精神世界の科学的認識を目指したフロイトと精神世界の内省的把握を目指したユング

この記事の全文は、新ウェブサイトの記事に移転しました。

https://esdiscovery.jp/candy/blog_works/200504_02.html

C.G.ユング(1875-1961)が、数多くの精神病者の臨床経験と神話伝承の研究、自己内面の洞察や瞑想を踏まえて提示した無意識の概念は、個人と人類という“階層構造”を持っている。

S.フロイト(1856-1939)が、神経症者の臨床経験と夢判断の研究、自己の生育歴の回想と洞察を踏まえて提起した無意識の概念は、表層の意識領域と深層の無意識領域という階層構造を持っているが、無意識の内部には階層構造を持っていない。

(中略)

それは、近代の科学主義(合理主義・経験主義)に基づいた観察・実験によって真偽を検証する自然科学的世界観を重視するフロイトと近代主義の制約にこだわらず創造的な思索や内省的な洞察・瞑想などによって得られた非科学的なイメージや神秘的な情動も重視するユングの違いである。

ユングの集合無意識や性格理論であるタイプ論などについて、近いうちに加筆します。

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