現代はなぜ『大人としての成熟・子供の心からの離脱』が難しいのか?:反復される行動・関係のパターン

消費中心の経済社会の拡大や便利な科学技術(ウェブ社会)の発達といった特徴を持つ『現代社会』は、他者に合わせて自分の行動や欲求を自己規制するというかつての『社会規範(共同体の同調圧力)』が弱まりやすく、機械・コンピューターを相手にしているとすぐに自分の欲求が満たされて当たり前という『フラストレーション耐性の低さ(すぐに結果がでないと待てな…
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ストレスやフラストレーションに対処する『大人の適応・成熟』:性格要因が生む精神の脆弱性

精神状態(人格状態)が発達して『大人としての適応・成熟』を実現するということは、ストレスやフラストレーションに対して効果的な対応を持続的にこなすことができるようになるということです。 ストレス(フラストレーション)になる行為や出来事をある程度まで耐えて我慢できる能力がなければ、まともな仕事・社会生活(人間関係)は覚束無いわけですが…
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精神分析のリビドー発達論(固着・退行)やヒステリー性格から見る“子供っぽさ・未熟さ”

ジークムント・フロイトが創始した精神分析では、神経症の心身症状の背後に『無意識的な葛藤の抑圧・隠蔽』を仮定しています。この無意識領域の欲求(願望)の葛藤について『言語化・意識化』することによって、神経症を治癒できると考えるのが精神分析ですが、これは早期発達段階(幼児期)の非適応的な行動パターンへの『固着・退行』について改めて認識すること…
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大阪府の中学1年生殺害事件の容疑者逮捕:犯人の反社会的パーソナリティーと夏休みの子供の居場所

前回の記事を書いたその日の夜に、福島県の除染作業員(契約社員)の山田浩二容疑者(45)が道路上で緊急逮捕された。物流会社の駐車場に遺棄された中学1年生の平田奈津美さん(13)と一緒に行動していた星野凌斗さん(12)の生存を大勢の人が願っていたが、犯人逮捕のニュースと同時に星野さんの遺体発見という悲しい事実も伝えられることになった。 …
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大阪府高槻市の中学1年生殺人事件について:早期の男子生徒の保護と犯人逮捕を願う

大阪府高槻市の運送会社の駐車場で少女の遺体が遺棄されていた事件は、不明だった少女の身元が寝屋川市の中学1年生・平田奈津美さん(13)と分かってからも事件の進展が殆ど見られず、事件発生時に一緒にいたとされる星野凌斗くん(12)も行方不明のままでその安否が非常に心配である。 この事件を巡っては、中学1年生の子供を男女二人で夜中に遊ばせ…
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呼吸の瞑想を通したシンプルなマインドフルネス:思考・雑念に振り回されない集中できる知覚体験の重視

呼吸(息)は人間をはじめとする動物(animal)の生命原理であり存在原理でもあるから、『自分の呼吸に気づくことのできる機会』は無限にあるはずなのだが、普段は自律神経系で無意識にコントロールされているので、敢えて意識して注意を向けて気づくようにしないと気づけないという自己矛盾を孕んだ行為でもある。 0.椅子に座って手を膝に置くなど…
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非宗教化された現代版瞑想としてのマインドフルネス:プネウマとプシュケーに象徴される息・生命の哲学

マインドフルネスは非宗教化された現代版の瞑想であり、努力しないメンタルトレーニングである。その基本は、仏教(禅宗)の瞑想・座禅と同じく『呼吸(息)』にあるが、なぜ呼吸が重要なのだろうか。呼吸(息)は、哲学・思想の歴史に照らし合わせて考えれば、『生命の本体』として解釈されてきた経緯を持つが、呼吸は『意識してもできる(随意性)』し『意識しな…
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マインドフルネスと“思考・判断へのとらわれによるストレス”:頭脳労働の効率性追求の適応圧力

今・ここに意識を心地よく集中するというマインドフルネスの考え方の面白さは、近代的価値の根本にある『思考・判断の有効性』を和らげたことにある。 知識・情報を蓄えて、周囲の状況や他者の思惑(反応)を予測しながら、自分の頭でさまざまな角度から思考して適切な判断を下して行動する。情報化された知識社会・職業活動を生きる現代人にとって当たり前…
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武雄市図書館(CCCへの委託)の経営・蔵書・利便・癒着の問題と現代の図書館のニーズ

樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)・前武雄市長(45)の市長在任時の政策は、『官から民への市場主義』と『公的機関のウェブサービス(Facebook等のSNS)・タブレットの活用』を特徴としていて、当時としては時代をキャッチアップするような政治改革の新鮮さ・面白さを感じさせるものだった。 指定管理者(民間委託)制度を利用した佐賀県武雄市の…
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カウンセリングマインドと人間関係:下心がある人からのご機嫌取り(お世辞)の誘惑

実際には、他人を批判してばかりの人や他人のやっていることにケチをつけてばかりの人というのは、“自分は相手よりも優れているつもり”にはなれても“他者からの評価・承認・賞賛”は得られない。人から認められないために、常に人間関係において『自分は実力の通りに認めてもらえない(本当は自分には能力も魅力もあるのに他人が認めてくれない)』というフラス…
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カウンセリングマインドがある人とない人:他者に対する関心・共感の示し方と会話

カウンセリングマインドは、カウンセリングや心理療法といった特別な環境設定・対話構造の中でだけ専門的に発揮されるものではない、ごく日常的な友達関係・異性関係・家族関係・他者とのふれあいの中で、誰もがあまり意識することなく発揮し合っている心理や態度である。 この人と会話をしていると楽しい、またこの人に会って話をしたい、この人とふれあっ…
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カウンセリングマインドとは何か?:自己一致から生まれる純粋性・率直性・話の楽しさ

カウンセリングマインド(counseling-mind)というのは、カール・ロジャーズの来談者中心療法(クライエント中心療法)をベースにした『他者に素直に共感して他者の存在を受容することのできる安定した心理状態(心的能力)』のことである。 カウンセリングマインドという概念が流行したのは1990年代頃であるが、カウンセリングマインド…
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戦後70年と薄れゆく戦争の記憶2:武藤議員のSEALDs批判・憲法三原則否定と安倍談話

自民党の武藤貴也議員が、安保関連法案に反対する市民運動をしている学生団体“SEALDs”に対して、『戦争に行きたくない行かせたくないから反対というのは、自分さえ良ければいいという利己的な個人主義で間違っている(戦後の平和主義教育・個人主義教育が公共・国家のために生命を捧げられない利己的な考え方をする個人を生み出したのではないか)』という…
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戦後70年と薄れゆく戦争の記憶1:礒崎陽輔首相補佐官の失言と立憲主義の法的安定性

日本の夏は『終戦(敗戦)の夏』でもあり、広島・長崎の原爆の日(8月6日,9日)、終戦記念日(8月15日)と戦争関連の公的行事が続く。実際に戦争に参加したり原爆・空襲の被害を受けたりした歴史の語り部たちの多くが鬼籍に入りつつあることもあり、戦後70年という大きな節目の年を迎えた日本は、『歴史認識・安保関連法案・集団的自衛権・国民教育・憲法…
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ヒトはなぜ“男女の持続的なパートナーシップ”を求めるのか2:少子化・晩婚化と学習期間の長期化

先進国における近年の少子化・未婚化(晩婚化)の最大の原因としては、『経済的な豊かさ(出身家庭の豊かさ)による要求水準の高止まり+ウェブ社会の普及(安価な娯楽・低コストなコミュニケーションの増加)+自意識・自己愛の肥大』を考えることができる。 元々、人間の男女の持続的なパートナーシップの必要性の多くは、『子育てに必要な経済的・労力的…
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ヒトはなぜ“男女の持続的なパートナーシップ”を求めるのか1:性と子供の養育

人間の性になぜ“生殖”と“享楽”という2つの側面が生まれたのか、つまりは子供が産まれる生殖にはつながらない愛情・快楽(精神と肉体の満足)のためだけの性行為をなぜ人間は求めるのか。その答えは単一的なものに還元できないが、享楽のための性は不倫・浮気の原因にもなる一方で、性が精神的にも肉体的にも満たされる行為になり得るということが『ヒトの男女…
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人間のセクシャリティの3つの側面:“恋愛・結婚の倫理観と持続性”が生む葛藤と神経症

S.フロイトの精神分析では、無意識のエスが生み出す“性的欲求の充足と抑圧”が神経症の主な原因として語られるが、“不安感・罪悪感・抑うつ感・強迫観念・身体症状”などのメンタルヘルスの不調である神経症は『本能(自然)と倫理(文化)の葛藤』に悩む人間に特有のものでもあった。 人間のさまざまな男女関係(好きな相手との関係)を通した本能的な…
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