Googleの進歩とWEBの変化が現実世界とネット世界に与える影響:2

WEBの世界は、『情報の消費者にとっての楽園』としての特性を強く持ち、『情報の発信者(生産者)の情報流通コストを0に近くできるメリット』を生み出しますが、その分、情報の消費者の主体的な価値判断と好き嫌い(選好)が直接的にアクセス数に跳ね返ってきます。 ただWEB2.0の特徴として、『ブログのトラックバック』や『SBMのブックマーク…
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Googleの進歩とWEBの変化が現実世界とネット世界に与える影響:1

梅田望夫氏の新刊『ウェブ進化論』を巡って、インターネット内部で様々な興味深い意見や感想が飛び交っているようなので、それに関連するWEBの利用形態の変化やビジネスへの影響などについて思いつくままに色々考えてみようと思います。 梅田氏のブログでは『「ウェブ進化論」とグーグル』で、著書と関連してグーグルの先進性と可能性を肯定的に評価する…
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三島由紀夫『暁の寺』『天人五衰』の書評の補足:仏教解説に込められた『存在・生命』への思い

下記の引用部分からは、飯沼勲の悲劇的な人生の末路と晩年の切迫した三島由紀夫の心情や悲劇の予兆が重なってしまうかのような印象を受ける。 三島は、『暁の寺』でくどくどしく記述した仏教的な静穏や安寧を思いながらも、狂信的な政治行動と共に訪れる悲劇的な死の結末の誘惑に抗し切れなかったようにも思える。 ――それにしても王子たちの日…
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三島由紀夫『暁の寺』『天人五衰』の書評

三島由紀夫の壮大な構想と豪奢な舞台の下に描かれた『豊饒の海』の第3部『暁の寺』は、仏教の信仰厚いタイ(シャム)の地を中心に話が進められる。 第4部『天人五衰』では、莫大な財産を偶然の幸運によって築き上げた本多繁邦の聖俗相半ばする生涯の総決算がなされる。 時代と歴史の傍観者として天寿を全うしようとする理智の権化であった本多が、夭折…
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ソリューション・フォーカスト・セラピーによる解決法の自己構築と潜在的な可能性への注目

心理学的知見に基づく問題解決志向のアプローチは、標準化された心理アセスメントの実施と効果的な心理療法(面接技法)の組み合わせによって計画的に行われてきた。現在でも、エビデンスベースドな臨床心理学を前提とするカウンセリングでは、問題(症状)の実際やクライエントの状態を的確に把握する為のアセスメント(心理査定)を行って、そのクライエントに適…
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『同じ穴の狢コミュニケーション』と『尊厳保持のコミュニケーション』:人の本能と倫理の価値承認を巡って

『九尾のネコ鞭』の「体育会系ジョークとオタクジョーク、その間にある深い溝」という記事を興味深く拝読させて頂きました。 この記事では、体育会系の人たちの自虐(本能)ネタ中心の相互的コミュニケーションとオタク系の人たちのマニアック(知識)ネタ中心の相互的コミュニケーションの比較論が実際の生活体験に基づいて分かりやすく述べられています。…
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クレペリンの早発性痴呆、ブロイラーの精神分裂病から現代の統合失調症へ至る歴史的変遷

前回の記事で、古典的な精神分析の精神病への適応の難しさについて述べましたが、現在の精神医療では、統合失調症患者に対しては、メジャー・トランキライザー(強力な向精神薬)による薬物療法が第一選択になっています。 抗精神病薬のクロルプロマジン(商品名コントミン,ウインタミン)の誕生(1952年)が、精神医療にもたらした恩恵は非常に大きなもの…
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『問題解決志向』の認知療法と『自己探求志向』の精神分析:心理面接の枠組みの重要性

幻覚妄想などにより現実検討能力を喪失した重度の統合失調症者とは、相互的な言語的コミュニケーションが不可能であり、心理療法は奏効しないというのが精神医学的な一般論でした。 特に、フロイトの創始した精神分析では、その治療対象を神経症領域に限定していて、統合失調症(旧称・精神分裂病)や気分障害(うつ病)には効果が薄いか副作用をもたらす危…
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生態(人間の心)と環境(外部の事象)をつなぐアフォーダンス:情動機能の肯定的な側面について

生物学的な個体としての人間は、絶えず外部環境と相互作用し、外部で生起する事物や現象から意味や使用方法をアフォード(提供・付与)されます。 ギブソンの知覚理論が提起したアフォーダンス(affordance)概念では、環境世界に普遍的な意味や価値がちらばっていて、人間の知覚機能はその意味や価値を自動的にピックアップすることが出来るのです。…
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カウンセリングにおける情動の制御困難と過剰抑圧の問題:感情の受容とコントロール

カウンセリングにおいてクライエントの問題として持ち上がってきやすいのが、情動の制御困難と過剰な抑圧の問題です。 最愛の人を喪失した深刻な悲哀感情をコントロールできなければ、人間は社会的行動力の低下や対人関係の回避といった不適応に陥ります。相手の無作法に対する怒りの感情を抑制できずに相手を物理的に傷害すれば、法的な責任を問われたり、…
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『ブログの量の増大』と『ブログの質の向上』の間にシナジー効果を生み出す事の困難

Blog向上委員会の『量は質を凌駕するかどうか』という記事を読んで、『ブログの質と量』について考えました。 定期的なコンテンツ更新のあるアクティブなBlogは、その継続期間が長くなればなるほど、“過去ログの蓄積”が膨大になっていきます。 『ブログの質的転換』を起こすような閾値があるのであれば、過去ログの分量が増大するにつれて質的…
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ポリュビオスの『政体循環論』と貴族制から民主制へのアテナイの政治体制の変遷

■様々な政治形態を経験したギリシア世界とポリュビオスの政体循環論 哲学以外にも、アルファベットなどの言語の基盤となったギリシア語、世界のあらゆる叙情的物語に強い影響を与えた悲劇や喜劇、絵画、彫刻といった芸術などギリシア文明社会が後世に与えた影響は計り知れないものがある。 ギリシア神話における主神ゼウスの祭礼の時に行われた平和…
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西欧文明世界の精神的源泉としてのギリシアの歴史物語と風土文物の魅力

■古代から現代に至るギリシアの歴史・文化・伝承―西欧世界の文字文化や哲学的営為の源泉として― 西欧文明社会における理性の営みの起源は、紀元前の古代ギリシア世界にまで遡ることができ、断片的な文献で確認可能な哲学の始まりも古代ギリシアの自然哲学者達にあるとするのが一般的である。 自然哲学の始祖はターレス(タレス)であるが、それ以…
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『言語的アプローチによる心への影響』と『物理的アプローチによる脳への作用』:情動の表現・特定・制御

標準化された心理アセスメントや神経心理学的な精神活動の機序など科学的根拠を持つカウンセリング(心理療法)の研究は、最終的には、効果測定による有意性が確認された認知行動療法的な技法に帰結する可能性が高いように思われる。 そして、認知的技法と行動的技法を結びつけた心理的問題の解決や精神症状の緩和は、それほど画期的な目新しい技法というわ…
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