キャッシュレス決済のメリットとデメリットを考える:キャッシュレス決済の種類と選択

日本で利用されているキャッシュレス決済手段は、全体の8~9割と圧倒的にクレジットカードが多く、それにSuicaなどの電子マネーやお財布ケータイ(NFC:非接触型決済)、アプリ決済(QRコード決済)が続いています。

キャッシュレス決済の種類を大きく分類すると以下のようになりますが、最近特に20%還元キャンペーンなどで話題になっているのはスマホアプリ決済(QRコード決済)になります。

日本ではなぜキャッシュレス決済が少ないのか?:国策的に上昇してきた各国のキャッシュレス化率

○クレジットカード……VISA、MasterCard、JCBの三大ブランドをはじめ、アメリカン・エキスプレス(アメックス)やダイナースなどの「分割払い・リボ払い・キャッシング(利子あり)」もできる後払い式のクレジットカード。

○デビットカード……VISAデビットカード、JCBデビットカードで、クレジットカードとは異なり、カード決済すると即座に銀行口座から同額が引き落とされる。後払いではなく、銀行口座に入金している金額以上を使用することはできない。

○電子マネー……Suica、PASMOなどの交通系電子マネー、楽天Edy(楽天系)、iD(ドコモ系)、WAON(イオン系)、nanaco(セブンイレブン系)などの電子マネー。電子マネーは、カードやアプリに事前入金した金額分だけしか使用できない。

○おサイフケータイ(非接触型決済のNFC・FeliCa)……電子マネーをスマホアプリにチャージすることで、おサイフケータイのNFC(FeliCa)でカードなしで即時決済ができます。

おサイフケータイには、楽天EdyやiD、WAON、nanaco、ApplePayなどが対応しています。ApplePayやiDはクレジットカード番号を登録するので厳密には電子マネーではありませんが、支払いはおサイフケータイでできます。

○QRコード決済(スマホアプリ決済)……スマホにQRコード決済(バーコード決済)の専用アプリをダウンロードして、画面にQRコード(バーコード)を表示して決済するもの。銀行口座と連携してリアルタイムで入金したり、銀行ATMやコンビニレジから入金したり、クレジットカードと連携して後払いしたりする方法があります。

QRコード決済の代表的なものに、PayPayやLINEPay、楽天Pay、Origami、中国で使用が多いAlipayやWeChatPayなどがあります。実際の利用率は楽天ポイントやEdy、楽天カードと連動した楽天Payが最多とされていますが、PayPayやLINEPayの利用者も増加傾向にあります。

LINEPayは、LINEPay残額と連携させたJCBデビットカード(物理的なプラスチックカード)やLINEPayから入金する形のバーチャルなスターバックスカードも発行しています。

日本でキャッシュレス化を進展させるメリットとして挙げられているのは、以下のようなことです。

1. レジ締めなど現金を扱う各種業務を省コスト化できるため、将来の労働力不足に対応しやすくなる。

2. キャッシュレス化によるコスト削減効果(人件費削減・現金輸送費削減・ATM関連費削減など)が、約2~3兆円以上はあるとされる。

3. キャッシュレス化で店舗が現金を物理的に強盗・窃盗されるリスクが低くなる。

4. 個人は現金をこまめにATMで下ろす必要がなくなり、ATM手数料(時間外・土日などの手数料)も不要になる。

5. インターネット通販をキャッシュレス決済で振込・代引よりも便利に利用しやすくなる。

6. キャッシュレス決済にはポイントがつきやすく還元率(キャッシュバック率)も高い。

7. QRコード決済を中心としてキャンペーンで高率の現金(残高)が還元されやすい。

8. キャッシュレス決済では具体的な決済履歴(何月何日に何にいくら使ったかの金額)が残るので、数字で正確に金銭管理ができる。

一方、キャッシュレス化のデメリットとして考えられるのは、以下のようなことです。

1. 大規模災害時の停電によってキャッシュレス決済が利用不能になることがある。

2. セキュリティーが甘いスマホを落とすと、FeliCa(おサイフケータイ)で電子マネーを勝手に使われるリスクがある。

3. 後払いのクレジットカードやオートチャージの電子マネー・スマホ決済では、金銭感覚が麻痺して浪費してしまう人もいる。

4. QRコードやNFC(FeliCa)のスマホ決済では、スマホ本体のバッテリー切れで使用不可能になる。

5. キャッシュレス決済に対応していないお店・サービスでは支払いができない。

6. クレジットカードの「分割払い・リボ払い」では金利がついて支払額が多くなる。クレカのキャッシング機能を使えば、金利の高い借金をすることになる。

このようにキャッシュレス決済には様々な種類があるだけではなく、各種のメリットとデメリットもあります。

今後、現金決済率が高い日本でもクレカや電子マネー、スマホアプリ(QRコード・バーコード)、おサイフケータイ(NFC・FeliCa)を利用するキャッシュレス決済が増加してくることはほぼ確実です。

しかし、現金決済が短期間で完全になくなるとは考えにくいので、「自分の利用しやすいキャッシュレス決済手段の選択・利用・セキュリティー対策」と「キャッシュレス決済のデメリットを理解した上での対策(現金もある程度は持つなど)」が必要になってきそうです。


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