アメリカの新聞社が『紙媒体』から『ウェブ中心』に業態転換:成長するネット広告に新聞はどう立ち向かう?

インターネットの広告事業の伸張によって新聞広告費が圧迫されていましたが、今回の金融危機の影響もあって、アメリカの新聞業界に大きな業界再編の波が襲い掛かりつつあるようです。ウェブ(PC+モバイル)が日常生活に浸透しつつある日本やアメリカなどの先進国では、インターネットの広告費は既にラジオと雑誌の広告費を抜き去っており、次の競合メディアとし…
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カウンセリングの基本技術としての『傾聴・中立性』:相手の話を引き出し自己洞察を深める傾聴の難しさ

カウンセリングや心理療法にはさまざまな理論や技法があるが、その最も基本的な技術は『傾聴・観察』と『クライアントの問題への興味の表示』である。カウンセリングの目的には大きく分けると『客観的な問題の解決(症状の緩和)』と『主観的な心理の変容(安定や成長の促進)』というものがあるが、初回面接(受理面接)では『相手の話したい内容を聴く』というこ…
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池田信夫『ハイエク 知識社会の自由主義』の書評:合理主義的な計画経済・社会設計に優越する自生的秩序

池田信夫が近代哲学と経済学の歴史を振り返りながら、オーストリア生まれの新自由主義者で経済学者のフリードリヒ・A・フォン=ハイエク(1899-1992)の思想・理論の要点を分かりやすくまとめた新書である。フリードリヒ・ハイエクは一般的には『自由市場の競争原理』と『個人の精神的自由』を重視する新自由主義者(リバタリアン)とされるが、本書では…
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森博嗣『キラレ×キラレ Cutthroat』の書評

いつの間にか『φは壊れたね』から始まり『ηなのに夢のよう』に続く森博嗣の“Gシリーズ”が一段落していたようで、『イナイ×イナイ』から始まる“Xシリーズ”というのが単行本化されていました。Gシリーズの“G”は「Greek(ギリシアの)」を意味していましたが、Xシリーズの“X”はタイトルに必ず含まれる「×」を指しているようです。登場人物や時…
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高級ホテルのバーで会合を開く麻生首相と庶民感覚からのズレを批判する記者:近代社会の権力観の変容

次期衆院選を控えた自民党の麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表が、景気対策の実施や国民生活の保護を掲げながら『庶民感覚』をアピールしている。しかし、麻生首相が連日のように高級ホテルのバーで会合を持っていることに対して、番記者が『夜の会合が連日で、一晩に何万円もするような高級店に行くのは庶民感覚とかけ離れているのではないか』と批判した。麻生…
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大英帝国のコーヒーハウス文化の衰退と国民各層に普及した“紅茶文化”:紅茶の国イギリスの近代化

『ブログ論壇の誕生』の書評記事で、政治的・公共的な討論を行う場が王国の宮廷のサロンからイギリスのコーヒーハウスやフランス・イタリアのカフェへと移行したという話を少しした。17世紀以前のヨーロッパの王朝では貴族階級の代表者が集まる宮廷政治が主流であり、政治の中枢である宮廷でサロンを開催して公共的な議論を行ったが、サロンとは貴族階級や知識階…
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佐々木俊尚『ブログ論壇の誕生』の書評:“マスメディアの言論”と“ネットの言論”の相補的発展の課題

ブログ(blog)は個人の力をエンパワーメントする情報発信のツールであり、ブログには日記や備忘録として書かれるプライベートなものもあれば、政治経済や社会問題の時事的なトピックに積極的な分析・考察・提言を加えていくクリティカルなものもある。ブログとは何であるかという共通の定義をする場合に、『技術的・仕様的な部分』については行うことができる…
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仕事や勉強に対するモチベーション向上のポイントと経済的・心理的インセンティブ:仕事のやる気と人間関係

仕事で高いパフォーマンス(成果)を達成したり勉強で効率的な学習(知識習得)を続けていくためには、目標や課題(タスク)に対する『一定以上のモチベーション』を維持する必要があります。モチベーション(motivation)とは自分から進んでやりたいと意図する内発的動機づけのことであり、自発的で積極的なモチベーションが高く保たれることで仕事や勉…
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社会主義的な『大きな政府』とF.A.ハイエクの『隷属への道』:計画経済と市場経済が生み出すもの

『民族・国家の繁栄』や『社会・技術の進歩』のために労働力としての国民(個人)が存在するという国家主義的な発想は、『帰属する社会集団』と『部分としての個人』を同一化させる集団主義の倫理性につながる。だが、ファシズムの挫折や実験的社会主義(計画経済)の失敗、付加価値(他者との差異)を重視する産業構造の変化、金融証券市場の拡大によって20世紀…
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グローバルな金融危機の拡大とG7の公金投入を核とした危機対策:規律と信用を失った金融システムの問題

アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機の底が見えず、日米欧の金融機関の信用力が大きく低下して世界同時株安による連鎖的な不況の波が世界経済を覆おうとしている。アメリカ政府は、今まで巨額の利益を貪ってきた金融機関を救済することに反対する世論を懸念して思い切った経済政策を実行できないでいるが、金融安定化法案が可決したことで小出し…
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“プライベートな人間関係”の親密度を推量する基準としての『応答可能性・援助可能性・価値基準の親和性』

過去に一般的な人間関係の特徴を『贈与-応答の原理』の視点から考えてみましたが、心理的な悩みの多くは『人間関係・コミュニケーションの問題』と関係しています。私たちがプライベートな人間関係(家族・恋人・友達)の親密度を推測する場合には以下のような基準があります。ここではプライベートな人間関係全般を取り扱うために、異性関係における性的な親密度…
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小飼弾・山路達也『弾言 成功する人生とバランスシートの使い方』の書評

ブログ『404 Blog Not Found』を書いている小飼弾氏が、現代社会を自分らしくサバイブするヒントや自分の社会的価値を高めるノウハウについて弾言(断言)している本です。いわゆる成功哲学や自己啓発の本として読める部分もありますが、人生・社会・ビジネス(事業運営)・環境問題について小飼氏の個性的な考察も所々に加えられており、ブログ…
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ギャンブル依存症と家族関係の問題の相関における類型:ジャック・ラカンの欲望の概念と意味への意志

ギャンブル依存症から離脱できないテクニカルな要因として、『勝利の快感・興奮が忘れられないという正の強化』と『今までの損失を忘れて“損切り”することができないという合理的判断の欠如』の二つを上げることができる。依存症が重症化すると『ギャンブルをするためにギャンブルをする(勝つか負けるかは二の次で毎日ギャンブルさえ出来ればそれで良い)』とい…
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ギャンブル依存症の簡易チェックシートと『損失補てんの焦燥感・刺激的興奮の追求』によるハイリスク行動

大阪市浪速区にある個室ビデオ店で15人が死亡、10人が負傷する悲惨な放火事件が起こり、46歳の小川容疑者が逮捕された。この事件にある背景として『ギャンブル依存・借金苦・家庭崩壊』と『個室ビデオ店の防火管理体制の不備(個室ビデオ店の簡易宿泊所化)』が指摘されているが、人間が人生の途上で失敗したり大きな借金を背負い込む三大要因として『アルコ…
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1人1台の“マイDS”を目指して任天堂の“ニンテンドーDSi”が発売:携帯ゲーム機にブラウザが搭載

ニンテンドーDS、ニンテンドーDS Liteに続く任天堂の新型ゲーム機として“ニンテンドーDSi(18,900円)”が11月1日に発売されるという。今でも最新のゲームをやってみたいという気持ちが完全に無いわけでもないのだが、自分自身がゲームをまったくしなくなってから10年余りの歳月が流れたことを思うと不思議な感じもするし、新たに魅力的な…
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国家の徴税権・統治構造の基盤にある“国民の安全・生活の保障”:税制改革と“税の中立性”の問題

麻生政権が発足して、麻生首相の所信表明演説に対して民主党の小沢一郎代表の所信表明演説が行われましたが、自公政権と民主党(野党)との対立の中心にあるのは財源の問題であり、財源確保のために税制をどう改革していくのかということです。アメリカの大規模な金融危機から発した世界的な景気悪化の継続を踏まえて、麻生首相は『財政再建・衆院解散よりも景気回…
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“社会適応”と“個性教育”を目的とする学校教育の問題点2:自己アイデンティティと思春期挫折症候群

『テストの成績・勉強への適性』として反映される学力の高低に偏重した学歴社会の問題点は、『学校教育における価値判断の一元化(成績・学力に偏った評価)』が起こりやすいということであり、勉強についていけなくなった生徒が必要以上に劣等コンプレックスを抱いたり、逸脱行動や不適応状態に陥りやすいということである。いじめ・非行・暴力などの逸脱行動や不…
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