テーマ:仕事・労働

テレビドラマ「獣になれない私たち」「今日から俺は」「SUITS(スーツ)」の感想

○現クールのテレビドラマをいくつか見てみましたが、どれもテーマや題材がバラバラでした。新垣結衣と松田翔太が主演の「獣になれない私たち」は、都会でハードに働く現代の若い女性を題材にしたコンテンポラリーなドラマで、現在進行形で問題になっている「パワハラ・セクハラ・ブラック企業・若者の恋愛離れ(結婚離れ)・不幸な生い立ち(アダルトチルドレン的…
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“真面目すぎる人・完全主義思考に囚われる人”はなぜストレスを溜めやすいのか?

他人の言動や反応(評価)に影響されやすい人ほど、『過度の完全主義思考+表面的な真面目さ・責任感の強さ』を持ちやすく、他人が思い通りに動いてくれないとか、自分はこれだけ頑張っているのに他人が応えてくれないとかいった怒り・不満のストレスを抱えやすい。そういった怒り・不満のストレスが積み重なることによって、うつ病のような気分の落ち込みや意欲喪…
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他人を“自分の仕事の邪魔”と感じてしまう心理と完全主義思考による不適応・無気力のリスク

ある分野の優れた能力(知識・技術)や意欲(やる気)がある人は、『他人にも自分と同程度の能力・意欲があるのが当たり前』という決めつけをしてしまいがちである。そして自分ができることを他人ができないことが許せなくなり、怒り・不満を溜め込み、リーダーシップや教育能力を発揮できなくなり全体の仕事のパフォーマンスも落ちてしまう。 『あいつは仕…
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豊田真由子議員の秘書に対する暴言暴力の問題:“個人の能力の高さ”と“リーダーに求められる資質”の違い

プレイヤーとして極めて優秀だった野球選手・サッカー選手が、監督・コーチとして必ずしも一流の資質・適性を持っているかは分からないように、企業の仕事や学校の勉強といったジャンルにおいても、自分個人が仕事・勉強ができる優れたプレイヤーであっても、リーダー(上司・経営者・指導者)としての資質・適性はあまりないという人は結構多くいるはずである。 …
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リーダーシップの心理学と“厳しい上司・優しい上司”双方に共通するリーダーの能力:2

何でもかんでも部下と同じ目線・立場に立って考え、自分も一緒になって部下と同じ雑務的な仕事で汗を流すといったリーダー(上司)は、一見すると優れた謙虚な人格者なのだが、上下関係(お互いの役割)の区別を混乱させて組織全体の成果を出しにくくするリーダーになってしまうリスクもあるのである。 こういった優しさや人格性を勘違いした『嫌われないた…
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リーダーシップの心理学と上司・部下の上下関係(役割分担)の区別:1

リーダーシップの心理学では、“P(Performance,目標達成能力)”と“M(Maintenance=集団維持能力)”の強弱を組み合わせて考える三隅二不二(みすみ・じゅうじ,1924~2002)の『PM理論(P-M leadership theory)』がよく知られている。 PM理論はリーダーの能力や資質を『指示・指導による目…
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仕事・職場で極端に疲れきってしまう人の心理:場に適応できない疲労と緊張・嫌々ながらのストレス

意欲(やる気)やモチベーション(動機づけ)、疲労感は、『状況(場)への適応感』や『精神的ストレスの強度』と関係している。ブラック企業の長時間労働や過労自殺が問題になることは多いが、極端な連日の長時間労働やストレスの強い人間関係(暴言や罵声・監視的状況・ノルマ強制など)がなければ、多くの人は『仕事の時間の長さだけ』によって耐えられない疲労…
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福田定一(司馬遼太郎)『ビジネスエリートの新論語』の書評4:サラリーマンと芸術家と家庭の価値

司馬遼太郎は『よい結婚はあるけれど、楽しい結婚はめったにあるものではない(ラ・ロシュフコー)』『できるだけ早く結婚することは女のビジネスであり、できるだけ結婚しないでいることが男のビジネスである(バーナード・ショー)』『一度結婚してしまうと、善良であること以外には何事も、自殺でさえも、残されていない(スティーブンソン)』などの結婚に対し…
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福田定一(司馬遼太郎)『ビジネスエリートの新論語』の書評3:男・女とサラリーマン

戦後日本、特に高度成長期にはサラリーマンの人生の目標を『立身出世』に置く企業戦士のような人も多かったが、現在では『ワークライフ・バランス』というように仕事以外の私生活・プライベートの充実にかなりの比重を置く人も増えている。 司馬遼太郎も会社人間・企業戦士になることは勧めておらず、サラリーマン作家中村武志氏を例に出して、サラリーマン…
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福田定一(司馬遼太郎)『ビジネスエリートの新論語』の書評2:恒産なければ恒心なしの解釈

サラリーマン哲学の原型を徳川家康家訓の『人の一生は重荷を負ふて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なく、心に望みおこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思へ。勝つ事ばかりを知つて負くる事を知らざれば、害その身に至る。おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは、過ぎたるより優れり』で示しているのは…
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福田定一(司馬遼太郎)『ビジネスエリートの新論語』の書評1:サラリーマン的生き方の原点

司馬遼太郎が本名の福田定一(ふくだていいち)で昭和30年(1955年)に出版した本で、戦後混乱期にある当時のサラリーマンの処世術や時代・価値観の変化について、古今の偉人の名言を散りばめながら記したエッセイ集である。 元本は『名言随筆サラリーマン ユーモア新論語』で、人口に膾炙した歴史小説家の司馬遼太郎とは異なる文章と感性、経験談を…
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65歳以上の人口比率が“26.7%”の超高齢化社会の問題と対応:子供・仕事・格差・社会保障の論点

国勢調査の結果を報じるニュースでは、65歳以上の人口比が“26.7%”となり初めて4人に1人を超えたという。日本の『少子高齢化・人口減少』の問題は、女性の合計特殊出生率が下がり始めた戦後に長らく指摘されてきていたが、今まで平均寿命が延びていた事から、子供の数が少なくても日本の総人口は殆ど減ってこなかった。 日本は他の先進国が経験し…
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クラウドワークスの決算と働き方としてのクラウドソーシングの可能性:在宅で月収20万は元々簡単ではない

クラウドソーシング大手のクラウドワークス社が公開した決算情報(2016年9月期 第1四半期)から、ユーザー数79.5万人のうち月20万円以上稼げる人が“111人(全体の0.014%)”しかいないことが話題になっていた。 クラウドソーシングは『働き方革命』だとか『未来の自由な働き方』だとか言われていたが、実際は従来からある単価の安い…
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競争的な個人主義・消費文化・労働から遠ざかる現代人の自己愛と近代的価値への態度:2

長期雇用や年功賃金が前提であった昔であれば、どんなに嫌なことやつらいことがあっても、雇ってくれた会社に何とか踏ん張って留まっていれば、その内に地位や給料も上がって部下もできて良いこともあるんだからという理由で説得されていたりもした。だが、現代では雇用形態の格差や昇進・昇給・賞与のないアルバイトのような待遇(名前だけの正社員)も多いため、…
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ブラック企業とハラスメント(使役する人間の道具化)を生み出す現代の競争経済社会の構造要因

過労死・感情労働・権力構造が関与した『ブラック企業問題』の本質は、企業や上司の指示・命令が法律や社会常識に照らし合わせて間違っていても、『閉鎖的な職場環境・人間関係』の中では、同調圧力を伴う逆らえない正義・規範になってしまうということである。 もちろん、組織の上下関係や慣習・文化、同調圧力だけではなく、『拒否すれば解雇されて生活費…
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A.R.ホックシールドの感情労働(感情マネジメント)のつらさと産業構造・リーダーシップの転換:3

感情労働には他者の感情やあり方を理解しようとすること、他者の不満・要求を傾聴してそれをケアしようとすることが含まれるが、こういった『人間関係・情動・コミュニケーションが関わる仕事』は20世紀までは主に“女性の仕事(例えば老親の介護を妻・女性の親族に任せきりにするなど)”としてジェンダーに割り振られてきたりもした。 しかし、産業構造…
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A.R.ホックシールドの感情労働(感情マネジメント)の増加とハラスメントの問題:2

場面・相手に対応して自分の適切な感情を表現できるように制御することを、『感情マネジメント』と呼んでいるが、感情マネジメントをする最大の目的は『他者に対する好意・尊敬・適切な関心』を表現して伝えることで、安定的で良好な人間関係を維持するためである。 好意的な感情の贈り合いの意味と解釈については、過去にマルセル・モースの『贈与論』を参…
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A.R.ホックシールドの感情労働(感情マネジメント)の増加とハラスメントの問題:1

労働環境におけるパワハラやセクハラが増大した背景には、“工業労働(第二次産業の肉体労働)”から“サービス労働・知識労働(第三次産業の精神労働)”への変化といった急速な『産業構造の転換』も関係しているはずである。 第三次産業のサービス業の増大は、ポストフォーディズム(脱産業化社会)、知識産業化、認知資本主義など様々な呼ばれ方がされる…
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子供を産みにくい環境を作るマタハラと認識のギャップから生まれるパワハラ:4

日本では女性本人が退職(子供が小さい間の専業主婦化)を望むケースもあるが、そうではないケース(本当は今の仕事・職位にまた復帰したいのだが妊娠すると職場に留まりにくくなるケース)も含めて、第一子の妊娠出産で『働いている女性』の6割以上がいったんは完全に退職して無職になってしまう。 公務員を代表として大手の正規雇用であれば『長期の育児…
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男社会のホモ・ソーシャルにおける“男女関係の認知の歪み”とマタニティ・ハラスメント:3

ホモ・ソーシャルの男社会のつながりでは、女性とのプラトニックなつながりや相互的な尊敬、性格・話題の一致などを『恋愛関係の中心』に置いた話がほとんどなく、男同士で『分かりやすい良い女(性的に魅惑的な女)』をどれだけモノにできるか(実際にモノにできなくても空想上で強引・快楽的な性関係をどれだけ妄想しているか)、楽しくて快楽的な関係を持ってき…
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パワーハラスメントと男社会のホモ・ソーシャルにおける“セクハラ・犯罪”のリスク:2

『雇用の不安定化・企業への不信・離職率の増大』と連動したハラスメント概念の拡張(企業の理不尽な待遇や上司の人権侵害的な言動を非難する動き)によって、企業に酷使・人格否定されたり使い捨てにされる『非人間的な扱い』をされても、それを我慢しなければならないとする社会的な共有観念は衰えているようにも見える。 だが一方で、暴言や罵倒・解雇・…
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セクシャルハラスメントと労働現場における“ハラスメント概念”の拡張:1

昔であれば何とか我慢されたであろう、企業・職業生活の理不尽さや過労状況も現在では我慢することが難しくなっている。『人件費のコストカット(少人数体制・一人体制)による店舗運営・売上ノルマ・営業活動の過酷さ』が以前より相当に高まっているという問題も深刻だ。 ブラック企業の苛烈な労務管理・時間拘束・責任の押し付けによって、単なる過労状態…
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ブラック企業とパワーハラスメント(パワハラ)が看過される職場環境

端的にはハラスメントとは、一人の人間(人格)として“尊重・敬意・配慮”を受けることがない非人道的かつ被害的な状態が長期的に持続させられることであり、『企業内における従業員の扱い』が企業外における一般的な人間関係と比較して、余りに酷使的(身体的な加害)かつ侮蔑的(精神的な加害)になっているのである。雇われて給料を貰っている従業員であれば、…
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ブラック企業と“過労・過剰適応・失業不安”で追い詰められる労働者の意識

2013年はユニクロやワタミ、東電をはじめとする大企業までが“社員を大切にしない企業風土・労務管理体制”を持っているのではないかとバッシングされ、『ブラック企業』という言葉が流行語となるほど人口に膾炙する年になった。今年は金融緩和と株価上昇のアベノミクス効果もあって、上場企業を中心に企業の業績が良くなり、学生の就職内定率も好転しているが…
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“ブラック企業の問題”と企業・学校・家庭の信頼感の崩壊2:共同体的な仲間意識と契約・法律

ブラック企業の最大の問題点は、企業・上司と従業員との間に『共同体的・人情的な信頼感の基盤(従業員の心身の健康や人格の尊厳に配慮してくれる最後の砦)』がなくなったことであり、企業の経営者・上司が部下の従業員を死なせるような働き方をさせたり、健康を大きく壊したりするところまで追い詰めるはずがないというかつての常識が通用しない職場・人間関係が…
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“ブラック企業の問題”と雇用が保障してきた前提条件の変化1:企業と従業員の関係性

厚生労働省が離職率が極端に高かったり労働基準監督署への通報があったりした『ブラック企業』の実態調査に乗り出したというが、ブラック企業の問題は『職場・仕事への長期的不適応(強い労働忌避・職場恐怖・仕事の苦手意識)』を生むことが多いという意味で深刻である。 運悪くブラック企業に勤務してしまった事によって、精神的ストレスや不適応感からう…
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リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』の書評:2

第2部『「漫然と迎える未来」の暗い現実』で示されているのは、『未来の働き方・仕事環境の変化』に何とか適応しようとせずに漫然と時間を過ごしてしまい、『既に変化してしまった未来の働き方・周辺環境・人間関係』の悪影響をモロに受けてしまった場合の想像上のケーススタディである。リンダ・グラットンは『暗い未来の働き方のストーリー』を構成する要因とし…
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リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』の書評:1

2025年の近未来の世界を合理的に予測しながら、『変化する未来の仕事』にまつわる絶望のストーリーと希望のストーリーをシミュレートしている。若者の就職難と失業率の増加、ブラック企業の劣悪な労働環境と非正規雇用の不安定さ、ビジネスの成功者と失敗者の格差拡大、仕事やその環境によるメンタルヘルスの悪化、職場不適応のストレスが関係するうつ病やひき…
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“お金”と“時間”を巡る今後の働き方の変化3:自由な時間資源を何に用いるかの選択と価値

『可処分所得(お金)』と『可処分時間(自由)』のどちらを優先するかの価値観の対立は、今後更に重要な意味合いを持ってくる。すなわち、『時間に追われるだけの毎日の繰り返し』に陥るリスクは、自分の人生・余暇や人間関係を楽しみづらくなるだけではなく、今よりも高度な知識や有用な技能を身に付けるための『自己投資・スキルアップ(何らかの勉強・訓練への…
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“お金”と“時間”を巡る今後の働き方の変化2:テクノロジーの発達とグローバル化の要因

現実にはIT社会が普及して各種機械の性能が向上し、パソコンやインターネット、タブレット、スマホ、工作機械、医療機器、簡易なロボット機械などの『人間の仕事をアシストしてくれるツール(端末)やシステム』がどんどん登場しても、人間の労働負担は以前より軽くはならず労働時間の劇的な短縮ももたらさなかった。 むしろ携帯電話の開発と普及によって…
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