の中にある女性像であり、アニムスは女性の心の中にある男性像であるが、これらは外部の他者に投影される『理想の異性像』として機能することもあれば、『自分の性別とは逆の性別の特徴(男なら女・女なら男の特…
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『ロマンティックラブ+結婚+経済の結合』が規定していた近代人のライフプランはどう変わるのか?:2

『恋愛と結婚は別物』という面は確かにあるが、それは『恋愛の非日常的なドキドキ感・イベントや感情交流の高揚感・特別な相手との特別な時間』と『結婚の日常的な人間関係(育児)・衣食住の家庭生活・ルーティンな雑務』とは違うという意味である。 特別に異性として好きな相手やドキドキする魅力のある相手でなくても、確かに結婚生活(衣食住・仕事・育…
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『ロマンティックラブ+結婚+経済の結合』が規定していた近代人のライフプランはどう変わるのか?:1

好きな人と恋愛を経験して夫婦として結びつく『恋愛結婚』が当たり前だった時代が終わり、万人が経験すべき近代の通過儀礼(イニシエーション)のように捉えられていた『恋愛』がしてもしなくても良いものに変わってきているというBLOGOSのシロクマさんの記事を読んだ。 「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉とこれから 恋愛やセックスは面…
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72歳の元自衛官による自爆自殺:高齢者の家族(夫婦)・金銭・居場所を巡る問題

23日午前11時40分ごろ、栃木県宇都宮市本丸町の宇都宮城址公園の駐輪場で72歳の元自衛官の男が、花火から火薬を大量に抜き取って金属を混入した『手製の爆弾』を爆発させて自爆自殺をした。元自衛官の男性は、公園の駐輪場以外にも自宅とコインパーキング(有料駐車場)にとめた車にも爆弾を仕掛け自宅と自家用車を爆破している。その理由の一端は、民事訴…
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千葉県の姉による弟の殺害事件2:騒音トラブル・自分の居場所・家族とプライバシー

25歳の姉はスーパーのアルバイトをしていて、21歳の弟は老人福祉施設の職員として働いていたようだが、姉が弟を殺害した動機は『小さなことで弟ともめ、殺害してしまった』としか報道されていないものの、ネットの情報では『弟の音ゲーの騒音+複数の友達を呼んでの大騒ぎ』をはじめとする『弟の家庭内のルール違反+自宅の所有権の主張』が殺人の引き金になっ…
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千葉県の姉による弟の殺害事件1:遺体切断の心理と事件事故から逃げようとする咄嗟の保身

9月13日に千葉県酒々井町の一軒家で起きた殺人事件は、25歳の姉が21歳の弟を殺害して遺体を切断するという猟奇的な色彩のある事件だった。遺体を傷つけて損壊や切断をする行為は、強い生理的嫌悪感や倫理的忌避感を引き起こしやすいが、遺体損壊をする人の心理そのものは『加害性・残虐性』よりも『逃避性・(死体・証拠の)隠匿性』の現れであることが多い…
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ADHD(注意欠如・多動性障害)の発達障害と愛着障害の側面:なぜ先進国で多く途上国で少ないのか?

発達臨床心理学・精神医学の専門家の中には、ADHD(注意欠如・多動性障害)を主に遺伝的要因(生物学的要因)によって発症する発達障害の一種として認めない人もいる。その理由は、ADHDの短期間での急増が『数十年のスパンの遺伝子の変異』によって生じたとは考えにくく、ADHDの発症率に『先進国と途上国の間』で大きな差があり、それを『先天的な遺伝…
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豊かな先進国でなぜ少子化が進むのか?:子供が自立するまでにかかるお金・時間と準備期間による晩婚化

移民政策や婚姻の束縛緩和(未婚カップルの法的承認)などの弥縫策によって若干の出生率の上昇はあるが、近代化を体験して発展した先進国は概ね少子化に陥る。日本もドイツやイタリア、韓国と並んで特に女性特殊出生率が下がっている先進国だが、それはなぜなのだろうか。 子供の少ない先進国を、アジア・アフリカ・中東の出生率の高い農業国・途上国と比較…
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ユング心理学のグレートマザー(太母)の元型が持つ善悪の二面性:昔話・童話の物語やイメージの分析

集合無意識(普遍的無意識)を前提とする分析心理学を創始したカール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung,1875-1961)は、集合無意識の内容を典型的に象徴するイメージとして様々な種類の『元型(アーキタイプ)』を考えた。 元型(アーキタイプ)は人間の精神活動の根源的なパターンであり、実際に人生を生きていく人が無意識…
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北海道七飯町の小学2年生の置き去り・行方不明事件(無事保護):推測的なストーリーと真相

北海道七飯町・駒ケ岳山麓に広がる森林の林道で、父親から車から下ろされて置き去りにされた小学校2年生の男児(7歳)が行方不明になっている。5月28日に、家族4人(父・母・長女・長男)で公園に遊びに行った際、行方不明になっている長男(7歳)が車や人に向かって石を投げる悪戯をしたという。それを見ていた父親が(以前にもそういった悪戯・聞き分けの…
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発達障害と愛着障害2:現代で求められる能力・適性のハードル上昇と先進国の家族・夫婦・婚姻の変化

現代社会で発達障害が急激に増えている原因にはさまざまなものがあるが、最も大きな原因は『発達障害の診断・症状・概念に対する社会全般の注目度が上がったこと(精神医学・発達心理学の関係者だけではなく啓発的な書籍などを通して一般の人でも発達障害関連の知識・情報を持つようになり自分も当てはまるのではないかと自己分析して受診するようになったこと)』…
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児童虐待の疑いが過去最多の3万7千件に:親の虐待・施設保護を訴えていた相模原市の男子中学生の自殺

子供・高齢者の虐待事件や配偶者・恋人間のDV事件(殺傷事件)などの暗いニュースが続いている。家族(世帯)の少人数化や無縁化(孤独不安)による対人関係への執着を受けて、『親密な人間関係(強い期待や依存の感情)の中で起こり得る虐待事件』というものがクローズアップされやすくなっていることもある。中学生の自殺件数が2007年からの統計では過去最…
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S.フロイトの精神分析(自我心理学)におけるエディプス葛藤と自我の強化:自己の真理を知るストレス

S.フロイトの精神分析の目標や効果は、『無意識の意識化・言語化』という概念で語られることが多い。娘のアンナ・フロイトへと引き継がれたオーソドックスな精神分析が『自我心理学』と呼ばれた時期もあるように、その無意識の意識化・言語化は『自我の安定・強化』ともつながっています。 『自我の安定・強化』というと、常識的なイメージでは人間関係の…
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東京都渋谷区で同性婚を認めるパートナーシップ条例成立2:リベラルな多様性・寛容性と保守的な秩序感覚

同性婚に反対する保守派や道徳主義者の中には、『同性婚を認めれば男女が夫婦として結びつく伝統的な結婚制度(家族制度)が衰退する恐れ・法的に認められた同性愛者(子供を産まないカップル)が増加する可能性がある』といった反対の理由を語る人たちもいる。 東京都渋谷区で同性婚を認めるパートナーシップ条例成立1:“女性・若年・都市”の賛成傾向 …
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東京都渋谷区で同性婚を認めるパートナーシップ条例成立1:“女性・若年・都市”の賛成傾向

東京都渋谷区の区議会は3月31日に、同性カップルを『結婚・家族に相当する関係(パートナーシップ)』と認める証明書を発行する条例案を賛成多数で可決した。法的強制力を持たない条例とは言え、日本で同性カップルの結婚同等の関係を公的に認める制度が成立したのは初めてである。 性的マイノリティであることによって不利益を受けている当事者からの強…
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相手(異性)から愛情・敬意を持って接してもらうためにどうすれば良いか?2:愛情と尊厳の返報

自分の素晴らしいポイントや長所・魅力として認めてもらえる特徴を、好きな相手に伝えてそれを承認されたり評価されるだけでも『自然な自信・自尊心の強化』につながる。 更に、そういった自分で自分を大切にできるという自信・自尊心が、『好きな相手から自分の人格・生き方が尊重されやすい関係性』を作り上げていくので、『役割的な上下関係の固定化』に…
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相手(異性)から愛情・敬意を持って接してもらうためにどうすれば良いか?1:自信と卑屈

恋愛関係では“母親(父親)のような保護・世話・管理”の役割を引き受けすぎると、男と女の関係から“擬似的な母子関係(父子関係)”に移行しやすくなり、“自己犠牲的な献身・奉仕”を一方的にやりすぎると、自分と相手との間に“役割的な上下関係(してあげる人としてもらう人の区分)”が生まれやすくなる。 こういった関係性の移行や変質は、恋人から…
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相手を異性(男・女)として見れない『母子関係の反復・子供扱い』に陥らないためにどうすれば良いか?:2

女性(妻)が、必要以上に男性(夫)の生活の面倒を見てあげたり世話を焼いてあげることには、男性と女性が早期発達関係の居心地の良い状態に退行(固着)するといった意味合いがあり、『相互依存の母子関係の反復』は男女の関係を安定させるという働きもある。 なぜ男女(夫婦)は相手を異性として見れない『母子関係の反復・転移』に陥りやすいのか?:1…
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なぜ男女(夫婦)は相手を異性として見れない『母子関係の反復・転移』に陥りやすいのか?:1

安定した関係や家庭を求める男性に“家庭的な女性”は好かれやすく、特に結婚を目的とする恋愛においては家庭的な女性(家事育児に意欲・適性があって男性の生活面の世話を焼いてくれるような女性)のほうが“本命”になりやすいと言うのは定説のようになっている。 現代では男性の平均所得の低下や共働きの必要性から、かつてほどには家庭的な女性が良いと…
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名古屋大・女子大生による77歳女性殺害事件:自他の存在のリアリティの希薄化と他害の衝動性

名古屋大学1年生の女子大生(19)が、宗教の勧誘を受けていた77歳の女性を斧で殺害して、『人を殺してみたかった(誰でも良かった)』という不可解な動機を語っている。少し前にも、一人暮らしをしていた長崎県佐世保市の女子高生が、『誰でも良いから人を殺してみたかった』という同じような理由で同級生を殺害する事件が起こっていた。 これらの事件…
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代理母(代理出産)の『想定外のケース』によって浮かび上がった問題点2:過度の欲求とビジネス化

日本人の20代男性のケースでは『個人の特異な希望・過剰な欲求』だけに基づいて、経済的負担をする以外には自分自身が直接関わって育てるつもりがない子供(安定的な親子関係のある家庭を築くつもりがない前提での子供)を大量に出産させていること、『どうしても子供ができないカップル』の最後の手段としての代理出産ではないことなどが問題になっている。 …
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代理母(代理出産)の『想定外のケース』によって浮かび上がった問題点1:子供の授受を巡る争い

オーストラリア人の夫妻や日本人の20代男性の事例によって、代理母による『代理出産』の倫理的な問題が改めてクローズアップされている。今まで代理母に委託する代理出産といえば、アメリカで代理母を依頼した女優の向井亜紀氏のように、通常の『生殖補助医療(子を欲しいと思う男女の精子・卵子・子宮・母体を用いた不妊治療)』では妊娠・出産が原理的に不可能…
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佐世保市の事件と加害者の動機・人格を巡る臆測2:人が信じたい仮説と事実・因果の臆測

未成年者の凶悪犯罪には、親の育て方や関わり方の道義的責任(監護責任)がどうしても追及されやすくなるが、子供と小さな頃から関わってきた親の気持ちからすれば、その多くは『生まれながらに人を殺すことを楽しむ子供・先天的異常で人を殺傷する運命を背負わされている子供』がいるというのはやはり俄かには信じがたいということもある。 『被害者の子供…
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