社会における職業選択と自己アイデンティティの確立の問題

徳保隆生さんの『梅田望夫さんが見ている、どこか遠い世界』と『勉強のできない人から職を奪う生き方の提案』という記事を読んで、勉強能力と学習能力の現代における意義や対人スキルの必要性を考え、職業生活と自己アイデンティティの確立の相関について思いを巡らせました。 徳保さんの意見は、梅田望夫さんの記事を踏まえて書かれている訳ですが、梅田さ…
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『キャノン・スペシャル ジュラシック・コード』の雑感と精神分析理論とのアナロジー

6月25日に、『キャノン・スペシャル ジュラシックコード~人類700万年・封印された脳内恐竜の謎』というテレビ番組が放映されていましたが、偶然、私が過去に書いた『ポール・マクリーンの脳の三層構造仮説』と内容が重複する番組でした。 番組内容は、『脳の進化の過程』と『人類の歴史の過程』とには密接な関係があり、人類の生命力と原始的欲望の…
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自己愛と対象愛によって満たされる私:健全な自己愛と病的な自己愛

フロイトは、自己愛(self-love)を自他未分離な状態の未熟な感情であるとし、自己愛の過剰による誇大自己や自我肥大による万能感を幼児的なものとして否定的に認識していた。 精神的に成熟した大人の自我は、自己愛に執着する事なく、自分の外部にある他者や対象を愛することが出来るようになる。 つまり、健全な成熟した自我を形成した人は、現実…
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心身症的な仮面うつ病とうつ病に罹りやすい性格傾向

現代の代表的な精神障害であるうつ病は、抑うつ感、無気力、不安感、集中困難といった精神面の症状だけでなく、頭痛や胃部不快感、関節痛、肩凝り、激しい動悸といった身体面の症状を伴うケースが多く見られます。 種々の身体症状の苦痛や身体の不調を感じた人が、詳細な身体医学的検査を受けた場合に、全く異常や疾患の所見が得られない場合には、“仮面う…
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人間の豊かな心理世界を悠然と浮遊するイメージ療法の実際

過去の記事で、意識水準の低下と言語的暗示による催眠療法の概略について説明しましたので、今回は自発的にイメージを浮かべて主体性を失わずに実践するイメージ療法の概観について述べてみたいと思います。 イメージとは、心の内面に浮かび上がってくる視覚化された映像・光景・現象・事物のことですが、イメージを浮かべるのに慣れていない時には、なかなかイ…
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催眠の応用としての前世療法やインナーチャイルド・ワークとリアリティの問題

催眠のトリックを暴けば、暗示的な言葉を素直に受け容れ易くなっている状態を、治療目的で意図的に作り上げることなのですから、『暗示的な言葉に従いたくないという抵抗』を打ち崩して催眠の効果を発揮することは出来ないのです。 故に、臨床心理学や心理療法の観点から見た催眠には、相手の意志や考えに反する行動を無理矢理取らせる力はありません。 …
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ウェブリブログの機能強化:インポート/エクスポートによるブログ間の互換性向上

6/20に、またウェブリブログの機能強化が為されたようですが、今回は『タグ入力補助機能』と『インポート・エクスポート機能』が追加されました。 私は、ブログの新規登録画面に直接書き込まずに、テキスト・エディタを使って文章を仕上げてからコピー&ペーストで貼り付けてブログを更新しているので、タグ入力補助機能を使う機会がないのですが、直接書き…
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意識水準の低下と暗示性亢進を利用する“催眠療法”について。

イメージとは、精神世界に浮かび上がる表象であり、内面で視覚的に映像化される心像ですが、イメージは緊張して覚醒した意識状態よりも弛緩して低下した意識状態において発生しやすくなります。睡眠時に見る夢の内容や光景も一種のイメージですが、夢のイメージは、眠っている間に自律的で自動的に発生するものなので、リラクセーションや自己催眠によるイメージよ…
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ブログ(Weblog)とウェブサイト(ホームページ)の特性と情報発信の目的による選択:2

前の記事に書いた『ブログに移行しない理由』が、そのままブログ(Weblog)とウェブサイトの機能的特性やサイト管理者の目的志向性につながっていくのではないかと思います。 既に言い古された観もありますが、情報発信手段としてブログとウェブサイトのどちらを選択するのかを左右する基本的な差異の一つは、前提知識を必要とするか否かの違いです。…
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ブログ(Weblog)とウェブサイト(ホームページ)の特性と情報発信の目的による選択:1

かつてインターネットでの情報発信手段の主流は、エディタにHTMLをコツコツと記述して作成する“ウェブサイト(ホームページ)”か大まかなページ構成と簡易な編集画面をサービス提供会社が用意してくれる“レンタル型のウェブサイト”でした。 現在では、HTMLやCSSを手書きするウェブサイトの新規開設が減り、従来のウェブサイトからブログへと移行…
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“アレキシシミア(Alexithymia)”と感情生活の豊かさを求める“イメージ療法”

自分の感情を洞察したり、自分の気持ちを言葉で表現することが苦手な“アレキシシミア(Alexithymia:失感情症)”や自分の身体感覚に気付くことの出来ない“アレキソミア(Alexisomia:失体感症)”の状態にある人は、職場や家庭での対人関係で過剰適応を起こしやすく、“胃・十二指腸潰瘍、本態性高血圧、狭心症、気管支喘息、頭痛、過敏性…
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パニック障害に対するカウンセリングと薬物療法について

脳内の視床下部青斑核のノルアドレナリン系神経細胞(ニューロン)の異常興奮、ニューロン間のシナプス間隙におけるセロトニン(5-HT)の不足やセロトニン受容体の感受性亢進などの神経生理学的原因を仮定して、その生理学的障害を改善する事を治療方略とするならば、その治療法の主体は医学的な薬物療法となります。 精神科や心療内科で行われるようなパニ…
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予期せぬパニック発作の恐怖と混乱に襲われる“パニック障害”について:2

パニック障害がどのようなメカニズムを経て発症するのかという症状形成過程については、神経生理学や薬理生理学の知見から大部分が解明されてきています。 パニック発作は、乳酸の静脈注射を行ったり、吸入する空気の二酸化炭素濃度(5%の二酸化炭素を約10分吸入)を上げることで、人為的に誘発することが出来ることが知られていますが、パニック障害に罹患…
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予期せぬパニック発作の恐怖と混乱に襲われる“パニック障害”について:1

日常生活を通常通り営むことを困難にする“不安感の情動障害”と関連した精神障害に、パニック障害(panic disorder)があります。 パニック障害は不安障害の下位分類ですが、別名・恐慌性障害とも言われるように、突発的なパニック発作(不安発作)によって慌てふためき混乱する症状を中心に、心悸亢進や大量発汗、胸痛など幾つかの生理学的症状…
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賢者は、歴史と経験と科学に学び、時空を超えて他者と語り合う。

人生を生きていく途上で出会う数々の問題や困難を解決する為に、ある人は自らの主観的な経験則に従って判断し、ある人は書物から得た論理的な知識に従って判断する。 プロイセンを中心としたドイツ帝国を創建し、ドイツ近代化の礎石を築いたプロイセンの鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルクは、『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』と語ったが、過去の歴史…
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突然降りかかる“振り込め詐欺”に騙されないようにするために。

昨年来、『婆ちゃん、オレだけど、交通事故にあって今すぐ示談金がないと大変なことになる…』というような孫を可愛く思う老人の心理につけこんだ卑劣なオレオレ詐欺から始まり、振り込み詐欺、振り込め詐欺というような同種の犯行形態と心理的動揺を利用する手口による巧妙な詐欺犯罪が続いています。 しかし、今までマスメディアで何回も取り上げられ、“振り…
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多彩な症状を呈する神経症(neurosis)とは何なのか?

フロイトを始祖とする精神分析の主要な適応症とされた古典的な精神疾患として神経症(neurosis)があるが、神経症とは単一の病態や特定可能な症候群を指示する病名ではなく、多種多様な複数の心因性疾患が寄せ集められた“総合的な病的状態”を意味する用語である。 同じ神経症患者であっても、ある人は立ち上がれなくなり、ある人は声を発する事ができ…
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精神の正常と異常を区別する心理学的な相対的基準(適応・価値観・平均・病理の視点)

精神医学の精神病理学は『健康な人間・病気の人間』の二項対立図式を前提としていますが、臨床心理学の異常心理学(abnormal psychology)はその名前からも推察されるように『正常な心理・異常な心理』の二項対立図式を前提としています。 “過去の記事”にも書きましたが、精神の健康と疾患の境界線、あるいは、正常と異常の境界線とい…
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カウンセリング理論(心理療法理論)の実践と異常心理学(精神病理学)の発展の相補性

精神医学には、精神病理の病態を研究対象として、診断基準や治療法を考える“精神病理学”がありますが、臨床心理学の領域で、精神病理学に相当するものとして“異常心理学”があります。 ここでは、過去の記事で何度か書いた『正常と異常の区別の倫理的問題』『近代社会の差別構造』などには触れずに、精神の病理や心理の問題を研究する事の意義や目的について…
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精神障害の診断・統計マニュアルDSM-Ⅳと実践的カウンセリングの関係

精神医学領域における精神障害の定義分類・診断基準として主流になってきているのは、アメリカ精神医学会(APA:American Psychiatric Association)が作成編集したDSM-Ⅳ(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,4th edition)である…
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クール・ビズ(COOL BIZ)普及の要因としての『快適性・実用性・ファッション性』

6月の梅雨入りを間近に控えたこの季節は、カラッと気持ちよく晴れた天気が続き、心まで軽やかになるような青空が広がって気持ちいいですが、夏の猛暑に先駆けた暑さが日に日に厳しさを増し、ネクタイを締めたスーツ姿で働くのが苦痛な季節でもあります。 環境省地球環境局が、地球温暖化の防止策として提起したビジネスマンの夏の軽装“クール・ビズ(Co…
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ポール・マクリーンの脳の三層構造仮説:本能~情動~知性の相補的な機能

アメリカのポール・マクリーン(Paul MacLean, 1913-)は、人間の脳の構造と行動様式を、“生物の進化の過程”と“動物の原始的な本能”から説明することを試みて、“脳の三層構造説”の仮説を提示しました。 ポール・マクリーンによれば、人間の脳は『爬虫類脳→旧哺乳類脳→新哺乳類』の順番で進化し、機能を複雑化させ高度化させてきたこ…
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孤独なる独我論的世界からの解放と社会的な責任意識の萌芽:自己愛を超えて対象愛へ

シグムンド・フロイトは、恋愛関係に伴う複雑な心理過程や異性に対する特異な感情を、生物学的な本能であるリビドー(性衝動)に還元し、『恋愛とは延長された性衝動の充足であり、恋愛による精神的な興奮と苦悩はリビドーが抑圧された葛藤状況を意味している』と考えた。 しかし、多様性と個別性に満ちた人間のプラトニックなエロスの関係を、『性的衝動の充足…
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眼差しと微笑みと言葉による求愛行為:様々な経路で伝わってしまう気持ちと印象

誘うような魅惑的な瞳、透き通るように綺麗な瞳、情熱的で力強い瞳、攻撃的で恐ろしい瞳、冷淡で感情の感じられない瞳……『目は口ほどにモノを言う』という古来からの諺は、人間をはじめとする高等哺乳類にとって生物学的にも正しい言説である。 “尊敬、親愛、好意、信頼、友情、崇拝、誘惑”といった友好的な好ましい感情を込めた眼差しがある一方で、“敵意…
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ウェブリブログのテキスト容量無制限化と機能強化

テキスト容量無制限化と機能強化のお知らせ 私は、このBIGLOBEが運営するウェブリブログを使用する前に、他の企業のブログサービスを幾つか試験的に利用してみたのですが、その中でウェブリブログの唯一の欠点と感じていたのが『ディスク容量の小ささ・新着トラックバックとコメントの非表示』でした。 今回の機能強化によって、テキスト容量…
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