“努力・我慢の過剰”による燃え尽き症候群のリスクと“五感の感覚的体験”の大切さ:2

アブラハム・マズローの欲求階層説では、もっとも低次の基本的欲求を『生理的・本能的な欲求』として、それに『安心・安全の欲求』が続くという構成になっている。生理的欲求(本能的欲求)は『食欲・睡眠欲・性欲』などの動物としての本能・生理メカニズムと関係したものが想定されているが、ここに『五感の感覚的な欲求』も付け加えると、より人間の存在・人生に…
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“努力・我慢の過剰”による燃え尽き症候群のリスクと“今・ここにいる自分”のケア:1

あれもしなきゃこれもしなきゃで毎日のように慌てふためいてパニックになっているような時には、『あれかこれかの選択』と『一つをやり終えてから次のことをする』を意識したほうが結果として効率が上がる。あの人にもこの人にもレスをして配慮(ご機嫌伺い)しなければならないと窮屈な気持ちになっている時には、『あの人に嫌われたらどうしよう・あの人から誤解…
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うつ病・燃え尽き症候群になりやすい執着性格と無理な頑張り2:他律的な人生からの離脱

自分の人生や人間関係、価値判断にとってのプライオリティ(優先順位)が何なのかはっきりしないままに、『全ての仕事・タスク・勉強・人間関係』を完璧にこなさなければいけないと思い込み、八面六臂のエネルギッシュな頑張り・努力を限界まで続けていこうとする人もいる。 だが、大多数の人間はあらゆることを全力で完璧にやれるほどの超人ではないから、…
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うつ病・燃え尽き症候群になりやすい執着性格と無理な頑張り1:物事のプライオリティ

うつ病のゲートウェイ(入口)になることもある燃え尽き症候群(burnout syndrome)や慢性的なストレス反応では、心身が共に限界までギリギリに疲れ果ててしまい、『短時間の休養による自然な体力・気力の回復』がほとんどできなくなってしまう。有害な心理的刺激であるストレッサーに晒されると、ハンス・セリエのいう汎適応症候群(GAS)が起…
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認知療法に応用されるメタモデルのアプローチと“マインド・リーディング”の問題:2

認知療法において“読心術(マインド・リーディング)”と呼ばれる認知の歪みも結構頻繁に見られるものであり、典型的な発言としては『あなたは私のことを嫌っているんでしょう。どうせ私なんか頑張ってもダメだと思っているんでしょう。俺が何を嫌いかくらい分かっているだろう。俺に嘘をついているだろう』といったものがあり、『相手の心・内面』を一方的に勝手…
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認知療法に応用されるメタモデルのアプローチと“主観的な思い込み”の変化:1

メタモデルではクライアントの『意識レベルの発言・説明』の中に含まれている『歪曲・隠蔽・省略・過度の一般化』などを修正していくという効果もあり、『誰が、いつ、何を、どのようにしたのかといった正確な情報』を得るための質問の組み合わせを工夫していきます。 『もの凄く苦しくてつらい』といった発言に対して『何がどのように苦しいのか、いつから…
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“メタモデル”と“ミルトンモデル”のアプローチの方法論・影響力:2

暗示療法のような意識状態や判断の方向性をコントロールする影響力を持つミルトンモデルは、カウンセリングや心理療法の分野だけに限らず、マーケティングやセールスのテクニックにも応用されています。 相手がノーといいづらい簡単かつ自明な質問を繰り返していき次第に大きな要求・交渉をしていくミルトン・エリクソンの『イエス・セット』は、認知心理学…
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“メタモデル”と“ミルトンモデル”のアプローチの方法論・影響力:1

クライアントの“ビリーフ(belief)”は、アーロン・ベックから始まる認知療法の“認知(cognition)”として捉えることもできますが、そこには『私は~な人間であり、それ以外の生き方はなかなかできない』とか『社会や仕事は~であるべきで、それに反している現実が間違っている』とかいったその人なりの強いこだわりが見られることもあります。…
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コミュニケーションを円滑化するカウンセリング・マインドと相手への想像力:2

なぜか人に嫌われてしまいやすい(敵を作りやすい)とか、話していても笑顔や楽しみがなくて気まずい空気になるとか、部下・生徒になかなか慕われないとかいう悩みを抱えている場合にも、知らず知らずのうちに『カウンセリング・マインドに反する気持ちや態度』になっていることが多くなっていたりします。 コミュニケーションを円滑化するカウンセリング・…
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コミュニケーションを円滑化するカウンセリング・マインドと相手への想像力:1

カウンセリングや精神分析の歴史的な始まりは『対話療法の気づき』にありますが、『コミュニケーション(他者とのやり取り)によって気分が変わる』というのは良く考えれば極めて当たり前のことでもあります。 好きな人や性格が合う人、自分を肯定(支持)してくれる人と話せば『気分・感情』が良くなるが、嫌いな人や性格が合わない人、自分を否定(攻撃)…
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山本七平『日本はなぜ敗れるのか―敗因21カ条』の書評4:収容所の暴力支配と虚飾のメッキ・人間の本性

収容所(固定メンバーで活動する閉鎖環境)におけるリンチ問題は、現代の日本における学校のいじめや体罰、虐待などにも通じる問題である可能性があるのだが、山本七平氏はこの収容所体験を、みんなが平等に最低限の衣食住を保障されて労働や格差、組織の命令から解放されれば理想的な集団秩序が作れるのかという『社会実験』だったのではないかという見方をしてい…
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山本七平『日本はなぜ敗れるのか―敗因21カ条』の書評3:“現実の数字”を無視する員数主義

小松真一氏の『日本の敗因二十一カ条』の冒頭に掲げられた要因は、『精兵主義の軍隊に精兵がいなかった事。然るに作戦その他で兵に要求される事は、総て精兵でなければできない仕事ばかりだった。武器も与えずに。米国は物量に物言わせ、未訓練兵でもできる作戦をやってきた』というものである。 アメリカの兵力・火力に対抗し得る『幻想としての精兵集団・…
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山本七平『日本はなぜ敗れるのか―敗因21カ条』の書評2:バシー海峡の悲劇と日本の精神主義

戦後の日本には漁船といえども殆ど船は残っておらず、日本にあった無数の船が戦地の海域や上陸作戦に活用されて、そのほぼ全てが撃沈されて海の藻屑と消えた。つまり驚愕すべき押し込み率で兵員を押し込んだ約3000人搭載の居住環境最悪(生存条件ギリギリ)のボロ船の大量投入は、『確率論的なフィリピン上陸』のために大多数が死ぬことを前提として、機械的に…
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山本七平『日本はなぜ敗れるのか―敗因21カ条』の書評1:小松真一の『虜人日記』とバシー海峡

陸軍専任嘱託の技術者として戦地に徴用された小松真一氏が、日本が敗戦して間もない時期のフィリピンの収容所で密かに書き残した『虜人日記』は、山本七平氏がいう『現地性』と『同時性』を兼ね備えた一級史料である。軍人ではない立場で戦地に派遣されていた小松真一氏は、『戦前日本の軍国主義・皇国史観』にも染まらず、『戦後日本のアメリカ式の自由民主主義・…
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“Amazonや電子ブックの台頭”によって減少する書店:書店で本を買うニーズと電子書籍の利便性

巨大ECサイトのAmazonや楽天が台頭したことで、実店舗を構える書店・電器屋などが『既存の顧客・売上』を奪われて閉店する事例が相次いでいる。特に書店(本屋)は、出版不況というマクロなパイの減少に、『便利なAmazonの利用者の増加』と『Kindleに象徴される電子ブックの登場』が追い討ちを掛けており、よほど売場面積が広くて品揃えの良い…
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山本太郎議員が渡した手紙の問題から『戦前の主権・立憲君主制の象徴天皇』を考える:2

日本をファシズムの総動員体制・軍部独裁体制(戦時国家)へと導いていった5・15事件(1932年)にせよ2・26事件(1936年)にせよ、そのテロ事件を正当化する根拠は『天皇の御意志の忖度』にあり、『(国政壟断で私腹を肥やす)君側の奸を除く』というスローガンが大衆に喝采されたりもした。 当時の日本国民は、民主主義や政党政治、企業経済…
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山本太郎議員が渡した手紙の問題から『天皇の政治利用・戦前の日本の思想と体制』を考える:1

山本太郎参院議員(無所属)といえば過激な反原発思想・原発廃止論者として知られ、『放射性物質の汚染・健康被害』についても、必ずしも科学的根拠に基づいているとは言えない不安・恐怖を煽るような発言が目立つ。原発事故の被害・恐怖を、主観的な信念に依拠して訴える山本議員の反原発運動には賛否両論があるが、『とにかく早く原発を無くして欲しい・既得権や…
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