テーマ:教育

森友学園の国有地売却問題での籠池理事長の証人喚問:政治家・安倍昭恵氏と財務官僚の忖度疑惑

森友学園の国有地売却問題で、籠池泰典理事長が国家に証人喚問されたが、国有地を評価額よりも異常に安い価格で購入できた背景に、『政治家・財務官僚の関与』があるかどうかは確認できなかった。 少なくとも籠池理事長が国会・府議会の特定の政治家に対して必死に陳情して金品を贈った見返りとして、国有地を安く譲ってもらったり小学校設立の認可(認可適…
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森友学園の国有地払い下げや政治的な愛国教育の問題点整理, マレーシアでのVXガスによる金正男暗殺事件

先週のニュースは、マレーシアにおける金正男(キムジョンナム)の嘱託型の暗殺事件と森友学園の国有地払い下げ、洗脳的な愛国教育の問題が大きく取り上げられていた。金正男の暗殺事件ではオウム真理教事件で広く知られることになった『VXガス』が用いられたとされているが、実行犯とされるインドネシアとベトナムの若い女性は騙されて『殺人行為につながるVX…
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自閉症スペクトラムの認知機能の典型的特徴と早期療育・接し方の工夫

自閉症の人の青年期は、適切な療育や進路指導、環境調整を受けられなければ、『非行・逸脱・パニック・暴力(キレる)』などの二次障害が起こるリスクの高まる発達段階であるが、現在ではそれぞれの自閉症の人の能力水準・認知特性にフィットした療育・指導・助言・環境調整を行うことによって二次障害が起こりにくくなることがわかっており、青年期以降にもそれぞ…
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ローナ・ウィングの自閉症研究と自閉症児のコミュニケーション(人間関係)のパターン

広汎性発達障害(PDD)や自閉症スペクトラムの不適応問題の中心にあるのは『コミュニケーション(言語機能)の障害+社会性(対人関係)の障害』であるが、アスペルガー障害など知的障害のない高機能群では『知覚過敏(視覚優位)・抽象的な概念の理解の困難・心の理論(他者の心の状態の推測能力)の障害』が目立ちやすくなる。 自閉症スペクトラムの重…
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大阪府高槻市の中学1年生殺人事件について:早期の男子生徒の保護と犯人逮捕を願う

大阪府高槻市の運送会社の駐車場で少女の遺体が遺棄されていた事件は、不明だった少女の身元が寝屋川市の中学1年生・平田奈津美さん(13)と分かってからも事件の進展が殆ど見られず、事件発生時に一緒にいたとされる星野凌斗くん(12)も行方不明のままでその安否が非常に心配である。 この事件を巡っては、中学1年生の子供を男女二人で夜中に遊ばせ…
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千葉県船橋市の18歳女性の連れ去り・殺害事件1:連れ去りの計画性と安易な犯行の幼稚さ

千葉県船橋市の野口愛永さん(18)が車で連れ去られて行方不明となっていたが、20歳の男2人と未成年の男女2人の男女4人によって殺害されていたようである。二台の車を準備してから野口さんを連れ去ったなど、事件がどのような経緯で起こったのかの具体的な報道が続いているが、誰がなぜこの事件を起こそうと思ったのかの『事件の動機部分』については曖昧な…
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宮部みゆき『ソロモンの偽証 5・6』の書評2:柏木卓也の死の真相と現代的な自己愛の肥大

優等生の藤野涼子は、目立たず物静かだった不登校の同級生・柏木卓也の死の真相、札付きの不良として世間から半ば殺人犯だという決めつけの目線で見られている大出俊次の殺人の嫌疑を明らかにするために、教師たちの反対をはねのけて『学校内裁判』の提起と準備、開廷に踏み切る。 宮部みゆき『ソロモンの偽証 5・6』の書評1:人物のパーソナリティーの…
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宮部みゆき『ソロモンの偽証 5・6』の書評1:人物のパーソナリティーの多面性を描く学校内裁判

クリスマスの夜、城東第三中学校の屋上から飛び降りて死んでいた不登校の柏木卓也(かしわぎたくや)。死亡の経緯がはっきりしない柏木卓也の不審死を巡って、“自殺”か“他殺(殺人)”かの憶測が飛び交い、一年後に受験を控えた同級生の気持ちを掻き乱す。 そんな中、学校・担任教師の森内恵美子(もりうちえみこ)・優等生で刑事を父に持つ藤野涼子(ふ…
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『大学教育』に何が期待されているのか?2:G型大学とL型大学の分離案と職業教育のニーズ

1970~1980年代以降は大学教育(高等教育)が普及化する一方で、進学塾・中高一貫校・(都心部の進学に有利な)私立校が増加して『教育にお金のかかる時代』となっていったが、バブル崩壊までは『一億総中流社会(持続的な経済成長)』によって、子供の大学卒業までの費用を親が負担することがそれほど難しくなかった。 大学教育が本格的に大衆化す…
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『大学教育』に何が期待されているのか?1:大学全入時代で揺らぐ“学問の府”

文部科学省が進めようとしている大学教育改革の有識者会議で、経営共創基盤の代表で経営コンサルタントの冨山和彦氏が、トップレベルの大学をグローバルに通用する人材育成を行う『G(グローバル)型大学』、それ以外の大学を実務的な職業訓練を行う『L(ローカル)型大学』をすべきだという提案をして話題になっていた。 非エリート大学の「職業訓練校化…
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青色LEDの開発・実用化によって赤崎勇・天野浩・中村修二がノーベル物理学賞受賞:科学者の事績と待遇

スウェーデン王立科学アカデミーが、2014年のノーベル物理学賞を『青色発光ダイオード(LED)』を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の三名の日本人に授与すると発表した。 中村修二氏については米国籍(アメリカの市民権)を取得していることから日…
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生徒の教師に対する暴力と他人に注意する事の難しさ2:“上から目線・偉そうな態度”に過敏になった現代人

無論、知的障害や発達障害を持つ生徒の大多数は、直接的な暴力行為をしたり抑制できない攻撃性を高ぶらせているわけではないので、教師が過剰なまでの警戒や防御(暴力の抑止体制の整備)をするというのも通常の特別支援教育・療育を困難にするだけだと思うが、『健常な生徒と比較すればストレスやフラストレーションに対する抑制が効きにくい(怒り・興奮・反抗・…
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生徒の教師に対する暴力と生徒の性格・問題(障害)に応じた指導法1:各種障害と衝動性・ストレス耐性

部活の体罰を理由にして自殺する生徒が出た去年くらいから、教師の生徒に対する『体罰』が暴力問題として取り上げられる機会が増えた。 行き過ぎた体罰・怒声(威嚇・人格否定の罵声)によって、生徒が怪我をする傷害事件が発生したり、部活動における日常的な体罰と人格否定の罵倒に耐えられずに自殺する生徒が出たりしたことは、いじめ問題と並んで学校教…
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鈴木翔『教室内カースト(スクールカースト)』の書評3:序列的な上下関係に対する教師と生徒の視点

第四章『「スクールカースト」の戦略』では、“上位グループの生徒の特徴”と“下位グループの生徒の特徴”を質問紙法の統計データを用いて類型的にまとめている。 上位グループの特徴とされているのは、『にぎやかで騒ぐ・気が強くて自己主張する・若者文化(おしゃれ)へのコミットメントが高い・異性の評価が高くてモテる』などである。それに対して下位…
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鈴木翔『教室内カースト(スクールカースト)』の書評2:発達年齢によって変わる力関係の基準

本書では、イジリやからかい、悪ふざけといった『いじめと非いじめの境界線にある行為』を識別して認定することは無意味(本人の受け取り方次第になってしまうので)だという前提に立ち、そういったいじめチックな行為を生み出す母体である『スクールカースト』の構造や影響、推移を検証していくべきだとしている。 鈴木翔『教室内カースト(スクールカース…
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鈴木翔『教室内カースト(スクールカースト)』の書評1:スクールカーストといじめ

スクールカーストと呼ばれる学校内の『擬似的な身分制度・ランク付け』をテーマにした新書で、スクールカーストの現象や構造を『当事者である生徒・教師の声』も参照しながら多面的に考察している。 インドの四種姓(ヴァルナ)や内婚集団(ジャーティ)に基づく身分制度の『カースト』は、生まれながらの血統差別や蔑視を生み出した。一方、『スクールカー…
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アスペルガー症候群の捉えられ方と広範な不適応との相関:現代の学校や仕事・人間関係の適応に悩む人たち

アスペルガー障害においても、うつ病(気分障害)と類似した『診断基準の拡大的適応(既存社会や人間関係に適応できない人たちを押し込めるような診断・定義のあり方)』が起こりやすい時代背景もあると思われるのだが、それだけ『社会適応(仕事適応)・対人関係適応のハードル』が過去の時代と比較して高くなっている(誰もが特別な努力なしに普通に学校に行って…
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自閉症スペクトラムの子供に対する療育・特別支援教育とアスペルガー障害の診断増加

自分の体験や物事を一般化することができないという自閉症の認知的特徴も、『人間関係・学校環境の適応』を悪くしてしまう原因の一つであるが、自閉症児は『過去にしたことのある事柄』を一般化して認識することがなかなかできない。 その結果として、何度か同じ行動をすればそれに慣れていって気にならなくなる(平気になる)という『一般的な行動療法の原…
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自閉症スペクトラムの子供に対する療育と他者との愛着形成・知覚過敏の問題

重症の自閉症児は、乳幼児期の頃は他者への興味関心を全く示さないということも多いのだが、自然な心身の発達が進んで幼稚園・小学校に上がる頃になると、『母親に対する甘え・依存・寂しさの兆候』をそれとなく見せる子も増えてくる。 そういった甘えや依存のサインを見つけることができた時には、母親(父親)の側から『もっと甘えてもいいんだよ・色々と…
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自閉症スペクトラムの子供が持つ“対人関係パターン”の3分類

自閉症スペクトラムの人たちは、特定の重要な物事だけに集中して意識を向ける選択的注意が苦手であり、瑣末な細部に囚われることで全体の特徴(抽象的な概念)をなかなか認識することができない。 例えば、『学校生活』という大まかな抽象的概念を上手く認識することが難しいので、『学校生活はどうですか?学校での生活は上手くいっていますか?』という質…
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軽度発達障害と境界知能の問題3:勉強の苦手意識がなぜ情緒不安定を生みやすいのか。

なぜ知的能力の低さによって情緒・気分が不安定になるのかというと、同級生よりも自分が勉強でいつも遅れを取っているという意識から『自尊心の傷つき・劣等コンプレックスのこじれ』が生まれるからであり、一生懸命に自分なりに勉強を頑張っているのに結果が出ないことによって『努力することの意味づけ・モチベーション』が落ち込んでしまうからです。 そ…
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軽度発達障害と境界知能の問題2:境界知能の知的能力のバラつきと適切な教育配慮

実際、小学校低学年の子供では“約14%”が境界知能を示すという知能の統計研究もあり、勉強内容が急に難しくなってくる『小学校4~5年生の時期の学習課題の壁・ハードル(俗に9歳の勉強の壁とも呼ばれる)』を上手く超えられるか否かによって、境界知能から正常知能に移行できるかどうかが決まってくる部分が大きいのです。 境界知能そのものは回復不…
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軽度発達障害と境界知能の問題1:小学校時代の児童の知能の不安定性と学校適応

アスペルガー障害を含む『自閉症スペクトラム』では、知的障害を伴わずに社会性(円滑な人間関係・対話能力)の発達に困難が生じる『高機能自閉症群・高機能広汎性発達障害』に注目が集まりがちです。 しかし、自閉症は重度であればあるほど知的障害を併発する可能性が高く、自閉症スペクトラム(自閉症特有の症状がある連続的な状態)の全体を見ても、『学…
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『少年少女の犯罪・非行』の要因や責任をどう考えるか?:相手の境遇を想像する事の難しさと結果責任の追及

近代の法治国家では、個人間の紛争や喧嘩は『個人間の自力救済(暴力・脅しの実力勝負)』で解決してはならないという前提があり、『当事者間の話し合い』か『民事・刑事の司法判断』を通して解決しなければならないのは当然である。その一方で、近代の制度や規範、常識としてそうであっても、それを守れないような個人や関係、差し迫った状況が生まれることがある…
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『大阪市の市立小学校校長による体罰』から“嫌がらせに対する抵抗としての暴力の問題”を考える

現代では犯罪の責任の度合いや量刑の重さについて、『犯罪の結果』だけではなく『犯罪者の内面・事情・経緯』にも配慮しながら判決を決めていくことになる。このことに対して、『犯罪の重大な結果・残酷な事実だけ』に着目して量刑を厳しく判断すべきだという意見もあれば、『犯罪を犯さざるを得なかった事情・心理』にも配慮して情状酌量すべき点があれば量刑の軽…
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『道徳』の教科化で子どもの思いやりの心を培えるか2:儒教道徳・同調圧力と主体的な倫理観形成

身分秩序・仁義忠孝を重んじる儒教道徳は権威化や形式化が行き過ぎてしまうと、その魅力・美点が弱まって硬直的な儀礼主義になってしまう。明治24年には、明治天皇の御親筆(御名)による教育勅語に、十分に深く頭を下げて敬礼しなかった教員の内村鑑三が、教育勅語への頭の下げ方が足りずに『不敬』であるとして免職されたり誹謗中傷・嫌がらせを受けるという『…
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『道徳』の教科化で子どもの思いやりの心を培えるか1:戦前・明治の道徳教育と現代の倫理観

学校でいじめ・自殺・非行・学級崩壊などの問題が起こるのは、現代の子ども達の道徳観や規範意識が低下していることが原因だとして、安倍政権は『道徳』の教科化の教育政策を打ち出している。少年犯罪・いじめ事件の統計を見る限りは、近年、急速にその件数が増加したり凶悪化したりしているわけではないが、『いじめ問題(いじめを原因とする自殺・重大事件)に対…
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子どもの教育・しつけと体罰の問題2:物事の善悪や社会規範を学習するプロセス

親の必要性をアピールする過干渉な親子関係では、親は『善意による干渉』の外見を示しているので、子がそれを受け入れずに自分のことを自分でやろうとすれば『純粋な親の善意・保護・寂しさ』を裏切ったような罪悪感を感じやすくなる。更にそういった不快なジレンマ(ダブルバインド)を生み出す親の態度に、『フラストレーションの怒り』を溜め込みやすくなってし…
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子どもの教育・しつけと体罰の問題1:閉鎖的環境における他者のコントロール欲求

大阪市立桜宮高校では、自殺者を出したバスケットボール部の苛烈な体罰が問題となって、橋下徹市長の指示で同校の体育科の入試が中止にされた。事件と無関係な新入生が不利益を受けることになる一方的な入試中止の是非はともかく、『学校・家庭・企業』といった外部の第三者の目線や仲裁が入りにくい閉鎖的な環境では、『体罰・虐待・パワーハラスメント・モラルハ…
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大阪市立桜宮高校2年生の自殺と学校・部活での体罰3:体罰はなぜ問題や弊害が多いのか?

力を加減しているつもりでも平手打ちで当たり所が悪ければ、鼓膜が破れたり眼球に指が当たって傷つけてしまったりなどの恐れはあり、転倒して頭を地面にぶつけたりすれば取り返しのつかない脳機能の後遺症が生じることもある。 何より『体罰をした後の精神的なフォローや叩かれたことへの納得感』というのは、叩かれた子どもの主観的な解釈や受け取り方に大…
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