憲法は『公権力の有効性』と『国民の人権(自由)』の範囲を規定する2:右翼と左翼の歴史

国益・愛国心・共感性などによって支えられる国家共同体としての性格が強まると、『個人としての自国民』や『個人としての外国人』は目に入りにくくなるので、国家全体の利益や目的のために『国内の全体主義・権利制限(自由抑圧)』や『外国人に対する攻撃性・憎悪(利害対立している外国の外国人すべてが敵に見える)』が起こりやすくなってしまいます。 …
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憲法は『公権力の有効性』と『国民の人権(自由)』の範囲を規定する1:共同体とシステム

衆参両院で改憲勢力が概ね3分の2以上を占めた(加憲の公明党含め)ことで、政治家や識者、興味のある人たちの間で『改憲の議論』が活発化していますが、それでも一般的な国民の過半は『日常的な話題』にするほどの強い興味を持っているわけではないと思います。 国家の最高法規であり『権力の有効性の範疇』と『国民の人権・自由の範囲』を定める憲法は、…
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リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』の書評:2

第2部『「漫然と迎える未来」の暗い現実』で示されているのは、『未来の働き方・仕事環境の変化』に何とか適応しようとせずに漫然と時間を過ごしてしまい、『既に変化してしまった未来の働き方・周辺環境・人間関係』の悪影響をモロに受けてしまった場合の想像上のケーススタディである。リンダ・グラットンは『暗い未来の働き方のストーリー』を構成する要因とし…
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リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』の書評:1

2025年の近未来の世界を合理的に予測しながら、『変化する未来の仕事』にまつわる絶望のストーリーと希望のストーリーをシミュレートしている。若者の就職難と失業率の増加、ブラック企業の劣悪な労働環境と非正規雇用の不安定さ、ビジネスの成功者と失敗者の格差拡大、仕事やその環境によるメンタルヘルスの悪化、職場不適応のストレスが関係するうつ病やひき…
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2013年参院選、自民党大勝・民主党惨敗2:維新・みんなの伸び悩みと投票率(当事者意識)の低迷

国家観や歴史観、国民統治、社会福祉政策、憲法改正案の内容(国家主義・軍備強化・権利制限などの方向性)などから、自民党だけには投票したくないという『反自民の有権者層(穏健なリベラル層)』はかなりいると思われるが、その大半は参院選前の自民党大勝の予測を聞いて選挙に行かず棄権したか、自民党と同じ穴の狢になった民主党も避けて『福祉政策・護憲・人…
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2013年参院選、自民党大勝・民主党惨敗1:衆参のねじれ解消と安倍政権の長期化・民主党の凋落

7月21日投開票の参院選は、選挙前の予想通りというかマスメディアの前評判通りに、自民党が大勝して民主党が惨敗した。自民党と公明党を合わせて過半数の135議席を獲得し、自民党の政策実現を抑制していた『衆参のねじれ』は解消される運びになった。 安倍晋三首相が牽引する自民党が衆参両院の第一党に返り咲くことになり、『アベノミクスの規制緩和…
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“お金”と“時間”を巡る今後の働き方の変化3:自由な時間資源を何に用いるかの選択と価値

『可処分所得(お金)』と『可処分時間(自由)』のどちらを優先するかの価値観の対立は、今後更に重要な意味合いを持ってくる。すなわち、『時間に追われるだけの毎日の繰り返し』に陥るリスクは、自分の人生・余暇や人間関係を楽しみづらくなるだけではなく、今よりも高度な知識や有用な技能を身に付けるための『自己投資・スキルアップ(何らかの勉強・訓練への…
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“お金”と“時間”を巡る今後の働き方の変化2:テクノロジーの発達とグローバル化の要因

現実にはIT社会が普及して各種機械の性能が向上し、パソコンやインターネット、タブレット、スマホ、工作機械、医療機器、簡易なロボット機械などの『人間の仕事をアシストしてくれるツール(端末)やシステム』がどんどん登場しても、人間の労働負担は以前より軽くはならず労働時間の劇的な短縮ももたらさなかった。 むしろ携帯電話の開発と普及によって…
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“お金”と“時間”を巡る今後の働き方の変化1:お金の必要と相対的な時間の選好性の上昇

経済格差の拡大や生活保護(貧困)の増加という『職業キャリアの断絶・可処分所得の不足』が先進国に共通する問題として浮かび上がっている中、『仕事に追われる日常・自由時間の不足』という“仕事が順調にいっているように見える人”を襲う新たな問題も深刻になってきている。 収入がある程度良くて人並みの暮らしができる仕事、あるいは自分がやりたいと…
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権力の本質と社会秩序・人間関係3:合意形成と利害調整への参加とガバナンス

近代初期には権力による統治というと、『立法・行政・司法の三権』による強制力のある政府機構がイメージされやすく、権力を発動する政府による統治(あるいは政府そのもの)を“government(ガバメント)”と呼んでいた。ガバメントは制度的・法的な根拠を持つ『合法的な秩序維持のための強制力』のことを意味していて、一般の人々は『被統治者(権力か…
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権力の本質と社会秩序・人間関係2:二クラス・ルーマンの複雑性の縮減と複合性の増大

権力を持つということは、『その相手の立場・地位・利害を左右できる直接的あるいは間接的な影響力』を持つということであり、権力の歴史的原始的な起源は『逆らえば殺害する』ということにあったと推測される。前近代社会の政治権力の本質も『体制に逆らう勢力・個人を抹殺することができる』ということにある。中世期のヨーロッパや西部開拓時代のアメリカ、戦国…
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権力の本質と社会秩序・人間関係1:公権力(政治権力)と私的権力(プライベートな力関係)

人々が毎日同じような生活行動パターンを安定的に繰り返したり、既存の役割や常識、規範に無意識的に従っているように見える『社会秩序』はどのようにして形成され維持されているのか。 社会学では社会秩序の形成要因を『権力(強制)・利害の一致(功利主義)・価値規範の共有(共同性)・コミュニケーションによる合意(相互了解の納得性)』などに見出す…
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ソーシャルブレインズとは何か?2:脳の認知コストの削減と社会的制約に規定される人の行動

合理的に考えれば、先史時代の人類が営んでいた『社会的な集団生活』の繰り返しが、人間の脳の『ソーシャルブレインズ』の社会適応的(規範的)あるいは他者配慮的(共感的)な機能を強化していったと推測されます。ソーシャルブレインズが完全に機能停止してしまうと、通常の社会生活を送ったり他者と人間関係を結んだりすることは不可能になりますが、それは『自…
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ソーシャルブレインズとは何か?1:J.リゾラッティのミラーニューロンから広がった期待

脳神経科学の分野では、人間の脳を『自分だけで機能する個体の脳』ではなく『他者(社会環境)と相互作用する社会的な脳』として捉えるソーシャルブレイン(social brain)の考え方がでてきています。従来の脳(中枢神経)の科学的研究では、物理的な脳を解剖して生理学的構造を明らかにしたり、脳の各領野・各器官がそれぞれどんな機能を担当している…
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自公政権・安倍首相の対抗勢力が見えなくなった参院選2:アベノミクスとその他の政策の争点

2.0%の物価目標を掲げて金融緩和を拡大したアベノミクスの当初の目的はいうまでもなく『デフレ不況の脱却』と『日本経済の成長力回復』であるが、現状では緩やかなインフレ傾向や大企業の景気回復はあるものの、『個人レベル・生活実感としての景気回復』にはまだ遠い。 若年層の就職難・低所得傾向も恒常化しており、『非正規雇用の増加』だけではなく…
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自公政権・安倍首相の対抗勢力が見えなくなった参院選1:ネット選挙解禁でも投票率は上がりづらい

7月21日に投開票が行われる参議院議員選挙が公示され、改選される参院の121議席をめぐって選挙区と比例代表に433人が立候補した。今回の参議院選挙は『安倍政権の経済政策の評価に基づく長期政権化』と『ねじれ国家の解消の是非(自公政権提出のスムーズな法案通過の是非)』を問うものである。既に衆議院で3分の2以上の多数派を形成している自公政権に…
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NLPではコミュニケーションをどう考えるか2:お互いの意図・感情を誤解しないための工夫

非言語的コミュニケーションの第一の魅力は、取り出して見せることができない『自分の心・感情』を相手に感覚的に分かりやすく伝えることで、『同じような人間らしい感情・考え方』を持っていることを示せることにあります。非言語的なメッセージを伝えて、『自分と相手の感情の共通性・共感性』を強調することで、お互いに安心感や信頼感を持ちやすくなるわけです…
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NLPではコミュニケーションをどう考えるか1:非言語的メッセージと失敗の経験の活用

問題解決志向のカウンセリングであるNLP(神経言語プログラミング)は、認知行動療法(CBT)と同じように『客観的な現実(出来事)の内容』よりも『客観的な現実(出来事)の受け止め方・対処の仕方』のほうを重視します。 実際に起こってしまった出来事を無かったように変えることはできないし、他人がしている行動・発言を無理矢理に変えさせること…
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湊かなえ『少女』の書評:相手の本心が分からなくなった由紀と敦子の友情や因果応報を巡る物語

湊かなえというと映画化もされた『告白』のイメージが強いが、学校生活における複雑な人間関係(友人関係)や生徒・教師の思惑(憶測)が交錯する心理を題材にしたテンポの良い物語を作るのが上手い作家である。本作『少女』では、幼馴染の友人である女子高生の由紀と敦子の友情のぐらつきと再建を描いているのだが、学校という閉じた世界で生活する高校生にありが…
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