“浮気”が許せないと感じる男女の心理の違い:男に愛想を尽かした女の気持ちはなぜ変わりにくいのか?

どんなに好きな相手でもいったん嫌いになってしまうと何の関心も持てなくなる人もいれば、相手からかなり酷い仕打ちを受けたにも関わらずもう一度その相手とよりを戻したいという人もいる。一般的には、別離(離婚)に傾き始めた女性の気持ちを元通りに戻すことは困難とされるが、浮気をする男性の場合は浮気をしても安定した元の関係は維持したいという人が少なく…
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うつ病の発症リスクとなる性格行動パターン(病前性格)とセルフヘルプによる予防的対処

うつ病患者の増加や自殺問題の深刻化を受けて、国もうつ病の『早期発見・早期対応』についての取り組みを強めていますが、うつ病には抑うつ感や絶望感、自己否定感を感じやすい『病前性格』が関係しているとされています。 実際のうつ病患者の性格傾向にはかなりの多様性があり、現在の精神医学では病前性格とうつ病発症率に明確なエビデンスはないという研…
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人間の牧畜・肉食は倫理的に好ましくないのか?アニマルライツの考え方と苦痛や死を隠蔽する文明社会

宮崎県の口蹄疫問題では、畜産農家の被害やその補償という観点とは別に、口蹄疫での家畜処分をきっかけに『人間と家畜との関係性』について、Twitterで倫理学的な討論も起きていたようです。私も過去に何度か『アニマルライツ(動物の権利)の問題』について言及してきたので、牧畜(屠畜・肉食文化)と人間の倫理観について少し考えてみようと思います。 …
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京極夏彦が電子出版、電子ブックはどこまで普及するか?ソニーと提携した“GoogleTV”の可能性

京極堂シリーズで知られる京極夏彦の作品は僕も結構読んでいるのですが、京極氏が5月15日発売の新作『死ねばいいのに』を電子出版するというニュースがありました。 京極氏はミステリー作家として人気の高い作家で固定の読者もかなり掴んでいるので、この電子ブックがどれくらい売れるかということに興味を惹かれます。一般書籍の電子化の試金石というに…
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宮崎県の口蹄疫問題と政府が打ち出した口蹄疫対策・畜産農家の補償案について

宮崎県の口蹄疫(こうていえき)の問題が大きな話題になっていますが、牛・豚・羊・鹿など偶蹄類に対する感染力が非常に強いウイルスのため、宮崎県内の牛・豚の畜産被害が更に周辺地域へと拡散することが懸念されます。口蹄疫ウイルスは人間への感染リスクと健康被害がないので、口蹄疫対策は各地方の畜産農家や偶蹄類の動物への被害をどれだけ小さく押さえ込める…
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F.ニーチェの『この人を見よ』に投影されたツァラトゥストラ(超人)の理想と自己讃美・復讐の衝動

フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)の思想というと『ツァラトゥストラはこう言った』や『道徳の系譜』が注目されやすいのですが、ニーチェの著作を概観してその思想のエッセンスを知りたいのであれば『この人を見よ』がお勧めです。ニーチェ哲学の入門書・解説書にも良書は少なからずありますが、『この人を見よ』はニーチェ自身が書いた自尊心の漲る自…
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“人の可能性・話す意欲・リソース”を引き出す解決志向カウンセリングのコミュニケーションスキル

ブリーフ・セラピー(短期療法)や解決志向型カウンセリングでは、クライアントの『内的リソース(心理的資源・能力)』や『問題解決行動の動機づけ』を新たな可能性として引き出そうとする。 効果的な言語的コミュニケーションを通して、『新たな可能性・自覚していない内的リソース』を引き出すという発想は、カール・ロジャーズのクライエント中心療法に…
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天童荒太『静人日記』の書評:『匿名の死』を悼む坂築静人の奇妙な生き方と現実の他者との距離感

人間と動物の差異として『死を悼む』ということがある。人間は血縁のある家族の死を悼むだけではなく、自分と付き合いがあった親しい友人の死を悼み、何かの縁があった知人の死を悼む。飼っていた愛らしいペット(動物)の死を、悲しみに暮れながら悼む人も少なくないだろう。しかし、人は年月の経過と共に『死を忘れる』ものでもある。あれほど悲しみや痛みに打ち…
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自力救済の中世社会における“無縁”と“暴力”:近代国家の中央集権的統治とヤクザの民間暴力

前回の記事の続きになるが、武士団と中世寺社勢力は『暴力(軍事)による威圧・実力行使』によって、自力救済の社会に最も良く適応した集団である。『国家(法律・制度)』と『社会(現実の生活)』とのギャップが大きくなった時には『実力行使(暴力・威圧)の優先度』が高まる、ヤクザも前近代社会の自力救済装置の一部と見なすことができるだろう。 社会…
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“国家(法権力)”と“社会(民衆社会)”のズレが生む無縁の世界:朝廷・幕府・寺社の多重権力

白河上皇の院政期(1086年~)を『中世の始まり』として、織田信長の京都入京(1568年)による武家政権の全国的政権化を『中世の終わり』とするのが通説であるが、伊藤正敏氏は著書『寺社勢力の中世――無縁・有縁・移民』の中で、祗園会を主催する感神院祗園社が京都に広大な『不入地』を獲得した1070年を『中世の始まり』とする仮説を出していて興味…
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“ネガティブな感情・気分”の悪循環を断ち切るための認知療法とセルフヘルプによる気分の改善

A.ベックの認知療法やA.エリスの論理療法(論理情動行動療法)では、『認知(物事の捉え方)が気分や感情を規定する』という認知理論の前提に立って、『自分にとって苦痛で不快な感情(気分)』を変容させることを目指していきます。『客観的な出来事』と『自分の感情・気分』が直接的に結びついていると、『嫌な出来事・つらい状況』があると反射的にネガティ…
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堀江貴文『格差の壁をぶっ壊す!』の書評:13の格差の論評と格差問題に対するスタンス

2000年代に入ってから『格差』という言葉が社会問題・将来不安を象徴するキーワードとなり、ライブドアの上場前後の時期には『勝ち組・負け組』という社会階層・所得水準の二分法が流行して、お金持ちの裕福で華やかなライフスタイルが『セレブ』としてメディアで持てはやされた。セレブやエリート(大企業のサラリーマン・上級公務員)の対極にある社会階層と…
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M.J.アドラー,C.V.ドーレン『本を読む本』の書評:本の正確な理解を目指す“読書のマニュアル”

読書をするためにマニュアルが必要なのかという疑問があるかもしれないが、『本の内容・読書の目的』によっては、M.J.アドラーの『本を読む本』のような読書のマニュアル本が役立つこともあるだろう。 日常的な読書習慣や学校の読書の時間、国語の学科教育によって、『本を読む本』のような効果的な読書の方法論やテクニックを自然に身に付けてしまえる…
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中世寺社勢力と非農民の“行人・神人・聖”が形成した“無縁の世界”:有縁の世界からの避難所

ゲマインシャフト(伝統共同体)としての『家族とのつながり・血縁地縁』が薄れていって、最期には誰にも看取られず孤独死してしまうという『無縁社会の問題』が以前マスメディアなどで取り上げられていた。ここでいう『無縁』とは、単純に人間関係のあらゆる縁が切れてしまうという意味だが、無縁状態は『孤独・不安』であると同時に『自由・独立』でもある。 …
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男女共同参画社会の構想とジェンダーフリー・性別役割の論点2:ジェンダーによる規範性と適応行動

前回の記事の続きになるが、ジェンダーフリー思想については、男女の『社会的・文化的・心理的性差』を完全に中性化する思想という風に考えるならば、その理念としての正しさはともかく、現実的な運用可能性としてはその運用は極めて困難だろう。ジェンダーフリーをどこまで原理主義的に捉えるかによってもその思想の現実的有効性は変わってくるが、『男らしさ・女…
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