テーマ:育児

男性保育士に女児の着替えをさせないは男性差別か?:千葉市長の問題提起

千葉市の熊谷俊人市長が『男性保育士活躍プラン』を打ち出し、『男性保育士に女児の着替えをさせないでほしい』という保護者の声に代表される『男性保育士に対する偏見の問題』をツイートして話題になっていた。熊谷市長は育児の中で男性だから担える重要な役割があるとして、男性保育士に対する社会の理解を進め、今以上に男性保育士の割合を高めることを目指すよ…
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発達障害の遺伝要因と養育要因の影響:自閉症スペクトラムの社会階層性・能力特性

現代では、ADHD(注意欠如・多動性障害)や自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)をはじめとする広義の発達障害が急増していると言われる。発達障害の原因は、真面目に愛情をもって子供を育ててきた母親の養育責任や罪悪感を免除するという社会的配慮も含めて、『養育要因(環境要因)』は関係がなく『遺伝的要因・生物学的要因(脳の先天的な成熟障害・機能障…
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埼玉県東松山市の少年殺害事件と思春期・青年期に遷延するギャンググループのリスク

埼玉県東松山市の都幾(とき)川の河川敷で同県吉見町の井上翼さん(16)の遺体が発見されて、知人の少年5人が殺人容疑で逮捕された。16歳の無職少年が親に付き添われて出頭し殺害・遺棄を認めた。井上さんは5人から集団暴行を加えられた後に、川で泳がされたり頭を押さえつけられたりして溺死したと報じられているが、集団リンチによる残酷な殺人事件である…
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高畑淳子さんの長男の罪に対する謝罪会見と高畑裕太の短絡的すぎる犯行から考えたこと

NHKの連続テレビ小説『まれ』などの出演で知られる俳優の高畑裕太容疑者(22)が、仕事の撮影のために滞在(連泊)していたビジネスホテルで、40代の従業員女性を強姦して怪我を負わせた罪で逮捕された。これからという大切な時期にある旬の若手俳優が、仕事で宿泊中のホテルにおいて、短絡的で卑劣な強姦致傷罪の事件を起こしたというのは信じられない話で…
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グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』から読み解くグレートマザーの光・影と子供の自我の成長

ユングが構想したカインコンプレックスは『きょうだい間の憎悪・競争・嫉妬』を材料とした複雑な感情複合体であるが、もちろん、人間のきょうだい間で生成発展する感情のあり方はネガティブなものだけではなく『共感・応援・助け合い・親しみ』などのポジティブなものもある。 『聖書』はキリスト教やユダヤ教といった宗教の聖典という特殊な書物であるが、…
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カインコンプレックスときょうだい間の競争心・嫉妬心:親の愛情・承認を巡る同胞葛藤

きょうだい間(兄弟姉妹間)に生起する感情コンプレックスを表現する概念として、分析心理学のカール・グスタフ・ユングは『カインコンプレックス』を提唱した。カインコンプレックスというのは『旧約聖書 創世記第4章』のカインとアベルのエピソードに題材を取ったきょうだい間のコンプレックス(同胞葛藤)であり、そのコンプレックスを構成する主な感情は『嫉…
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児童虐待の疑いが過去最多の3万7千件に:親の虐待・施設保護を訴えていた相模原市の男子中学生の自殺

子供・高齢者の虐待事件や配偶者・恋人間のDV事件(殺傷事件)などの暗いニュースが続いている。家族(世帯)の少人数化や無縁化(孤独不安)による対人関係への執着を受けて、『親密な人間関係(強い期待や依存の感情)の中で起こり得る虐待事件』というものがクローズアップされやすくなっていることもある。中学生の自殺件数が2007年からの統計では過去最…
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ストレスやフラストレーションに対処する『大人の適応・成熟』:性格要因が生む精神の脆弱性

精神状態(人格状態)が発達して『大人としての適応・成熟』を実現するということは、ストレスやフラストレーションに対して効果的な対応を持続的にこなすことができるようになるということです。 ストレス(フラストレーション)になる行為や出来事をある程度まで耐えて我慢できる能力がなければ、まともな仕事・社会生活(人間関係)は覚束無いわけですが…
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精神分析のリビドー発達論(固着・退行)やヒステリー性格から見る“子供っぽさ・未熟さ”

ジークムント・フロイトが創始した精神分析では、神経症の心身症状の背後に『無意識的な葛藤の抑圧・隠蔽』を仮定しています。この無意識領域の欲求(願望)の葛藤について『言語化・意識化』することによって、神経症を治癒できると考えるのが精神分析ですが、これは早期発達段階(幼児期)の非適応的な行動パターンへの『固着・退行』について改めて認識すること…
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甘えられる“子供らしい子供時代”を過ごせる事の精神発達上の価値:甘えの否定と虐待

大人になってからも根強く残る“幼稚さ・未熟さ・依存性”は、子供時代に満たされなかった“甘えの欲求(愛されている実感)”や“保護の欲求(受け容れられている実感)”と相関していることが多い。子供時代に十分に親(大人)に甘えたり守られたりした人は、『自己存在の受容感+自然な自己肯定感』と『分離不安の克服+独りでも楽しめる能力』を獲得しやすくな…
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川崎市の中学1年生殺害事件と少年の生活態度・交遊関係の変化の兆候:子供の問題の早期発見・早期対応

上村さんは友達に『不登校を解消してもう一度学校に通学したい』という意思を語っていたが、不良グループからは『学校には行くな』と脅されていたと報じられている。このことから、グループからの脱退と再登校の意思表明によって『普通の学校生活に戻ろうとする上村さん』に対して、『俺や仲間を置いてけぼりにして自分だけまともな学校生活に戻ろうとでもいうのか…
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“配偶者控除の見直し”で女性の社会進出や日本の労働供給は高まるか?2:人口減少社会と家族の変容

配偶者控除や3号被保険者をはじめとする専業主婦・パート主婦の優遇策は、『戦後日本の標準世帯(正規雇用の夫+主婦やパートの妻+二人の子の標準家庭)の再生産』のために実施されていたものであり、『共働き世帯』のほうが多数派になった現状では必要性が乏しくなっているのではないかという見方もある。 だが、共働きが増えた現在でも、『正規雇用の夫…
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“配偶者控除の見直し”で女性の社会進出や日本の労働供給は高まるか?1:年収103万(130万)の壁

安倍政権は経済成長戦略や労働力不足対策として『女性の労働力の活用』を訴えているが、これは女性の社会進出を促進することで『世帯所得の上昇+人員不足の業界への労働供給の増加+社会保険料財源の増加』を図ろうとするものである。 安倍晋三首相は一般的には保守主義の政治家として認識されているが、家族政策に関しては『男性は仕事・女性は家事育児+…
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ドラマ『明日、ママがいない』に対する病院・関連団体のクレームとスポンサー企業のCM放映見合わせ

子役の芦田愛菜さん主演の『明日、ママがいない』は、お母さんから赤ちゃんポストや児童養護施設に預けられた子供達の生活と苦悩、悲しみ、希望などを取り扱った創作的なテレビドラマですが、実際に両親のいない子供や施設に預けられている子供(預けた親)に『精神的なストレス・悪影響』を与えかねないとして慈恵会病院(こうのとりのゆりかご設置の病院)・関連…
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アダルトチルドレンの共依存(一体化)と認知療法:“自分の人生”と“親の人生”との境界線を明確化する

認知療法の創始者であるアーロン・ベックは、その人の基本的な認知の傾向を背後で規定している、幼少期から培われてきた信念体系(人間観・世界観の基盤)のことを『認知スキーマ(認知的枠組み)』と呼んだ。そして、アダルトチルドレンの認知スキーマは、『愛情・評価を求める親子関係の反復(自分の言動・存在に対する親の反応)』によってその大枠を規定されて…
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アダルトチルドレンの悪循環と認知療法:親(相手)を変えようとするより自分の認知を変えてみる

他人の考え方や行動を変えようとするよりも、自分自身を変えるほうがより簡単で効果的だという正論の主張は昔からあるが、アダルトチルドレンの特徴として『親の価値観や言動を必死に変えようとする』『親に自分の価値観や生き方を何とか理解させて認めさせようとする』ということがある。 親からの愛情や支持、保護を適切に受けることができなかったアダル…
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ACの親子関係におけるアンビバレンツな“依存・従属”と“反抗・許認可を求める欲求”

アダルトチルドレンをはじめとする過去の親子関係(家庭環境)の問題では、それまでの人生で長い時間をかけて身につけてきた自分で自分を不幸にしてしまう『自己認知(自分についての考え方)・他者認知(他人についての考え方)・自己アイデンティティ』をポジティブな方向へと再構築することが目標になる。 大人になってからも『親から受けたマイナスの影…
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成育環境と親子関係が“子の性格形成”に与える影響3:子と親の人格の間の境界線の大切さ

家庭における『基本的な価値観・世界観・人間関係の評価』は世代を超えて親から子、子から孫へと伝達されやすいという『負の連鎖のリスク』を持っています。ですから、子に虐待(愛情のない冷淡な処遇)をした親の責任が減免されるわけではないとしても、その親自身も時間軸と視点を変えれば、『過去の被害者(ネガティブな価値観や人生観を変えるきっかけを掴み損…
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成育環境と親子関係が“子の性格形成”に与える影響2:子ども時代の家庭生活から何を学ぶか

親から罵倒や暴力を受けて育った子どもは、深い心的外傷(トラウマ)を負うことで様々な不利益や心身症状を生じやすくなりますが、その虐待体験によって抑圧された『怒り・悲しみ・絶望』にどのように対処していくのかが重要になってきます。抑圧された怒りや悲しみの感情が、『自分を傷つけてきた親』に直接に向けられることは殆どなく、反対に『親の期待に応えら…
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成育環境と親子関係が“子の性格形成”に与える影響1:自己評価の低下と転移感情

子どもの健全な人格形成や適応的な精神発達に対して『親(養育者)の愛情・保護』が与える影響は大きいものがありますが、親から愛情のある養育を受けられずに冷淡(虐待的)な対応をされたとしても、小さな子どもが親を嫌いになる、親との縁を切りたがることは滅多にありません。 明らかに親からの一方的な暴力や罵倒、ネグレクト(育児放棄)を受けていて…
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“遊びの形態の発達”と“友達関係(仲間関係)の発達”:友達との協同遊びによる集団適応の学習

前回の記事の続きになりますが、3~4歳くらいの年齢になってくると、友達と会話をしたり玩具の貸し借りをしたりするようになり、ある程度『自分に合う友達・合わない友達の区別』が生まれてきて、○○君、○○ちゃんが好きというような特定の友達(仲良し)の意識が芽生えてきます。他者を自分の好みや気持ちに応じて選り好みする、A君よりB君と一緒に遊びたい…
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“支配的で過干渉な親”はなぜ子どもの自立心を阻害するのか1:子に対するコントロール願望

過干渉で支配的な親が、子どもの人生や言動、考え方をコントロールする時には、『直接的なコントロール』と『間接的なコントロール』が行われる。直接的なコントロールとは『暴力・脅迫・条件づけ・褒美(金銭)・否定(罵倒)』などを用いる子どもの言動・考え方のコントロールであり、『もし言うことを聞かなければ罰を与える、放っておいて無視する、もううちの…
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“甘やかす過保護・コントロールする過干渉”が子どもの心身発達や性格形成に与える影響:1

子どもの育児や教育において発達上(適応上)の問題になりやすい関わり方として、『過保護・過干渉・過度の放任・無関心(極端な無干渉)』がある。“過保護”というのは、子どもの発達年齢や自律性・積極性・知識+能力に見合った『自発的な行動・挑戦』を“甘やかし・馴れ合いの行き過ぎ”で阻害してしまうことである。『あなたにはまだ危なくて無理だから,私(…
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アダルトチルドレンの親子関係の問題点と“親の生き方・考え方”が子どもの状況認知に与える影響

親の生き方や人間性に憧れ・敬意を持つような子どももいるが、一方で、親のようにはなりたくないという反発・否定の思いを持つ子どもも多い。それでも『親の人生の生き方・仕事の捉え方・配偶者との関わり方・他者との関わり方・社会や環境への適応の仕方』などを見て真似して育つという側面を無視できず、親が人生や仕事、人間関係を基本的にポジティブに捉えてい…
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子どもを“叱ること”と“怒ること”の違いをどう考えるか:人格形成的・教育的な効果

子どもを『叱ること』と『怒ること』の違いは、善悪の区別や他人の気持ちを理解させるために『言語での説諭・叱責』を子どもが納得できるまでするのか、親の上位性や不機嫌を伝達させるために『精神的な恫喝・身体的な痛み』を与えるのかの違いでもある。『感情的に怒ることの問題』は自分よりも強いもの・怖い相手には従うべきだが、自分よりも弱いもの・与しやす…
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親子関係の悩みに対する“共感的理解・疎外感・転移感情”についてどのように考えるか。

成育環境や親子関係、過去の経験から受ける影響をゼロにすることはできず、誰もが『過去から今までの間に積み重ねてきた経験・知識・人間関係』に少なからぬ影響を受けていて、そういった小さな要素の積み重ねによって現在の人格や価値観、人間観が段階的に形成されていく。両親からの適度な愛情・保護・教育を受けられなかったり、虐待的な環境で成長して大きくな…
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過去のトラウマや親子関係の偏り(アダルトチルドレンの環境)が精神発達プロセスに与える影響:1

幼少期から思春期にかけて受けたトラウマ(心的外傷)が、自己肯定感や自己効力感、集団適応(他者との関係構築)にまつわる性格形成の過程を歪ませてしまう事がある。過去のトラウマになりやすい代表的なものとして、親による児童虐待と同級生によるいじめ(集団生活における疎外・孤立)があるが、明確な虐待やいじめとしての問題がない場合でも、『自分の尊厳・…
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赤ちゃんの“記憶・教育・学習能力”と“原始反射・運動機能の発達”:2

新生児の運動の多くは、皮膚や筋、腱に受けた刺激が脊髄に伝わって自動的な筋肉の反応が引き起こされるという『脊髄反射』ですが、新生児期の発達段階だけに特徴的に現れる『原始反射』というものもあります。脳機能の発達がまだ未熟であることによって起こる機械的な新生児の原始反射には、以下のような種類が知られています。 ○把握反射……手の平を強く…
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赤ちゃんの“記憶・教育・学習能力”と“原始反射・運動機能の発達”:1

赤ちゃんにどれくらいの単純な記憶力があるのかを調べる『馴化(じゅんか)‐脱馴化法』では、生まれたばかりの新生児(生後1ヶ月まで)の赤ちゃんにも、数十秒間だけ記憶を保持できる『極短期記憶』がある事が分かっています。馴化‐脱馴化法というのは、ある刺激を与えてそれに慣れさせていくと(馴化させていくと)その刺激に赤ちゃんは反応しなくなるが、別の…
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“社会適応・問題解決・能力成長”を目指す精神発達と子どもの育て方に関する児童観・知能発達:2

思春期から青年期にかけての社会適応課題では、過去のトラウマの要因や現在の劣等コンプレックスの影響、意欲・興味関心の減退などによって、学校に通えなくなったり会社に行けなくなったり、社会参加する気力・意志がなくなってしまったりする可能性が生まれるが、乳幼児期の心身発達課題では何らかの問題がある成育環境や親子関係の情緒的葛藤がない限りは、やる…
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