ブログ記事に「目次・見出し」は必要か?:長文記事のSEOとニーズ・文字数の上限

最近は一般の人たちにブログ記事が以前ほど書かれなくなった傾向はあるものの、一方で食品・商品・旅行(観光地)などの検索をしていると相当に内容や説明を掘り下げた網羅的な長文記事が増えてきた印象もあります。

明確にアフィリエイトを意識して作成されたものもありますが、特に広告はなくて企業のコンテンツの一部として作成されたような商品紹介や健康食品の成分・効果などのページでは、下手をすると1~2万文字はありそうな1ページ内の項目数の多い長文記事も増えていて、以前と比べても「色々な内容を調べまくって書くコンテンツの広さ・深さ」を拡張したものが増えています。

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一般の人が書く日記・雑記のようなブログブームは去ったとも言えるのでしょうが、誰かに依頼して自社サイト内の(相当な手間がかかる)良質・長文のコンテンツを作成してもらうクラウドソーシングのようなものも含めると、広義のウェブビジネスと関連した「長文記事」はむしろ2005~2010年よりも増えていて、ウェブで作成されている何らかの説明型コンテンツの数は増え続けているのでしょう。

2010年以前も検索エンジンで上位表示されるためのSEO(検索エンジン最適化)を実践している人や仲介・代行している業者は存在しましたが、2010年以降、私自身があまり他のブログやサイトを読んでいなかったこともあり、最近のウェブコンテンツ界隈の変化にはかなり鈍感でした。

現在のほうが個人が主体だったブログブームの時代よりも「コンテンツマーケティング」を含めたSEOやアクセスアップに本気で取り組んでいる個人・企業は増えている状況にあり、SEOに効果があるとされるある種のテンプレートもあるようです。

精神医学や心理学といったジャンルだけに限っても、5~10年前より格段に関連するサイトやブログ(コンテンツ数)は増えている状況にあり、かつては上位表示の常連だった定番のサイトや個人運営のブログは見当たらなくなっています。

うつ病・パーソナリティー障害などメジャーなものも含め、精神医学・心理学の概念(キーワード)などの検索結果で上位表示されるサイト・ブログには、5年前には見たことがなかった内容もかなり充実したドメインが増えていて、専門的・網羅的な情報量は増え続けていると考えられます。

SEOに効果があるとされるテンプレートの特徴としては以下のようなものがあるということですが、2010年以前には本格的にここまでSEO(検索流入で求められる一記事の完成度・事後的な情報量増加のリライト)に注力しているブロガーはおらず、アクセスのあるブログでもどちらかというとその時々のトピックに言及するだけの「断片的なエントリー」が多かったように思います。

1.目次を冒頭に掲げて「見出し・構成」を一覧できるようにする。

2.最低でも1500~2000文字、基本的には3000~5000文字以上の長文記事で内容を充実させる。

3.検索ユーザーが「キーワード検索」で求めている関連情報をすべて書く。

最近のブログを見ていると、確かに以前は見たことのなかった「目次」が冒頭に上げられているものが増えていて、コンテンツによっては「数十項目以上の見出し・小見出し」によって細かく分類されていたりします。

はてなブログであれば「目次機能・目次記法」があるのでそれを利用するだけで簡単に自動で目次が作成されるようですが、ウェブリブログには目次機能はありませんから、目次をつけるとしたら自作しなければならないということになります。

独自ドメインで運用している人が使用していることの多いWordpressであれば、「Table of Contents Plus」というプラグインで、見出しのタグをつければ自動的に目次が作成されるようですが、基本的にSEOの観点では「Wikipedia」に近いような目次・小見出しのある網羅的な説明コンテンツ(調べ物に対して一記事だけで情報量として完結性のあるコンテンツ)が勧められているということなのでしょう。

Wikipedia的なコンテンツの完成度・網羅性を高めるならば、相当な時間と手間のかかるコンテンツ作成になり、記事の文字数も多くなるでしょう。長文記事がSEOに有利なのかは諸説あるようですが、1000文字以下のコンテンツだと「一つのキーワードの詳しい説明」だけでも文字数不足に陥る可能性があるので、調べ物をしているユーザーの求めている情報を書ききれないという問題はあります。

「目次・見出しの分類」による記事全体の構成を示すことには、以下のはてブにあるように「賛否両論」があるようです。

ブログの無意味な「目次」と「見出し」は見苦しい - Hagex-day info

「目次・見出しに適した説明型コンテンツのような記事」でなければ確かに「無意味な形式だけの小見出し設定」は視覚的にわずらわしく機能面でのメリットもないかもしれません。

一方で、5000文字以上あるような長文記事であれば、「記事の全体の概略の提示・記事の一覧性の向上」や「どこにどんな項目の内容が書かれているかの分かりやすさ(閲覧者が読みたい部分だけをさっと読める)」といったメリットはあるでしょう。

「目次・見出しに適した説明型コンテンツ」の典型的なものとしては、「特定の概念・事象・事物の徹底的な説明をするコンテンツ」が想定できます。

ただし、「鎌倉時代・昭和の時代・インターネットの歴史・スマホの機種」などの大きなテーマの記事で、それぞれを構成するあらゆる要素や人物を見出しに設定するならば、数十万文字以上の極端な長文コンテンツとなり、目次の項目(見出し)も100個以上にはなるでしょうから、一記事が一冊の分厚い本以上の長さになり、常識的に考えれば誰にも読まれないでしょう。

数十万文字以上のネットの超長文コンテンツというのは、視覚的に縦長になり過ぎるので(読む時間とその意義を意識してしまうので)、普段、習慣的に読書をする人でも記事をしっかり読む気を失いやすいです。分かりやすい説明がされていて内容そのものの質が良くても、そこまで長文にすると逆に読まれる率が下がるのでもったいないということになります。

古い通信機器や回線速度によっては、超長文記事はページの表示が遅くなったり(参考情報として写真・画像を多用していれば通信容量が大きくなりすぎたり)、エラーが出てページが表示できない問題が生じる恐れもあります。ブログやサイトの文字数の上限にルールはありませんが、常識的に考えて、詳しい情報を求めている読む力のある読者であっても、「離脱しない文字数の上限」は1~2万文字の範疇にあるように感じます。

検索ユーザーが「キーワード検索」で求めている関連情報をすべて書くというのは、確かにSEOの上位表示や検索ユーザーの満足度につながるポイントですが、これもやりすぎると逆効果になるかもしれません。

SEOのアドバイスでは「キーワードの組み合わせの検索回数」を細かく調べて、「検索エンジンのサジェスチョン(キーワードを入れてスペースを加えるとでてくる関連キーワード)・一緒に検索されやすいキーワード」の説明までもすべて含めた網羅的コンテンツを作成したほうがアクセスが増えると言われていますが、これも掘り下げてやりすぎると1~2万文字を大きく超えてしまい、読者の離脱率が高まる恐れはあります。

もう一つの単純な問題として、関連キーワードまで含めた網羅的・体系的なコンテンツを一切の妥協なく完全に仕上げようとするならば(最新情報で変更点があれば細かくリライトまでして完全性を担保するならば)、一つの記事の作成時間が非常に長くなり、個人の時間と労力では「作成できる記事数の限界・体系的に完成させられるジャンルの限界」に直面せざるを得ないということがあります。

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約10年以上にわたって説明的なコンテンツも作成し続けていますが、一つのジャンルや項目だけでも完全性をできるだけ担保したコンテンツを作成しようとすれば、時間もかかるし労力も削られます。

人間の寿命が約80年、実際のコンテンツ作成可能な期間が約50年ほどあるとしても(仕事・家庭・雑事などがありすべての時間が記事執筆に当てられるわけではないし途中で辞めてしまう人のほうが多いでしょうが)、一人の人間が徹底的に調べたり学んだりして書き上げられるコンテンツの総量は限界があり、「時事問題・トレンド」を追えば「体系的・データベース的な解説」は時間制約でおざなりになるし、逆もまた然りであるでしょう。


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