境界性パーソナリティ障害(BPD)の形成と“母子間の愛着障害・嗜癖の依存性の要因”:2

幼少期からの親子関係の問題や愛情剥奪、守られている感覚の欠如などによって、『親や過去の記憶から与えられた自己像(その視点からの世界観・人間観)』に強く束縛されてしまい、自由な物事の認知や行動の選択ができなくなっているのがBPDの人格構造なのである。そのため、他人からの愛情や関心を失う事を恐れて異常なほどの執着心やしがみつき、つきまといを…
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境界性パーソナリティ障害(BPD)の形成と承認不全を生む“家庭環境・親子関係の要因”:1

境界性パーソナリティ障害(BPD)の人は他者の愛情や優しさ、注目に対する飢餓感が強くて、慢性的な見捨てられ不安に苦しんでいることが多い。その根本的な理由として本人の口から『親に全く大切にされず愛してもらえなかった・親とほとんど何の情緒的な関係がないままに大きくなった・親に甘えたくても甘えることが許されなかった』といった事が語られることも…
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日本の尖閣諸島国有化に対する中国の反日デモの激化と要因3:中国人民の富の偏在と豊かさの実感

尖閣諸島の領有権や排外的なナショナリズムの問題によって日中関係がこれ以上悪化する事は、日中双方にとってだけではなく、世界経済や東アジアの安定秩序にとっても望ましくない事である。日中の経済的な相互依存性の深さと貿易額の伸び率(2011年の貿易総額は3449億ドル・直近10年の伸び率は概ね2桁の成長)を考えれば、『中国の禁輸措置・日本の企業…
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日本の尖閣諸島国有化に対する中国の反日デモの激化と要因2:中国の国内問題・体制矛盾のガス抜き

日本に対する歴史的政治的な憎悪・敵意に基づいて起こる『反日デモ(暴力的な破壊行為)の容認』によって、中国共産党は“国内問題(経済格差・地域格差・民族差別・人権抑圧・政治的不自由)のガス抜き”を行っているとされる。その一方で、反日デモが余りに大規模化して過激化するとその不満・怒りのエネルギーが、“反政府運動・体制批判”に転換する恐れもある…
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日本の尖閣諸島国有化に対する中国の反日デモの激化と要因1:レームダックの野田政権の外交判断

韓国との間で『竹島(韓国名・独島)』の領有権を巡る争いが起こっていたが、日本が『尖閣諸島』を地権者から20億5千万円で買い上げて国有化したことで、中国の反発が強まり中国民衆の反日デモが暴動・略奪にまで過激化した。尖閣諸島問題の対立と何ら関係がない中国に滞在している邦人が暴力を振るわれたり、中国に拠点を置く日系企業の工場・店舗・事務所が襲…
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石原伸晃氏の社会保障費増加に対する対応策と生活保護・尊厳死についての言及:3

2011年の社会保障給付費の内訳では、『年金54兆円・医療34兆円・介護や生活保護など社会福祉21兆円』となっているが、尊厳死を社会保障削減の文脈で語るという場合には、婉曲的にその後の年金をカットし、ただ生命を保つだけの延命治療の医療費をカットするという事を含意することになる。 厳密には『尊厳死』と『条件ありきの安楽死』は同一の概…
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石原伸晃氏の社会保障費増加に対する対応策と生活保護・尊厳死についての言及:2

社会保障費増加の問題を語るに当たって、なぜ石原氏が唐突に話の流れを断ち切ってまで『一言だけ言わせて頂くと、私は尊厳死協会に入ろうと思っているんですよ』と話し始めたのかは疑問であるが、『肥大する社会保障費(高齢者の医療費)』を抜本的に削減していくという文脈からの連想なのだろう。 民主党のマニフェストがばらまきを非難される『大きな政府…
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石原伸晃氏の社会保障費増加に対する対応策と生活保護・尊厳死についての言及:1

野田佳彦政権は民自公の三党合意によって『税と社会保障の一体改革』を進め、消費税増税法案を通過させたが、高齢化社会の進展によって年に1兆円ずつ膨張する社会保障費をどう賄うかが大きな政治課題になっている。国の一般会計に占める社会保障費は約27兆円で全体の3割だが、年金・医療・介護などの特別会計を含めた社会保障給付総額は110兆円規模で増加を…
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“社会適応・問題解決・能力成長”を目指す精神発達とロバート・W・ホワイトのコンピテンス概念:3

知能検査で測定するIQ(知能指数)の変化パターンには『上昇型・下降型・上下変動型・変動なし型』などがあるが、乳幼児期から児童期にかけて著しい上昇を見せた後は、緩やかな上昇に転じて青年期以降はそれほど大きな変化をしないというパターンが多い。ウェクスラー式知能検査では、その場の問題状況に臨機応変に適応して推理したり関係を把握したり、解決した…
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“社会適応・問題解決・能力成長”を目指す精神発達と子どもの育て方に関する児童観・知能発達:2

思春期から青年期にかけての社会適応課題では、過去のトラウマの要因や現在の劣等コンプレックスの影響、意欲・興味関心の減退などによって、学校に通えなくなったり会社に行けなくなったり、社会参加する気力・意志がなくなってしまったりする可能性が生まれるが、乳幼児期の心身発達課題では何らかの問題がある成育環境や親子関係の情緒的葛藤がない限りは、やる…
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“社会適応・問題解決・能力成長”を目指す精神発達とジャン・ピアジェの認知発達論の一般性:1

前回の記事では社会環境や時代状況によって発達課題(個人の人生設計)が影響を受けるという話をしたが、『発達段階・発達課題』は現在の発達心理学でもなお有効な概念である。発達段階(developmental period)は、精神的・身体的な発達の非連続性とその区切りとなる分かりやすいステージを示すもので、乳児期から幼児期(幼児期から児童期)…
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生涯発達心理学の視点と“社会環境・時代情勢”によって変化する発達課題:青年期~老年期の精神的危機

現代の発達心理学は、出産前の胎芽期・胎児期から死の直前の老年期までを含めた『生涯発達心理学』として研究されているが、学校を卒業してからの思春期・青年期以降の発達課題やライフイベントが個別化・多様化しているため、『画一的・一般的な発達理論』を構築するのが難しくなっている。 ライフスタイルの選択肢が増えたこと、就職・結婚・育児・家族自…
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H.ハルトマンの自我機能の定義と精神分析的な性格障害(パーソナリティ障害)の形成・治療の考え方

精神分析における性格障害(古典的な異常性格)は、自我が自分を苦痛から守ろうとする『不適切な自我防衛機制』によって強化されると考えられていたが、その後の臨床心理学・精神病理学の展開の中で『人格の統合過程の失敗・人格を構成する内的な構造や機能のバランスの崩れ(葛藤)』が性格障害の遠因として認められるようになった。 S.フロイトの精神分…
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