上手くいかないパターン化した恋愛関係と過去の反復強迫3:どうすれば自分と相手を大切にできるか?

前回の記事で書いた最後の7の項目には、『自分の本音』を知られたら相手から軽蔑されるのではないかという不安、『自分の率直な意見』を言ったら相手から反対されて嫌われるのではないかという恐れが関係しています。しかし、恋愛関係でお互いの信頼や安心を深めていこうとすれば、どうしても『本音と本音の交流やぶつかり合い』や『相手の本心の理解』をある程度…
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上手くいかないパターン化した恋愛関係と過去の反復強迫2:繰り返される恋愛の悩みの分析

何度も反復される好ましくない恋愛関係の事例を前回の記事で7つばかり上げましたが、それぞれの恋愛関係パターンの心理メカニズムを精神分析的に解釈すると、以下のように考えることができます。 1.特別に好みのタイプというわけではないはずだが、いつも同じようなタイプ(自分を大切にしてくれそうにないタイプ)の異性と付き合って悩まされたり裏切ら…
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上手くいかないパターン化した恋愛関係と過去の反復強迫1:無意識に再現されやすい人間関係の特徴

精神分析的な解釈では、恋人との恋愛関係が上手くいかないことや子どもとの親子関係がぎくしゃくする原因を、『過去の親子関係・原初的な恋愛体験』の転移や投影、反復強迫に求める事があります。特に、いつも同じようなコミュニケーション上の問題によって別れることになったり、感情的・依存的なトラブルを繰り返し起こしてしまうというような人のケースでは、『…
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『古事記・日本書紀』の日本神話と任那・百済同盟の謎3:日本人としてのアイデンティティの萌芽

『日本人』という統一的な国民アイデンティティが本格的に形成されたのは、幕藩体制(地方の分国的意識)が崩壊した明治維新以後ですが、(畿内を中心として)日本列島に生まれて住む人という意味での大雑把な日本人のアイデンティティが生まれたのは、6~7世紀だったと推測されます。それでも、6~7世紀頃の日本列島には入国審査もパスポートもあるはずがなく…
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『古事記・日本書紀』の日本神話と神功皇后の三韓征伐2:白村江の戦いの敗戦による反動形成

帝紀(系譜)と旧辞(事績)の史実性が高まってくるのは飛鳥時代後期からで、明確に天皇という尊号が用いられ始めたのは33代の女帝である推古天皇(在位593~628)か壬申の乱で皇位を奪った40代・天武天皇(在位673-686)からであると推測されています。欠史八代の後は、12代・景行天皇の子のヤマトタケルノミコト(倭建・日本武尊)の九州征伐…
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『古事記・日本書紀』の日本神話と大国主の国譲り1:高天原の神々の系譜と皇統を接続した物語

戦前の日本の古代史は『古事記・日本書紀』の日本神話と皇国史観で接続されていましたが、記紀は日本の伝説的なルーツと一部の史実が入り混じった古典であり、皇室・皇位の政治的権威の正統性を示すために書かれた書物でした。明治維新からアジア太平洋戦争の敗戦まで、日本の学校教育では天皇を高天原の天神の子孫である『現人神(あらひとがみ)』と教えていまし…
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個人の“自由な選択・主体的な判断”はどこまで可能か?:好感度・選択を促進する潜在的な知覚体験

前回の記事の続きになりますが、単純呈示効果にはサブリミナル効果も含まれており、『見たことがある・聞いたことがある・外見や顔を知っているという自覚・実感』がなくても、瞬間的に知覚したことのある対象に対して好感度・選好性(選びやすさ)が上がりやすくなるのです。これを『閾下単純呈示効果』といいますが、クンスト‐ウィルソンとザイオンスのプライミ…
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“潜在的な知覚・記憶”が生むサブリミナル効果と注意の二過程説:説得と単純呈示による広告効果

自分自身がその刺激・情報を知覚できているという実感がないのに、その刺激・情報が潜在的に処理されていて何らかの影響を及ぼすことがあり、これを知覚可能な閾値よりも下の知覚という意味で『閾下知覚』と呼びます。閾下知覚は意識化したり言語化したりすることができない知覚ですが、ガヤガヤとしたパーティー空間の中で好きな相手の発言や自分の名前を含む発言…
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『宣言的記憶』と『手続き記憶』の健忘症(脳損傷)による忘却リスク:自分で自覚できない潜在的記憶

前回の記事で説明した盲視覚や半側無視の実験では、『見えているという実感・自覚』が無いにも関わらず、見えていないとできないはずの課題を無自覚的・反射的にこなすことができるという事を示しました。自分自身が自覚することのできない知覚、あるいは、自分自身では意識的にアクセスすることのできない知識があるという人間観は『潜在的な認知プロセス』の存在…
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“盲視覚・半側無視・失語症”から推測される無意識の認知プロセス:意識的自覚の欠如と無意識の行動

脳損傷患者の行動変化や認知的特徴を研究する『神経心理学』の事例では、視覚野の脳神経障害によって視野が欠けているはずの患者が、見えないはずの光刺激や形態の分別を何らかの方法で知覚できる『盲視覚』がワイスクランツ(Weiskrantz)によって指摘されています。盲視覚では、何がどういう風に見えたかを言語的に報告することはできないのですが、光…
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恋愛関係のプロセスと異性へのアプローチの仕方2:自分の気持ちや誘いの言葉をどのように伝えるか?

前回の記事の続きになりますが、相手のことを殆ど知らずあまり話したことも無いうちに、外見・雰囲気が好みのタイプだからという理由や自分が以前から好きだった(勝手に好きになっていつも気にしていた)ということから、『デートしてもらいたい・付き合ってほしい・彼女(彼氏)になってほしい』という告白を突然する人もいますが、これはよほど第一印象が良くな…
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恋愛関係のプロセスと異性へのアプローチの仕方1:一方向の恋愛感情と双方向のコミュニケーション

“異性との出会い・付き合いの広げ方”についての記事を書きましたが、異性との人間関係を広げるために自分から積極的に話し掛ける事が有効だとしても、実際にどういった内容で話し掛ければ良いのか、どういうプロセスで単なる知り合いよりも深い関係に移行していけるのかといった問題もあるでしょう。 具体的にどのような言葉や態度、シチュエーションでア…
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鈴木伸元『加害者家族』の書評:“一つの重大事件”が生み出す被害の拡大とウェブ時代の社会的制裁

平成20年度の警察庁による犯罪認知件数は253万3351件、悲しみと怒り、苦悩に打ちひしがれる膨大な被害者家族(遺族)と共に、世間から非難され排斥される加害者家族も生み出されている。犯罪被害者やその遺族の『心理的ケア・加害者による謝罪と補償・公的補償と生活再建』というのは極めて重い課題である。近年まで刑事裁判で被害者遺族の苦悩に満ちた感…
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“異性との出会い・つき合いの広げ方”と異性としての対人魅力2:誠実さ・純粋さの持つ二面的評価

異性と知り合う機会や出会いの幅をまず増やしてから、『特定の異性』を選んで真面目につき合うというと、純粋な恋愛の始まりや一途な思いの結果とは違うのではないかという抵抗感を感じる人もいるわけですが、『好きな相手の存在(片思い的な情熱)』が先なのか『恋愛したい欲求(異性とのコミュニケーションの経験)』が先なのかは鶏と卵にも似た問題かもしれませ…
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“異性との出会い・つき合いの広げ方”と出会い方のバリエーション1:恋愛関係の起点

今の日本では、晩婚化・未婚化・少子化が進んだり、20~30代の若年層で交際相手(恋人)のいない人が増えているという統計がありますが、それでも意識調査では『いつかは結婚したい・恋人や好きな相手が欲しい』という人の割合は9割を超えているようです。結婚していない理由や恋人ができない理由のトップに上げられる事が多いのは、『出会いの機会がない・適…
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