“少子化対策”と“女性の労働力活用”の一石二鳥を狙う政府と男女の人生設計:2

日本政府が少子化対策として出している政策の中心は、『女性が出産後も働きやすい環境や法律を整備すること(0~2歳の子どもを預けられる保育所を増設して都市部の待機児童を減らすこと)』や『仕事と家庭・育児の両立を支援すること(男性の家事育児の参加率・育休取得率を高めて女性の負担を減らしたり、長く働き続けられる女性の職場環境を整備すること)』、…
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“少子化対策”と“女性の労働力活用”の一石二鳥を狙う政府と男女の人生設計:1

2000年代には、40代に入る団塊ジュニア世代の女性が“駆け込み出産”をしたことによって、女性の合計特殊出生率は2005年の底(1.26)と比較すれば1.39まで微増したが、全体のトレンドとしては“少子化傾向・人口減少傾向”が続く。年齢別人口階層の人口ピラミッドにおいて、ある程度の数のボリュームを持っている『団塊ジュニア世代(1970年…
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神田昌典『2022――これから10年、活躍できる人の条件』の書評:3

ピーター・ドラッカーの『ネクスト・ソサエティ』に書かれているNPOの社会的・経済的な影響力が強まるという未来の予言が、これからの日本に当てはまるという主張も展開される。確かに近年では東日本大震災後のボランティア活動の影響もあって、『社会起業・社会事業』をコンセプトにした仕事に関心を示す人や社会起業関連の書籍が増加している。その結果、従来…
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神田昌典『2022――これから10年、活躍できる人の条件』の書評:2

第3章『踊る中国・沈む日本』では、日本の超高齢化社会と若年層(現役層)の人口減がもたらす『景気・雇用・株価・イノベーション』の低迷を憂慮しながらも、チャイナバブルで沸く中国の景気も『人口ピラミッドの高齢化』によって長続きはしないと予測する。日本は1971~1974年生まれ(あるいは1971~1979年生まれ)の『団塊ジュニア世代(現在3…
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神田昌典『2022――これから10年、活躍できる人の条件』の書評:1

自分の死生観を揺さぶられるがんの闘病体験を経た著者がビジョナリーとなり、近未来の日本の政治経済情勢と日本人の働き方(生き方)、世界情勢の変化を肯定的かつ合理的に予見(想像)していく。 2013年のアメリカや中国での金融危機といった予測が、今のところ当たっていないように、歴史法則主義のような『歴史サイクル理論(70年周期のサイクル)…
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橋下徹市長の『慰安婦関連発言』と日本・欧米・中国を含む全ての国が歴史の悲劇から学ぶべき事

『女性の人権・現代的な倫理観』を軽視しているとして物議を醸した橋下徹大阪市長は、『過去の戦争には従軍慰安婦が必要だった。日本だけではなく諸外国も慰安婦制度を持っていて興奮した兵士たちを慰めていた。在日米軍の猛者たちは合法的な風俗業を活用して性的エネルギーをコントロールすべき』などと発言したが、これも『悪いことをしたのは日本だけではない』…
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安倍首相の“戦後レジームの脱却・歴史認識の見直し”とアジア太平洋戦争の見方:2

安倍政権では首相自身は参拝せずに供物を献納するに留めたが、麻生太郎副総理はじめ複数の閣僚が国家のために戦争で生命を捧げた英霊に敬意と追悼の念を捧げるとして『靖国神社』に参拝している。戦争指導者とされるA級戦犯を合祀した靖国神社に、政治家が参拝することに対する中国・韓国からの非難は長年続いている。 日本人が靖国神社に参拝するかしない…
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安倍首相の“戦後レジームの脱却・歴史認識の見直し”と主権回復の日の記念式典:1

安倍晋三政権には、“金融緩和・財政政策(公共事業)・成長戦略”の三本の矢に象徴される経済政策と“憲法改正・戦後レジーム(自己批判の歴史認識)の見直し・愛国心を考慮した教育改革”などに象徴される保守主義(復古主義)との表裏の二面性がある。 異次元の金融緩和によって“円安・株高”に湧き、国土強靱化の巨額公共事業(復興・防災)によって“…
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小熊英二『社会を変えるには』の書評2:日本の社会運動史と民主主義政治への参加意識

高度経済成長期にも、ハードワーク(過労)や受験競争(管理教育)、経済格差、余暇の少なさ、女性の社会的地位の低さ、強引な開発主義などに対する不満がなかったわけではない。だが、経済成長によって給与・生活水準が上がる分かりやすい効果によって、社会一般の人たちの政治・社会の仕組みに対する不満・反抗は自然に抑制されることになった。権威的・既得権益…
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小熊英二『社会を変えるには』の書評1:日本社会の問題の本質である“リスク・負担の先送り”

2011年の東日本大震災と福島第一原発事故の発生は『日本人の政治参加意識』を高め、被災地の復興支援・寄付活動や原発(もんじゅの核燃料サイクル)の再稼働・廃炉の問題は『当事者としてどう判断(行動)するのか』のポリティカルな問いかけを切実なものとした。被災地の復興活動も原発のエネルギー政策も現在進行形の政治課題であり、自民党政権に変わってか…
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“ハフィントンポスト”の日本版が発足。欧米で人気のニュースサイトは日本で成功するか?

アメリカやイギリスなど英語圏で莫大な『アクセス数・読者数』を集めているハフィントンポストの“日本語版”が5月初めにローンチした。 http://www.huffingtonpost.jp/ ハフィントンというのは、このニュースサイトを設立した編集長の女性アリアナ・ハフィントン(Arianna Huffington)の名前であ…
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“新しいタイプのうつ病”の性格傾向・適応水準・典型症状と古典的うつ病の病前性格

ストレス反応としての『抑うつ体験反応』は、抑うつ感や精神運動抑制の持続時間が短く原因が比較的はっきりしているが、症状そのものはうつ病と類似している。一方で、各部の身体症状だけが目立って自覚されるというタイプのうつ病もあり、そういった慢性的な原因不明の身体症状に悩んでいる人は、精神科・心療内科ではなく(身体のどこかに見つかりにくい異常があ…
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生物学的原因によるうつ病とライフイベントの影響による“抑うつ体験反応(ストレス反応)”

前回の記事ではうつ病の本能的・生理的欲求の障害としての『睡眠障害・食欲消失(摂食障害)』について説明したが、統合失調症の患者に“プレコックス感”と呼ばれる独特のかみ合わない感じ、現実的な認識を共有しづらい感じがあるように、うつ病患者にもうつ病に特有の『生命力の減衰・弱まり』を感じさせる兆候・雰囲気・外観がある。 声が小さくて抑揚が…
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うつ病の典型症状としての『睡眠障害・摂食障害(食欲消失)』はなぜ理解されにくいのか?

うつ病における中核的な感情障害は、身体感覚の不調・不快としての身体症状を伴う『身体感情』や具体的な対象は定まらないが長時間にわたって続く『不快な状態感情』に集約される。また、うつ病患者のもっとも典型的な主訴は『全身がだるくて重たい・身体が思うように動かせず気分がずっと悪い・身体のどこかに痛みや不快感がいつもある』という“全身的かつ全般的…
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『感情障害』の視点から見るうつ病:クルト・シュナイダーの状態感情・価値感情の分類

うつ病(depression)は“気分障害(mood disorder)”と呼ばれたり“感情障害(affective disorder)”と呼ばれたりするが、感情の根源的な性質は『快と不快の感じ方の区別』にある。前回、『なぜ現代社会でうつ病は増えているのか?』という記事を書いたが、現在のうつ病の生涯有病率は10%前後(時点有病率は約4~…
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なぜ現代社会でうつ病が増えているのか?2:うつ病の治癒(寛解)をどう判断すべきか

うつ病の概念で大雑把に整理・理解されてしまうことが多い軽症うつ病や抑うつ状態、アパシー症候群、退却神経症、適応障害などは、『うつ病の概念的枠組みの拡大と患者数増加』を示している。これらのうつ病の部分的症状を伴いやすい心理的諸問題に対応するに当たっては、クライエント(患者)の抱えている心理社会的要因への関心を高めると同時に、その問題・悩み…
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なぜ現代社会でうつ病が増えているのか?1:心理療法と薬物療法のバランス

うつ病(気分障害)を誰もが罹り得る『心の風邪』と呼ぶことによって、社会的な啓蒙と治療機会の拡大が進められてきたが、『症状・原因・重症度・薬剤への反応』が多種多様なうつ病患者数の増大(国内で約100万人以上)によって治療方針の混乱(対処法の困難)が深まってきた。 精神運動・活動性が強く抑制されるうつ病は、かつて統合失調症と並ぶ『二大…
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