新田次郎『栄光の岩壁 上下』の書評2:“山を歩く登山”から“岩を登攀する登山”への転換

同級生の誰よりも優れた体力があり、長距離を歩いても疲れないだけのスタミナを持っていた岳彦だったが、足を失ってからは『山道を歩くこと』が途轍もない苦痛となり、歩くことに対する苦手意識にも囚われるようになった。 山から離れられない岳彦が見出した活路は、『山道を歩く登山』ではなく『岩壁を登攀する登山(腕力で岩に取り付いてよじのぼる登山)…
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