“ヒトと動物の大脳の比較”と“チンパンジー(類人猿)の言語能力・心の理論を巡る実験”

前回の記事の続きになりますが、人間の『脳重量・大脳皮質のニューロン数』を、他の動物と比較すると以下のようになります。大型哺乳類と比較すれば人間の脳は特別に巨大なわけではなく、人間の脳機能の優位性には『高度な機能分化』や『脳機能と身体構造の協調』、『他の個体と協働する社会性の発達(コミュニケイティブな社会的動物としての進化プロセス)』が関…
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“人間の知能・感情”と“動物の知能・感情”のアナロジーが生む生命倫理(権利意識)の感覚

自然環境保護や動物愛護は『自然・動物の価値』を高く評価する運動理念ですが、自然環境(景観・気候)や動物の生命を過剰に徹底して守ろうとすると『人間の文明的・文化的な生活水準』をある程度は落とさなければならなくなります。自然環境や動物の生命(絶滅危惧種)を守ろうというエコロジーな意見には、大多数の人が賛成しますが、実際にどこまで人間社会の利…
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“自己評価・自己肯定感が低下する要因”と“自己評価を高めるためのポイント”

自己評価が不安定になったり極端に低くなってしまう原因としては、『非現実的・不適応的な自己と他者へのこだわり』があるので、この硬直したこだわりを緩和して、自分と他人の特徴や属性を自然に受け容れられるようになれば自己評価は安定しやすくなってくる。その方向に考えれば考えるほど、やる気や自信、楽しさがなくなっていくような『悲観的・自己否定的なこ…
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Googleが中国から撤退。Facebookへのアクセス数がGoogle検索へのアクセス数を抜く。

Googleが中国市場からの撤退を検討しているというニュースについては、過去の記事でも触れましたが、Googleは『中国市場からの撤退』を正式に発表したようです。Googleと中国政府の間では、『中国国内からのサイバー攻撃』と『検索エンジンの表示結果の検閲』が対立点となっていましたが、検索エンジンの検閲廃止などを求める交渉が合意に至るこ…
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自己評価に対する“自己愛の過剰性・劣等コンプレックス”の影響:自己評価を形成する3つの要素

『自己評価(self-esteem)』が低くなると、自分に自信が持てなくて劣等コンプレックスに悩まされたり、目的を達成するための行動やコミュニケーションが出来なくなったりして、日常生活(対人関係)に色々な支障や不利益がでてくる。『自己評価』の高低は『自己愛(self-love)』の強さとも関係しているが、自己愛が強ければ強いほど適切な自…
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宮台真司『日本の難点』の書評2:人間関係へのコミットメントと生活世界再建の教育論

前回の記事の続きになるが、日本社会のコミュニティ性(ゲマインシャフト)がなぜ解体したのかということについては、『二段階の郊外化』という概念で説明が為されている。『団地化・専業主婦化+ニュータウン化・コンビニ化』という二段階の郊外化によって、地域社会と家庭が次第に空洞化して、相互扶助的な人間関係の市場化(サービス化)と行政化(福祉国家)が…
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宮台真司『日本の難点』の書評1:現代社会のコミュニケーション論とマスメディアの衰退

宮台真司氏が社会学・哲学・現代思想・国際政治などの概念装置を用いながら、『現代社会の状況分析・対処法』を各章のテーマごとにまとめた新書である。新書にしてはかなりボリュームがあり読み応えがあるが、現代社会を生き抜くクリティカルポイントとして、個人の人生に承認や存在実感をもたらす『コミットメント(他者・社会への関与)』を重視しており、その論…
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近代化と情報社会化によって“マスメディアの役割・未来の共同体性”はどこに求められるのか?:2

人々の連帯感や一体感を高めてくれる“共同体性”は、共同体の存続発展や伝統文化を脅かそうとする“外部(外国・異民族・異文化)”によってその存在意義が強化される。悪意・武力を持つ仮想敵としての“外部”によって、共同体の“内部”の団結や連帯は強化されることになり、人々の『所属への欲求』が共同体性を介して満たされやすくなるが、情報化社会の進行に…
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近代化と情報社会化によって“所属の欲求・共同体性の回復”はどこに向かうのか?:1

共同体(ゲマインシャフト)は『安定した持続的な帰属感・連帯感』と『相互扶助の義務による恩恵・安心』を生み出すが、共同体の存続発展のために『個人の自由・権利』は大幅に規制され、帰属集団の共通ルールに違反すれば村八分や私刑などの過酷な制裁が科されることもある。 近代化・自由化が進む前には、個人は生まれ落ちた土地の村落共同体からそう簡単…
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ウェブが普及した情報化社会における“共同体性の喪失の不安”と“求心的な帰属イデオロギー”

インターネットが普及する情報社会の本格化によって、新聞・テレビ・雑誌といった『マスメディアの衰退』が刻々と進み、2009年にはインターネット広告が新聞広告をいつの間にか追い抜いてしまった。 マスメディア報道は、ウェブでは一般に否定的に言及されることが多く、保守派からも革新派からも『偏向報道・世論操作・ファクトの歪曲』といった内容の…
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駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』の書評:社会問題解決の事業化

誰でも若い頃には『何のために働くのか?』という仕事についての疑問を抱き、『お金を稼ぐこと以外の動機づけ』を探すものだと思う。生きていくためには、仕事を通して『生活の糧』となるお金を稼がなければならないが、どうせならば他人(顧客)や社会の役に立ったり誰かに感謝されたりする仕事をしながら収入を得たいという人も多いだろう。 どんな仕事(…
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“労働者-福祉受給者の社会的分断”を緩和する“部分的なベーシック・インカム構想”の可能性

前回の記事の続きになるが、行政窓口が採用する『水際作戦・受給者枠の数値目標』のように、生活保護の受給資格を満たしている困窮者の申請を受け付けないことなどは認められないが、適正な資格審査・就労支援(職業訓練)をして『不正受給・行政暴力(暴力団の利権化)』の問題にも対処していかなければならないと思う。 生活保護(公的扶助)の問題は、『…
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“生活保護の増加”と相関する“景気悪化・高齢化社会・雇用の質と量・労働インセンティブ”の問題

景気・雇用情勢が厳しい中、生活保護の受給者が180万人を超えたというニュースがでていた。09年12月時点の生活保護世帯数は130万7445世帯で過去最多を更新し続けており、180万人以上の生活保護者は高度経済成長初期の1956年5月以来であるという。 生活保護の受給者が増加している理由としては、『雇用(有効求人)の減少・高齢化社会…
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近代の学校教育制度の本質・役割とは何か?3:子どもの社会化と能力向上の個性教育のバランス

体罰指導によるレスポンデント条件づけというのは『動物の調教』と同じ原理であり、『善悪の判断基準に対する理解・納得』がそこに伴わないので、危険行為の緊急回避など限定された目的がない限りは、『教育手段としての有効性』は乏しいと言わなければならない。 『極刑・拷問が怖いから他人を殺さない』というように教え込むのは動物の調教であって人間の…
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近代の学校教育制度の本質・役割とは何か?2:教育の強制性・義務性とサービス業化の問題

義務教育というのは言うまでもなく、大人が子どもに学校教育・集団訓練を受けさせるものであって、子どもが自発的に学校で学び先生に指導されることを選択(希望)するわけではないので、原理的に『強制性・作為性』をそこから完全排除することはできない。 サービス業としての教育産業と義務的な学校教育との違いは、生徒自身(教わる者自身)が学校に通う…
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