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zoom RSS ストレスによる生体への悪影響:ハンス・セリエの汎適応症候群(GAS)

<<   作成日時 : 2005/07/08 00:12   >>

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あらゆる心理的な問題や精神障害(精神疾患)、対人関係の確執には、精神的ストレスが何らかの形で作用しています。
まず、身体の遺伝要因・体質気質類型・生理学的障害などの生物学的基盤があり、その基盤に精神的ストレスが過度にかかることによって全ての精神障害や心理的問題(深い苦悩・悲哀・抑うつ・怒り)が発生してくるというのが『素因・ストレスモデル』と呼ばれるものです。
素因ストレスモデルは、“人間の先天的な生物学的素因”“後天的な環境的要因(心理社会的因子)”が相互作用することによって、精神の病気や心の問題が生み出されるとする科学的な実証性を重視するエビデンス・ベースドな理論といえます。

素因ストレスモデルで、心因性の精神疾患や心理的困難を考える場合には、現在まで生きてきた人生の過程で、その人のストレス耐性やストレス対処能力を超えた精神的ストレスの負荷がかかった結果であると考えます。

職場や学校、家庭、公共の場などにおいてストレスフルな環境におかれやすい現代人が、精神の健康や心の安息を維持する為に最も重要なことは“ストレス・コーピング(ストレス対処法)”を適切に行うことです。

そして、自分に合ったストレスの対応を無意識的に行えるようになり、心理社会的なストレッサー(ストレスの原因となる刺激)に対する“耐性(ストレス・トレランス)”が高まっていることを実感できるようになると、精神的ストレスによる心身への健康被害を最小限に抑えることが出来るようになります。

ストレスとは何かと改めて正面から問われて即座に答える場合には、正確なストレス学説の知識で答える必要はなく、誰もがストレスとは何であるかを知っています。
大多数の人は、『ストレスとは、私が嫌悪や不快を感じる状況・場面・相手である』と認識していて、出来るだけ不快な強いストレスを減らしたい、ストレスのない環境で仕事や生活を満喫したいと考えています。

ストレスが何故、身体や精神に悪い影響を与えて様々な不調や疾患を引き起こしてしまうのかを知る為の理論としては、カナダの生理学者ハンス・セリエ(H.Selye 1907-1982)が提唱したストレス学説があります。
ストレスは、元々機械工学の専門用語であり、『外力が物体に加わった場合の歪み・不均衡』という意味を持っていました。

近代医学の歴史において、ベルナールは『生体の生命維持には、外部環境の変化に左右されない生体内部の恒常性』が必要であると考え、アメリカの生理学者ウォルター・B・キャノンはベルナールの発想を更に押し進めて“生体恒常性(ホメオスタシス)”の概念を提示しました。
ホメオスタシスとは、生物が生命維持の為に持つ環境適応能力であり、“外部環境の温度・湿度・圧力・化学成分など”がある程度変化しても、それに対応して生体内部の環境を一定に保つ機能です。

生体のホメオスタシスは、自律神経系や内分泌系、免疫系といった『不随意的な身体機構』によって維持されていると考えられます。
ホメオスタシスを実現することに特に重要な働きをしているのは、視床下部を中枢に持つ自律神経系です。
自律神経系のうち、交感神経は“向活動性(エルゴトロープ)”の働きでエネルギーを消費する方向に身体をコントロールし、副交感神経は“向栄養性(トロホトロープ)”の働きでエネルギーを保存する方向に身体をコントロールします。

ハンス・セリエは、ストレスを『外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応』と考え、ストレッサーを『ストレスを引き起こす外部環境からの刺激』と定義しました。
私たちは日常生活でストレスとストレッサーを分けて考えることを余りしませんが、正確には、ストレスというのは、有害な外部刺激(ストレッサー)を受けた身体の反応・状態のことを指しています。

代表的なストレッサーの種類には、温熱、寒冷、痛覚、圧力、光、騒音といった“物理的ストレス”、薬剤、有害化学物質、環境ホルモン、化学合成物といった“化学的ストレッサー”、細菌、ウイルス、カビなどの“生物学的ストレッサー”、人間関係の葛藤や社会的行動に伴う責任や重圧、将来に対する不安、大切な人の喪失体験、経済的困窮などの“精神的ストレッサー”があります。

セリエのストレス学説の基盤は、“適応症候群(adaptation syndrome)”の理論にあります。
適応症候群とは、ストレッサーに曝された生体が見せるストレッサーの有害性に適応しようとする一般的な化学的反応のことです。


適応症候群……脳の視床下部と副腎皮質などの内分泌腺のホルモン分泌や自律神経系の神経伝達活動によって誰にでも起こる一般的な反応で、これによって生物はホメオスタシスを維持し、ストレス刺激に耐えています。

適応症候群は、以下の二つに分けられます。

汎適応症候群(GAS:General Adaptation Syndrome)……ストレッサーに対する生体の全身適応反応です。

局所適応症候群……ストレッサーに対する生体の局所的な適応反応です。


全身適応症候群は、ストレッサーを受けてからの時間経過とストレス適応状態によって、『警告反応期』『抵抗期』『疲憊期』の3つの時期に分けることが出来ます。



汎適応症候群(GAS:General Adaptation Syndrome)の3つの時期

1.警告反応期……心身に有害なストレッサーに対する警報を発し、ストレスに耐えるための内部環境を急速に準備する緊急反応をする時期です。
警告反応期は、更に、突発的なストレッサーの有害刺激を受けて、ショックを受ける“ショック相”とそのショック状態を脱け出して本格的なストレスへの適応反応を始める“反ショック相”とに分けられます。

ショック相(受動的反応期)……外部環境から突然の刺激を受けて、それに十分対応できずショックを受けている状態であり、自律神経系の均衡(バランス)が崩れて『心拍低下・血圧低下・体温低下・血糖値低下・筋緊張の弛緩・血液濃度の上昇』などの現象が見られ、いまだ外部環境に適応できていない状態と言えます。
ショック相の持続期間は、数時間〜1日程度とされます。

反ショック相(能動的反応期)……ショック相で受けた突然のショックから立ち直って生体のストレス適応反応が本格化し始める時期です。
脳はストレッサーの有害刺激を受けると、ホルモン分泌器官である“視床下部”からCRF(Corticotropin Releasing Factor:副腎皮質刺激ホルモン放出因子)“下垂体”へと分泌して、下垂体のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)ベータ・エンドルフィン(精神を安定させ苦痛・不安・緊張の緩和や神経伝達活動の活性化を行うホルモン)の分泌を促進します。

ACTHを受け取った副腎皮質からはコルチゾール(糖質コルチコイド)が分泌され、副腎髄質からはアドレナリン(エピネフリン)やノルアドレナリンが分泌されます。
それらの生体ホルモン分泌によって、ストレスへの耐性や自己防衛反応を高めます。
コルチゾールは、体内の物質代謝を活性化させて、栄養素を吸収し分解するだけでなく、外部の異物やウイルスを排除する免疫系に作用して感染などの危険から身体を守り、抗炎症作用を発揮します。
アドレナリンは、交感神経を興奮させて怒りや恐怖の情動を起こさせるだけでなく、心拍や血圧、体温を高めて筋肉を緊張させ、外敵との戦闘態勢を整える役割を果たします。
これは、原始的な自己防衛本能であり、『闘争・逃走反応(fight or flight reaction)』とも呼ばれるものです。

反ショック相では、ホルモンなどの働きによって『副腎皮質の肥大、胸腺リンパ組織の萎縮、血圧上昇、体温上昇、血糖値上昇、神経活動亢進、筋緊張の促進』といった身体の変化が起こり、外敵への戦闘と防衛の態勢を整えます。
しかし、この内分泌系による防衛システムは、物理的ストレスには強くても精神的ストレスに対してはあまりうまく機能しないという弱点もあります。

つまり、あからさまな他者に対する暴力や責任を伴う社会的場面からの逃走は、法治国家を前提とする現代文明社会では許されませんから、生理学的な原始的防衛システムである『闘争反応・逃走反応』では不快なストレスを解消することが難しくなっているという事です。

会社で、嫌味な上司から小言を言われて精神的ストレスを受けたとしても、その場で殴りかかる闘争反応をするわけにはいきませんし、会社から逃走するような反応をとることもできませんから、現代人はそのストレスの反応が時間的経過によって鎮まるまで静かに忍耐しなければならないことが多くなります。
その為、現代社会で最も有効なストレス対処法は、短絡的な攻撃でも反射的な逃走でもなく、外界の出来事や対人関係をどれだけ自己肯定的に建設的な方向に意味づけできるのかという『認知理論的方略』だと考えられます。
認知パターンの改善的変容と合わせて、仕事以外の人間関係や趣味を充実させていくことによってストレスを無理なく解消できる時間を確保することが大切だと思います。
また、精神的にリラックスして安心感や心地良い刺激を得られる『良好な人間関係の構築と維持』を心がけることも重要なことですね。

とはいえ、このホルモンを利用した“視床下部―下垂体前葉―副腎皮質の生理学的システム”が、生体の抗ストレス反応の基本となっているのです。


2.抵抗期……生体の自己防衛機制としてのストレッサーへの適応反応が完成した時期で、持続的なストレッサーとストレス耐性が拮抗している時期です。
しかし、ストレスに抵抗し続けるには、適応の為のエネルギーが必要で、そのエネルギーが消費し過ぎて枯渇すると『疲弊期』に突入してしまいます。
適応エネルギーが枯渇する前に、ストレッサーの有害な刺激が弱まるか消滅すれば、生体はストレス反応から回復して健康を取り戻します。


3.疲憊期……長期間にわたって継続するストレスに生体が対抗し切れなくなり、段階的にストレッサーに対する生体の抵抗力(ストレス耐性)が衰えていきます。
疲憊期の初期には、『ショック相』に見られるような生体機能の低下や不適応が見られ、内分泌腺である副腎や胸腺が萎縮し、心拍・血圧・血糖値・体温も低下していきます。
更に、疲憊状態が長期にわたって継続し、ストレッサーの有害な刺激が弱まることがなければ、生体は最後には死を迎える事となります。


注記:汎適応症候群は、様々なストレスによる身体への悪影響を中心に構築された症候群の理論であり、精神的ストレスによる心理への悪影響については十分な説明ができていないことに留意する必要があります。


■参考書籍

この記事を読んで、ストレスの生物学的な解明や科学的なメカニズムについて更に精細に勉強してみたいと思われた方には以下の書籍を紹介します。
やや難解な専門的内容を含みますが、ハンス・セリエ『生命とストレス――超分子生物学のための事例』というセリエの鋭い洞察力と知性的直観に満ちた講義録と合わせて読むと一層、生理学的機序を踏まえたストレス心理学に対する理解が深まるものと思います。

ストレスの生物学―ストレス応答の分子メカニズムを探る




ストレスの生物学―ストレス応答の分子メカニズムを探る (OHM BIO SCIENCE BOOKS)

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