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『裁判員制度』の選任方法・設立趣旨と国民を刑事司法に参加させる方法について
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2008/12/01 12:45 |
情報化社会における著作権・知的財産権の問題4:リバタリアニズムと功利主義の視点から見る著作権の正当性
著作権の財産権としての部分はその意味でも自然権的な権利ではなく、システム(ビジネスモデル)や複製技術、マーケティング、法律制度によって担保される人工的な権利としての特色を持ちます。自然権から承認される私的財産権の大半には、税率の議論はあっても利益配分・権利の強さに対する議論の余地は殆どありません。一方で、無体財産権としての著作権については『利益還元率をどれくらいにすべきか・どれくらい強く複製を禁止すべきか』といった議論があるのですが、その理由としては、著作物(創作物)から獲得できる利益の大きさと... ...続きを見る |
2008/05/25 01:21 |
情報化社会における著作権・知的財産権の問題3:著作権ビジネスとマスメディアが生んだ創作物の経済価値
アダム・スミスの『国富論(諸国民の富)』では個人の利己的な利益追求が結果として全体的な利益(分業促進・技術開発)につながるという理想的な自由市場経済のモデルが語られますが、経済政策で干渉しない自由市場経済(市場原理)に富の偏在や格差拡大、景気の悪化といった問題があるとしても、私的所有権(私有財産権)には明らかに功利主義的(帰結主義的)な社会全体のメリットがあると考えられています。しかし、無体物に対する知的財産権である著作権の場合には、ロックの労働所有論から所与(当たり前)のものとしての著作権を取... ...続きを見る |
2008/05/23 02:31 |
情報化社会における著作権・知的財産権の問題2:文化発展の目的性と私的所有権を導く自己所有権の原則
著作権と聞いて一般的にイメージされるのは『著作者・著作権者の権利(利益)の保護』ですが、著作権法第1条の理念に示される立法趣旨には『著作者等の権利の保護』と『文化の発展』という二つの要素が示されています。一般的に著作権を守ろうという主張をする場合には『社会全体の文化活動の発展』と『著作者(創作者・アーティスト)のモチベーションの維持』が掲げられることが多いのですが、現実的な問題で対立点となるのは著作権の財産権としての部分をどれくらい強く守るのが公正なのかということでしょう。著作権には自分の作品を... ...続きを見る |
2008/05/20 18:29 |
情報化社会における著作権・知的財産権の問題1:著作権の排他的独占性とインターネットの影響
インターネットの普及とIT機器の発達は、個人の知的生活の効率性を加速させる一方で、グーテンベルク以降の出版印刷技術を遥かに凌駕する『複製技術の進歩』をもたらしました。パソコンを利用した“テキストのコピー&ペースト”や“音楽・映像のダウンロード(保存)&複製”は、個人の情報生活環境と知的生産効率を劇的に変化させた要因であると同時に、情報コンテンツの創作者が持つ独占的な権利であり“富の源泉”である『著作権(コピーライト)』との衝突を引き起こしました。 ...続きを見る |
2008/05/20 18:10 |
“言論・表現の自由”とインターネットの規制論議:青少年保護のためのフィルタリングと規制の強度の問題
青少年の健全育成と情報環境の調整を目的とするインターネット規制案が与党で議論されていますが、『公権力による法規制派』と『民間による自主規制派』とで意見が割れているようです。大きな流れとしては、自民党総務部会が自主規制派である『インターネット違法・有害情報対策プロジェクトチーム』を立ち上げたことにより、民間業者による自主規制と未成年のケータイのフィルタリングが採用される見込みが強くなっています。当面は、公的機関による情報の価値判断(有害性の認定)や強制削除という法的措置が取られる可能性は低くなりま... ...続きを見る |
2008/05/13 16:29 |
漫画やゲームに登場する“創作上の人物”に対する表現規制の問題:『表現の自由』と『メディア学習』
あらゆる情報(コンテンツ)を容易に複製・頒布・共有できるインターネットの普及に伴って、音楽や映像作品などの『著作権の問題』が取り上げられる機会が増えましたが、ここ最近は、インターネットを含む各種メディアを介在した『有害情報の規制』に関連する政治的議論が活発になっているようです。有害情報とは何かを一義的に定義することは出来ませんが、多くの人にとって有害情報は『性的指向・性的嗜好(セクシュアリティ)』と深い関連を持っています。青少年の健全育成にとって有害な情報という時、私たちの脳裏に反射的にイメージ... ...続きを見る |
2008/03/17 21:57 |
インターネットの危険性・有害性の認知とメディアバイアスによる印象形成の考察
前回の続きになりますが、個人的には韓国型の規制を『インターネット実名制』と呼ぶのには抵抗があり、全ウェブサイトで匿名が使えなくなり実名表記を強制されるというような誤解を与えるので、『インターネット事前実名登録制・トレーサビリティ(追跡性)強化制・発言責任自覚制』というような規制の目的・実情に合った名称で呼ぶことが望ましいと思います。ウェブ上の書き込み(発言)が明確な違法性を構成した時に限り、確実に発信者を特定できるようなトレーサビリティを確保するという形式の規制であれば、現在の匿名支持のユーザで... ...続きを見る |
2008/01/24 09:22 |
インターネットの“匿名制・実名制・トレーサビリティ”の考察と韓国のインターネット実名制の方式:3
前回のウェブ関連の記事の続きを書いたので、日にちの間隔が開きましたがアップしておきます。総務省が検討しているとされる2011年のインターネットの法的規制についてですが、佐々木氏は『仔細に読むと、今のところ規制の方向へは動いていないようですが、規制を可能にするニュアンスはあり、運用による規制の可能性を秘めています』と語っています。韓国で2007年7月から実施されているインターネット実名制が『PVと影響力の大きなサイトに限定された実名登録・匿名での書き込みは可能』であるように、一般的にイメージされや... ...続きを見る |
2008/01/24 08:44 |
インターネットの“匿名制・実名制・トレーサビリティ”についての考察とウェブに蓄積された価値:2
前回の記事の続きですが、J-CASTニュースのインタビュー記事で佐々木氏はネットリテラシーについて以下のように答えていますが、よほど悪質な書き込みや特定個人(特定組織)に直接的な危害・損失を与える恐れがある発言を除いて、ネットでは『スルー力による情報のフィルタリング』が重要になってくると考えます。スルー力という場合には、感情的に不快になるコンテンツをスルーするという意味だけではなくて、自分の探している情報やコミュニケーションと合致しない玉石混淆の石を選り分けていきウェブの主観的な利用価値を高める... ...続きを見る |
2008/01/05 13:40 |
インターネットの“匿名制・実名制・トレーサビリティ”についての考察とウェブに蓄積された価値:1
J-CASTニュースに佐々木俊尚氏のインタビュー記事『ネットでの誹謗中傷問題(上) 実名の義務付け ネットのプラス面をつぶす』が掲載されていたので、本来は続編(全三回)がアップロードされてから感想を書くべきですがネットの匿名制と規制問題について雑感を記しておきます。ちょうど数日前に佐々木俊尚氏の『フラット革命』を読了していたのですが、この書籍は佐々木氏の実際のウェブ体験と各問題の当事者への綿密な取材に基づいて書かれており、『ウェブが現実社会に与える影響』を客観的かつ的確に抽出した良書です。そして... ...続きを見る |
2008/01/04 06:24 |
特定電子メール送信適正化法の改正で迷惑メールは減るか?カスタマイズ可能な“Google モバイル”
読売新聞の社説に、スパムメール規制の法改正に関する記事がありました。パソコンではGoogleのGmailをメインに使って、ケータイではパソコンからのメールを受信拒否にしているのですが、今のところ、これで迷惑メール(SPAMメール)の8割方は防ぐことが出来ています。個人的には迷惑メールによって日常の業務が支障されたり、詐欺的なウェブサイトに誘導されたりといった被害はまずないのですが、今現在でも迷惑メール(SPAMメール)の送信量や被害は減っていないようです。一般的なウェブユーザが感じる迷惑メールの... ...続きを見る |
2007/10/21 02:35 |
個人の権力(暴力)を禁止する法治主義国家における加害者と被害者:アメリカ国民の武装権の問題
前回の記事で、アメリカ国民の自衛(犯罪への抵抗力)と革命(政権との対等性)を担保する武装権(自衛権)について考えたが、銃所持に肯定的なアメリカの保守層は、アメリカの伝統的な価値観を守ろうとするパトリオティズム(愛国心)と主権者としての自負心が強い。 ...続きを見る |
2007/04/26 11:28 |
JR北陸線の電車内で起きた暴行事件・バージニア工科大学の銃乱射事件・アメリカ合衆国と武装権
2006年8月にJR北陸線の特急電車「サンダーバード」の車内で若い女性が暴行され、解体工の植園貴光被告(36)が再逮捕された事件が話題になっている。植園被告の性犯罪に至る経緯や心理については詳細を考察するだけの情報がないが、サンダーバード車内での事件以降にも更に同様の女性暴行事件を引き起こしていたことから犯行の常習性や罪悪感の無さを疑わせる。累犯性のある性暴力(異常性欲)や強迫性のある性衝動の問題に確実に対処できる司法矯正のメソッド(更生プログラム)の開発が急がれるが、被害者が受ける深刻な精神的... ...続きを見る |
2007/04/25 14:04 |
2ちゃんねるの閉鎖騒動と“フロンティアとしてのインターネット”の変質
ZAKZAKに『ユーザーショック…2ちゃんねる、再来週にも強制執行』という記事が掲載され、巨大な匿名文化圏としてウェブで大きな影響力を振るってきた2ちゃんねる(2ch)が閉鎖されるのではないかと話題になっています。一昨日くらいに公開しようと思って書いていた記事なので、少し時機を逸した観もありますがアップしておきます。 ...続きを見る |
2007/01/15 16:44 |
スティーブン・J・グールド『人間の測りまちがい』の書評3:ロンブローゾの決定論に基づく刑法思想
イタリアの医師チェザーレ・ロンブローゾは、刑法学のテキストに掲載されるほど犯罪心理学に大きな影響をもたらした歴史的人物ですが、ロンブローゾの構想した『犯罪人類学』というのは単純にまとめれば、『犯罪者は、生まれながらに犯罪者としての解剖学的特徴を持つ(サルに先祖返りした身体的特徴を持つ人間が、原始的本能を制御できずに犯罪を犯す)』という生得的犯罪説を肯定するものでした。 ...続きを見る |
2007/01/14 07:13 |
三権分立を前提とする近代法の原則:心神喪失者等医療観察法の理念と処遇について
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2006/11/19 18:35 |
宇和島徳洲会病院の臓器売買事件と万波誠医師の疾患腎移植に関する倫理学的考察:2
前回の記事では、徳洲会病院で移植を受けた患者の臓器売買の話題が長くなりましたが、現在、議論の的となっている『疾患腎(病腎)移植』については、長期的なレシピエントの健康性と安全性が確保できないのであれば、早期に臓器移植法を改正して『生体移植に関する禁止事項』を明確化すべきだと考えます。 ...続きを見る |
2006/11/10 08:17 |
宇和島徳洲会病院の臓器売買事件と万波誠医師の疾患腎移植に関する倫理学的考察:1
医学とは、生体の構造・病気の機序・疾患の治療と予防について研究し、病気や怪我に苦しむ患者に医療を提供する為の経験科学です。医療の究極の目的は『患者の生命の救助』であり、生命の安全を確保した上で『疾患・怪我による苦痛(不安)の緩和(ケア)』も同時に行っていくことになります。 ...続きを見る |
2006/11/09 04:29 |
国家権力の行使と目的を問う憲法改正論の本旨:“固有の意味の憲法”と“立憲的な意味の憲法”
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2006/10/29 17:19 |
母親が娘の子供を出産する“代理母”と亡きパートナーの凍結精子を利用する“死後生殖”の生命倫理:2
『母胎を使った“産みの母親”(分娩した母親)でなければ、血縁関係のある実母・実子(嫡出子)とは認めない』という現行の民法や最高裁の判断に見られる価値観も、そういった保守的なこだわりや家族観の反映ですが、分娩した母親のみを実母と認める現行の民法解釈には、『実の親子関係(血縁関係/権利関係)』の明確な客観性を保持するという意義もあります。自分と血縁関係のある子供であることを複雑な手続き(医学的検査)を経ずに証明できる簡単な方法が、通常の性行為を経て自分の母胎を使って妊娠出産することだからです。 ... ...続きを見る |
2006/10/21 08:08 |
母親が娘の子供を出産する“代理母”と亡きパートナーの凍結精子を利用する“死後生殖”の生命倫理:1
既に死亡した配偶者の配偶子(卵子・精子)を用いた生殖補助医療の問題、卵巣・子宮の摘出及び機能障害によって妊娠出産が不可能な女性の代理母の問題など、人間の生命の誕生とその社会的承認を巡る医学的・法的・倫理的な問題が、マスメディアやインターネットの記事で取り上げられる機会が多くなっています。 ...続きを見る |
2006/10/21 07:28 |
『行為の法的責任』を何処に求めるか?:道義的責任(主体責任)と社会的責任(結果責任)の比重
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2006/10/13 22:01 |