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みんなの「カウンセリング」ブログ

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『受動的・依存的な生き方』の克服と他者との適切な距離感2:他者に振り回されない
『受動的・依存的な生き方』の克服と他者との適切な距離感2:他者に振り回されない 日常生活や人間関係、仕事状況にまつわる小さな出来事やテーマに前向きな興味関心を持って現実的な対応を取れる人のほうが、精神状態が安定しやすく自己肯定感が高まりやすいとされますが、その理由としては『小さな成功体験・感覚的な実感を積み重ねやすいこと』と『現実的な目標に合わせた適切な要求水準であること(今の自分でも努力や工夫によって成し遂げられそうなことを目指している)』が考えられます。 ...続きを見る

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2017/05/24 07:07
『受動的・依存的な生き方』の克服と自己肯定感を高める1:小さな興味・成功体験の実感
『受動的・依存的な生き方』の克服と自己肯定感を高める1:小さな興味・成功体験の実感 自己アイデンティティーを確立できていないと、自分が何者で何をしたらいいかが分からないという意味で『受動的・依存的な生き方』に陥りやすいですが、『能動的・自立的な生き方』にシフトするためには、自己肯定感・自信(自尊心)を高めていく必要があります。 ...続きを見る

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2017/05/24 07:02
自己価値や幸せを実感するため『欲求・野心・競争心』とどう向き合うか?:自分に適切な欲求のレベル
自己価値や幸せを実感するため『欲求・野心・競争心』とどう向き合うか?:自分に適切な欲求のレベル 人間にとっての『欲求・野心』は人を幸せにもするし不幸にもする。一般論としては人間の『幸福追求』は『欲求充足(目標達成)』と結びつけて語られることが多く、欲求が満たされれば“快”を感じて、欲求が満たされずに欲求不満に陥れば“不快”を感じてしまう。 ...続きを見る

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2017/05/10 14:46
前向きなモチベーションを持続させること2:責任転嫁・被害意識から問題解決への転換
前向きなモチベーションを持続させること2:責任転嫁・被害意識から問題解決への転換 『その相手からの評価・承認を得るためだけ』に頑張っているという外発的モチベーションは、その相手がいなければ別にそんなことはしたくないし興味もないという意味で、内発的モチベーションがかなり低いことが多い。そして『相手との相互依存的な関係性』だけを頼るべき生きがいにしていると、『挫折・失敗・裏切り(依存できる関係の破綻)』に対して極端に脆弱になってしまう。 ...続きを見る

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2017/05/04 03:42
前向きなモチベーションを持続させること1:特定の相手からの評価・承認に依存するリスク
前向きなモチベーションを持続させること1:特定の相手からの評価・承認に依存するリスク 人が何かをやろうとする能動的な動機づけは、大きく『外発的モチベーション(外発的動機づけ)』と『内発的モチベーション(内発的動機づけ)』に分けられる。 ...続きを見る

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2017/05/04 03:40
『精神的ストレス(疲労感)』を感じやすい人の神経過敏・精神的萎縮・ACの要因
『精神的ストレス(疲労感)』を感じやすい人の神経過敏・精神的萎縮・ACの要因 精神的ストレスを感じやすい人と感じにくい人の個人差は大きいが、その主観的なストレス感受性は人生のさまざまな側面(仕事・恋愛・結婚・家族・学校生活・人間関係)の幸不幸の実感にかなり大きな影響を与えている。 ...続きを見る

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2017/04/26 02:29
仕事・職場で極端に疲れきってしまう人の心理:場に適応できない疲労と緊張・嫌々ながらのストレス
仕事・職場で極端に疲れきってしまう人の心理:場に適応できない疲労と緊張・嫌々ながらのストレス 意欲(やる気)やモチベーション(動機づけ)、疲労感は、『状況(場)への適応感』や『精神的ストレスの強度』と関係している。ブラック企業の長時間労働や過労自殺が問題になることは多いが、極端な連日の長時間労働やストレスの強い人間関係(暴言や罵声・監視的状況・ノルマ強制など)がなければ、多くの人は『仕事の時間の長さだけ』によって耐えられない疲労感・絶望感に陥るわけではない。 ...続きを見る

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2017/04/25 17:44
『人生の意味・価値』についてどう考えるとやる気がでるか2:自分の心身を使って日常を生きる
『人生の意味・価値』についてどう考えるとやる気がでるか2:自分の心身を使って日常を生きる 極論すれば、大多数の人には日常生活を真剣に生きて苦楽に喘ぎながらも、『自分にとっての価値ある体験』や『自分にとって大事な意味ある人間関係』を積み重ねていく以上の人生の意味はないわけだが、逆に誰もが受け入れられる究極的な意味・価値などなくても人間は食べなければ腹が減るし、孤独が続けば人恋しくもなるし、情報やCMに接すれば何かが欲しくもなるということで、多くは何かをせざるを得ない(あるいは主体的・積極的に動いてみたい)心理状態になるだろう。 ...続きを見る

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2017/04/18 16:12
『人生の意味・価値』についてどう考えるとやる気がでるか1:最終的な帰結は問題ではない
『人生の意味・価値』についてどう考えるとやる気がでるか1:最終的な帰結は問題ではない 物事を実際にやってみる前から『無意味・無価値』であると決め付ける冷笑的なニヒリズム(虚無主義)は、『やる気・行動力・生き甲斐』を失わせてしまう。 ...続きを見る

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2017/04/18 16:09
自律神経失調症の『生活習慣病(現代病)・心気症』の側面と治療・自己改善:2
自律神経失調症の『生活習慣病(現代病)・心気症』の側面と治療・自己改善:2 固定した猫背気味の前傾姿勢、速くて浅い呼吸、マウスを持ったりスマホを持ち上げるような『腕を上げて固定した姿勢』、更に夜更かしのライフスタイルというのは、『頸性神経筋症候群・スマホ症候群』のような形で息苦しさ、意識変性のパニック感、胃の圧迫感(胃もたれ・胃痛)が出る自律神経失調症の原因になる可能性があるわけです。 ...続きを見る

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2017/04/08 15:56
自律神経失調症の『生活習慣病(現代病)・心気症』の側面と治療・自己改善:1
自律神経失調症の『生活習慣病(現代病)・心気症』の側面と治療・自己改善:1 自律神経失調症は『医学的な病気』ではないが『主観的なひどい不調』があるという状態(自律神経・筋肉のアンバランスが生む東洋医学の未病に近い状態)になりますが、要素還元的な西洋医学は一般的に『全体的な漠然とした心身の不調・慢性的な気分や体調の悪さ』の治療はあまり得意ではないところがあります。 ...続きを見る

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2017/04/08 15:54
自律神経失調症のつらい身体症状と原因の分かりにくさ:医学検査で異常はでないが症状が続く
自律神経失調症のつらい身体症状と原因の分かりにくさ:医学検査で異常はでないが症状が続く 自律神経系のバランスが崩れて発症する自律神経失調症は、精神疾患の一種のように捉えられることも多いですが、大元に何らかの精神的原因(大きな精神的ストレス)があって身体症状が出てくる『心身症(胃潰瘍・高血圧・頭痛など)』や『神経症(身体表現性障害・転換性障害など)』と比べて、より原因が何であるか分かりにくい特徴があります。 ...続きを見る

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2017/04/08 15:48
やる気・行動力を高める考え方とニヒリズムのリスク2:自分から他者・世界を拒絶せずにやってみる
やる気・行動力を高める考え方とニヒリズムのリスク2:自分から他者・世界を拒絶せずにやってみる 何をやっても意味がないとか、どうせ頑張っても無駄だとかいうニヒリズムは『自分と他者(外界)との切り離し』を行う作用を持つので、必然的に『何事に対しても誰に対しても興味関心をモテない無気力な態度・やる気のない姿勢』につながるのです。 ...続きを見る

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2017/03/15 11:41
やる気・行動力を高める考え方とニヒリズムのリスク1:面白くない・つまらないの決めつけを捨てる
やる気・行動力を高める考え方とニヒリズムのリスク1:面白くない・つまらないの決めつけを捨てる やる気(意欲)がでないや行動力がでなくなるというのはうつ病(気分障害)の中心的な症状ですが、うつ病のような精神疾患の水準の意欲低下・行動力低下でなくても、一般的な悩みとしてやる気がでなくて行動力がないというのは多いものです。 ...続きを見る

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2017/03/15 11:40
カール・グスタフ・ユングの外向性・内向性のタイプ論とライフスタイル:元型に見る二元論の思考法
カール・グスタフ・ユングの外向性・内向性のタイプ論とライフスタイル:元型に見る二元論の思考法 分析心理学のカール・グスタフ・ユングは『タイプ論(性格理論)』で人間の性格傾向を大きく、自分の外部にある世界(人・モノ)にリビドーを向ける『外向性(extroversion)』と自分の内面の世界(思考・イメージ)にリビドーを向ける『内向性(introversion)』に分類した。 ...続きを見る

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2017/03/03 05:23
ADHDの不注意優勢型における注意力・集中力の障害と心理社会的ストレス(注意力のむら)
ADHDの不注意優勢型における注意力・集中力の障害と心理社会的ストレス(注意力のむら) 精神疾患全般の誘因として『心理社会的ストレス(原因論の素因ストレスモデル)』は作用するとされるが、大人のADHDが発見されるきっかけになるのも『思春期以降の社会的・職業的なストレス(就労困難・仕事がうまく遂行できない・集団関係に適応できない・一つの場所で集中できないなど)』が多くなっている。 ...続きを見る

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2017/02/23 14:53
大人のADHDの増加と“中枢神経の情報伝達・遺伝・近代的環境”のADHDの原因論:2
大人のADHDの増加と“中枢神経の情報伝達・遺伝・近代的環境”のADHDの原因論:2 ADHDの歴史的な原点は20世紀半ばの『MBD(Minimal Brain Disorder:微細脳機能障害)』にあるが、現在では脳組織に微細な傷があるとか脳の器質的な異常・病変があるとかいう『器質的な原因(検査によって確認できる脳の物理的な病変や病因)』はないことがわかっている。ADHDや自閉症スペクトラムなどで軽度の脳波異常は見られるケースもあるようだが、大部分のケースでは脳の中枢神経系にMRIやCTなどで確認できる種類の異常・病変はない。 ...続きを見る

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2017/02/23 14:51
大人のADHDの増加と現代で求められる知的学習・適応能力のハードル上昇:1
大人のADHDの増加と現代で求められる知的学習・適応能力のハードル上昇:1 発達障害の一つであるADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder:注意欠如多動性障害)は、かつて小児期(児童期)・思春期に特有の『子供の発達障害』と考えられていたが現在は『大人のADHD』が問題になることも多い。 ...続きを見る

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2017/02/23 14:50
幸福を感じるための人間関係・つながりの欲求についての考え方2:存在の相互承認の機会
幸福を感じるための人間関係・つながりの欲求についての考え方2:存在の相互承認の機会 近代的自我と競争原理は一般的に、自分と他者の幸せ(目標)を切り離して、自分だけ(自分と深い関わりのある家族や人たちだけ)が幸せになろうとするので、余計に主観的幸福感・人生の意味の実感が低下しやすくなってしまう。 ...続きを見る

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2017/01/19 02:41
幸福を感じるための自己実現欲求についての考え方1:自己実現のプロセスと自分にとっての成長感
幸福を感じるための自己実現欲求についての考え方1:自己実現のプロセスと自分にとっての成長感 エイブラハム・マズローの欲求階層説で最上位に置かれている『自己実現の欲求』は、現代の日常的な言葉に直せば自分の潜在的な能力・可能性を発揮して、『なりたい自分になる』ということである。 ...続きを見る

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2017/01/19 02:38
グリム童話『忠臣ヨハネス』と破壊・創造を担うトリックスター(道化+英雄):2
グリム童話『忠臣ヨハネス』と破壊・創造を担うトリックスター(道化+英雄):2 C.G.ユングは普遍的無意識(集合無意識)の内容である元型(アーキタイプ)を直接に知覚・認識することはできないとしたから、アニマ(アニムス)という元型も直接の認識はできない。 ...続きを見る

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2016/12/11 21:03
グリム童話『忠臣ヨハネス』と理想的・陶酔的な異性像を示すアニマの元型:1
グリム童話『忠臣ヨハネス』と理想的・陶酔的な異性像を示すアニマの元型:1 グリム童話の『忠臣ヨハネス』では、死を目前にした老王が家臣のヨハネスに、『お前が父親代わりになって王子の後見をしてくれれば、安らかな眠りにつくことができる』と語り、ヨハネスを国家の秩序・規範の暫時の継承者に指名するのだが、王はヨハネスに『王子に長廊下の行き止まりにある部屋の中だけは見せてはならない』と遺言した。 ...続きを見る

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2016/12/11 21:01
C.G.ユングのアニマの元型(アーキタイプ)とジェームズ・フレイザーの『金枝篇』の王殺し
C.G.ユングのアニマの元型(アーキタイプ)とジェームズ・フレイザーの『金枝篇』の王殺し 分析心理学を創始したカール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung,1875-1961)は、人類に共通する普遍的無意識(集合無意識)の内容を示すイメージとして『元型(アーキタイプ)』を考えた。 ...続きを見る

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2016/12/11 20:59
“共感(empathy)”に基づくコミュニケーションの効果と難しさ2:思考の共感・感情の共感
“共感(empathy)”に基づくコミュニケーションの効果と難しさ2:思考の共感・感情の共感 気のおけない親密な間柄や長期の付き合い、強い信頼感があるほど『共感的理解の妥当性・正確さ(自分が相手に共感してもらえているな・相手が自分のことを分かってくれているなと思える実感)』は、やはり上がりやすくはなってくるし、正確でなくてもお互いの信頼関係や依存心、安心感によって当意即妙のやり取りができていると感じやすくもなる。 ...続きを見る

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2016/11/22 19:14
“共感(empathy)”に基づくコミュニケーションの効果と難しさ1:他者の内面は正確には分からない
“共感(empathy)”に基づくコミュニケーションの効果と難しさ1:他者の内面は正確には分からない カウンセリングや心理療法では、カール・ロジャーズのクライエント中心療法(来談者中心療法)をはじめとして『共感(empathy)』が重視されている。共感しながら相手の感情や立場を理解していくという『共感的理解』は、カウンセリングだけではなく良好・親密で安心できる人間関係の基本にもなっている。 ...続きを見る

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2016/11/22 19:12
岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気』の書評3:共同体感覚に根ざした協力原理と愛・信頼
岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気』の書評3:共同体感覚に根ざした協力原理と愛・信頼 『第二章 なぜ「賞罰」を否定するのか』では、学級(クラス)を民主主義国家に見立てて教師ではなく生徒を主権者とする、賞賛もしない処罰もしない学級運営のあり方が考えられている。教師が賞罰を厳しく統制して君臨する学級は、独裁国家としての弊害や腐敗を免れないという批判が為されるが、教師自身は『生徒に迎合して褒めすぎて舐められるリスク』と同時に『生徒を賞罰で一方的に支配してお互いに尊敬せず人間関係が破綻するリスク』も背負っているというのは分かりやすい。 ...続きを見る

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2016/10/25 12:47
岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気』の書評2:援助する教育論・幸福を得る人間知
岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気』の書評2:援助する教育論・幸福を得る人間知 本書『幸せになる勇気』は、教師である青年の疑問や悩みに答えていく形で、アドラー心理学の『教育論』としての側面に多くのページを費やしていて、その教育論が一般的な『人生論』にも応用できるように書かれているのが凄いところである。 ...続きを見る

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2016/10/25 12:45
岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気』の書評1:持続する哲学としてのアドラー心理学
岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気』の書評1:持続する哲学としてのアドラー心理学 青年と哲人の対話形式でアドラー心理学を分かりやすく説明した岸見一郎・古賀史健の『嫌われる勇気』の続編に当たる。アドラー心理学の教育論と組織論にフォーカスしながら、教師(中学校の先生)の仕事にまるで役に立たなかった『アドラー心理学』に失望した青年の苦悩を哲人が解きほぐしていく。 ...続きを見る

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2016/10/25 12:43
昔話『三年寝太郎』はなぜ怠け者がハッピーエンドになるのか?:勤勉(意識)と怠惰(無意識)の相互作用
昔話『三年寝太郎』はなぜ怠け者がハッピーエンドになるのか?:勤勉(意識)と怠惰(無意識)の相互作用 常識的な仕事の訓話として書かれるのであれば、勤勉な働き者がハッピーエンドを迎えるべきである。イソップ童話の『アリとキリギリス』のキリギリスのように、享楽的な怠け者は然るべき罰を受けてひどく困るというバッドエンドが待ち構えているべきでもあろう。 ...続きを見る

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2016/10/05 03:05
自己愛性パーソナリティーの『自己特別視・モラトリアム遷延』と人間関係をこじらせる問題点
自己愛性パーソナリティーの『自己特別視・モラトリアム遷延』と人間関係をこじらせる問題点 誇大自己を強化する自己愛のファンタジー(幻想)やイリュージョン(錯覚)、それを認めてくれる小さな世界がないと前向きに生きていけない人は多い。現代人は我慢・忍耐・屈辱に耐え忍んでなんとか生きていくというような生き方に容易に適応できないくらいには自意識・自己愛が肥大していて、その背景には格差のある豊かな物質社会における豊かさの氾濫があるからである。 ...続きを見る

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2016/09/03 00:05
自己愛パーソナリティーにおける夢・理想の追求と挫折:『なりたい自分』をどこまで目指すか
自己愛パーソナリティーにおける夢・理想の追求と挫折:『なりたい自分』をどこまで目指すか 自己愛性パーソナリティーの特徴は『自己愛の傷つきに対する脆弱さ』と『誇大な自己像を実現して自己愛を満たすための努力』である。自己愛の傷つきに対する脆弱さでは、周囲の小さな世界で認められていた自己愛が深く傷つけられると思春期挫折症候群にも似た絶望感や劣等感、虚無感、無気力に陥ってなかなか立ち直れなくなる(実際の自分に見合った自己イメージや周囲からの対応ではどうしても納得できない)ということにもなりやすい。 ...続きを見る

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2016/09/03 00:04
現代人の適度な自己愛の追求と誇大自己による不適応:自己像を楽しむフォトジェニック文化
現代人の適度な自己愛の追求と誇大自己による不適応:自己像を楽しむフォトジェニック文化 自己愛性パーソナリティーの人は、自分の持っている『誇大自己(自己愛のファンタジー)』に見合うだけの実力や魅力、ちやほやしてくれる周囲の反応があれば、それなりの現実適応のパフォーマンスを維持できる。 ...続きを見る

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2016/09/03 00:02
小此木啓吾の“自我理想による自己規律”と“父性衰退の自己愛の肥大”:社会・他者との関係性
小此木啓吾の“自我理想による自己規律”と“父性衰退の自己愛の肥大”:社会・他者との関係性 厳粛な顔をしたミケランジェロのモーゼ像は自己愛の肥大を許さない現実原則の投影である『父性像・父権性(去勢して社会適応するもの)』としても読み解くことができる。 ...続きを見る

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2016/08/18 00:03
フロイトのミケランジェロのモーゼ像の感想とエディプスコンプレックスの去勢:自己愛と自己規律
フロイトのミケランジェロのモーゼ像の感想とエディプスコンプレックスの去勢:自己愛と自己規律 “自己愛(self-love)”とは自分で自分を愛することであり、自分を他者よりも優遇して自己中心的な欲望を何とか満たそうとすることである。人間は乳幼児期には誰もが自己愛に支配されていて、特に産まれて間もない赤ちゃんの時には泣いたりぐずついたりして、自分の自己中心的というか本能的な食欲・親和欲求・不快感の緩和を何とか満たしてもらおうとする。 ...続きを見る

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2016/08/18 00:01
デビッド・D・バーンズの『武装解除法』のコミュニケーションスキルと相手への共感の伝え方
デビッド・D・バーンズの『武装解除法』のコミュニケーションスキルと相手への共感の伝え方 自分のほうが正しいのだから相手に負けまいとか、相手をやり込めてやろう(困らせてやろう)という構えでいると、どうしても自分の気持ちがオープンにならず、相手につけ込まれないようにと自我防衛機制が過剰に働いてしまいやすくなる。 ...続きを見る

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2016/08/05 12:06
合わないと感じる人間関係を改善させる認知療法的アプローチ:自分の言動が相手にどう受け取られるか
合わないと感じる人間関係を改善させる認知療法的アプローチ:自分の言動が相手にどう受け取られるか 認知療法(cognitive therapy)のメリットは自分の物事の捉え方や解釈である『認知(cognition)』を肯定的に変容させることで、気分・感情を改善させて行動のモチベーションも高まりやすいということである。 ...続きを見る

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2016/08/05 12:04
発達障害と愛着障害2:現代で求められる能力・適性のハードル上昇と先進国の家族・夫婦・婚姻の変化
発達障害と愛着障害2:現代で求められる能力・適性のハードル上昇と先進国の家族・夫婦・婚姻の変化 現代社会で発達障害が急激に増えている原因にはさまざまなものがあるが、最も大きな原因は『発達障害の診断・症状・概念に対する社会全般の注目度が上がったこと(精神医学・発達心理学の関係者だけではなく啓発的な書籍などを通して一般の人でも発達障害関連の知識・情報を持つようになり自分も当てはまるのではないかと自己分析して受診するようになったこと)』である。 ...続きを見る

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2016/05/03 14:32
発達障害と愛着障害1:抑制性愛着障害と脱抑制性愛着障害に見る愛着の偏りのパターン
発達障害と愛着障害1:抑制性愛着障害と脱抑制性愛着障害に見る愛着の偏りのパターン 子供時代に適切な愛情や関心を注がれずに、愛着形成のパターンが障害された場合に起こる社会性や人間関係の問題を、DSMの診断基準では『抑制性愛着障害』と『脱抑制性愛着障害』に分類している。 ...続きを見る

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2016/05/03 14:25
発達障害の生物学的原因(脳の機能性)と養育環境の要因(愛情・承認の不足)の比率
発達障害の生物学的原因(脳の機能性)と養育環境の要因(愛情・承認の不足)の比率 発達障害(developmental disorder)は『中枢神経系(脳)の成熟障害』という生物学的原因・遺伝的要因によって発症することが強調されている。 ...続きを見る

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2016/05/03 14:22
人間関係の悩みと『自分の責任(相手への影響)』を自覚し対処するメリット:共感・自己開示・尊重の軸
人間関係の悩みと『自分の責任(相手への影響)』を自覚し対処するメリット:共感・自己開示・尊重の軸 人間関係を悪化させて対立を深めたり、気分をネガティブに落ち込ませたりする原因の一つとして、『他者非難(他者についての認知の歪み)』と『自己非難(自己についての認知の歪み)』というものがあります。 ...続きを見る

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2016/03/17 10:16
人間関係の悩みにおける3つの選択肢と相手を非難するデメリットの多さ
人間関係の悩みにおける3つの選択肢と相手を非難するデメリットの多さ 人間関係の悩みやトラブルの難しさは、『自分は変わりたくない・相手のほうが変わるべきだ(自分は悪くない・相手が悪い)』と思いやすいところにあります。人間関係がひどく悪化していたり相手と喧嘩(言い合い)を繰り返していたりする時には、人は『自己正当化・自己防衛の欲求』と『他者否定の欲求・相手の責任追及(謝罪要求)』にはまりこみやすくなっているからです。 ...続きを見る

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2016/03/17 10:12
S.フロイトの精神分析(自我心理学)におけるエディプス葛藤と自我の強化:自己の真理を知るストレス
S.フロイトの精神分析(自我心理学)におけるエディプス葛藤と自我の強化:自己の真理を知るストレス S.フロイトの精神分析の目標や効果は、『無意識の意識化・言語化』という概念で語られることが多い。娘のアンナ・フロイトへと引き継がれたオーソドックスな精神分析が『自我心理学』と呼ばれた時期もあるように、その無意識の意識化・言語化は『自我の安定・強化』ともつながっています。 ...続きを見る

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2016/03/07 19:13
自己アイデンティティーと価値基準・生き方の個別性2:自分と他人の違いを受け容れて生きる
自己アイデンティティーと価値基準・生き方の個別性2:自分と他人の違いを受け容れて生きる 繊細な感受性を持っていて他人の気持ちをいつも慮ってしまう神経過敏な性格の人が、小さなことを気にせず、自分の言動で他人が傷ついてもお構いなしに『タフ・貪欲な人』になろうとしてもなれるものではなく、かえって精神的に疲れきってしまうのです。勉強にあまり興味がなくて机に座っているだけでも苦痛な人が、敢えて知識労働のデスクワークを目指しても、その仕事を長く続けることができず収入が良くても主観的な満足も得られないでしょう。 ...続きを見る

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2016/02/12 18:26
自己アイデンティティーと価値基準・生き方の個別性1:優劣や上下の競争にこだわる弊害
自己アイデンティティーと価値基準・生き方の個別性1:優劣や上下の競争にこだわる弊害 精神分析家のE.H.エリクソン(1902-1994)が、社会的精神発達論で掲げた青年期の発達課題として『自己アイデンティティーの確立』があります。 ...続きを見る

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2016/02/12 18:24
“カウンセリング的・非日常的な理想の人間関係”と“思い通りにならない現実の他者への適応”
“カウンセリング的・非日常的な理想の人間関係”と“思い通りにならない現実の他者への適応” カウンセリングは『理想的な共感・受容のある非特異的な人間関係や面談空間』をいったん人為的に作り上げた上で、そこでの自分の生き方や感情・記憶・欲求にまつわる気づき(自己成長の要因・認知行動パターンの変化のきっかけ)を得て、『現実的なお互いの意図・感情・欲求が作用し合う特異的な人間関係や社会生活』にも応用していけるようにするというのが一つの目的になっています。 ...続きを見る

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2016/01/25 12:12
カウンセリング・マインドと現実の人間関係のシビアさ2:オープンな自分語りの傾聴・受容
カウンセリング・マインドと現実の人間関係のシビアさ2:オープンな自分語りの傾聴・受容 日常的な人間関係やコミュニケーションでは、『話し手』と『聴き手』の役割関係が分担されているわけではないので、親しい相手であればある程度までは相手の心情・話題に合わせて応答してくれるが、『共感的な理解・肯定的な受容(積極的な尊重)』は無条件の前提とまでは言えません。 ...続きを見る

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2016/01/25 12:10
カウンセリング・マインドと徹底的な傾聴1:相手が話したい内容・感情に沿って聴く難しさ
カウンセリング・マインドと徹底的な傾聴1:相手が話したい内容・感情に沿って聴く難しさ カウンセリング・マインド(counseling-mind)とは、カール・ロジャーズのクライエント中心療法の基本的態度に依拠した心・態度であり、対話する他者の潜在的な自己回復力や精神的な成長力を促進する効果があるとされます。 ...続きを見る

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2016/01/25 12:08
理想と現実のギャップをどう埋めるか2:ありのままの自分・現実から始める
理想と現実のギャップをどう埋めるか2:ありのままの自分・現実から始める 使いきれないほどに稼ぐお金持ちになりたい、ずば抜けた性格も良い美人(イケメン)から好かれて一緒になりたい、一流のプロスポーツ選手(ノーベル賞受賞者・人気アーティスト・有名作家等)になって富と名声を得たい、首相や大企業の社長などに出世して権力を得たい、見た目も能力も地位もどこにも隙がなくて大勢の他人に認められる人でありたいなどという理想は、そこに自分の能力・適性・幸運の積み重ねがあって、具体的なプロセスをどう進めていくかのロードマップができていない限り、『非現実的な夢・理想』であり、そこにしがみつ... ...続きを見る

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2016/01/15 04:28
理想と現実のギャップをどう埋めるか1:断念の術(運命の受容)からの前向きな生き方
理想と現実のギャップをどう埋めるか1:断念の術(運命の受容)からの前向きな生き方 人の自己肯定感や挫折感にまつわる悩みは『理想自我』と『現実自我』のギャップから生まれることが多い。“かくありたい”と願う理想自我と“こうである”という現実自我との落差が大きければ大きいほど、自己肯定感が低下して挫折感や空虚感が強まってしまうわけだが、結論からいうと人は現実の自分と理想自我を完全に一致させることはどうやってもできない。 ...続きを見る

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2016/01/15 04:25
人間関係の対立を招きやすい認知の歪み:『服従‐支配+依存‐分離』の図式と自尊心・役割意識
人間関係の対立を招きやすい認知の歪み:『服従‐支配+依存‐分離』の図式と自尊心・役割意識 夫婦や恋人、親友との間の『親密な人間関係』で、“自己正当化と他者非難(他者否定)の認知”を元に行動すると、さまざまなトラブルや対立・報復を引き起こすことになる。自分と親密に付き合いを続けたい相手(配偶者・恋人・親友)との対人関係に大きな影響を与えることのある心理的要因には以下のようなものがある。 ...続きを見る

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2015/12/02 12:10
なぜ人は“自己正当化と他者非難(他者否定)の認知”に陥りやすいのか?:他人を非難する心理的メリット
さまざまな人間関係で喧嘩や対立が起こる時には、お互いが『相手に責任がある・自分は悪くない・相手が謝罪すべき・自分からは何もしなくて良い・相手は物事の道理が分からないバカである・自分は状況や物事をしっかり理解している』という“自己正当化と他者非難(他者否定)の認知”にはまりこみやすい。 ...続きを見る

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2015/12/02 12:08
幻想的な自己愛が強まる現代社会2:小此木啓吾の自己愛の時代の未来予測と仮想現実・機械依存
『自己愛の肥大(理想)+自己制限の決断(現実)との葛藤』に対して、現代社会に生きる多くの人が『自己責任・自己決定(自分が仕方ないとかこれが自分に合っているのだと納得して決めるということ)』でしか決着のつけようがない部分が増えていて、その決断の仕方や現実(他者)との折り合いに支障が生じると社会適応が困難になってしまう。 ...続きを見る

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2015/11/26 07:30
幻想的な自己愛が強まる現代社会1:思い通りにならない他者と“個人の想像・選択の可能性”
理想自己と現実自己が大きく乖離しているという状態が、自己愛パーソナリティーの特徴の一つでもあるだろう。自分の内面にある思考・願望が生み出している『理想自己の偶像・虚像』のほうが常に、自分の外部にある他者・環境からの評価(フィードバック)によって微調整される『現実自己の実像・リアル』よりも無意識的に優先されている人格構造が、自己愛性パーソナリティーなのである。 ...続きを見る

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2015/11/26 07:23
自己愛性パーソナリティー障害と他者・社会との関係性における不適応感
『自己愛の肥大』による自己愛性パーソナリティー構造(自己愛性パーソナリティー障害)は、自分以外の他者や環境への興味関心が弱くて、『客観的な自己像』を認識できないことによって形成される性格傾向の問題である。 ...続きを見る

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2015/11/26 07:20
他人を変えるためのコミュニケーションと心理的な対立構造2:相手の言い分・感情を傾聴すること
『心理的な対立構造(拒絶の壁)を作らないこと』と『相手よりも自分のほうが正しい(相手が間違っている)と必死に主張して争わないこと』は、“2.お願い・真摯さ・共感で他人を変える”という相手の行動の変え方の方法論の一つとしても考えることができます。 ...続きを見る

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2015/11/15 10:23
他人を変えるためのコミュニケーションと心理的な対立構造1:相手を肯定的に見ること
人生哲学や処世訓ではよく『自分と現在(未来)は変えられるが、他人と過去は変えられない』と言われます。自分の行動と認知(物事の捉え方・他人についての解釈)を変えることによって、自分の気分・感情を調整していきより望ましい結果を得られるようにするというのが『認知行動療法』の基本ですが、他人と過去については『それをどのように肯定的に解釈するか・自分が苦痛や後悔を感じすぎないようにどのように受け止めるのか』といった対処が中心になります。 ...続きを見る

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2015/11/15 10:21
人はなぜ自分の欲求・真実を偽ることで苦しむのか?:超自我+噂話による自己規制・自己欺瞞(防衛)の限界
本来の欲求が満たされないことによる『自我の傷つき・欲求不満(フラストレーション)の苦しみ』から自分を守るための『自我防衛機制』は、動物的な防衛行動よりも複雑で種類が多いものですが、その本質は自分で自分を騙してその欲求が初めから無かったことにしようとする『自己欺瞞(エスの隠蔽・隔離・解釈)』です。 ...続きを見る

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2015/11/10 10:55
S.フロイトの快感原則と現実原則:社会生活・人間関係へ適応するための欲求の満たし方
ジークムント・フロイトが考案した精神分析の精神病理学では、『現実原則への不適応』と『無意識的願望(エス)の過剰抑圧』が神経症(身体表現性障害)をはじめとする慢性的な精神疾患を生み出すとされます。 ...続きを見る

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2015/11/10 10:47
V.E.フランクルの“意味・使命”をベースにした幸福観:幸福追求と幸せへの気づきの違い
オーストリアの精神科医V.E.フランクル(Viktor Emil Frankl, 1905-1997)は、ナチスドイツの強制収容所における明日殺されるかもしれない限界状況で生き残った人ですが、フランクルの『生きる意味』を問うロゴセラピー(実存療法)の特徴は、『自分(自我)が人生に意味を問う』のではなく『人生の側から意味が問いかけられている』と意味の主体を転換したことでした。 ...続きを見る

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2015/10/22 15:48
呼吸の瞑想を通したシンプルなマインドフルネス:思考・雑念に振り回されない集中できる知覚体験の重視
呼吸(息)は人間をはじめとする動物(animal)の生命原理であり存在原理でもあるから、『自分の呼吸に気づくことのできる機会』は無限にあるはずなのだが、普段は自律神経系で無意識にコントロールされているので、敢えて意識して注意を向けて気づくようにしないと気づけないという自己矛盾を孕んだ行為でもある。 ...続きを見る

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2015/08/20 14:45
非宗教化された現代版瞑想としてのマインドフルネス:プネウマとプシュケーに象徴される息・生命の哲学
マインドフルネスは非宗教化された現代版の瞑想であり、努力しないメンタルトレーニングである。その基本は、仏教(禅宗)の瞑想・座禅と同じく『呼吸(息)』にあるが、なぜ呼吸が重要なのだろうか。呼吸(息)は、哲学・思想の歴史に照らし合わせて考えれば、『生命の本体』として解釈されてきた経緯を持つが、呼吸は『意識してもできる(随意性)』し『意識しなくてもできる(非随意性)』という両面の特徴を持っている。 ...続きを見る

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2015/08/20 14:43
マインドフルネスと“思考・判断へのとらわれによるストレス”:頭脳労働の効率性追求の適応圧力
今・ここに意識を心地よく集中するというマインドフルネスの考え方の面白さは、近代的価値の根本にある『思考・判断の有効性』を和らげたことにある。 ...続きを見る

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2015/08/20 14:41
カウンセリングマインドと人間関係:下心がある人からのご機嫌取り(お世辞)の誘惑
実際には、他人を批判してばかりの人や他人のやっていることにケチをつけてばかりの人というのは、“自分は相手よりも優れているつもり”にはなれても“他者からの評価・承認・賞賛”は得られない。人から認められないために、常に人間関係において『自分は実力の通りに認めてもらえない(本当は自分には能力も魅力もあるのに他人が認めてくれない)』というフラストレーションや不遇感・劣等感を抱え込みやすい。 ...続きを見る

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2015/08/14 07:38
カウンセリングマインドがある人とない人:他者に対する関心・共感の示し方と会話
カウンセリングマインドは、カウンセリングや心理療法といった特別な環境設定・対話構造の中でだけ専門的に発揮されるものではない、ごく日常的な友達関係・異性関係・家族関係・他者とのふれあいの中で、誰もがあまり意識することなく発揮し合っている心理や態度である。 ...続きを見る

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2015/08/14 07:37
カウンセリングマインドとは何か?:自己一致から生まれる純粋性・率直性・話の楽しさ
カウンセリングマインド(counseling-mind)というのは、カール・ロジャーズの来談者中心療法(クライエント中心療法)をベースにした『他者に素直に共感して他者の存在を受容することのできる安定した心理状態(心的能力)』のことである。 ...続きを見る

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2015/08/14 07:35
マインドフルネス(mindfulness)とは何か?:注意散漫(過剰な思考)から離れた心と体の調和
私たちが自分自身の心の状態を改めて振り返って内省してみると、『今、目の前で起こっている出来事』や『今、そこにいる相手とのコミュニケーション』や『今、自分がしていること』だけに十分な意識・注意・感覚を向けきれていないことが多いことに気づく。 ...続きを見る

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2015/07/25 10:37
マインドフルネスと認知行動療法:“今・ここにいる自分の感覚・意識”に集中すること
フリッツ・パールズとローラ・パールズのゲシュタルト療法では『今・ここの原則』が重視されるが、心理的問題を解決に近づける心理療法の本質の一つは、“過去への執着”と“未来への不安”に過度に囚われないようにすることである。 ...続きを見る

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2015/07/25 10:33
“ナルシシズムとしての自己愛”と“セルフラブとしての自己愛”:無条件の愛の要求と対等な人間関係の困難
自分で自分を愛する“自己愛”には『自己肯定感・自信』につながる良い側面もあれば、『他者の軽視・共感性の欠如』につながる悪い側面もある。 ...続きを見る

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2015/06/02 16:36
岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教え』の書評:3
『嫌われる勇気』という本書のタイトルに関係する内容としては、『承認欲求の否定』や『課題の分離』といった考え方が取り上げられている。 ...続きを見る

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2014/12/18 12:41
岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教え』の書評:2
『嫌われる勇気』の全体を貫いているアドラー心理学のテーゼは、『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである(すべての悩みは対人関係の悩みである)』というものであり、アドラーは『個人の内面や意識だけで完結する悩み(他者の実在・想像・心像が関係しない悩み)』などは存在しないとしている。 ...続きを見る

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2014/12/18 12:39
岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教え』の書評:1
実践的で啓発的な認知療法の趣きを持つアルフレッド・アドラー(Alfred Adler,1870-1937)のアドラー心理学を、古代ギリシアの『対話篇』の形式で分かりやすく解説している。 ...続きを見る

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2014/12/18 12:38
ジャック・ラカンが示したイマージュ(視覚の刺激・想像)に影響される人間像と“無知の知の前提”
カウンセリングでは『言語』と『イメージ(イマージュ)』の相互作用が使われることも多いが、視覚的あるいは想像的なイメージ(心像)は、言語よりも直感的であり本能的でもある。 ...続きを見る

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2014/11/19 09:57
一度悪化した人間関係を改善するのはなぜ難しいのか?2:相手の責任追及と自分からの変化
上手くいっていない対立的で不快な人間関係において、『どちらの責任で関係が悪くなっていると思いますか?二人の間で言い争いや喧嘩になる時にはどちらに原因があると思いますか?』という質問をすると、9割以上の人が『相手に責任(原因)がある・相手が悪いから』と答えることが分かっています。 ...続きを見る

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2014/09/14 02:28
一度悪化した人間関係を改善するのはなぜ難しいのか?1:関係性の現状維持・終了と改善
人間関係が上手くいかなくて対立や悪意が強まっている時には、『相手の価値・言葉・態度』を受け容れない型のコミュニケーションが増えてきます。 ...続きを見る

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2014/09/14 02:27
自己愛による自己の特別視と潜在的(コバート)な自己愛:自分に相応しい安全・快適な社会への欲望
自分で自分が好きとか自分を特別な人間とか思い込むとかいう自己愛を持つ事は、人間が『唯一の自我意識+自己身体』から離れられない以上は、半ば宿命的なことでもある。 ...続きを見る

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2014/08/03 17:21
自己愛と容姿(外見)に対する自己認識:ありのままの現実自我と理想の虚像の追求
自己愛(self-love)には『自分は他人とは異なる特別な存在だ』という自惚れや自尊心に根ざした“自己の特別視”があり、一般的には自分を特別な人間だと思って優越感やわがまま(横暴さ)を示す人はあまり好まれない。 ...続きを見る

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2014/08/03 17:19
アドラー心理学では『人の悩み・迷い』をどう解釈するか2:ライフタスク(人との関わり)と再決断療法
他者を納得させるためのアピールには、『こんなにも悩んで迷って苦しんだ自分』について理解して受け容れて欲しい(非難したり否定したりといった悪意を持たないで欲しい)という気持ちが含まれていて、『相手にとって望ましくない選択・判断(断り)』を心理的に切り出しやすくしてくれるのです。 ...続きを見る

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2014/05/27 08:21
アドラー心理学では『人の悩み・迷い』をどう解釈するか1:不決断(モラトリアム)による迷いの継続
アドラー心理学は人間のすべての行動・発言・生き方には何らかの目的があると考える目的論を前提にしていますが、この目的論では『悩み(迷い)・問題・症状』にも何らかの主観的な目的を達成したいという動機づけが潜んでいるというように考えます。 ...続きを見る

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2014/05/27 08:19
アドラー心理学の“目的論・共同体感覚”と“ライフタスク(仕事・交友・愛)”
アルフレッド・アドラー(Alfred Adler,1870-1937)が創始してその弟子たちが発展させたアドラー心理学(個人心理学)では、主観的な意味づけが作り上げる『人間の人生や行動の目的性(方向性)』を分析しようとします。 ...続きを見る

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2014/05/27 08:18
トランスパーソナル心理学のオルタナティブな世界観と現代で増える孤独感・虚しさ
現代の日本では『自己実現・自己選択・自己責任』などの個人単位の幸福や充実のための概念が建前として普及する一方で、周囲のみんなに合わせずには生きられない、自然な自分を表現して活かすことができないという『自己不全感・自己抑圧(自己欺瞞)のストレス』が非常に強くなりがちです。 ...続きを見る

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2014/05/14 04:09
トランスパーソナル心理学と人生の意味論2:思い通りにならない人生と現代の物質主義に対する解釈の視点
深刻な病気の恐怖や人間関係のトラブル、慢性疾患の悩み、大切な相手との別離、仕事や学業の挫折といったネガティブな出来事は、一見すると『自分個人の欲求の充足を阻害(邪魔)する無意味な出来事』にしか見えないかもしれません。 ...続きを見る

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2014/05/14 03:06
トランスパーソナル心理学と人生の意味論1:人生から“個人(私)”へと問いかけられる意味・使命
V.E.フランクルは個人が自分の人生の意味を問いかけるのではなく、人生の側から自分に人生の意味を問いかけてくる(使命感・義務感を与えてくる)という逆転の発想を示すことで、『実存的ニヒリズム』を克服しようとしました。 ...続きを見る

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2014/05/13 17:24
V.E.フランクルの収容所体験と人生からの問い(未来の意味):創造価値・体験価値・態度価値
フランクルの強制収容所体験は、誰もが耐え難いと感じる限界状況においてこそ、良くも悪くも『人間の本質』が現れることを教えてくれるものだったが、『限界状況での強さ・前向きさ・美しさ』をもたらすものは、その人にとっての苦難・苦痛の持つ意味の認識(意味の捉え方)であるように感じられた。 ...続きを見る

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2014/05/05 23:23
V.E.フランクルと登山(ロッククライミング)2:人はなぜ登山やスポーツをするのか?
V.E.フランクルのロゴセラピーはカール・ロジャーズの『クライエント中心療法』のように人に共感的理解を示したり無条件の肯定的受容を与えれば自然に問題が解決されるという風には考えない。ある意味で人間をストレス(苦難・試練)に曝してでも鍛えようとする厳しいところがあり、自己憐憫を乗り越えたストイックな自己鍛錬や義務の遂行によって生き甲斐(生きる意味)を見出そうとする。 ...続きを見る

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2014/04/28 14:41
V.E.フランクルと登山(ロッククライミング)1:ロゴセラピーにおける厳しい人生観とストレス
V.E.フランクル(Viktor Emil Frankl, 1905-1997)というと、ナチスドイツの強制収容所での過酷な体験とその克服(意味への意志)を綴った『夜と霧』が有名だが、『現代思想 imago ヴィクトール・E・フランクル特集』に収載された『山の体験と意味の経験(V.E.フランクル,赤坂桃子訳)』で、フランクルがロッククライミング(岩登り)にも興味を持ち実際に岩山を登っていた事を初めて知った。 ...続きを見る

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2014/04/28 14:40
人間関係における“自己主張・目的意識”と“共感・協調性”のバランス2:誰(何)のために生きるか
アダルトチルドレンの親子関係では、『子供のためを思う親の心配・愛情・保護欲求』の現れとしての『失敗や危険の少ない(と親が自分の経験・常識から思っている)無難な人生のコース』が示されるケースがある。 ...続きを見る

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2014/04/13 20:42
人間関係における“自己主張・目的意識”と“共感・協調性”のバランス1:依存性人格構造の問題点
他人に対する配慮・遠慮や思いやりが強すぎると、『他人が自分をどう思っているのか?どんな行動や返事を期待しているのか?』に大きな影響を受けやすくなってしまう。他人の思惑・意図や感情・要求を推測してそれに合った行動(返答)を取るというのは『共感性の高さ』や『他者(集団)への協調性』の現れなので、一般的には社会適応が良くなるメリットがある。 ...続きを見る

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2014/04/13 20:38
NLP(神経言語プログラミング)におけるリソース・アンカーの形成とアンカリング(anchoring)
五感を駆使する技法の多いNLP(神経言語プログラミング)では、“五感で知覚する特定の情報刺激”と“他の特定の感情・記憶・行動・衝動”との結びつきを利用した『アンカリング(anchoring)』が用いられることがあります。 ...続きを見る

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2014/03/04 08:32
NLP(神経言語プログラミング)におけるモデリング(modeling)
NLP(神経言語プログラミング)では、“自分が理想としている人物(その人のように上手くできるようになりたいと思う人物)”の『思考・感情表現・行動・態度・ジェスチャーのパターン』を、五感を通して模倣したり仮想体験していくことで身につけていく技法を『モデリング(modeling)』といいます。 ...続きを見る

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2014/03/04 08:29
NLPと五感(感覚機能)のサブモダリティの調整
NLP(神経言語プログラミング)の主要な技術は、『質問法(メタモデルとミルトンモデル)』『五感(VAK)の操作』『ペーシング(調子合わせ)』『モデリング(模倣技術)』などに集約されます。 ...続きを見る

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2014/03/04 08:28
NLP(神経言語プログラミング)と『チャンクダウン・チャンクアップ・水平チャンク』の考え方
NLP(神経言語プログラミング)では情報・知識の塊(かたまり)やまとまりのことを『チャンク(chunk)』という概念で表現しますが、チャンクというのは『相手・対象・状況を認識する場合の情報単位の大きさ』のことです。 ...続きを見る

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2014/02/25 11:18
NLP(神経言語プログラミング)と『無意識レベルの省略・歪曲・一般化』を修正するメタモデルの質問:2
NLP(神経言語プログラミング)のメタモデルは、クライアントの『意識レベルの発言・説明』の中に含まれている『無意識レベルの省略・歪曲・過度の一般化』などを修正していくことを目的としています。 ...続きを見る

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2014/02/25 11:15
NLP(神経言語プログラミング)と『無意識レベルの省略・歪曲・一般化』を修正するメタモデルの質問:1
NLP(神経言語プログラミング)のコミュニケーション技法は大きく分けると、クライエントの情報について具体化・明確化を進める『メタモデル』とクライエントをメタファー(比喩)を用いて間接的に誘導する『ミルトンモデル』の2つに分けることができます。 ...続きを見る

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2014/02/25 11:13
自閉症の体験世界と選択的注意の困難2:自閉症の認知機能の特徴と感覚遮断的な自己防衛
人間はモノよりも人のほうが好き、あるいはモノよりも人のほうに自然に意識・注意が向きやすい(他人が近づいたり話しかけてくれば気になってしまいその人に注意が集中する)というのが、乳幼児の行動観察から導かれる人間の精神発達の一般的な過程になっているのである。これらのことから、自閉症の人の認知機能の特徴として以下のようなことを想定することができる。 ...続きを見る

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2014/01/21 05:42
自閉症の体験世界と選択的注意の困難1:なぜ他者とのコミュニケーションが難しいのか?
高機能自閉症の人は、他者と向き合って話をするのは非常に苦手であるが、自らの知的水準に合わせて『自分の内面心理(考え方・感じ方・記憶)』を文章として表現するのは得意なことがある。作家やライターとして活躍する自閉症スペクトラムの人も少なからずいるように、『話すこと(他者の目を見ること)の苦手さ』に対して『書くこと(自分を表現すること)の得意さ』があるというのが、自閉症スペクトラムの人の特徴の一つとされる。 ...続きを見る

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2014/01/21 05:40
人間関係を改善させるためのカウンセリングと『対等で親密な関係』を阻害する要因:2
相手から何度も酷い扱いをされたり人格的な非難や罵倒をされたり、暴力的な言動を浴びせられたりしていれば、明らかな『トラウマ(心的外傷)の後遺症・精神症状』がでることもありますが、そこまでいかない『ある程度の酷い扱い・乱暴な言動・ストレスになる対応』では、嫌いになっている自分の感情のほうを無意識的に抑圧したり否認したりしてしまうこともあります。 ...続きを見る

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2014/01/11 22:51
人間関係を改善させるためのカウンセリングと『対等で親密な関係』を阻害する要因:1
人の心理的な悩みの多くは、家族や夫婦、恋人、友人との人間関係が上手くいかないことと関係しています。『愛情(思いやり)・信頼・尊敬・関心』に満ちあふれた理想の人間関係を形成してそれを長く維持するというのは、かなり難しい課題だからであり、少なからぬ人が近しい相手との人間関係に何らかの不満・悩み・ストレスを抱えています。 ...続きを見る

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2014/01/11 22:49
“努力・我慢の過剰”による燃え尽き症候群のリスクと“五感の感覚的体験”の大切さ:2
アブラハム・マズローの欲求階層説では、もっとも低次の基本的欲求を『生理的・本能的な欲求』として、それに『安心・安全の欲求』が続くという構成になっている。生理的欲求(本能的欲求)は『食欲・睡眠欲・性欲』などの動物としての本能・生理メカニズムと関係したものが想定されているが、ここに『五感の感覚的な欲求』も付け加えると、より人間の存在・人生にとって必要な根本的欲求が明らかになってくる。 ...続きを見る

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2013/11/30 11:53
“努力・我慢の過剰”による燃え尽き症候群のリスクと“今・ここにいる自分”のケア:1
あれもしなきゃこれもしなきゃで毎日のように慌てふためいてパニックになっているような時には、『あれかこれかの選択』と『一つをやり終えてから次のことをする』を意識したほうが結果として効率が上がる。あの人にもこの人にもレスをして配慮(ご機嫌伺い)しなければならないと窮屈な気持ちになっている時には、『あの人に嫌われたらどうしよう・あの人から誤解されたくない・自分のことを軽視されたり忘れられたくない』といった思いに支配されやすい。 ...続きを見る

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2013/11/26 23:13
うつ病・燃え尽き症候群になりやすい執着性格と無理な頑張り2:他律的な人生からの離脱
自分の人生や人間関係、価値判断にとってのプライオリティ(優先順位)が何なのかはっきりしないままに、『全ての仕事・タスク・勉強・人間関係』を完璧にこなさなければいけないと思い込み、八面六臂のエネルギッシュな頑張り・努力を限界まで続けていこうとする人もいる。 ...続きを見る

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2013/11/26 23:10
認知療法に応用されるメタモデルのアプローチと“マインド・リーディング”の問題:2
認知療法において“読心術(マインド・リーディング)”と呼ばれる認知の歪みも結構頻繁に見られるものであり、典型的な発言としては『あなたは私のことを嫌っているんでしょう。どうせ私なんか頑張ってもダメだと思っているんでしょう。俺が何を嫌いかくらい分かっているだろう。俺に嘘をついているだろう』といったものがあり、『相手の心・内面』を一方的に勝手に決めつけてしまって怒ってしまうというものです。 ...続きを見る

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2013/11/20 10:47
認知療法に応用されるメタモデルのアプローチと“主観的な思い込み”の変化:1
メタモデルではクライアントの『意識レベルの発言・説明』の中に含まれている『歪曲・隠蔽・省略・過度の一般化』などを修正していくという効果もあり、『誰が、いつ、何を、どのようにしたのかといった正確な情報』を得るための質問の組み合わせを工夫していきます。 ...続きを見る

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2013/11/17 07:25
“メタモデル”と“ミルトンモデル”のアプローチの方法論・影響力:2
暗示療法のような意識状態や判断の方向性をコントロールする影響力を持つミルトンモデルは、カウンセリングや心理療法の分野だけに限らず、マーケティングやセールスのテクニックにも応用されています。 ...続きを見る

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2013/11/15 15:16
“メタモデル”と“ミルトンモデル”のアプローチの方法論・影響力:1
クライアントの“ビリーフ(belief)”は、アーロン・ベックから始まる認知療法の“認知(cognition)”として捉えることもできますが、そこには『私は〜な人間であり、それ以外の生き方はなかなかできない』とか『社会や仕事は〜であるべきで、それに反している現実が間違っている』とかいったその人なりの強いこだわりが見られることもあります。 ...続きを見る

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2013/11/14 13:32
コミュニケーションを円滑化するカウンセリング・マインドと相手への想像力:2
なぜか人に嫌われてしまいやすい(敵を作りやすい)とか、話していても笑顔や楽しみがなくて気まずい空気になるとか、部下・生徒になかなか慕われないとかいう悩みを抱えている場合にも、知らず知らずのうちに『カウンセリング・マインドに反する気持ちや態度』になっていることが多くなっていたりします。 ...続きを見る

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2013/11/14 13:30
コミュニケーションを円滑化するカウンセリング・マインドと相手への想像力:1
カウンセリングや精神分析の歴史的な始まりは『対話療法の気づき』にありますが、『コミュニケーション(他者とのやり取り)によって気分が変わる』というのは良く考えれば極めて当たり前のことでもあります。 ...続きを見る

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2013/11/14 13:28
NLPの“メタプログラム”を構成する性格分類の要素と他者の性格行動パターンの理解
性格心理学(パーソナリティ心理学)では、性格(character)あるいは人格(personality)を『その人を特徴づける一貫した思考・感情・態度・行動・人間関係のパターン』と定義している。NLPにも、性格心理学に相当するその人の固有の思考・感情・行動パターンについての理論としての『メタプログラム(meta-program)』があるが、メタプログラムというのは外部からの刺激・情報を受け取って判断・解釈するその人らしい反応パターンをまとめたものである。 ...続きを見る

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2013/10/28 20:01
カウンセリングにおける“リフレーミングの認知転換”とNLPの“サブモダリティの表象操作”
問題解決志向のカウンセリングでは『リフレーミング(reframing)』と呼ばれる技法が重要視されるが、思考の枠組みを変えるリフレーミングとは『物事を見る視点や立場の転換』のことである。問題解決志向のカウンセリングの基本戦略として“do difference(今までと違ったやり方をしてみること)"があるが、リフレーミングというのは『今までとは違った建設的な考え方や未来につながる受け止め方をしてみること』である。 ...続きを見る

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2013/10/25 03:58
几帳面・生真面目な融通の効かない執着性格と“相手の内面・感情”に対する想像力の大切さ
うつ病(気分障害)になりやすいメランコリー親和型性格や執着性格の特徴として、『几帳面・生真面目な秩序志向性(責任感の強さ)』や『本音の自分の感情や意見を出せない他者配慮性』が上げられますが、これらは真面目に頑張っているけれど職場の雰囲気や周囲の人間関係に馴染めないという問題にもつながっています。 ...続きを見る

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2013/10/03 01:38
“他人と一緒に楽しむ体験の欠如”と“他人との距離感の分かりにくさ(嫌われたくない思い)”
一緒にいるだけで楽しくて気持ちが明るくなる(もっとその人と長く一緒にいたい)、あるいは共に過ごしているだけで傷ついた気持ちや不安な感情が癒されるという共同体的な帰属感の原点は、子供時代の『打ち解けた良好な母子関係』にあります。 ...続きを見る

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2013/09/26 20:10
自分一人の力だけでやり遂げようとする自律性の限界と他人との付き合い方の問題:2
表面的な社会適応(自立能力)は良いが、他者に対する不信感・拒否感が強いパーソナリティについて、精神分析家のD.W.ウィニコットは『真実の自己』ではない『偽りの自己』だとして定義していますが、『偽りの自己』は子供時代から現在まで『本当に楽しいと思える人間関係(親子関係)の体験や記憶』がないということが影響しています。 ...続きを見る

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2013/09/25 12:58
自分一人の力だけでやり遂げようとする自律性の限界と他人との付き合い方の問題:1
自己を確立して“自立的”な人生を生きるということは、自分のやるべきことだけを他人の助けを借りずに“自律的”にこなすということとは違うわけで、『自分と他人を含む社会的関係性の中での協力・安らぎ・役割分担』のような関係性への適応や他者への関心も含めた総合的な行動方略として“自立”があると考えるべきなのかもしれません。 ...続きを見る

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2013/09/21 18:43
“意識領域の大人の自分”と“無意識領域の子供の自分”との葛藤が生み出す対人ストレス
意識領域の大人としての自分と無意識領域の子供としての自分の葛藤が深くなると、『他人との表面的な付き合い』は出来ても『他人との親密な付き合い』はできなくなりやすい。なぜでしょうか。 ...続きを見る

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2013/09/21 18:41
“自律心”と“自立心(自己アイデンティティの確立)”の違いと人間関係への適応
自分で自分の身の回りのことをしたり最低限のやるべきことをしたりする能力として『自律』がありますが、『自律』は3歳頃の比較的早い発達段階で達成することのできる発達課題だと考えられています。 ...続きを見る

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2013/09/21 18:40
NLPとカウンセリングの目的理念の類似性と相手を望ましい方向に導くためのリーディング
NLPではコミュニケーションの意味を『お互いが相手から受け取ることのできる反応』と定義し、コミュニケーションの目的を『相手と自分にとって何らかの望ましい変化を引き起こすこと』という風に考える。 ...続きを見る

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2013/09/09 01:50
NLPのペーシングとバックトラック(backtrack)で自分と相手のリズムを合わせてみる
キャリブレーションを前提とするペーシング(pacing)は、相手の表情や動作、仕草、声の調子などをしっかり観察することによって、より『実際の相手のペース』に近い自分のペースを模倣して作り上げていくことができるからである。 ...続きを見る

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2013/09/06 23:23
五感を重視するNLPのコミュニケーション技法とモダリティ(表象システム)が生み出す『優位感覚』
五感(感覚機能)を活用した観察技術であるキャリブレーション(観察による認識の調整)を実行することで、表情が暗くなってきたのでこれは話したくない話題なんだなとか、声の調子・抑揚が強くなってきたので今はテンションが上がっているなとか、落ち着かない感じで貧乏揺すりを始めたので精神的ストレスが高まっているのだろうとか言ったことを的確な精度をもって推測し共感しやすくなる。 ...続きを見る

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2013/09/06 23:21
NLP(神経言語プログラミング)におけるコミュニケーションの持つ意味とキャリブレーションの観察技法
コミュニケーションの擦れ違いや誤解は、『相手の言葉・表情・態度・身振りの意味』を読み間違えることによって起こるが、NLP(神経言語プログラム)ではコミュニケーションの本来の意味を『お互いが相手から受け取ることのできる反応』に求めている。 ...続きを見る

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2013/09/06 23:19
機能不全家族の親子間のメッセージの問題点と『許すこと・憎むこと』の二元論で割り切れない心理
親が『自分の人生は自分で決めて生きなさい(あなたの人生は他の誰のものでもなくあなたのものなのだから自分で考えて生きなさい)・自分のやりたい仕事や学びたいことに向けて頑張りなさい・つらくて大変な時にはいつでも帰ってきなさい・一生懸命に目標や進路に向けて頑張るならこっちも応援するよ』などのメッセージを言葉や態度、雰囲気で子に伝えることができていれば、『親の期待や理想に応えるためだけの人生』という重たい義務感を感じずに済み、逆に子供のほうも素直(自然)な気持ちで、良くしてもらった親に感謝して恩返しをし... ...続きを見る

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2013/08/24 00:56
アダルトチルドレンやいじめ体験はなぜその後の性格形成・対人認知に大きな影響を及ぼしやすいのか?
過去の親子関係や友人関係から植え付けられやすい『基本的な自己認識・物事の考え方・世界(現実社会)のあり方』の影響力はとても強い。それらの内容が全て客観的な現実と一致していて、『自分の意欲・尊厳・価値』を貶めないものであれば問題はない。 ...続きを見る

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2013/08/24 00:54
『自分が書きたい人生脚本』と『親(他者)から書かされる人生脚本』の区別による自律性・主体性の強化
“家族療法(family therapy)”は家族システム論を前提として、家族間の相互作用に注目したカウンセリングを行うが、それは『問題・症状を起こしている家族(子供・配偶者・兄弟姉妹など)』に対して、他の家族メンバーがどのような影響を及ぼしているのかを考えるということである。 ...続きを見る

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2013/08/24 00:51
人の判断や選択を間違わせてしまう認知のバイアス(偏り)とは何か?2:サンクコスト・支出の正当化
4.プロスペクト理論 ...続きを見る

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2013/08/12 08:57
人の判断や選択を間違わせてしまう認知のバイアス(偏り)とは何か?1:フレーミング・確証バイアス
行動経済学や認知心理学には、人間の判断や認知(考え方)、選択がなぜ偏ったり間違ったりするのかを説明するような理論仮説が多くある。そして、『買い物依存症・お金の使い方や投資の失敗・情報や人に騙される問題・非合理的な損失を生む選択』には、誰もが陥りやすい『生理的・心理的なバイアス(偏り)』が関係していることも少なくない。 ...続きを見る

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2013/08/10 03:10
買い物依存症・アルコール依存症などの物質依存と関係する『生理的興奮・消費行動の心理的効果』
買い物やギャンブル、ドラッグ、アルコール、嗜好品などにのめり込んで耽溺してしまう『物質依存症』は、脳内で興奮性のドーパミンや鎮静性のセロトニンを分泌する『報酬系』を刺激する行動パターンにはまることで発症して維持される。 ...続きを見る

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2013/08/10 03:08
NLPではコミュニケーションをどう考えるか2:お互いの意図・感情を誤解しないための工夫
非言語的コミュニケーションの第一の魅力は、取り出して見せることができない『自分の心・感情』を相手に感覚的に分かりやすく伝えることで、『同じような人間らしい感情・考え方』を持っていることを示せることにあります。非言語的なメッセージを伝えて、『自分と相手の感情の共通性・共感性』を強調することで、お互いに安心感や信頼感を持ちやすくなるわけですが、『笑顔・うなずき・会釈・抱擁』などの分かりやすく好意・同感を示す非言語的コミュニケーションは相手に『誤解・歪曲』されにくいというメリットもあります。 ...続きを見る

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2013/07/03 11:35
NLPではコミュニケーションをどう考えるか1:非言語的メッセージと失敗の経験の活用
問題解決志向のカウンセリングであるNLP(神経言語プログラミング)は、認知行動療法(CBT)と同じように『客観的な現実(出来事)の内容』よりも『客観的な現実(出来事)の受け止め方・対処の仕方』のほうを重視します。 ...続きを見る

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2013/07/03 11:32
アダルトチルドレンの共依存(一体化)と認知療法:“自分の人生”と“親の人生”との境界線を明確化する
認知療法の創始者であるアーロン・ベックは、その人の基本的な認知の傾向を背後で規定している、幼少期から培われてきた信念体系(人間観・世界観の基盤)のことを『認知スキーマ(認知的枠組み)』と呼んだ。そして、アダルトチルドレンの認知スキーマは、『愛情・評価を求める親子関係の反復(自分の言動・存在に対する親の反応)』によってその大枠を規定されてしまっていることに問題があり、大人になってからも親の顔色・批判・皮肉・拒絶などに振り回されざるを得ない心理状態になりがちなのである。 ...続きを見る

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2013/06/27 09:50
アダルトチルドレンの悪循環と認知療法:親(相手)を変えようとするより自分の認知を変えてみる
他人の考え方や行動を変えようとするよりも、自分自身を変えるほうがより簡単で効果的だという正論の主張は昔からあるが、アダルトチルドレンの特徴として『親の価値観や言動を必死に変えようとする』『親に自分の価値観や生き方を何とか理解させて認めさせようとする』ということがある。 ...続きを見る

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2013/06/27 07:36
ACの親子関係におけるアンビバレンツな“依存・従属”と“反抗・許認可を求める欲求”
アダルトチルドレンをはじめとする過去の親子関係(家庭環境)の問題では、それまでの人生で長い時間をかけて身につけてきた自分で自分を不幸にしてしまう『自己認知(自分についての考え方)・他者認知(他人についての考え方)・自己アイデンティティ』をポジティブな方向へと再構築することが目標になる。 ...続きを見る

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2013/06/26 16:28
成育環境と親子関係が“子の性格形成”に与える影響3:子と親の人格の間の境界線の大切さ
家庭における『基本的な価値観・世界観・人間関係の評価』は世代を超えて親から子、子から孫へと伝達されやすいという『負の連鎖のリスク』を持っています。ですから、子に虐待(愛情のない冷淡な処遇)をした親の責任が減免されるわけではないとしても、その親自身も時間軸と視点を変えれば、『過去の被害者(ネガティブな価値観や人生観を変えるきっかけを掴み損ねた人)』であった可能性は低くないでしょう。 ...続きを見る

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2013/06/11 16:15
成育環境と親子関係が“子の性格形成”に与える影響2:子ども時代の家庭生活から何を学ぶか
親から罵倒や暴力を受けて育った子どもは、深い心的外傷(トラウマ)を負うことで様々な不利益や心身症状を生じやすくなりますが、その虐待体験によって抑圧された『怒り・悲しみ・絶望』にどのように対処していくのかが重要になってきます。抑圧された怒りや悲しみの感情が、『自分を傷つけてきた親』に直接に向けられることは殆どなく、反対に『親の期待に応えられなかった自分』を不当に責めたり自己処罰(自己否定)したりする傾向が見られやすくなります。 ...続きを見る

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2013/06/11 16:11
成育環境と親子関係が“子の性格形成”に与える影響1:自己評価の低下と転移感情
子どもの健全な人格形成や適応的な精神発達に対して『親(養育者)の愛情・保護』が与える影響は大きいものがありますが、親から愛情のある養育を受けられずに冷淡(虐待的)な対応をされたとしても、小さな子どもが親を嫌いになる、親との縁を切りたがることは滅多にありません。 ...続きを見る

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2013/06/11 16:06
NLP(神経言語プログラミング)における“ストラテジー”と“理想的なゴール設定”
NLPというのは『言葉の使い方・選び方・かけ方とその心理効果』に深くこだわったカウンセリングであり、選び抜いた言葉を掛けることで『相手の意識・注意』をその言葉に向けさせ、『言葉の内容が生み出すイメージ』によって肯定的な暗示効果を掛けるというメカニズムがあります。 ...続きを見る

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2013/06/03 09:45
NLP(神経言語プログラミング)で用いる“言語の暗示作用”と“イマジネーションの効果”
リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが開発したNLP(神経言語プログラミング)は広義の催眠・暗示療法(イメージ療法)のメカニズムを応用した技法とも言えますが、『脳(中枢神経回路)の必然的な特性』を利用して自分の可能性・価値を高めていく体験的な方法論になっています。NLPは解決志向のカウンセリングである『短期療法(ブリーフセラピー)』の一種に分類されることもありますが、相対的に他のカウンセリング技法よりも『短い期間のセッション』で好ましい結果を出すことが目標にされています。 ...続きを見る

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2013/06/03 09:43
『タイプ7情熱家・タイプ8挑戦者・タイプ9調停者』の“特徴的概念”と“他タイプとの相関”
○タイプ7情熱家……理想 ...続きを見る

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2013/06/02 11:07
『タイプ4芸術家・タイプ5観察者・タイプ6忠実家』の“特徴的概念”と“他タイプとの相関”
○タイプ4芸術家……本当の自分 ...続きを見る

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2013/06/02 11:05
『タイプ1批評家・タイプ2援助者・タイプ3遂行者』の“特徴的概念”と“他タイプとの相関”
エニアグラムの心理テストで分類される9つの性格タイプにはそれぞれの特徴と囚われがあるが、エニアグラムの目的は『性格上の長所・得意』を伸ばして『性格上の短所・苦手』を改善するというバランスの取れた認知(考え方)・行動・人間関係の様式を実現することにある。 ...続きを見る

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2013/06/02 11:03
“新しいタイプのうつ病”の性格傾向・適応水準・典型症状と古典的うつ病の病前性格
ストレス反応としての『抑うつ体験反応』は、抑うつ感や精神運動抑制の持続時間が短く原因が比較的はっきりしているが、症状そのものはうつ病と類似している。一方で、各部の身体症状だけが目立って自覚されるというタイプのうつ病もあり、そういった慢性的な原因不明の身体症状に悩んでいる人は、精神科・心療内科ではなく(身体のどこかに見つかりにくい異常があるはずという思いから)内科をドクターショッピングする傾向が見られやすい。 ...続きを見る

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2013/05/11 19:21
生物学的原因によるうつ病とライフイベントの影響による“抑うつ体験反応(ストレス反応)”
前回の記事ではうつ病の本能的・生理的欲求の障害としての『睡眠障害・食欲消失(摂食障害)』について説明したが、統合失調症の患者に“プレコックス感”と呼ばれる独特のかみ合わない感じ、現実的な認識を共有しづらい感じがあるように、うつ病患者にもうつ病に特有の『生命力の減衰・弱まり』を感じさせる兆候・雰囲気・外観がある。 ...続きを見る

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2013/05/11 18:10
うつ病の典型症状としての『睡眠障害・摂食障害(食欲消失)』はなぜ理解されにくいのか?
うつ病における中核的な感情障害は、身体感覚の不調・不快としての身体症状を伴う『身体感情』や具体的な対象は定まらないが長時間にわたって続く『不快な状態感情』に集約される。また、うつ病患者のもっとも典型的な主訴は『全身がだるくて重たい・身体が思うように動かせず気分がずっと悪い・身体のどこかに痛みや不快感がいつもある』という“全身的かつ全般的な身体症状”であり、その身体症状が基盤にある形で抑うつ感や無気力、不安感、悲哀感、自責感、希死念慮といった様々な精神症状のバリエーションが出現してくるのである。 ... ...続きを見る

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2013/05/11 16:35
なぜ現代社会でうつ病が増えているのか?2:うつ病の治癒(寛解)をどう判断すべきか
うつ病の概念で大雑把に整理・理解されてしまうことが多い軽症うつ病や抑うつ状態、アパシー症候群、退却神経症、適応障害などは、『うつ病の概念的枠組みの拡大と患者数増加』を示している。これらのうつ病の部分的症状を伴いやすい心理的諸問題に対応するに当たっては、クライエント(患者)の抱えている心理社会的要因への関心を高めると同時に、その問題・悩みの解決に対してカウンセリング的な理論や技法を適用していくことが期待される。 ...続きを見る

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2013/05/02 13:09
なぜ現代社会でうつ病が増えているのか?1:心理療法と薬物療法のバランス
うつ病(気分障害)を誰もが罹り得る『心の風邪』と呼ぶことによって、社会的な啓蒙と治療機会の拡大が進められてきたが、『症状・原因・重症度・薬剤への反応』が多種多様なうつ病患者数の増大(国内で約100万人以上)によって治療方針の混乱(対処法の困難)が深まってきた。 ...続きを見る

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2013/05/02 02:37
『タイプ7情熱家・タイプ8挑戦者・タイプ9調停者』の性格の囚われ:エニアグラムの人間観
エニアグラムの性格タイプの分類の基準となる『エニアグラムの質問紙(9つのタイプの典型的特徴の項目)を書きましたが、前回の続きとなる『タイプ7情熱家・タイプ8挑戦者・タイプ9調停者の囚われ』を整理してみます。 ...続きを見る

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2013/04/18 14:06
『タイプ4芸術家・タイプ5観察者・タイプ6忠実家』の性格の囚われ:エニアグラムの人間観
○タイプ4の芸術家の囚われ ...続きを見る

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2013/04/16 11:30
『タイプ1批評家・タイプ2援助者・タイプ3遂行者』の性格の囚われ:エニアグラムの人間観
エニアグラムの性格心理の世界観における『囚われ・執着』というのは、ある時には肯定的な自己アイデンティティや自己優越的な自尊心(自惚れ)の形を取るし、ある時には否定的な自己アイデンティティや自己否定的な劣等感(恐怖・不安)の形を取ったりもするもので、『自分が最も大切にしている自己像・自分が最も恐れている状況や喪失』を反映している。 ...続きを見る

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2013/04/16 11:25
森田療法の生の欲望に基づく“囚われ”とエニアグラムの性格の本質に基づく“囚われ”
エニアグラム(enneagram)は古代のアフガニスタン一帯で考案され8世紀頃のイスラーム圏で再発見された性格心理学で、神秘思想家のゲオルギィ・イワノヴィッチ・グルジェフによってキリスト教圏にも伝えられることになった。エニアグラムでは便宜的に性格類型を9つのタイプに分類しているが、エニアグラムの性格テストで自分自身のタイプを知る目的は、『客観的な自己理解・自己洞察の深化』と『より良い自分や環境適応への変化の動機づけ』である。 ...続きを見る

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2013/04/16 11:22
『エニアグラム(enneagram)』による9つの性格分類とその特徴・長所・短所
エニアグラム(enneagram)はイスラーム社会で発見された性格分類の伝承的な理論の一つで、その起源は紀元前のペルシア地方(アフガニスタン周辺)にあるとされ、神秘主義思想のスーフィー派に重視された。エニアグラムはリーダーの人材育成・能力開発・運命予測などに関するスーフィー派の秘術として扱われてきたが、近代社会にエニアグラムの性格理論やその応用を紹介したのは、世界のさまざまな伝承・文献を渉猟した神秘思想家のゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジェフ(1866-1949)であった。 ...続きを見る

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2013/04/04 02:32
“相手の人格・自由”を否定する言動の繰り返しによる間接的なマインドコントロールと学習性無力感
優しくて相手に対する配慮の強い人(強く自己主張ができない人)が、『この人には逆らうことができない・自分はこの相手に恩義があるので言うことを聞かないといけない(相手は自分の為を思ってそういう態度を取っているだけなのだ)』といった無意識的な上下関係や立場の違いを認識してしまった時に、マインドコントロールにも似たモラルハラスメントの従属関係ができあがってしまうのです。 ...続きを見る

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2013/03/22 15:37
モラルハラスメントの加害者と被害者の性格行動の特徴2:自尊心・自分らしさを失う関係性
うつ病や適応障害が重症化して、外に出られなくなり死にたいという気持ちが強まっているような相手に対しても、『まだ歩けるし意識はあるから大丈夫(このくらいで死んだりするわけではない)・死にたいとかつらいとかいう人に限って死なないものだ・旅行にでもいってパーッと気晴らしするか・甘えているからそんなにやる気が出ないんだ』などの著しく配慮に欠けた冷たい発言をしたり、相手の病気の苦しみ・絶望を甘く見て大したことがないかのように揶揄したりします。 ...続きを見る

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2013/03/16 18:49
モラルハラスメントの加害者と被害者の性格行動の特徴1:相手の感情や内面に対する共感性
モラルハラスメントの加害者になってしまう人の『社会的・職業的な属性』はさまざまですが、『自己愛性の強さ・孤独耐性の低さ(見捨てられ不安)・支配欲求の強さ・真の共感性(思いやり)の欠如・デリカシーの無さ(相手が嫌がっている事が分からない極端な鈍感さ)』といった特徴は共通しています。 ...続きを見る

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2013/03/16 18:47
“モラルハラスメントの言動”と“B群のパーソナリティ障害の性格特性”の類似点
モラルハラスメントの加害者になる人は、クラスターBのパーソナリティ障害である自己愛性パーソナリティ障害(NPD)や境界性パーソナリティ障害(BPD)、演技性パーソナリティ障害(HPD)の性格特徴のいくつかを部分的に備えていることが多いようです。 ...続きを見る

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2013/03/13 17:49
モラルハラスメントが見過ごされやすい社会構造と『関係性による支配(相手の自由の抑圧)』
広義の精神的虐待である“モラルハラスメント(moral harassment)”は非常に射程の長い概念であり、職場でのパワーハラスメントや異性間のセクシャルハラスメント、家庭での虐待問題、学校でのいじめなども含まれます。モラルハラスメントは、フランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した精神的加害の概念です。 ...続きを見る

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2013/03/13 16:19
自分自身の人生設計や幸福追求を前提にした“人生脚本の書き換え”と“親子間の境界線”
人生脚本の内容を段階的に規定していく基本的な物事の考え方は、直接的な言葉・会話・指示で与えられる『言語的なメッセージ』だけではなくて、間接的な態度・行動・扱いでほのめかされる『非言語的なメッセージ』で与えられるので、子どもがリアルタイムでそのメッセージの具体的な内容や人生に対する影響を知ることは殆ど不可能です。 ...続きを見る

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2013/03/05 15:18
“親の基本的な考え方・世界観”に影響されやすい子どもの人生脚本とアダルトチルドレン
家庭内での親子関係やそこでやり取りされるメッセージは、交流分析でいう『人生脚本(Life Script)』を段階的に書き上げていきますが、この人生脚本というのは自分の人生がどのようなものであるのか(喜び・幸せが多いのか苦しみ・不幸が多いのか)、自分がその人生でどういった役割を果たすことになるのかという大まかなあらすじが書かれたものです。親や教師、友人との双方向的なコミュニケーションの積み重ねで書かれていく人生脚本は、『自己暗示的な作用・誘導的な行動選択』を及ぼす力を持っています。 ...続きを見る

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2013/03/01 10:58
なぜ“家庭・学校・企業”の閉鎖的環境で心理的問題(関係性の被害)は起こりやすいか?:2
家庭の虐待も学校のいじめも会社のパワハラ(労基法違反の過労)も、自分ひとりだけでは上手く解決することが難しいので、『内部の利害関係・独自のルール』に左右されない外部の第三者の理解や支援を受けるほうが大きな被害を軽減しやすくなるというメリットはあると思われます。 ...続きを見る

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2013/02/27 02:09
なぜ“家庭・学校・企業”の閉鎖的環境で心理的問題(関係性の被害)は起こりやすいのか?:1
家族療法では、家族のメンバーがそれぞれの役割の中で相互に影響を及ぼし合っている『家族システム』を前提として、その家族システムを正常化させるための働きかけを考えます。家族システムの影響力にはもちろん、“愛情・喜び・安心・励まし・支え・癒し・居場所”を他の家族メンバーに与えるような正(プラス)の好ましい影響もあり、通常はそういった『正の影響』のほうが大きいために、人は自分の家族を作って一緒に生活しようとするのです。 ...続きを見る

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2013/02/27 02:06
自然を支配(利用)しようとした西欧物質文明の限界と精神症状としての罪悪感:4
自然科学の進歩や発展は、人間の文明的・道具的な暮らしを豊かにするのに役立ちましたが、行き過ぎた資源開発や海洋資源(マグロ・ウナギなど)の乱獲などによって『公害の健康被害・生態系への悪影響』だけではなく、『資源枯渇の危険性』や『自然環境・住環境の破壊』なども生じてきました。 ...続きを見る

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2013/02/16 10:14
阿闍世コンプレックスと“申し訳なさ”としての罪悪感3:西欧文明の自然世界との対立
古澤平作(こざわへいさく)や小此木啓吾(おこのぎけいご)が提唱した日本的(仏教的)な『阿闍世コンプレックス(あじゃせコンプレックス)』も、権威的な父親と抵抗する子どもの性的発達の関係を問題にしたエディプス・コンプレックスとは違って、庇護する母親とそれに逆らう子どもとの発達的な関係をテーマにしたものです。 ...続きを見る

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2013/02/09 23:45
精神分析のエディプス・コンプレックスとキリスト教の罪悪感2:権威・抑圧に対する葛藤
人類の始祖であるアダムとイブ(エバ)が原罪を犯したことに対する神の処分は、まずエデンの園という楽園からの追放であり、永遠の生命の剥奪でした。人間は神の言いつけに逆らうという罪を犯した事で、何の苦しみも迷いもない豊かな楽園から追い出される事になり、『死の不安・老化の恐怖』を味わわなくても済む不老不死の永遠の生命を失ったというのが、旧約聖書の創世記に刻まれた人間の原罪の結末です。 ...続きを見る

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2013/02/09 23:42
精神分析のエディプス・コンプレックスと西欧文明の罪悪感1:父性原理と超自我
ジークムント・フロイトの精神分析の中心理論の一つである“エディプス・コンプレックス(Oedipus complex)”は、家族ファンタジーに基づいて『思い通りにならない社会的現実』と『超自我の罪悪感』を強調します。 ...続きを見る

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2013/02/09 23:40
目に見えない精神的暴力とモラルハラスメント:罪悪感・自己否定・不安感の植え付けによる支配
暴力を受けた子どものほうが、『体罰・虐待』を正当化してしまう心理には、前述した親(先生)の愛情や熱意があったと信じたいがための『認知的不協和の是正』があるが、もう一つの心理は『共依存』と呼ばれるものである。『共依存(co-dependency)』とは、子どもをコントロール(支配)しようとする親と親からコントロールされている子どもが相互に依存し合っていて、『身体的・精神的』な虐待や拘束を受けている子どものほうが、むしろそういったコントロールを引き出すような言動をしてしまう事を言う。 ...続きを見る

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2013/01/23 00:32
子どもの教育・しつけと体罰の問題2:物事の善悪や社会規範を学習するプロセス
親の必要性をアピールする過干渉な親子関係では、親は『善意による干渉』の外見を示しているので、子がそれを受け入れずに自分のことを自分でやろうとすれば『純粋な親の善意・保護・寂しさ』を裏切ったような罪悪感を感じやすくなる。更にそういった不快なジレンマ(ダブルバインド)を生み出す親の態度に、『フラストレーションの怒り』を溜め込みやすくなってしまい、自分がコントロールされたのと同じやり方で他者をコントロールしようとする衝動にも駆られやすくなる。 ...続きを見る

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2013/01/23 00:29
“遊びの形態の発達”と“友達関係(仲間関係)の発達”:友達との協同遊びによる集団適応の学習
前回の記事の続きになりますが、3〜4歳くらいの年齢になってくると、友達と会話をしたり玩具の貸し借りをしたりするようになり、ある程度『自分に合う友達・合わない友達の区別』が生まれてきて、○○君、○○ちゃんが好きというような特定の友達(仲良し)の意識が芽生えてきます。他者を自分の好みや気持ちに応じて選り好みする、A君よりB君と一緒に遊びたいと思うというのは、『社会性の発達』の一面として捉えることができます。 ...続きを見る

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2012/12/09 18:45
境界性パーソナリティ障害(BPD)の自己アイデンティティ拡散の問題:ユングのシャドウとペルソナ
境界性パーソナリティ障害(BPD)の性格構造の形成は、“アダルトチルドレンとしての成育歴(機能不全家族の親子関係による傷つき)”と相関していることも多いが、それは『親の偏ったイメージの固定化+そのイメージが生むネガティブ(非適応的)な影響』として理解することができる。 ...続きを見る

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2012/12/01 16:12
境界性パーソナリティ障害(BPD)に対する構造化されたカウンセリングの適応・効果
前回の記事の続きになるが、世界的に著名な認知療法家であるアーロン・ベックやデビッド・D・バーンズ、マーシャ・リネハンなども、境界性パーソナリティ障害(BPD)の治療戦略として『激しい情動と極端な言動の認知的コントロール(なぜその出来事に対してそんなに激しく怒ったり悲しんだりする必要があるのかの探求と調整)』に重点を置いており、BPDを些細な刺激や変化に過剰に反応し過ぎる問題として解釈している。 ...続きを見る

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2012/12/01 15:18
“支配的で過干渉な親”はなぜ子どもの自立心を阻害するのか2:親子の人生の境界線の混乱
間接的な子どもの言動のコントロール法としては、『断りにくい善意・援助の形をした過剰な干渉』や『寂しくて可哀想な親(子どもから取り残されて佇む親)のイメージの演出』、『家庭内の特殊な慣習やルールの押し付け』などがある。いずれの方法も子どもに自分のほうが間違っていて悪い、親に対して申し訳ない冷たいことをしているという『罪悪感・自己否定感』を刺激する方法になっている。 ...続きを見る

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2012/11/13 22:29
“支配的で過干渉な親”はなぜ子どもの自立心を阻害するのか1:子に対するコントロール願望
過干渉で支配的な親が、子どもの人生や言動、考え方をコントロールする時には、『直接的なコントロール』と『間接的なコントロール』が行われる。直接的なコントロールとは『暴力・脅迫・条件づけ・褒美(金銭)・否定(罵倒)』などを用いる子どもの言動・考え方のコントロールであり、『もし言うことを聞かなければ罰を与える、放っておいて無視する、もううちの子ではない』などの形式で脅し・不安を与えることで、子どもの行動を影響下に置こうとする。 ...続きを見る

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2012/11/13 22:27
“甘やかす過保護・コントロールする過干渉”が子どもの心身発達や性格形成に与える影響:2
自分で善悪や損得を判断して、自分で自分の人生の進路や価値観を選択できるようになってくる『思春期以降の発達段階』においては、親は相談相手になってアドバイスをしたり経験に基づく意見をしたりする役割が期待されるが、(子どもの犯罪行為や反社会的勢力への参加を抑止するケースなど特殊な場合を除いて)『私の言う通りにしなさい・お前の考え方は間違っている・言うことを聞かなければ切り捨てる』というような強制・支配まではすべきではないのである。 ...続きを見る

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2012/11/13 22:22
“甘やかす過保護・コントロールする過干渉”が子どもの心身発達や性格形成に与える影響:1
子どもの育児や教育において発達上(適応上)の問題になりやすい関わり方として、『過保護・過干渉・過度の放任・無関心(極端な無干渉)』がある。“過保護”というのは、子どもの発達年齢や自律性・積極性・知識+能力に見合った『自発的な行動・挑戦』を“甘やかし・馴れ合いの行き過ぎ”で阻害してしまうことである。『あなたにはまだ危なくて無理だから,私(親)が代わりにやってあげるから』と言って、子ども自身に『リスクのある行動(傷ついたり失敗したりする可能性もある行動)』をできるだけさせずに過剰に守ろうとする態度な... ...続きを見る

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2012/11/13 22:18
アダルトチルドレンの親子関係の問題点と“親の生き方・考え方”が子どもの状況認知に与える影響
親の生き方や人間性に憧れ・敬意を持つような子どももいるが、一方で、親のようにはなりたくないという反発・否定の思いを持つ子どもも多い。それでも『親の人生の生き方・仕事の捉え方・配偶者との関わり方・他者との関わり方・社会や環境への適応の仕方』などを見て真似して育つという側面を無視できず、親が人生や仕事、人間関係を基本的にポジティブに捉えていれば、子どももポジティブな状況認知(色々なつらい事があっても努力・工夫・考え方によって現状をより良くしていけるはずという認知)を持ちやすくなるのである。その逆のネ... ...続きを見る

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2012/11/06 22:12
子どもを“叱ること”と“怒ること”の違いをどう考えるか:人格形成的・教育的な効果
子どもを『叱ること』と『怒ること』の違いは、善悪の区別や他人の気持ちを理解させるために『言語での説諭・叱責』を子どもが納得できるまでするのか、親の上位性や不機嫌を伝達させるために『精神的な恫喝・身体的な痛み』を与えるのかの違いでもある。『感情的に怒ることの問題』は自分よりも強いもの・怖い相手には従うべきだが、自分よりも弱いもの・与しやすい相手には従う必要がないという『間違った弱肉強食(強者従属・弱者虐待の卑屈さ)』の価値観を教えてしまう危険があるという事である。 ...続きを見る

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2012/11/06 22:07
過去のトラウマや親子関係の偏り(アダルトチルドレンの環境)が精神発達プロセスに与える影響:3
小学生の年代に当たる児童期(学童期)では、一生懸命に勉強・スポーツ・地域活動に取り組んでその成果を教師・親・友達から評価される事で『勤勉性(努力する姿勢)』という発達課題を獲得していくが、その獲得に失敗して自分の努力が全く認められないような状態や友達よりも劣っているという自覚が続くと『劣等感(努力をしない姿勢)』が形成されやすくなってしまう。児童期やそれに続く思春期は、『学校での友達関係への適応』が重要になってくる発達段階でもあり、友達関係の輪(仲間)に入れなかったりいじめを受けたり仲間外れにさ... ...続きを見る

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2012/10/30 15:47
過去のトラウマや親子関係の偏り(アダルトチルドレンの環境)が精神発達プロセスに与える影響:2
アダルトチルドレンは、両親から大切にされる子どもらしい子ども時代を過ごす機会を奪われるという問題でもあり、『子ども時代の楽しい記憶・幸福な体験・温かい家族関係の思い出』が持てない、思い出せないという問題でもある。身体的・精神的虐待も含めて、アダルトチルドレンを生み出す機能不全家族や親子関係の歪曲には、以下のような典型的な問題・特徴が見られる事が多い。 ...続きを見る

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2012/10/26 01:00
過去のトラウマや親子関係の偏り(アダルトチルドレンの環境)が精神発達プロセスに与える影響:1
幼少期から思春期にかけて受けたトラウマ(心的外傷)が、自己肯定感や自己効力感、集団適応(他者との関係構築)にまつわる性格形成の過程を歪ませてしまう事がある。過去のトラウマになりやすい代表的なものとして、親による児童虐待と同級生によるいじめ(集団生活における疎外・孤立)があるが、明確な虐待やいじめとしての問題がない場合でも、『自分の尊厳・価値・自信・安心を否定されたり揶揄される経験』を重ねる事によって自己評価や自発性が低下して、『生きづらさ・不器用さ・不安感(強い恐れ)・諦めやすさ・意地悪さ』が生... ...続きを見る

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2012/10/26 00:56
アダルトチルドレンの認識とマーシャ・リネハンの“不承認環境”がもたらすパーソナリティへの影響
境界性パーソナリティ障害(BPD)が形成される環境的要因には、アダルトチルドレンの成育家庭や幼少期の愛着障害をもたらす母子関係が関係している事もあるが、BPDの性格構造が形成されやすい家庭環境としてマーシャ・リネハンは『不認証環境』というものを定義している。『不認証環境』というのは簡単に言えば、子どもの存在価値や能力・成績、感情・気分などを肯定的に承認して上げる事が殆どない環境(親子関係)の事であり、子どもが勉強を頑張ったり思いやりのある行動をしたり、家族の手伝いなどをしても褒めてあげず認めてあ... ...続きを見る

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2012/10/05 23:46
境界性パーソナリティ障害(BPD)の形成と承認不全を生む“家庭環境・親子関係の要因”:1
境界性パーソナリティ障害(BPD)の人は他者の愛情や優しさ、注目に対する飢餓感が強くて、慢性的な見捨てられ不安に苦しんでいることが多い。その根本的な理由として本人の口から『親に全く大切にされず愛してもらえなかった・親とほとんど何の情緒的な関係がないままに大きくなった・親に甘えたくても甘えることが許されなかった』といった事が語られることもあり、この理由はアダルトチルドレン(機能不全家族における成育歴)の精神的な脆弱性・不安定性とも関係している。 ...続きを見る

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2012/09/28 23:13
“社会適応・問題解決・能力成長”を目指す精神発達とロバート・W・ホワイトのコンピテンス概念:3
知能検査で測定するIQ(知能指数)の変化パターンには『上昇型・下降型・上下変動型・変動なし型』などがあるが、乳幼児期から児童期にかけて著しい上昇を見せた後は、緩やかな上昇に転じて青年期以降はそれほど大きな変化をしないというパターンが多い。ウェクスラー式知能検査では、その場の問題状況に臨機応変に適応して推理したり関係を把握したり、解決したりする『流動性知能』、意識的な学習行動や経験の積み重ねによって知識と情報を増加させていく『結晶性知能』とを分類しているが、加齢によって認知能力や反射的な対応力が低... ...続きを見る

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2012/09/07 18:58
生涯発達心理学の視点と“社会環境・時代情勢”によって変化する発達課題:青年期〜老年期の精神的危機
現代の発達心理学は、出産前の胎芽期・胎児期から死の直前の老年期までを含めた『生涯発達心理学』として研究されているが、学校を卒業してからの思春期・青年期以降の発達課題やライフイベントが個別化・多様化しているため、『画一的・一般的な発達理論』を構築するのが難しくなっている。 ...続きを見る

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2012/09/07 00:27
H.ハルトマンの自我機能の定義と精神分析的な性格障害(パーソナリティ障害)の形成・治療の考え方
精神分析における性格障害(古典的な異常性格)は、自我が自分を苦痛から守ろうとする『不適切な自我防衛機制』によって強化されると考えられていたが、その後の臨床心理学・精神病理学の展開の中で『人格の統合過程の失敗・人格を構成する内的な構造や機能のバランスの崩れ(葛藤)』が性格障害の遠因として認められるようになった。 ...続きを見る

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2012/09/02 01:38
超自我の過剰による罪悪感(自己処罰欲求)と自分で自分を不幸にしてしまう道徳的マゾヒズム
精神分析の始祖であるS.フロイトも、超自我が生み出す罪悪感が原因になっている性格障害として、『例外人・罪悪感から罪を犯す人・権威的な集団への同一化(権力欲の強い人)』などを取り上げている。“例外人”というのは現在の悪い状況は、自分のせいではなく、不可避な運命や生まれ落ちた環境のせいであると思い込み主張する人のことであり、“罪悪感から罪を犯す人”というのは慢性的な罪悪感の苦しみを和らげるために、敢えて自分が処罰されるような事態を作り出す人のことである。 ...続きを見る

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2012/08/28 07:14
O.フェニケルの精神分析的な性格理論とパーソナリティ障害2:超自我に対する病的行動と罪悪感
O.フェニケルは精神分析のスタンダードな性格理論の類型である、『依存性・自己愛性・愛と無視の両価性の特徴を持つ口愛期性格』『几帳面な強迫性・蓄積するケチ・譲らない頑固・神経質な潔癖の特徴を持つ肛門期性格』『野心・競争心の強化と挫折(去勢)に関係する尿道性格』『自我が強まって自分の自己愛的な願望やジェンダー的な欲求を充足させようとする男根期性格』『性格的な成熟を達成して外界や内的欲求、異性に社会的に適応できるようになった性器期性格』などについても言及している。 ...続きを見る

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2012/08/28 07:12
O.フェニケルの精神分析的な性格理論とパーソナリティ障害1:昇華型と反動型の性格傾向
精神分析の人格障害理論(性格障害理論)は、ジークムント・フロイトの『性格と肛門愛(1908)』で肛門期へのリビドーの固着が、“吝嗇(ケチ)・頑固・完全主義・強迫性・秩序志向”の特徴を持つ肛門期性格を生み出すとしたように、発達早期の発達段階への『固着‐退行』によって性格障害を説明しようとした。 ...続きを見る

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2012/08/28 07:10
自己愛障害の視点から見た境界性パーソナリティ障害(BPD)とダブルバインドのコミュニケーション
自己愛(self-love)の発達過程や病理を研究した自己心理学のハインツ・コフートの理論を参照すれば、クラスターBの境界性パーソナリティ障害(BPD)と自己愛性パーソナリティ障害(NPD)は共に『自己愛障害(自己愛の肥大・萎縮)』として解釈することができる。自信過剰や傲慢な振る舞い、共感の欠如(他者の利用)が見られる自己愛性パーソナリティ障害は『自己愛の肥大の病理』であり、対人関係の不安定や自己否定・自傷行為、見捨てられ不安が見られる境界性パーソナリティ障害は『自己愛の萎縮の病理』である。 ... ...続きを見る

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2012/08/03 21:27
過去の親子関係(人間関係)のコンプレックスと投影同一視が生む“パラタクシス(並行的)な二重の関係”
父親から大きな愛情を受けていた人やその父親を早い段階で亡くしてしまった人は、『父親に近い年齢・外見・態度の男性』に対して、過度に馴れ馴れしく接して甘えたり頼りにしたりすることもある。反対に父親からの愛情や保護を知らずに育ってきて、父親というものに反発心を持っている人も、『父親に近い年齢・外見・態度の男性』に対して必要以上に攻撃的になったり挑発的になったりすることがある。 ...続きを見る

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2012/08/03 21:23
境界性パーソナリティ障害(BPD)の“気分・感情の不安定性”とアダルトチルドレンの要素
境界性パーソナリティ障害(BPD)では『感情・気分の不安定性』が症状の中心となって、それ以外の分野の不安定性を相互に強め合っている図式があり、『感情・気分の適度なセルフコントロール』が認知行動療法(CBT)における目標として設定されることが多い。 ...続きを見る

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2012/08/03 21:21
オットー・カーンバーグの境界性パーソナリティ構造(BPO)とメラニー・クラインの早期発達論の視点
自他の境界線が深刻に混乱して、思い通りにならない他者に激怒したり罵倒したり攻撃したりするような境界性パーソナリティ障害(BPD)では、『良い相手の部分(良い部分対象)』と『悪い相手の部分(悪い部分対象)』を分裂させて別人のように認識してしまう事がある。その混乱した心理状態には、メラニー・クラインの早期発達理論でいう『妄想‐分裂ポジションへの固着・退行』が関係していると推測することができるが、BPDでは分裂(splitting)の防衛機制が発動して、ある人を手放しで賞賛していたと思ったら、次の瞬間... ...続きを見る

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2012/07/27 09:28
境界性パーソナリティ障害と他者に対する両極端な評価3:メラニー・クラインの妄想‐分裂態勢
自己と他者の境界線が弱いという事は、他者の言動から暗示的な影響を受けやすく、相手の気分や感情に巻き込まれやすいという事を意味しているが、実際、BPDの人は自分が気分が悪くて機嫌が悪い場合には、その感情を相手に投影して『相手のほうが気分が悪い・不機嫌で怒っている』という風な事実ではない他者認知をしてしまいやすい。自他が未分離でストレス耐性が低く、独立した自我を確立できない状態が、原始的防衛機制の一つである“投影(projection)”を発動しやすくするのである。 ...続きを見る

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2012/07/27 09:06
境界性パーソナリティ障害と自他の境界線の曖昧さ2:ストレス耐性の低さが生む判断基準の硬直化
クラスターBのパーソナリティ障害では、幼少期に母親(父親)からの保護や愛情を十分に受けられなかったという思い残しがあったり、幼少期〜思春期にかけていじめ・集団からの疎外などを経験して友人関係に関するトラウマ(基本的信頼感の欠如)を受けたりした事で、『自己と他者の境界線・区別』が曖昧になってしまうことがある。 ...続きを見る

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2012/07/24 03:15
境界性パーソナリティ障害と自他の境界線の曖昧さ1:自分と異なる他者の人格・感情に対する想像力
自己愛の調整能力や感情の自己制御、自己アイデンティティの確立が障害される事によって、境界性パーソナリティ障害(BPD)や自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人格構造の不適応な偏りが生まれやすくなる。 ...続きを見る

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2012/07/24 03:11
コミュニケーションを円滑にするカウンセリング的な傾聴のポイント2:反射・共感・明確化・開いた質問
『相手の話題・発言』に対してどのような反応(応答)を返せば円滑なコミュニケーションにつながるのかは、なかなか難しい部分もありますが、『相手の話題(話したいこと)について話すという事』を基本にしながら、『自分の話題・経験に相手の興味関心を惹きつけるという事』も意識してみると良いと思います。 ...続きを見る

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2012/06/06 18:41
コミュニケーションを円滑にするカウンセリング的な傾聴のポイント1:非言語的コミュニケーションの影響
人間関係やコミュニケーションを円滑にするカウンセリング的な技法として、『傾聴・共感的理解・肯定的受容』について紹介しましたが、相手の話を真剣に聴いている事を示すためには『自分の側の反応・態度』も必要になってきます。どんなに真剣に『相手の話』を聞いてその訴え・内容を理解しているつもりでも、表情・目線が上の空でぼんやりしていたり姿勢が悪くてだるそうな印象を与えたり、相手の話に対する適切な質問・受け応えがなかったりすれば、相手は『自分の話に興味をもってくれていない・この人に話しても受け入れてもらえない... ...続きを見る

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2012/06/06 18:36
人間関係の悩みと“他者の愛情・承認”を求める普遍的な欲求4:非指示的カウンセリングと自己開示
自分の感情的な呼びかけ(話しかけ)に対して、適切に望むような形で応答して欲しいという『応答可能性に対する欲求』は親和欲求や愛情欲求として括られることもあるが、人間にとって相当に本質的かつ不可避的な欲求であり、『対人関係(家族関係・異性関係・友人関係)のトラブル』の多くも、応答可能性が断絶したり全く望んでいない反応が返ってくることによって起こるのである。 ...続きを見る

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2012/05/18 12:08
人間関係の悩みと“他者の愛情・承認”を求める普遍的な欲求3:孤独感をどう緩和するかの視点
“孤独感・疎外感・無援感”は自分に心理的な支えがなくて、他の人は他者と上手く関係を作りながら楽しくやっているのにと感じる中で、自分だけが一人で広漠とした社会(世界)に投げ出されているという感覚をもたらし、その孤立した不安で寂しい状態からこのまま抜け出せないのではないかという認知によって苦悩・絶望が強まることになる。 ...続きを見る

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2012/05/18 12:05
人間関係の悩みと“他者の愛情・承認”を求める普遍的な欲求2:孤独感のつらさと対象恒常性
前回の記事の話の続きになるが、なぜ『美しい・カッコ良いとされる容姿』に魅力を感じやすく好かれやすいのかという根本的理由については、“進化生物学の性選択・繁殖適応度”や“社会心理学の援助行動(好意による援助の受けやすさ)の頻度”によって説明されることが多い。 ...続きを見る

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2012/05/18 12:03
人間関係の悩みと“他者の愛情・承認”を求める普遍的な欲求1:対人魅力の要因と距離・美の基準
社会心理学では人間関係において、人が人を惹きつける対人魅力やその要因について以下のように様々に分類しているが、『人が人との交わり(他者からの承認・愛情・評価)を求める欲求』は、特別なトラウマや性格傾向の偏り、生活の困窮などがない限りは、ある程度普遍的なものである。心理的な苦悩や不調の原因になるものの多くも、孤独で他者から愛情や承認を得ることができなかったり、重要な他者から自分の価値や尊厳を否定されて傷つけられたりといった『対人関係の問題・悩み』と何らかの形で関係している。 ...続きを見る

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2012/05/18 12:02
境界性パーソナリティ障害とカウンセリング・人間関係のポイント:自己愛に対応する緩やかな構造化面接
カウンセリングの面接技法(対話技法)は、『共感的理解に基づく傾聴』によるありのままのクライアントの受容が基本になっている。しかし、『自己愛・依存性の過剰』を原因とするクラスターBのパーソナリティ障害(人格障害)では、共感と傾聴、受容だけでは上手くいかずに、余計にクライアントの依存性や不満感、要求水準を高めてしまう問題が起こってしまう事がある。 ...続きを見る

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2012/05/03 19:47
カウンセリングと人間関係における傾聴・共感・信頼3:“人間関係のトラブル・困難”に対処するヒント
一定以上の深さと親しさを持つ人間関係では、相互におよぼす『影響力・必要性』が大きくなるだけに、心情的なトラブルや思い通りにいかずに苦しむ問題も起こりやすくなりますが、そういった『人間関係のトラブル・困難』を乗り越えるための認知的対処法として以下のようなものを考えることができます。 ...続きを見る

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2012/05/02 18:00
カウンセリングと人間関係における傾聴・共感・信頼2:人間関係の深さに応じたコミュニケーションの工夫
同じ人間関係といっても、職場で挨拶だけ交わすような軽い付き合いから、結婚(恋愛)のように生活時間や感情体験を共有するような深い結びつきまで様々な種類や場面、深さのレベルがあるわけですが、『人間関係の深さのレベル』は大まかに分ければ、『他人→知人→友人→固有の重要な関係性』として考えることができる。 ...続きを見る

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2012/04/27 12:48
カウンセリングと人間関係における傾聴・共感・信頼1:共感と同情の違いはどこにあるのか?
カウンセリング(counseling)とは『心理的な問題(悩み)』を抱えた健常者や病態水準の低い人をクライエントとして、その問題・悩みの解決を支援する対人援助技術(面接構造での人間関係)のことです。カウンセリングの手段と目的をまとめれば、人間の行動・心理についての専門知を活用し、言語的コミュニケーションや非言語的コミュニケーションを手段としながら、クライエントの効果的な行動・心理の変容を促進して、そのクライエントが抱えている問題(悩み)の解決や緩和に近づける関わりとして整理することができます。 ... ...続きを見る

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2012/04/27 12:45
境界性パーソナリティ障害に見られる典型的な“気分・感情・行動・対人関係の不安定さ”
境界性パーソナリティ障害(BPD)でそれぞれの不安定さの問題を見ていくと、以下のような不適応行動や問題状況、気分・感情の悪化、対人トラブルが起こりやすくなっています。 ...続きを見る

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2012/02/22 16:06
H.コフートの“理想化された親イマーゴ”と“依存症問題”から見る境界性パーソナリティ障害:2
二分法思考(白か黒か思考)は認知療法で『全か無か思考』と呼ばれているものですが、これはメラニー・クラインが定義した発達早期の非適応的な防衛機制である『分裂(splitting)』が関係した思考法です。 ...続きを見る

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2012/02/18 17:06
境界性・自己愛性のパーソナリティ障害と自己愛の発達4:向上心と理想に支えられる健全な自己愛
自分で自分を大切にしたり自分の能力・努力の価値を信じたりする“健全な自己愛”が無ければ、現状よりも自分の能力や状況を高めていこうとする『向上心』が持てず、自分が将来的にいつか到達したいと思う『理想』のイメージを構築することも難しくなります。 ...続きを見る

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2012/01/25 23:26
境界性・自己愛性のパーソナリティ障害と自己愛の発達3:コフートの自己心理学と愛情不足・過保護の影響
境界性パーソナリティ障害でも自己愛性パーソナリティ障害でも、『自律的な自己アイデンティティの形成』ができないという問題が見られ、自己アイデンティティが拡散して依存性や自己顕示性が強まることで『他者との対等な人間関係』を築くこともできなくなります。 ...続きを見る

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2012/01/25 23:25
境界性・自己愛性のパーソナリティ障害と自己愛の発達2:自己アイデンティティの脆弱性と依存性
精神分析のリビドー発達論では、自己愛障害(クラスターB)とは『本能変遷(自体愛→自己愛→対象愛)』を停滞させられる精神発達過程の障害によって発症するものであり、『トラウマ(愛情の欠落あるいは過剰な溺愛)を受けたと想定される早期発達段階』への固着・退行によってその症状形成のメカニズムが説明されています。 ...続きを見る

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2012/01/22 12:24
境界性・自己愛性のパーソナリティ障害と自己愛の発達1:S.フロイトの二次的ナルシシズム論
精神分析におけるクラスターB(B群)のパーソナリティ障害(人格障害)の研究は、オットー・カーンバーグの境界性パーソナリティ構造(BPO)の研究が中心になっていますが、BPO(Borderline Personality Organization)の最大の特徴は『傷つきやすさ・精神発達の未熟・対象喪失の不安・気分と対人関係の不安定性・自己否定性』です。 ...続きを見る

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2012/01/22 12:17
“長崎県西海市2女性殺害事件・台湾留学生殺害事件”とストーカー・恋愛感情にまつわるトラブル:2
張容疑者は妄想的な思い込みや愛情の飢渇感が強いように感じられるが、コンサートを介したアイドル(SKE48)とのつながりや刹那的な快楽を通して、『指名手配されている絶望的な現実・取り返しのつかないことをしたという後悔』を忘却しようとしたが、即座に警察の任意同行という“逃れられない現実”を突きつけられて、どのようにしても自分の幸福や可能性はなくなったと考え自殺したように思われる。あるいは初めから、いずれかの時点で自殺を計画していた可能性もあるかもしれないが、ストーカーや妄想的な片思いなどで『好きだっ... ...続きを見る

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2012/01/12 06:56
“A群〜C群のパーソナリティ障害”に見られる中心的な性格傾向と正常とされるパーソナリティ特性について
パーソナリティ障害はその中心的な性格傾向と行動様式に基づいて、『A群・B群・C群(クラスターA・クラスターB・クラスターC)』に分類されていますが、A〜C群で見られる中心的な性格傾向と問題行動はその程度を弱めれば、誰もが多かれ少なかれ持っている性格上の要素ではあります。それぞれのパーソナリティ障害(人格障害)の詳細な内容と診断基準を知りたいという方は、ウェブサイトのにある『人格障害の解説の項目』を参照してみてください。 ...続きを見る

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2011/12/31 11:00
境界性パーソナリティ障害(BPD)の“発達的な原因論”と“対象恒常性の形成‐欠如の考え方”
前回の記事の続きですが、思春期の学校生活における友達関係への馴染みにくさや孤立感・疎外感の長期の継続、いじめられるトラウマ体験なども、『自己愛・承認欲求・自己防衛・人間不信の過剰』を伴う人格構造の変化に影響を与えると考えられています。しかし、物事・過去の受け止め方としての『認知』には大きな個人差があるので、同じような体験をしたからといって同じ人格構造の変化が見られるわけではなく、『性格・人格の長期的な形成過程』には一般的理論の枠組みだけでは解明しきれない要素や特性が沢山あるというのも事実です。 ... ...続きを見る

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2011/12/25 11:35
境界性パーソナリティ障害の性格行動パターンの特徴と早期母子関係に注目する原因論の移り変わり
『感情・気分・行動・人間関係・自己アイデンティティの不安定性』を特徴とする境界性パーソナリティ障害(BPD)の人に見られやすい“行動・対人関係のパターン”には、以下のようなものがあります。 ...続きを見る

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2011/12/21 05:09
新型うつ病の“選択的なストレス反応”と先進国に共通する“労働・仕事の不適応問題”の時代的要因:6
新型うつ病(非定型うつ病)では、自分が好きなことやストレスのない活動をしている時にはうつ病の心身症状が出なくて、自分の嫌なことやストレスの多い仕事をしている時に症状が出やすいという特徴がありますが、このことはアパシーシンドロームや退却神経症の問題とも重なっています。そして、新型うつ病やアパシーシンドローム(意欲減退症候群)をはじめとする『選択的なストレス反応・本業に対する不適応感覚』の問題は、労働・仕事のストレスや困難に対する適応能力あるいは適応意志の低下という問題につながっています。 ...続きを見る

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2011/12/02 14:20
新型うつ病の労働適応とポストモダンの環境管理型権力5:精神医学的な正常‐異常の基準・働く事の本質
前回の記事の続きになりますが、ポストモダン(後期近代)の社会では、教育制度や命令規則によって行動基準を内面化させる“規律訓練型システム(権力)”に代わって、本人が操作されていると気づかないうちに環境条件の調整によって本人の行動選択を無意識的に誘導するという“環境管理型システム(権力)”が中心になると考えられています。しかし、労働の動機づけや仕事のストレス対応、職場適応といった部分では環境管理型システムも余り上手く作用していないのではないかと思います。 ...続きを見る

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2011/12/02 14:17
新型うつ病と規律訓練型システムによる超自我の形成4:“中心的・権威的な価値規範”との向き合い方
前回の記事の続きになりますが、従来のうつ病は『〜しなければならない・〜できない自分には価値がない』という社会的・権威的な価値規範への同一化があり、それが実行できない自分に罪悪感や自罰感情を感じることが多かったのですが、新型うつ病では通俗的な道徳や価値規範を懐疑しつつも、『自分がどのように生きていけば良いのか分からない』という自己アイデンティティの拡散(=方向感覚・価値規範の喪失)のほうが大きな悩みになっています。 ...続きを見る

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2011/11/28 18:19
新型うつ病の“選択的なストレス反応”と“仕事上の適応困難”3:仕事のストレス増大要因の考察
新型うつ病はある意味では『ストレス環境(主に労働環境)への適応問題』へとシンプルに還元することが可能な病気なのですが、それはそれだけ現代の先進国に見られる豊かな社会が『仕事(労働)・お金の問題以外のストレス』から解放されている証拠でもあるように思います。 ...続きを見る

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2011/11/28 18:17
新型うつ病の“選択的なストレス反応”と“仕事上の適応困難”2:増加する職場のメンタルヘルス問題
新型うつ病(非定型うつ病)の増加は『社会一般のメンタルヘルスの問題・悩みの増大』とも無縁のものではなく、基本的には『経済的・福祉的に豊かな社会』に特有の精神疾患として理解できます。飢え・病死と隣り合わせでその日を生きていくのに精一杯な環境、社会福祉(公的扶助)もない貧しい途上国では殆ど発症しないタイプの疾患なのですが、高度資本主義の先進国に特有のストレスやアノミーな価値観の分断によって、新型うつ病の発症リスクが上がっているのではないかと思います。 ...続きを見る

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2011/11/28 18:15
新型うつ病の“選択的なストレス反応”と“仕事上の適応困難”1:ストレス回避の過眠・過食の症状
従来の古典的うつ病と非定型うつ病(新型うつ病)の大きな違いは『選択的なストレス反応の強さ・自罰感情の有無』にあり、従来のうつ病と比べると非定型うつ病(新型うつ病)のほうは症状がかなり軽症化していて、自分の興味や喜びが残っているという違いがあります。『精神運動抑制(抑うつ感・無気力・興味の消失)』の症状は軽症化しているが、慢性的に長期化するというのが非定型うつ病の特徴でもあります。向精神薬(抗うつ薬)が効きにくく決定的な治療法もないために、一般的に経過観察をしても大きな変化が起こりにくく、『環境不... ...続きを見る

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2011/11/28 18:12
“人間関係の親密さ・本音の交流”を促進するプロセスとカウンセリングの気づきの現実への応用:2
前回の記事の続きですが、相手に対する親密さや関心、好意を込めて“まなざし(視線)”を相手に向けるという行為には、『相手に対する本当の興味+その関係性への集中』が必要になります。そういった真実の相手に対する関心と集中力がなければ、『まなざし(視線)の持つ感情交流の作用』が弱くなってしまい、本当に他人と向き合って相手の目を見るという非言語的コミュニケーションは成立しないという難しさがあります。 ...続きを見る

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2011/11/18 15:44
“人間関係の親密さ・本音の交流”を促進するプロセスと視線を合わせる行為の社会的意味:1
生得的な気質や性格特性の影響を誰もが受けるとしても、人間関係の苦手意識や不安感、緊張感を和らげていくためには、自分が他人から悪い方向に評価されているはず(相手に高い評価や良い印象を与える可能性は低いはず)だという『他者に対する認知の歪み(結論の飛躍・読心術・過度の一般化・レッテル貼り)』を意識的に少しずつでも修正することが役に立ちます。どうすれば生得的な性格傾向や過去の苦痛な経験(トラウマ体験)の影響によって形成された『認知の歪み(偏り)』を修正できるのかは、認知療法の理論や実践を参照することに... ...続きを見る

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2011/11/16 02:46
“人間関係の苦手意識”を軽減するカウンセリング要素と“ありのままの自分”の見せやすさ・見せにくさ
人間の性格(character)には、遺伝・体質気質などの『固定的な部分』と社会的態度・役割行動などの『可変的な部分』とがありますが、特に『その時々の人間関係・社会的環境のコンテクスト(文脈)』によって表面化される性格特性には大きな違いが出てきます。誰もが“自分らしい性格特性・態度”をストレスを感じずに素直に出せる相手もいれば、自分らしさを出しにくい相手もいるということですが、これは逆に言い換えると『他者(相手)のいない状況』では性格特性や人格構造というのは殆ど大きな問題にならないという事を示唆... ...続きを見る

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2011/11/16 02:44
性格心理学と“性格はどこまで変えられるのか”という問い2:宮城音弥の気質論と自己一致
『性格は変えることはできるのか?』という問いは、ここまで書いてきた“ペルソナ・役割演技・認知(物事の受け止め方)”の概念や実際とも関係しているが、カウンセリングの大きな目標である“言語的あるいは非言語的コミュニケーションによる人格(性格)や心理行動パターンの変容”にも深く関わっている。 ...続きを見る

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2011/10/27 09:52
性格心理学と“性格はどこまで変えられるのか”という問い1:ペルソナ・役割演技による社会適応と自己
心理学の性格理論では、性格傾向の典型的な形式(タイプ)を分類する『類型論』でも性格構造のいろいろな因子・特徴を抽出して組み合わせていく『特性因子論』でも、個人の性格傾向は大きく変わらないという前提に立っている。乳幼児期から青年期に掛けての性格形成過程(発達過程)では、家庭環境や親子関係、友人関係、教師からの影響によって、性格の特徴は可変的な部分があるが、それでも生得的な『遺伝要因・体質・気質』に関しては固定的に考えられることが多い。 ...続きを見る

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2011/10/27 09:48
交流分析における“相補的交流・交差的交流・裏面的交流”の交流パターンの特徴とその会話例
前回の記事では、交流分析のエゴグラムで使う『5つの自我状態の特徴』と『交流分析(やり取り分析)のコンセプト』について説明しましたが、ここでは『相補的交流(適応的交流)・交差的交流・裏面的交流(仮面的交流)』の3つの交流パターン分析(コミュニケーションパターン)を詳しく見ていきます。 ...続きを見る

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2011/10/11 02:12
交流分析の“5つの自我状態の特徴”と“コミュニケーションパターンの分類”:精神分析の簡易版
人間の“双方向のコミュニケーション”が自分と相手にどのような影響を与えるのかは複雑ですが、エリック・バーンが開発した『交流分析』では、3つの自我状態(P・A・C)を用いた交流パターン分析(やり取り分析)を通してコミュニケーションの内容・影響を図式的に理解することができます。 ...続きを見る

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2011/10/11 02:09
認知療法の“認知の歪み”から見た“感情的な苦悩”:どういった考え方で気分が落ち込むのか?
認知行動療法がクライアントにとって有効に機能するか否かは、クライアントが『思考と気分・感情との直接的なつながり』を深く実感できるかどうかに掛かっているといっても過言ではなく、カウンセラーは『悲観的・自己否定的な認知』をより機能的で役に立つ認知へと修正するプロセスを支援していくことが仕事になります。 ...続きを見る

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2011/09/20 20:01
認知行動療法における“自動思考”と“中間的信念・中核的信念”との関係性:ABC理論に基づく作用機序
短期療法(ブリーフセラピー)を実際に適用する技法の多くが『認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioral Therapy)』になってきているように、短期療法では“認知的変容+行動的変容”が作用機序になっていて、ネガティブな認知(自分や物事の捉え方)と不適切な行動を減らして改善していくことに重点が置かれています。 ...続きを見る

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2011/09/20 19:58
短期療法(ブリーフセラピー)で重視される“時間的・コスト的な効率性”と“解決志向の戦略性”
短期療法(brief therapy)には『短期間の心理療法・カウンセリング』というイメージが持たれやすいのですが、これは無意識・夢を言語化するセッションに何年間も掛けるような古典的な精神分析に対して短いというだけで、必ずしも終結までの時間が短く回数が少ないという事を意味しません。短期療法の理想は当然にその名前が示すように『できるだけ短期間で良い効果を実感できるようにする』という部分にありますが、最終的には『時間・費用の効率性』よりも『クライアントの状態・希望』を優先するので、セッション後の心理... ...続きを見る

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2011/09/20 19:56
デイヴィッド・リースマン『孤独な群衆』に見る他人指向型と現代社会における人間関係・承認欲求の不全感
前回の記事の続きになるが、人間の悩みや葛藤が強化される各種の原因として、『劣等コンプレックス・自己不信感・対人恐怖・喪失感・過去への執着と未来への不安』を取り上げてきたが、物質的な豊かさや個人の自由領域(他者との不干渉)の拡大、文明社会の利便性やシステムによる環境管理が増大していく現代では、『主体性の喪失・群集内での孤独感・自己愛の肥大・選択できないモラトリアムと虚無感・格差拡大(豊かさの中での貧しさ・無力感)・仕事のストレス増加』などが新たなメンタルヘルスの危機を招くリスク要因になってきている... ...続きを見る

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2011/08/17 13:51
“他人から愛されたい・傷つけられたくない自己防衛”による対人恐怖:フロイトの対象喪失と喪の仕事
社交不安障害(対人恐怖症)全般に共通する心理機序としては、『他人からより良く愛されたい・認められたい・尊重されて理解されたいという承認欲求の過剰』があり、その自己愛的な承認欲求が『絶対に他人から拒絶されたくない・嫌われたくないという非現実的な完全主義思考(一切の不確実性やリスクを排除して人と理想的な付き合いがしたいという思考)』と結びついてしまうことで、対人不安・対人緊張が強まってしまうのである。 ...続きを見る

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2011/08/14 15:50
劣等コンプレックスが形成される要因と社交不安障害に関係する“承認欲求・完全主義思考”の問題
前回の記事の続きになるが、自分が他人や人並みの水準よりも劣っているという劣等コンプレックス、あるいは自分には自分を幸福にしたり目標を達成したりする能力がないと感じる自己不信感(自己不全感)が生じる原因は、大別すれば以下の3つにまとめることができる。 ...続きを見る

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2011/08/10 09:17
A.アドラーとC.G.ユングの劣等コンプレックスに関する理論2:共同体感覚と勇気づけのカウンセリング
A.アドラーは幼少期に背骨の発育が障害されるくる病や声帯のけいれんがあり、そういった身体的な虚弱性・疾患が劣等感の原因になるという仮説を考えて、疾患・病弱・奇形など客観的に判断できる身体的脆弱性のことを『器官劣等性(organ inferiority)』と呼んだ。初期のA.アドラーは『自己の身体器官の未熟性・脆弱性・異常性などに対する引け目(劣っている感覚・恥ずかしさ)』が、強力な他者に対する依存性や従属性(憧れ)を生み出して、劣等コンプレックスの母体になると考えた。 ...続きを見る

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2011/08/10 09:15
A.アドラーとC.G.ユングの劣等コンプレックスに関する理論1:なぜ思春期に劣等感が強まりやすいのか
人間の悩みや葛藤が強化される原因として『劣等コンプレックス・自己不信感・過去のトラウマ』などがあるが、自分に自信が持てない劣等コンプレックスが顕著に影響する精神障害として“社交不安障害(対人恐怖症)”がある。社交不安障害とは、他人と会話をしたり人前で何か話そうとしたり、社会的な場面に直面した時に、異常に強い不安感・緊張感を感じて、“手足の振るえ・大量発汗・心悸亢進・言葉の吃音(どもり)・息苦しさ・顔面紅潮”などの生理学的な自律神経症状が出る問題である。 ...続きを見る

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2011/08/10 09:12
ひきこもりに対する“システムズ・アプローチ”と“心的成長・転機を期待する意味論の視点”:2
ひきこもり問題に対する家族療法のような『システムズ・アプローチ(システム論的なアプローチ)』では、“個人システム―家族システム―社会システム(医療・心理臨床・支援制度)”の間の相互的なコミュニケーションの可能性を回復することが優先事項であり、個人システムの心的外傷や不適応状況、自己アイデンティティの拡散を改善していくか、社会システムにあるひきこもり解決のための社会的資源を有効活用していくことが望まれるように思う。 ...続きを見る

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2011/07/12 16:21
ひきこもりに対する“システムズ・アプローチ”と“自己アイデンティティの変容・生き方の見直し”:1
家族療法やブリーフセラピーでは、社会的ひきこもりの問題を『システム論』の見地から見て解決法を模索することが多くなるが、システム論というのはひきこもりの問題を『複数のシステム間(構成要素間)の相互作用や断絶』が形成して維持しているという考え方である。 ...続きを見る

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2011/07/12 16:04
社会的ひきこもりの定義と心理行動パターン2:非社会的問題行動と相関する心理社会的な要因の分類
人間の『生の本能』を有効活用する『森田療法』を創始した森田正馬(もりたまさたけ)は、他人から見られたり他人と話す場面において、自分が他人に不快な影響を与えないか、相手から自分がバカにされないかという過剰な不安が生じ、その結果として対人関係から逃避してしまう神経症的病理を『森田神経質』と名づけた。 ...続きを見る

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2011/07/08 01:08
社会的ひきこもりの定義と心理行動パターン1:他者に対する優越感・劣等感と思春期的な挫折体験
現代の日本では、社会活動や職業活動に参加しない“非社会的問題”としてのひきこもりが増えていると言われる。ひきこもりの人の数は、自宅・自室から全く一歩も出られないような重症例の人は数万人〜10万人程度とも言われるが、軽度のうつや対人不安、自信喪失、モラトリアム、就労拒否、アパシーなど『買い物や遊びでの外出・親しい周囲の人間関係』には適応できるが職業活動(社会参加)が続かないという人まで含めると、約130万人以上にも上ると推計されていたりもする。 ...続きを見る

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2011/07/05 07:24
“メール・電話の連絡”を自分から余りしない男性の心理とバランス理論2:追いかけると逃げるの仕組み
前回の記事の続きになりますが、1の『恋人の好意や反応に安心しきっているから連絡をマメにしないタイプの男性』では特に、相手の愛情や好意、思いやりに甘えてしまっていて、自分の方からメールや電話、会話をしなくても、相手の気持ちがいつまでも変わらないだろうという楽観的な予測をしていることが多くなります。 ...続きを見る

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2011/06/13 14:02
メンタルヘルス(こころの健康)と生産的なスローライフ2:流動的思考による認知(考え方)の転換
前回の記事の続きになりますが、『現在の時点』や『今取り組んでいる事柄』に意識を集中して楽しむこと、極端に義務や忍耐、勤勉さで自分を追い込み過ぎないことは、チクセントミハイのいう『フロー体験』の発生頻度を高めるメリットがあるだけではなく、メンタルヘルスを向上させる各種の要素を無理なく活性化しやすいという利点もあります。 ...続きを見る

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2011/04/13 18:54
メンタルヘルス(こころの健康)と生産的なスローライフ1:精神的な充実・意欲を増すフロー体験
メンタルヘルスを悪化させる要因には、精神的ストレスや過労状態、人間関係の対立、理想自我とのギャップ、性格傾向、生物学的原因などさまざまなものがありますが、『悲観的な認知(物事の捉え方)』や『ゆとりのないライフスタイル』を修正することでメンタルヘルスも改善しやすくなります。流行や物事が移り変わるスピードが速く、達成しなければならない仕事が増えたように感じられる現代社会では、多くの人が『幸福追求のため・成功実現のため・問題解決のため』に“今”を我慢すれば何とかなると思って、自分で自分を追い込んで苦し... ...続きを見る

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2011/04/13 18:48
やる気を生む内的モチベーションと外的インセンティブ3:自律性・熟達性・貢献感で高まる働く意欲
前回の記事の続きになりますが、『報酬の隠されたコスト』の悪影響が起こりやすい分野は大きく分ければ二つあります。それは『ヒューリスティックな仕事』と『利他的・献身的な活動(ボランティア・献血など)』であり、後者の利他的行動(無償奉仕前提の活動)においても、被災地ボランティアを有償の仕事にしたり、献血希望者に見返りの報酬を与えると、逆にそれらの活動に参加したいという人の数が減る事が社会心理学的な実験(スウェーデンの献血報酬実験:Mellstrom & Johannesson, 2008)で確認されて... ...続きを見る

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2011/04/09 19:50
努力する事で得られるものと要求水準の高さ・幸福の実感2:苦しまない努力をするための方法
『成果のでにくい努力の繰り返し』で問題になるのは、自己評価が下がって自己価値を実感できなくなるため、強迫的・義務的に何かに急き立てられてする努力が過剰になりやすいということです。その努力の過剰(努力による疲弊・燃え尽き)の背景にあるのは、現代社会のアノミーや格差感が生み出した『普通の幸福のハードルの高さ』です。普通の幸福とは何なのかについて、厳密な掘り下げをしていたら切りがないですが、一般的にはそれなりの企業に就職して安定した給料を貰い、一定の年齢で結婚・出産育児などを経験し、『仕事の充実感・経... ...続きを見る

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2011/04/02 22:01
努力する事で得られるものと要求水準の高さ・幸福の実感1:人は何を求めて努力しようとするのか?
勉強して試験に合格したり専門的な技術のレベルを高めたり、物事を成し遂げたりするためには、一般に『努力・意欲』が必要であると考えられています。何らかの分野における達成や向上に向かって『努力すること・頑張ること』ができなければ、自分の成長や社会経済的な評価(報酬)を得ることが難しく、将来的に幸せになれないのではないか(大きな失敗につながるのではないか)という不安感もあります。 ...続きを見る

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2011/04/02 21:55
“幸福感・充実感・リラックス感”を得るためのカウンセリング的な視点3:今・ここにある幸福への感度
カール・ロジャーズの来談者中心療法(クライエント中心療法)の『徹底的な傾聴』とも重なってくるが、カウンセリング技法の基本中の基本である『傾聴』は聴いて貰う側だけに心理的な効果や支持があるわけではない。前回の話題の続きになるが、相手の話を集中して丁寧に聴いているカウンセラーの側のほうにも、他者を理解しようとすることの喜びや自己を客観視して落ち着ける効果というものがある。 ...続きを見る

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2011/02/04 05:10
“幸福感・充実感・リラックス感”を得るためのカウンセリング的な視点2:人間関係の悩みの捉え方
『前回の記事』の続きだが、『急がなきゃ急がなきゃ。このままじゃ間に合わない』という自分を急き立てるような切迫感は、確かに稀にではあるが、尻に火がついた事でモチベーションと仕事の処理速度を引き上げることがある。だが、それはやらなければならない仕事量が、『スケジューリングの時間枠』の中に何とか収まっていて、自分の能力・意欲を最大限に発揮すればぎりぎりで終わらせられるという実感に支えられているケースに限られる。 ...続きを見る

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2011/02/04 05:06
“幸福感・充実感・リラックス感”を得るためのカウンセリング的な視点1:マルチタスクの焦燥感の改善
肩に力の入り過ぎた緊張感を和らげることができれば、緩やかなリラックス感を得ることができるし、自分の立てた目標・計画を思い通りにこなすことができれば、自分が物事を上手くやり遂げたという充実感を感じることができる。不安や気がかりの原因となっている問題や物事を首尾よく完璧に解決することができれば、長く続く安心感を得ることもできる。そして、一般に人間が幸福感を感じるためには、『自分の望み通りの状態』がテンポ良く実現するか、『期待通りの他者の反応(承認・評価)』が得られなければならないと思われている。 ... ...続きを見る

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2011/02/04 05:00
対象喪失の悲哀がどのようにうつ病の自尊心低下と相関するか3:自己非難・自罰感情を生むメカニズム
精神分析の病理学では『無意識領域への心的過程(心理内容)の抑圧』が各種の神経症・ヒステリーの原因になるという仮定がありましたが、精神病とされるメランコリー(うつ病)においても『自我機能・自尊感情を低下させる無意識的な葛藤や喪失感』に焦点が当てられており、うつ病に特有の自己卑下・自己嫌悪が起こるメカニズムを『自我に対する内的な憎悪・攻撃(肛門期的サディズムへの退行固着)』で説明しています。 ...続きを見る

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2011/01/03 14:44
対象喪失の悲哀がどのようにうつ病の自尊心低下と相関するか2:リビドー固着とナルシシズムの問題
前回の記事の続きとなりますが、自分にとって大切な位置づけにある『かけがえの無い他者(自己対象)』を失えば、誰もが悲しみに覆われた苦痛な心理状態を体験することになるのであり、その悲しみや辛さを癒すためには『喪の仕事』と呼ばれる一定以上の時間が必要となります。対象喪失の悲哀や苦悩、葛藤が十分に癒されるためにはどのくらいの時間が必要なのか。その必要な時間には個人差がありますが、心理状態が回復するに従って『外界・他者・娯楽への興味関心』が戻ってきて、外向的な行動・思考が見られやすくなるという特徴がありま... ...続きを見る

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2011/01/03 14:40
対象喪失の悲哀がどのようにうつ病の自尊心低下と相関するか1:“喪の仕事”による感情・自我機能の改善
精神分析では自己と同等の価値を持つ対象を『自己対象(self-object)』と呼び、自己対象を喪失した時には『悲哀感情』が起こると考えますが、重要な他者(対象)を何らかの事由で失った時に起こる『対象喪失(object-loss)』はさまざまな心的過程と関係しています。 ...続きを見る

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2011/01/03 14:37
アパシーシンドロームによる無気力化・無関心化と自己アイデンティティ拡散:ウェブサイトの更新
大学生の『学業・進路選択=本業』に関する無気力や意欲減退が持続する状態を、ハーバード大学の心理学者P.A.ウォルターズはスチューデント・アパシー(student apathy)という概念で表現しましたが、アパシー(意欲減退)の問題は青年期の大学生に限らずさまざまな年代や状況で起こる可能性があります。 ...続きを見る

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2010/12/11 00:24
クライアントの鏡としてのカウンセラーの中立性と“無意識・幼児期の決定論”を前提とする精神分析の変化
前回の記事の続きとなるが、クライアントの内面や苦悩を映す『鏡』としての機能を果たすために、カウンセラーの中立性が要請されてくるわけだが、カウンセラーの中立的態度をより噛み砕いていうならばクライアントが『自己との極端な差異・対立・食い違いを感じないような態度』ということである。 ...続きを見る

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2010/12/07 21:51
クライアントの“心的現実性・悩みの中心”を理解するための傾聴技法と転移感情についての自覚化
カウンセラー(心理療法家)の第一の仕事は『クライアントの話を聴くこと』であり、C.ロジャーズのクライエント中心療法ではカウンセラーの基本的態度として『徹底的傾聴』を上げている。クライアントの話を聴くことが重要というと簡単なようにも思えるが、『アセスメントを意識した調査的傾聴』と『心理効果を意識した共感的(洞察的)傾聴』とは異なり、前者は“医学的診断・臨床上の見立て”をつけるために、クライアントにまつわる客観的データや周辺情報を得ることが主な目的となる。 ...続きを見る

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2010/12/07 21:44
植木理恵『ウツになりたいという病』の書評3:認知の歪みの改善とうつになりにくい物事の考え方
社会の標準的な価値観や常識と距離を置いて、『自分なりの人生観・価値観』を持つことができれば精神的な葛藤や焦燥(苦悩)を緩和できるとは思いますが、現実には『社会的な価値観と最低限の生活水準がセットになりやすい』という圧力もあるので、なかなか現代人が自由な価値観を持ってそれに従ったライフスタイルを作り上げるというのは難しいとも思います。 ...続きを見る

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2010/11/22 05:13
植木理恵『ウツになりたいという病』の書評2:現代の競争社会の圧力とセリグマンの学習性無力感によるうつ
『第一章 ウツ気分を大量生産する社会の秘密』では、どうして現代の日本でうつ病(ウツ気分)や自殺者が増加しているのかという社会的要因を考察しているのですが、著者は現代の競争社会が生み出す学習性無力感をクローズアップしています。 ...続きを見る

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2010/11/19 01:50
植木理恵『ウツになりたいという病』の書評1:うつ病の未病としてのウツもどきとうつ概念の拡大
古典的なうつ病(気分障害)とは異なる症状や特徴を持つ『非定型うつ病(新型うつ病)』については、過去にこのブログでも何回か取り上げていますが、本書では“ウツもどき”というフレーズによって現代的なうつムーブメントを分析しています。 ...続きを見る

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2010/11/19 01:47
交流分析の『エゴグラム』を用いた構造分析の理論:自我状態のアンバランスの修正法について
前回の記事では、5つの自我状態の特徴・機能を大まかに説明しました。エゴグラムの理論・技法を体系化したJ.M.デュセイは、社会適応力と情緒安定度が高くて他者とのコミュニケーションも円滑になりやすいエゴグラムとして、『ベル型』と『平ら型』を上げています。 ...続きを見る

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2010/09/22 05:34
交流分析の『構造分析(エゴグラム)』と各自我状態の特徴・役割について
1950年代にアメリカの精神科医エリック・バーンが開発した交流分析(transactional analysis)では、人間の自我構造・精神機能を以下の“5つの自我状態”に分けて考えます。簡易な心理テストに基づいてこの5つの自我状態のバランスをグラフ化したものが『エゴグラム(egogram)』であり、エゴグラムによって自分や他人の性格構造・コミュニケーションのパターンを客観的に認識しやすくなります。 ...続きを見る

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2010/09/22 05:31
企業の定期健診に導入予定の『うつ病兆候のチェック項目』と職場におけるメンタルヘルスの関心の高まり
うつ病(気分障害)に関する啓発教育や情報提供が進んだこともあり、うつ病発症の疑いがある人が『睡眠障害・食欲不振・抑うつ感などの自覚症状』をきっかけにして、心療内科・精神科を受診するハードルは下がってきている。 ...続きを見る

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2010/08/18 16:50
コミュニケーションの作用論とカウンセリングのラポール形成:相手の行動・返答を制限する効果的な質問技法
カウンセリングや心理療法の技法の多くでは『言語的コミュニケーション』が手段として用いられるが、言語的コミュニケーションの果たす相互作用の役割は大きく分けて以下の3つにまとめることができる。 ...続きを見る

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2010/06/30 18:44
非定型うつ病の“ストレス反応性・拒絶過敏性・依存行動”を緩和するための認知転換とストレスコーピング
非定型うつ病は従来のうつ病とは違って、自分の好きなことや楽しいことをしている間だけは気分が明るくなり行動力が回復するという『気分反応性(ストレス反応性)』が見られます。その為、周囲から擬態うつ病や詐病と疑われやすいのですが、『睡眠障害(過眠)・摂食障害(過食)・パニック発作・鉛様の身体の重さ・気分の落ち込み・衝動性と自傷行為』といった苦痛な症状は実際に起こるので、“病気であることを意図的に演じている状態”とは全く異なります。 ...続きを見る

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2010/06/02 10:30
うつ病の発症リスクとなる性格行動パターン(病前性格)とセルフヘルプによる予防的対処
うつ病患者の増加や自殺問題の深刻化を受けて、国もうつ病の『早期発見・早期対応』についての取り組みを強めていますが、うつ病には抑うつ感や絶望感、自己否定感を感じやすい『病前性格』が関係しているとされています。 ...続きを見る

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2010/05/27 12:47
“人の可能性・話す意欲・リソース”を引き出す解決志向カウンセリングのコミュニケーションスキル
ブリーフ・セラピー(短期療法)や解決志向型カウンセリングでは、クライアントの『内的リソース(心理的資源・能力)』や『問題解決行動の動機づけ』を新たな可能性として引き出そうとする。 ...続きを見る

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2010/05/18 05:17
“ネガティブな感情・気分”の悪循環を断ち切るための認知療法とセルフヘルプによる気分の改善
A.ベックの認知療法やA.エリスの論理療法(論理情動行動療法)では、『認知(物事の捉え方)が気分や感情を規定する』という認知理論の前提に立って、『自分にとって苦痛で不快な感情(気分)』を変容させることを目指していきます。『客観的な出来事』と『自分の感情・気分』が直接的に結びついていると、『嫌な出来事・つらい状況』があると反射的にネガティブな感情が起こったり気分が激しく落ち込んだりします。 ...続きを見る

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2010/05/08 00:27
“他人の苦労・不幸”を求める劣等感と“自分の苦労の承認”を求める欲求がすれ違う対話状況
カウンセリングのような一定の役割関係がある対話よりも、友人知人に対する『人生相談・悩み相談』のほうが、相談をする相手の自己開示(自分語り)や生活状況の内容によって、どこまで踏み込んだ相談ができるか、どういった気分の変化が得られるかは変わってくることが多いかもしれない。 ...続きを見る

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2010/04/26 18:49
『苦痛な体験』をした人でないと他人の痛みは分からないのか?:カウンセリングの共感性と中立性
自分と同じような『苦痛な体験』をした人や自分と近しい『過酷な境遇』にあった人でないと、自分が直面している苦悩や悲しみを共感的に理解することなどできるはずがないという考え方がある。 ...続きを見る

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2010/04/23 07:44
“所与の人間関係の減少”を前提とした現代社会のエロス的(情緒的・家族的)な人間関係の構築
前回の記事の続きになりますが、自分にとって他者はどのような意味や価値を持っているのか、他者は自分に対してどのような影響を与えるものとして認識されているのかによっても、『人間関係やコミュニケーションのパターン』が規定されてきます。 ...続きを見る

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2010/04/20 15:02
“他人と関わりたい欲求”と“他人から干渉されたくない欲求”が生み出す人間関係の問題・相性
人間関係の悩みの多くは、『他人から認められたい・愛されたいという承認欲求』や『他人から傷つけられたくない・構われたくないという防衛欲求』とに関係しています。自分にとっての『他者表象(他者のイメージ)』がどのような意味を持つのかは、幼少期からの親子関係や児童期の友人関係、思春期の異性関係など様々な人間関係が影響しますが、『外向的で人間好きな人』と『内向的で人間嫌いな人』とで人間関係の悩みの内容は変わってきます。 ...続きを見る

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2010/04/19 06:57
ハーマンの記憶回復療法とトラウマ記憶の暗示的な再構成の問題:抑圧理論と人間の記憶の曖昧さ
前回の記事の続きになるが、J.L.ハーマンの『心的外傷と記憶』のPTSD理論から始まる一連の論争や訴訟には、プロテスタンティズムの倫理観念・教会の礼拝が浸透しているアメリカの地域の『宗教的な迷信・風説(悪魔崇拝のカルト宗教・性的行為を儀礼化した異端宗教の伝聞など)』の影響もある。 ...続きを見る

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2010/04/10 08:10
“他者から受け容れられない苦痛・孤独”が生み出す『自虐的・自嘲的な自己暗示』によるリスク
前回の記事では、自己評価の構成要素としての『成功欲求・自己定義』と『承認欲求・帰属欲求』について説明したが、自己評価を原因とする心理的問題には『他者の評価や意見へのこだわり・自己否定的な認知』が関係していることが多い。 ...続きを見る

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2010/04/05 23:14
トラウマティックな体験の“客観的事実性”と“誘導的・暗示的な質問(作られる記憶)”の問題
PTSD(心的外傷後ストレス障害)では、『暴行・災害・虐待・性被害・凶悪事件の目撃』など生死の恐怖(自己存在の否定)を感じたトラウマ体験が病因とされる。『トラウマに関係する記憶・感情』を取り扱う心理療法(カウンセリング)の技法には色々なものがあるが、その作業のプロセスでは、『ラベリング(レッテル貼り)の危険・特異的な自己アイデンティティ確立の問題』を含めて幾つかの注意点がある。 ...続きを見る

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2010/04/02 17:03
“自己評価・自己肯定感が低下する要因”と“自己評価を高めるためのポイント”
自己評価が不安定になったり極端に低くなってしまう原因としては、『非現実的・不適応的な自己と他者へのこだわり』があるので、この硬直したこだわりを緩和して、自分と他人の特徴や属性を自然に受け容れられるようになれば自己評価は安定しやすくなってくる。その方向に考えれば考えるほど、やる気や自信、楽しさがなくなっていくような『悲観的・自己否定的なこだわり』からできるだけ離れていく柔軟な認知(意識を向ける対象の転換)が大切である。 ...続きを見る

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2010/03/25 13:33
自己評価に対する“自己愛の過剰性・劣等コンプレックス”の影響:自己評価を形成する3つの要素
『自己評価(self-esteem)』が低くなると、自分に自信が持てなくて劣等コンプレックスに悩まされたり、目的を達成するための行動やコミュニケーションが出来なくなったりして、日常生活(対人関係)に色々な支障や不利益がでてくる。『自己評価』の高低は『自己愛(self-love)』の強さとも関係しているが、自己愛が強ければ強いほど適切な自己評価が得られるわけではなく、自己愛を補強するために『自分の欠点・短所・弱点』を覆い隠そうとすると、自己欺瞞的な防衛機制によって自己評価はかえって不安定になる。 ... ...続きを見る

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2010/03/21 13:00
『自分の小さな「箱」から脱出する方法 人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!』の書評
本書でいう『箱』は、『自己欺瞞』のことであると解説される。箱とは『自意識(自己愛)へのこだわり』のことであり『自己中心的な認知(物事の捉え方)』のことでもある。自分が『箱』に入ってしまうことによって、人間関係のトラブルや目的達成の困難などが次々と生まれてくるが、自分で自分が『箱』に入っていることに気づくのは非常に難しい。 ...続きを見る

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2010/02/07 16:26
問題解決志向のカウンセリングと自他理解の重要性3:人の認知・行動は何によって変わるのか?
前回の記事の続きになるが、現実的な『自己理解』や状況認識を深めていくと同時に、『他者理解』を深めることが『新しい認知・行動パターン』の獲得を後押しすることも多い。カウンセリングにはクライアントの問題状況や性格傾向に適した情報提供を行うという『心理教育的な側面』もあるが、その心理教育的側面の中心にあるのが『自己理解と他者理解の促進』である。 ...続きを見る

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2010/01/26 09:51
問題解決志向のカウンセリングと現実・欲求の否認のリスク2:今までと違うやり方や考え方の探索
身体疾患でも『早期発見・早期治療』が医学的対処の原則であるように、心理的問題でも『その状況を放置し続ければより状況(体調)が悪くなる』ことが予測される時には、『早期の気づき・早期のケアと行動』が大切になってくると言える。虫歯の治療が痛くて怖いからといって、歯科医の治療を受けなければ、虫歯は放置して自然治癒することはないので、数ヵ月後、数年後にはより虫歯のレベルが進行してより痛い治療を受けなければならなかったり、最悪のケースでは歯そのものを失ってしまう危険もある。 ...続きを見る

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2010/01/24 06:48
問題解決志向のカウンセリングと現実認識の転換1:人はなぜ自分の現実を抑圧・否認するのか?
カウンセリングの目的には『クライアントの悩み・問題の解決(軽減)の促進』というプラグマティックな要素と『クライアントの内的世界に対する共感的理解・肯定的受容』というヒューマニスティックな要素とがある。どのくらいのスパン(期間)でクライアントの問題解決を促進するかによって、ブリーフセラピー(短期療法)や精神分析的カウンセリングなどの立場は分かれるが、基本的には『問題解決につながる認知・行動のポジティブな転換』をさまざまな方法や対話で導き出そうとする。 ...続きを見る

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2010/01/24 06:41
サラリーマン(働いている人)のストレス状況と効果的なストレス対処:自律神経系の失調の問題
20代〜30代の社会人男性500人を対象とした『ストレスに関するアンケート』で、ストレスによる睡眠障害や消化器の症状が指摘されています。ストレスが原因と思われる心身症状があっても、『忙しくて時間がない・大した症状ではないと思う』ということでメンタルクリニックの受診機会を持てないサラリーマン(働いている人)も多いようです。 ...続きを見る

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2009/12/05 06:44
“非定型うつ病の特徴”と“うつ病の特徴”の比較:非定型うつ病のストレス反応性・過眠過食・疲労感
現在では、古典的な大うつ病性障害(メランコリー親和型性格に由来するうつ病)の症例が減って、『精神運動制止(一切の活動性の喪失)・自責感・自罰感情・罪悪感』の症状がほとんど見られない軽症うつ病(プチうつ)や新型うつ病が増えているといわれます。無理して仕事をしている時やストレスを感じる嫌なことをしている時にだけ、状況反応的なうつ状態に陥る新型うつ病には、『擬態うつ病(詐病)』と『非定型うつ病』という2つの可能性を考えることができます。 ...続きを見る

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2009/11/14 21:00
うつ病の古典的病因論と“気分変調性障害・気分循環性障害”の慢性化の問題について
うつ病(気分障害)には、病因論や重症度、循環性(双極性)などに基づく分類がありますが、うつ病全般に共通する基本症状として以下の2つが典型的なものとしてあります。 ...続きを見る

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2009/11/10 17:20
“他者・社会とのコミュニケーション”と切り離せない自己アイデンティティの確立:精神分析と適応
前回の記事では、エディプス・コンプレックスとコミュニケーションスキルの相関について考えてきたが、エディプス期(幼児期)のコミュニケーションは『親子間・幼稚園(保育園)の友達』に限定されたシンプルなものである。人間がコミュニケーションする範囲は、“精神の発達(関心領域の拡大)”と“環境の変化(所属する場所)”の双方の影響を受けて段階的に拡大していくが、最も大きな人間関係(コミュニケーション)の変化は18歳以降の『青年期』に起こってくると言える。 ...続きを見る

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2009/10/26 09:28
“親子間のコミュニケーション”と“子どもの心理的な発達プロセス”を巡る精神分析的な社会化の課題
『コミュニケーションスキルの向上』に合わせて社会適応性も高くなっていくが、精神分析の発達論ではコミュニケーションに障害が起こりやすい時期として、エディプス期(oedipal stage)と青年期(adolescence stage)が想定されている。コミュニケーション(communication)とは、外部にある他者や社会の仕組みと『双方向的な意思疎通』を行う試みであり、このコミュニケーション機能が障害された病態像(発達像)として統合失調症や広汎性発達障害(PDD)、社会性不安障害(対人恐怖症)... ...続きを見る

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2009/10/23 08:06
社会不安障害・強迫性障害に見られる“完全主義思考の認知の歪み”と認知療法による発想の転換
社会不安障害では、『他人から嫌われたらおしまいだ・他人から拒絶されるような自分には価値がない・他人に好意を持たれないことはつらくて耐えられないことだ』といった人間関係にまつわる偏った認知が見られます。論理療法(論理情動行動療法)を開発したアルバート・エリスは、こういった『〜でなければならない。〜できなければ最悪の事態になる』という完全主義思考を、自分を苦しませるだけで効果の乏しい“イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)”として分類しました。 ...続きを見る

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2009/09/14 07:33
“破局的・悲観的な認知”による精神症状の形成と認知療法に基づく“機能的な認知”の獲得
アーロン・ベックが開発した認知療法(cognitive therapy)では、うつ病(気分障害)の気分の落ち込みや意欲の低下の原因を『非機能的な認知(認知の歪み)』に求めて、この非機能的な認知を現実的に反駁することで『適応的な認知』を獲得しようとします。 ...続きを見る

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2009/09/11 01:04
インターネットの“匿名コミュニティ・文字コミュニケーション”を用いた人生相談(悩み相談)の利点と限界
インターネット上では各種の掲示板やSNS、Q&Aサイト、ブログなどを用いて、現実の人間関係の中では話しにくい『人生相談(心理相談・悩み相談)』が行われていますが、『ネット相談に関する記事』を起点にしてネット相談の利点と限界について考えてみます。 ...続きを見る

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2009/09/07 16:29
H.S.サリヴァンの対人関係論的なパーソナリティ理論とカレン・ホーナイの神経症的葛藤に基づく性格分類
H.S.サリヴァンは対人関係における社会的相互作用を重視したことから『対人関係学派』に分類されるが、社会的・文化的要因を中心にして精神活動を分析しようとした『新フロイト派(ネオ・フロイディアン)』としても知られる。新フロイト派の代表的な分析家・学者としては、女性精神分析家で対人関係における葛藤の処理を考察したカレン・ホーナイ(Karen Horney, 1885-1952)や、精神分析と社会学を融合させてファシズム(ナチズム)を分析し『自由からの逃走』を書いたエーリッヒ・フロム(Erich Fr... ...続きを見る

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2009/09/01 09:27
『精神医学は対人関係論である』としたH.S.サリヴァンとシンタクシスを目指す対人関係様式の課題
『精神医学は対人関係論である』という著作・標語で知られるアメリカの精神科医ハリー・スタック・サリヴァン(Harry Stack Sullivan,1892-1949)は、S.フロイトの性欲理論(リビドー仮説)を否定して、人間の精神発達プロセスに与える『社会文化的要因・対人関係の要因』を重視した。H.S.サリヴァンは、イントラパーソナル(intrapersonal)な『個人内の心的過程(内面世界)』を解釈して取り扱う精神分析を、インターパーソナル(interpersonal)な『個人間の対人関係』... ...続きを見る

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2009/08/26 05:37
境界性パーソナリティ障害における『対象恒常性の欠如』と『自己アイデンティティの拡散』
境界性パーソナリティ障害(BPD)では、他者のことを継続的・安定的に信頼することができず、絶えず分かりやすい形での愛情や承認、保証を求めているので、『現時点における相手の反応・態度』だけを手がかりにして相手の全体像を評価しようとするのです。BPDを持つ人は、理想化(褒めごろし)と脱価値化(こきおろし)で対人評価が両極端にコロコロと変化しますが、それと同じように自分に対する自己評価も『自己肯定』と『自己否定(自己嫌悪)』の間で激しく揺り動きます。 ...続きを見る

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2009/08/12 17:44
境界性パーソナリティ障害の『二分法思考』に基づく認知の歪み:『分裂』の防衛と見捨てられ不安
BPDの対人関係の不安定さは、相手との関係が良い時には『相手の長所・利点』だけしか認知できないようになり、相手との関係が少し悪くなると『相手の短所・欠点』だけしか認知できなくなる二分法思考にありますが、ひとりの人間の中に『良い部分(長所)』と『悪い部分(短所)』の両方が同時に存在することをなかなか受け容れることができないのです。 ...続きを見る

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2009/08/07 15:51
境界性人格障害の特徴としての『衝動性・依存性・空虚感・不安定さ』と対人関係のトラブル
境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)は、『衝動性・依存性・攻撃性・空虚感』を特徴とするクラスターBの人格障害で、『対人関係のトラブル・コミュニケーションの緊張』を引き起こしやすくなります。境界性パーソナリティ障害を抱える人の『人格構造』は極めて脆弱でストレスに弱く、『相手の反応・環境の変化・悲観的な推測』などによって感情や気分が急速に不安定になります。 ...続きを見る

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2009/08/07 15:45
ストーカーと異性間暴力の心理2:対象恒常性の確立の失敗と孤独耐性の低下・自己愛の過剰
一般的な精神発達のプロセスでは、『母子分離不安』を乗り越えて孤独(心細さ)を感じる自我が萌芽した時に、自己と他者の境界線が引かれて『自分の思い通りにならない他者の存在』を認めていくようになります。幻想的な母子一体感のような『自己の延長(自分の一部)としての他者』を否定して、『自己』と『他者』の独立性を承認し相手に配慮した共感的なコミュニケーションができるようになれば、行き過ぎたストーカー行為を行うリスクは低くなりやすいと言えますが、恋愛関係(異性関係)のあり方についてバランスのとれた価値認識を形... ...続きを見る

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2009/07/29 07:11
幼少期のトラウマティックな成育環境とアダルトチルドレンの防衛機制:自己確認を求める依存症
幼少期に両親からの『愛情・関心・保護』を十分に受け取れないことで、精神発達や対人適応、認知様式に何らかの問題が起こってくることがありますが、それらの問題の根底にあるのは『自己評価の低さ・基本的信頼感の欠如』です。家庭における虐待・暴力・ネグレクト(育児放棄)などの過酷な問題も含めて、子どもが成育過程において『自分は親から愛されていない・自分には人から大切にされる価値がない・自分は自分の意見や考えを話してはいけない』というような自己否定感や精神的な圧迫感を慢性的に感じることによって、精神発達や対人... ...続きを見る

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2009/07/09 09:51
『ネトゲ廃人・インターネット依存症』の心理的要因とバーチャル・コミュニケーションのはまり込みやすさ
ネットゲームの依存性の強さについてよく話題になっていますが、インターネットが普及する以前から『ゲーム依存症・ゲーム中毒』という状態はあったものの、ゲームにはまり込んでやめられなくなる依存性のレベルでは、ネットゲーム(オンラインゲーム)のほうが圧倒的に高いと言えます。 ...続きを見る

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2009/07/02 02:42
PTSDの発症に関係する神経系・内分泌系の『闘争‐逃走反応』と罪悪感・自責感を生む“凍りつき”の問題
強烈なストレスやトラウマ事態に対する『生理的・身体的な防衛反応(ストレス反応)』は以下のようなメカニズムになっていますが、PTSDでは交感神経系の過剰興奮やコルチゾール(ヒドロコルチゾン)の減少によって『闘争‐逃走反応』の緊張状態を解除することが難しくなります。 ...続きを見る

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2009/07/01 00:38
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を形成するトラウマ体験と自律神経系の過剰亢進による身体症状
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を誘発するトラウマ(心的外傷)というのは、個人の『ストレス耐性の限界』と『問題対処能力(状況対応能力)の限界』を越えた強烈なショック体験によって刻まれる精神的ダメージのことです。トラウマの精神医学的な定義では、生死の危険を感じるような体験をしたり、他者が生死の危険に陥っている状況を目撃することによって受ける精神的ダメージとなりますが、厳密には『死・傷害の恐怖』だけではなくて『極度の自尊心(自己信頼感)の傷つき』によってもトラウマが形成されます。 ...続きを見る

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2009/06/27 01:57
解決志向ブリーフ・セラピーにおける“心的リソース・前向きな可能性・例外の発見”を引き出す質問法
ブリーフ・セラピーの特徴について書きましたが、ブリーフ・セラピーの効果を生み出す作用機序は『悪循環の切断』と『ユーティリティ(自己の活用性)』にあります。システム論に基づく悪循環というのは、苦痛な心理状態や不適応な状況にはまり込む『繰り返される性格行動パターン+対人関係の様式』のことであり、悪循環の問題は『自己と他者の相変わらずの反応』が定型的に繰り返されることで維持されています。 ...続きを見る

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2009/06/20 10:55
“ユーティリティの向上・悪循環の切断・例外の発見”を目指すブリーフ・セラピー(短期療法)
メラニー・クラインの対象関係論に依拠する病因論は、『発達早期への退行・固着』のメカニズムを説明したものでかなり複雑な構成となっています。少なくとも、精神分析や対象関係論にまったく触れたことのないクライアントに対して、S.フロイトやM.クラインの『基本的な人間観(リビドーの発達過程と病理形成)』を理解してもらうのは簡単なことではありません。 ...続きを見る

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2009/06/04 21:11
S.フロイトの“エディプス・コンプレックス”とM.クラインの“原始的防衛機制”に基づく発達的な病因論
『前回の記事』では、S.フロイトの無意識概念に基づく精神分析の病因論と作用機序を考えてみたが、精神分析の病理学の特徴はエミール・クレペリンの生物学主義を否定して『精神症状の心理学的意味(欲求の抑圧のメカニズム)』を探求したところにある。フロイトは『偶然の産物・脳神経系の機能異常』に過ぎないとも解釈できる『失錯行為・夢・神経症(精神疾患)』のすべてに独自の理論体系に基づく意味を求めたが、これは『自然な病的過程・生物学的な原因』に批判的なスタンスであった。 ...続きを見る

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2009/05/25 21:04
“不況による雇用悪化・生活苦・うつ病”などの影響で30代の自殺者が増加。うつ病原因論の問題点
世界同時不況が拡散した昨年から非常に厳しい経済情勢と将来不安が続いていることもあり、2008年の自殺者(警視庁発表)は前年より844人(2.6%)減ったものの、11年連続で3万人超の自殺を出すことになってしまった。 ...続きを見る

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2009/05/16 07:57
エリック・バーンの交流分析と人生脚本(基本的な構え):不快なラケット感情を繰り返し受け取る“ゲーム”
アメリカの精神科医エリック・バーン(1910-1970)が創始した『交流分析(TA:Transactional Analysis)』は精神分析の簡易版といわれますが、人間の性格特性やコミュニケーション・パターンを分析するために役立つ技法です。交流分析は人間の精神構造を3つの自我状態(P・A・C)に分けて分析する性格テストの『エゴグラム(egogram)』でも有名ですが、交流分析では幼少期の親子関係や早期決断によって自分の人生の大まかな予測・計画である『人生脚本(life script)』が作成さ... ...続きを見る

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2009/05/11 07:16
“個性と職業のマッチング”を超える“キャリア設計の個別化”を支援するキャリアカウンセリング
『前回の記事』の続きになるが、かなりの割合の人は『横方向のキャリア(転職・転業)』に昇進の幅に上限がある『縦方向のキャリア(小規模組織での昇進)』を組み合わせていくか、『横方向のキャリア』でフリーターやフリーランス(自営業者)、法人の経営者になって独自のニッチ(市場適応できる地位)を模索することになる。 ...続きを見る

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2009/05/05 00:35
子どもに愛情を感じる“生得的本能”と子どもの育児方針(養育態度・虐待リスク)に影響する“モデル学習”
母親と父親は、『子どもの安全と健康』に最大限の配慮をするのが当たり前という社会的認識は相当に強く、子どもを虐待するという行為は極めて特殊でイレギュラーなことだと思われています。そのため、子どもを虐待する親は『一般的・平均的な親』とは異なる特別な性格や背景を持った親と見なされやすく、『児童虐待』は大多数の親とは無関係な遠い場所で起こっている問題、非常識で未熟な親だけが起こす稀な問題と認識されがちになります。 ...続きを見る

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2009/05/01 18:32
キャリアカウンセリングと終身雇用の安定的キャリアの崩れ:働き方(生き方)の多様化の利点・欠点
キャリア・カウンセリングの面接でも『現時点の就職先や進路先の選択』というのは依然として重要な課題ではあるが、そこに『個別的な価値観・職業適応・ストレス対処・人間関係調整・能力開発・社会的役割・家族形成(異性関係)・メンタルヘルスの維持』など多面的なトピックや問題意識が同時的に重なってくるところにキャリア・カウンセリングの特徴が認められる。最近では、企業部門・産業分野に関連する心理カウンセリングは、EAP(従業員支援プログラム)や心理教育セミナー(ワークショップ)などのビジネス・パッケージでまとめ... ...続きを見る

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2009/04/23 15:06
職業相談からキャリアカウンセリング(キャリアガイダンス)への移行:キャリア概念とは何か?
産業カウンセリングの分野では就職・転職・解雇・昇進降格・職場適応・人間関係(ストレス)などを巡って『キャリア(career)』というものが問題視されることがあるが、雇用情勢や人生設計が不安定になる中で、キャリアを主要な研究テーマとするキャリア・カウンセリングの必要性は高まっているように感じる。 ...続きを見る

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2009/04/23 15:03
認知療法による非合理的思考や悲観的な思い込みの改善:ネガティブな自己アイデンティティの問題
認知療法や論理情動行動療法は、『不快な気分・苦痛な感情・意欲の喪失』を生み出す非合理的思考(irrational belief)に着目して、自分で自分を苦しめて絶望させる『認知の歪み(cognitive distortion)』を修正するところに特徴があります。私たちが精神的ダメージを受けたり他者に抑えがたい怒り(不満)を感じる原因は、常識的には『客観的な現実・事象』にあると考えられていますが、『非合理的思考』をセルフモニタリング(自己観察)すると、『客観的な現実(出来事)の受け止め方』には複数... ...続きを見る

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2009/04/06 20:36
アクスラインの遊戯療法の8つの基本原則とロジェ・カイヨワの『遊びと人間』に見る“遊び”の本質
箱庭療法は『作品の共感的な鑑賞』と『作品の無意識内容を絡めた解釈(物語性)』がセットになって行われますが、作品を見た瞬間に受けるイメージや雰囲気を味わいながら、より深いレベルの無意識的意味や象徴性などの分析を進めていきます。分析家(カウンセラー)が分析した作品の無意識的意味や解釈を、直接的に伝える必要がある場合もあれば無い場合もありますが、子どものクライアントが自由な保護された空間の中で、自己の内的状況を生き生きと表現できることに箱庭療法の意義があります。 ...続きを見る

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2009/04/01 14:00
子どもに対する“遊戯療法”と“自由な遊び”によるカタルシス効果・内的世界の投影
霊長類である人間は『知恵ある人』や『言葉(概念)を用いる人』であると同時に、『遊ぶ人(ホモ・ルーデンス)』でもあります。チンパンジーやボノボ、ニホンザルなどのサル類も遊びますが、人間の『遊び』ほどレパートリーやルールの深さがなく、人間以外の動物は成体(大人)になると生活上の必要性が薄い『遊び』の頻度が大きく減少します。サル類以外の各種の哺乳類も、『生存維持(食料確保)・繁殖行動』に役立つ知識や技術、コミュニケーションを『遊び』の中で学習する傾向はありますが、いったんそれらの適応能力を身に付けると... ...続きを見る

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2009/04/01 13:52
クリスティーナ・ホール『言葉を変えると、人生が変わる NLPの言葉の使い方』の書評
ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーが創始したNLP(神経言語プログラミング)という技法を、クリスティーナ・ホールが『言葉の使い方・思考のリフレーミング』をキーワードにして実践的に解説した本である。 ...続きを見る

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2009/03/25 10:18
人間行動の予測・制御を目指した行動主義心理学とオペラント条件づけから導かれる“マッチング法則”
20世紀前半に起こった精神分析から行動主義(行動科学)へのパラダイムシフトは、『主観的な内観法』から『客観的な観察法・実験法』への方法論の転換を引き起こしました。行動主義心理学の始祖とされるJ.B.ワトソン(1878-1958)は、人間の心理を外部から観察可能な『行動』のみに集約するという構想を持っていましたが、その理論的前提にあったのはI.P.パヴロフ(1849-1936)の生理学的な『条件反射』でした。 ...続きを見る

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2009/03/05 14:54
“生きる意味”がないと判断する人間理性の問題点と“世俗の雑事・所用”を煩わしく感じる遁世・脱俗の欲求
前回の記事の人間がなぜ生きるのかという問いには、『観念的・客観的な人生の意味』以前の問題として、『生物学的な生存本能・死の恐怖』があるはずであり、大半の人はこの生存本能(死の恐怖)に頭の中で合理的に考えたニヒリズムだけで逆らうことができないので、面白みがなくて意味のない人生(本質的な意味が不在の人生)という風に認知しているとしても、とりあえずは生きるために何らかの行動をすることになるでしょう。あるいは、人生のどこかの時点で『面白みがなくて意味のない人生』という信念を緩やかに修正して、多少、自己欺... ...続きを見る

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2009/03/02 12:48
“モデルとしての人間”には客観的な生きる意味はないが、“実在する私(主観)”は生きる意味を経験する
人生哲学では『生きる意味や価値』について考える価値命題がテーマにされることがありますが、理性的・科学的にマクロ(巨視的)なレベルで生きる意味の解答を見出そうとすれば『客観的な生きる意味など無い』という悲観的なペシミズムか虚無的なニヒリズムに行き着きます。人間全般に通用する生きる意味について殊更に意識する人は、『客観的な根拠・目標』や『普遍的な存在原因』のようなものがこの世界にないのであれば、人間には生きている意味がないという判断基準を持ちやすくなります。 ...続きを見る

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2009/03/02 11:53
優劣判断される“能力面の個性”と価値判断されない“人格面の個性”:理想自我と現実認識のバランス
『個性教育・個性尊重』と『社会適応・職業選択』のバランスについては、「過去の記事」で掘り下げて書いたことがあるのですが、『個性』に関連したエントリーについて読んだので個性と適応性について補足的に考えてみたいと思います。 ...続きを見る

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2009/02/28 10:44
青年期のモラトリアムや中年期のアイデンティティの危機と関連するアパシー・シンドローム(選択的退却)
仕事・学問といった『本業』に対する意欲(やる気)が大幅に低下しているのに、趣味・アルバイトといった『副業』に対してだけは活動的に振る舞えるという“選択的退却”の問題があります。退却神経症とアパシーについては『仕事中だけ鬱になる“新型うつ病”』の記事で詳しく考察しましたが、退却神経症は発達段階(年齢・社会的役割)によって『青年期のモラトリアム(スチューデントアパシー)』と『中年期の危機(自己アイデンティティの回顧と人生への懐疑)』に分けることができます。 ...続きを見る

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2009/02/24 04:48
A.エリスのABCDE理論のモデルと“不快な気分・苦痛な感情”を改善する合理的信念の効果・特徴
認知療法を参照した『怒りの感情』のコントロールでは、『怒りの発生原因』と『他者への要求・報復』に着目して自分の情動的な怒りを自発的にコントロールすることを目標にしました。アルバート・エリスの論理情動行動療法(REBT)の『ABCDEモデル』やアーロン・ベックのうつ病の心理療法に応用される『認知理論(抑うつスキーマ・モデル)』では、『客観的な出来事(A)』と『結果としての感情・気分(C)』が直接的に結びついているとは考えないところに特徴があります。 ...続きを見る

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2009/02/11 13:42
『怒りの感情』の発生原因を考慮した認知療法的な対処法:カタルシスとアンガー・マネージメント
精神分析ではエディプス・コンプレックスを経験する前の子供は、『快楽原則』によって行動する利己的な存在と仮定されますが、エディプス・コンプレックスの『去勢不安』によって利己的な快楽原則から適応的な現実原則への転換が起こります。快を追求して不快を回避するというシンプルな『快楽原則』には、自分の思い通りにならない独立した『他者の人格・表象』が存在せず、怒りと泣き、不機嫌による『要求の呈示』によって快の刺激を獲得して不快を取り除こうとします。 ...続きを見る

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2009/01/23 14:48
認知行動療法で前向きに生きるモチベーションを高める要素:“セルフ・エフィカシー”と“原因帰属”
A.バンデューラのセルフ・エフィカシー(自己効力感)は、『肯定的・適応的な認知』を獲得して目標課題を達成することを目指す認知行動療法の作用機序にも関係している。セルフ・エフィカシー(自己効力感)とは目的を達成しようとする遂行可能性に対する確信であり、『自分は問題状況を解決できる・自分はストレス事態を乗り越えることができる』という内言によって支えられていて、『感情・気分・行動・生理のセルフ・コントロール(自己制御)』にも影響を与えている。 ...続きを見る

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2009/01/04 14:49
遺伝要因と環境要因によって形成される人間の性格傾向:性格理解のための『類型論』と『特性論』
人間の『性格(character)』は生得的な遺伝・気質を基盤にしながら、後天的な各種の経験と認知変容を積み重ねることによって段階的に形成されていき、成人期に至るまでに大まかな『個性の傾向』としての性格が他者に認識されるようになる。人間の『精神の発達段階』と『性格特性の発現』にも密接な相関があり、精神発達過程の各段階で『適切な刺激・自他尊重の体験』を得ることでバランスの取れた適応能力の高い性格が形成されやすくなる。反対に、精神発達過程において自己嫌悪や他者不信、無力感、攻撃性(過剰防衛)を強化す... ...続きを見る

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2008/12/28 07:14
A.バンデューラのセルフ・エフィカシー(自己効力感)と内的統制の状況認知によるモチベーション向上
人間が物事を意欲的に行おうとするモチベーション(動機づけ)には、目的とする行動以外の報酬によって行動が強化される『外発的動機づけ』と目的とする行動そのものに興味関心や魅力を感じる『内発的動機づけ』がある。モチベーション向上には社会的・経済的な報酬(インセンティブ)や個人的・内面的な価値観などが関わっているが、人間がスキルや知識を習得しようとするモチベーションは心理学領域でセルフ・エフィカシー(self-efficacy)と呼ばれる自己効力感によっても大きく変化してくる。 ...続きを見る

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2008/12/16 00:04
“シャイネスの心理”と社会生活・コミュニケーションへの適応:社会不安障害・ひきこもりとの相関
生後5〜8ヶ月頃に多く見られる『人見知り不安(stranger anxiety)』は、他者や社会的状況に対して気恥ずかしさを感じる『シャイネス(shyness)の気質』の起源であるとも考えられているが、シャイネスという心理状態は誰にでも起こり得る一般的なものである。他者とまともに会話ができないほどの極端に強いシャイネスは、社会不安障害(対人恐怖症)やひきこもりの原因になることもあり、回避性人格障害の重要な性格因子の一つであるとされているが、社会的場面で軽度の緊張や恥ずかしさを感じるというレベルの... ...続きを見る

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2008/12/15 17:44
カウンセリングにおける対話の焦点づけと『自分にとっての意味の洞察』:認知・行動の変容と問題解決
『カウンセリングの基本技術』では、『傾聴・観察』と『クライアントの問題への興味の表示』について説明しましたが、クライアントの立場に立って問題状況や感情状態を推測しながら対話を進めていくことで『自己洞察(自己理解)』が深まりやすくなります。 ...続きを見る

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2008/12/01 15:31
社会不安障害(SAD)における『対人不安・回避行動・環境不適応』の症状:対人恐怖症の自己認知の障害
社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)は社会的な場面や対人的な行為に非常に強い『不安・緊張・恐怖』を感じて、その社会的な場面をできるだけ回避しようとする不安障害の一種です。通常の社会生活(仕事・通学)をするためには、他者の前で話したり書いたりする行為を回避し続けることはできませんから、社会不安障害の症状が強まってくると社会的・職業的な不利益が大きくなり日常生活に支障がでてきます。大勢の人の前でスピーチをしたり、権威ある人物の前や重要な会議で発言をするときには誰でも... ...続きを見る

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2008/11/20 03:34
カウンセリングの基本技術としての『傾聴・中立性』:相手の話を引き出し自己洞察を深める傾聴の難しさ
カウンセリングや心理療法にはさまざまな理論や技法があるが、その最も基本的な技術は『傾聴・観察』と『クライアントの問題への興味の表示』である。カウンセリングの目的には大きく分けると『客観的な問題の解決(症状の緩和)』と『主観的な心理の変容(安定や成長の促進)』というものがあるが、初回面接(受理面接)では『相手の話したい内容を聴く』ということに最も重点を置く他はない。専門的な対人援助技術に関わらず、良好な相互性のある人間関係の基盤には『相手の話をお互いに良く聴く』ということがあるが、対人援助場面にお... ...続きを見る

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2008/10/31 02:54
パラノイア(妄想症)の特徴とジャック・ラカンの『エメの症例』に見る自罰パラノイア・理想自我の投影
統合失調症の陽性症状(妄想・幻覚)と混同されやすい精神疾患に『パラノイア(paranoia, 妄想症・偏執症)』がありますが、近代精神医学のテキストや精神分析の臨床事例で頻繁に用いられていたこのパラノイアという疾病概念は最近では用いられることが殆どなくなっています。その理由の一つは、統合失調症であれパラノイアであれ妄想症状に対する標準療法としてメジャートランキライザー(向精神薬)が用いられるようになったことであり、妄想の経過や内容そのものを丁寧に粘り強く傾聴する精神療法的アプローチは減りました。... ...続きを見る

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2008/09/19 09:15
仕事中だけ鬱になるという“新型うつ病”についての雑感2:退却神経症とアパシーを巡る労働意欲の問題
前回の記事の続きになりますが、職場・仕事・人間関係の精神的ストレスが抑うつ感や意欲減退の原因になっているのであれば、基本的な対策としては『ストレスを消極的に回避する』か『ストレスに積極的に対処する』かのどちらかになってきます。精神的ストレスを低減させる本人の否定的認知の修正やコミュニケーション内容の改善と合わせて、周囲の上司や同僚の協力を得ることで、職場への再適応のハードルは下がってくると思います。精神的ストレスや不適応を強める労働環境の要因として『長時間労働・サービス残業・パワーハラスメント・... ...続きを見る

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2008/09/02 14:44
仕事中だけ鬱になるという“新型うつ病”についての雑感1:一般的なうつ病とストレス反応の異同
8月初めに仕事中だけに抑うつ感や無気力などうつ病の精神症状が出て、帰宅後や休日には活発に行動できるようになるという“新型うつ病(メディアの通称)”が話題になっていましたが、精神的ストレスの強い状況や活動だけに反応して精神症状が発症するというストレス反応性障害は何十年も前からあります。重症度の高い精神病である“うつ病(気分障害)”という疾病概念を、広範囲の抑うつ状態・無気力感に安易に用いることには賛成できませんが、新型うつ病といった曖昧な認識を持ち込むことで、本来のうつ病患者ではない人(セロトニン... ...続きを見る

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2008/09/01 05:46
自己顕示的なパーソナリティ障害における“虚言癖・演技性の心理”と“他者操作・場の支配の影響”
古典的な性格心理学では、カール・ヤスパースなどが相当な無理や演技をして『自分を現実の自分以上の存在として顕示すること』をヒステリー的な自己顕示と定義したが、これは演技性人格障害の特徴に近い自己顕示のやり方であると言える。しかし、他者危害性の小さい演技的(オーバー・おおげさ)な自己顕示の問題が“病理的”であるとまで言えるかは微妙であり、自己顕示の最も病理的な現れとしては『欺瞞・虚言・犯罪に基づく顕示的な言動』などを想定することができる。 ...続きを見る

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2008/07/11 12:31
エミール・デュルケーム『自殺論』の類型論とアノミーな現代社会におけるメンタル面のリスクファクター
前回の記事の続きですが、具体的な個別の問題については、これからの人生をどのように考えて生きていけばよいのかという目的性(適応的な認知変容)を意識したカウンセリング的対応を行い、経済・生活・健康面の問題については利用可能な保健福祉制度(相談制度)や法律制度など社会的資源の情報提供を行っていく必要があります。硫化水素ガスを用いた自殺の場合には、本人とは無関係な周辺住民を巻き込む問題がありますが、本人の希死念慮(悲痛な絶望感)を緩和する心理的支援の方法と周囲の二次的被害の防止をどのような形で統合してい... ...続きを見る

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2008/05/05 17:51
硫化水素による自殺問題の波及とインターネット・マスメディアによる情報伝達の問題
3月から5月現在にかけて60人を越える人たちが硫化水素ガスによって自ら生命を絶ちましたが、『硫化水素を利用した自殺手段』がインターネット経由で広まったことが各種メディアによって批判されているようです。生きていくのが辛くて死にたいと思う感情が先か、自殺の具体的手段に関する情報が先かという根本問題を無視して、『目に見えるネガティブな情報』だけを確実に規制・削除すれば問題が沈静化するという単純な構造ではありませんが、『手段(道具・薬物)入手の容易性』が自殺既遂率に相関するというデータはありますので、具... ...続きを見る

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2008/05/03 23:00
人間の性格における『固定的な部分(気質要因)』と『可変的な部分(環境要因)』:抑うつ性格の悲観的認知
心理学とは『客観的な行動(対人関係)』と『主観的・生理的な心理(内面)』のメカニズムを科学的に研究する学問ですが、行動主義や性格心理学では『人間の行動生起の予測』に重点が置かれてきました。結論から言うと、現在の心理学のレベルでは事後的に人間の行動を説明(解釈)することはできても、事前的に人間の行動の形成・変化を予測することは不可能です。しかし、『人間の大まかな行動形成の原理』については、オペラント条件づけ(報酬・罰則による行動強化)や成育過程における価値規範(判断基準)の内面化、本能的・社会的な... ...続きを見る

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2008/04/12 00:21
自己暗示的な神経症症状(自律神経失調)と精神的ストレスへの逃避的適応:古典的神経症における疾病利得
『前回の記事』では、『身体的疲労・精神的ストレス・睡眠不足』によって作業効率や仕事能力が低下する神経衰弱を解説しましたが、19世紀の古典的な精神医学では神経衰弱はノイローゼ(neurosis, 神経症)の下位分類に置かれていました。過去に書いた記事で神経症(neurosis)の定義を、『精神的原因による器質的障害を伴わない心身の機能障害』としましたが、古典的神経症の下位分類で最も代表的なものが多面的な症状・問題を有するヒステリーです。 ...続きを見る

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2008/03/24 03:04
“主観的な幸福感”を重視するスピリチュアルな世界観と“客観的な根拠”を重視する科学的な世界観:2
前回の記事でスピリチュアルな対話について書いたが、無論、科学的な意味で死後の人間とコンタクトを取る霊媒・霊視や前世へのタイムスリップが事実であるわけではない。『スピリチュアルの世界観の前提』を共有する人間同士であれば、精神的な苦悩を和らげたり、充実した人生を過ごす支えとなる「物語的な意味」を手に入れることができるかもしれないが、それは第三者が客観的に認識できるという意味での科学的事実とは異なるものである。その意味で、スピリチュアルな技法や特殊能力というものは、科学技術のように万人に通用するもので... ...続きを見る

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2008/02/01 15:14
精神的ストレスとフラストレーションに対応する自我防衛機制の働き:環境適応の視点から見る人間
前回の記事では、『外部環境への適応』と『内的欲求への適応』のバランスについて書きましたが、適応には、自我が余り関与しない物理的充足(生存・摂食・睡眠)のための適応と自我の関与が強い精神的充足(承認・自尊心・自己愛)のための適応とがあります。近代以降にはパノプティコン(一望監視施設)を説いたM.フーコーや反精神医学を標榜したR.D.レイン、普遍的無意識を重視したC.G.ユングなど、『所与の環境への適応に内在する問題』を指摘する人物が多く現れましたが、依然として精神医学や臨床心理学(一般的なカウンセ... ...続きを見る

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2008/01/17 21:37
ストレスフルな現代社会における『自己への適応』と『環境への適応』:自由主義と自己アイデンティティ形成
精神疾患の多くは素因ストレスモデルによってその発症を理解することができますが、双極性障害(躁鬱病)や統合失調症など精神病圏の問題を除いて、『環境への不適応による持続的なストレス状況』を引き金にしてメンタルヘルスの不調が起こってくるケースが多く見られます。精神の正常性と異常性の境界線を規定する基準として『標準性・価値認識・適応性・病理性』を考えることができますが、生物学的(進化論的)あるいは異常心理学的にもっとも基本になるのが『環境適応性の基準』です。 ...続きを見る

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2008/01/15 07:46
カウンセリングと教育の異同についての考察:『社会適応・問題解決・能力向上・人間性の成長』の視点
『人間を精神的に成長させる・状況を良い方向へと変化させる』という目的論の視点で見ると広義のカウンセリングと教育行為には似た部分がありますが、教科指導や道徳教育を行わずに『精神的な問題の解決』に焦点付けするカウンセリングは教育よりも狭義の援助的対人関係と言えるでしょう。『教育』というのは多義的な言葉なので教育とは何かという問いかけに答えるのは難しいのですが、教育には必ず『教える人(先生・親)』と『教わる人(生徒)』という秩序的な上下関係があります。教育の本質は優れた知識・技術・資格・ノウハウを持っ... ...続きを見る

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2007/12/23 06:22
人生の再叙述を行う“ナラティブ・セラピー”と過去の物語を更新する“再決断療法”
前回の記事では、社会構成主義の思想的位置づけとカウンセリング技法への応用について書いたが、構成主義的なカウンセリングでは間主観的な共同作業によって『人生の肯定的な意味づけの生成』を行っていく。構成主義の文脈における不適応な生活とは『客観的な現実』を受動的に受け容れるだけの生き方を意味している。『変えられない客観的現実によって私は苦しんでいる』という自己認識を脱しきれないことによって主観的苦悩はより一層深まるが、『自分と他者の行動によって現実が作られている』という自己認識に近づくことで改善的な変化... ...続きを見る

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2007/12/08 15:37
多様な価値・現実を生成する“社会構成主義”と意味生成的なカウンセリング技法への応用
主観的な人生観(脚本)の再構成や適応的な認知スキーマの獲得を目指すカウンセリングでは、社会構成主義(social constructivism)の立場が前提とされている。社会構成主義では、『社会的な関係性・対人的なコミュニケーション・政治的な力関係・時代の価値観・公的な制度設計』などによって暫時的な現実や価値が生成(構成)されると考える。この相対主義的な社会構成主義のスタンスは、『人間個人の主観的な振る舞いとは無関係に正しい事実や規則がある』とする近代的な科学主義に批判的な立場であり、すべての人... ...続きを見る

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2007/12/07 10:22
社会的な集団状況における『同調圧力(集団圧力)・役割行動規範』と『個人の判断基準』との葛藤
『前回の記事』で、いじめ問題に対する危機介入アプローチと社会心理学的な集団力学について触れましたが、いじめやモラルハラスメント(精神的嫌がらせ)に限らず『複数の人間が相互作用する場面=社会的状況』には頻度依存的な同調圧力(集団圧力)が掛かります。儒教の祖の孔子は『論語』において『君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず』という同調行動にまつわる行為規範を語りましたが、同調圧力を回避した主体的判断を実践することは相当に困難なことであり、最近の流行キーワードでいうと同調圧力を無視した行動は『KY(空気... ...続きを見る

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2007/11/27 17:22
カウンセリングにおけるコンプレックスの自己洞察とラポールと関係した自己言及の中立的な調整:2
前回の記事の続きになりますが、相手の個人的コンプレックスや心的外傷の内容、今までの生活履歴(成育歴)、基本的な価値観などを十分に理解していなければ、私達は絶えず『悪気は無くても他人を傷つけたり不快にする発言・行動』をしてしまう恐れがあります。しかし、一般的な話題やありふれた行動で無意識的に他人(友人)を傷つけてしまっても、コンプレックスを全く刺激されない無菌室のような社会環境・対人関係というのは有り得ないわけですから、日常生活における何気ない言動の範囲内であればその人に加害責任があるわけではない... ...続きを見る

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2007/11/22 00:10
カウンセリングにおけるコンプレックスの自己洞察とラポールと関係した自己言及の中立的な調整:1
あらゆる相手に不快感や劣等感、抵抗感を感じさせずに話すというのは現実社会では非常に難しい作業ですが、それは無意識的に相手の個人的コンプレックス(感情的複合体)を刺激する発言を人はしてしまうものだからです。C.G.ユングが分析心理学の中で定義したコンプレックス(心的複合体)とは、個人的無意識の領域に抑圧された『現在の自分が認めがたい価値観・生き方・特徴』のことであり、コンプレックスに関連する話題や概念、人物を認知すると人は不快感や怒り、悲しみ、居心地の悪さなど『特異的な感情反応』を生じます。 ... ...続きを見る

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2007/11/21 21:22
他者の注目と好意を求めるハイテンションな演技性人格障害の特徴と表層的な人間関係
前回の記事では、衝動性・依存性・自己中心性・感情の不安定性などを特徴とするクラスターBの人格障害では『他人から認められたい(愛されたい)という外向的な承認欲求の過剰』があり、内向性・非社交性・妄想性・自閉性などを特徴にするクラスターAの人格障害では『他人と関わりたくないという内向的な不安の過剰』があるという話をしました。クラスターB(B群)には、『境界性・自己愛性・演技性・反社会性』の四つの人格障害が分類されていますが、このうち境界性・自己愛性・反社会性の人格障害については過去記事で詳述してきた... ...続きを見る

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2007/11/04 16:46
他者(社会)からの影響を拒絶するA群(クラスターA)の人格障害:現実と想像の境界線で孤立しやすい人
過去の記事でクラスターBの人格障害について解説したが、クラスターAの妄想性・分裂病質・分裂病型の人格障害に共通する精神力動は『自己の主観的かつ妄想的な世界像』を懸命に維持するために、現実社会や対人関係を無視して拒絶することである。自分の都合のいい現実解釈や世界認識に執着してその妄想を修正することが困難であり、『自己の内面世界のイメージ及び悲観的な物語』を絶えず外界に投影しようとする特徴を持つ。何故、このように自分の想像力や無意識的欲求が作り上げた『非現実的な世界像』にこだわるのかというと、A群の... ...続きを見る

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2007/11/02 20:55
実存主義と『生きる意味・人生の価値』を探求する実存療法(existential therapy):2
ニーチェは、本来的に無意味な『人間の生』に生きる意味や根拠を与えてきた『宗教(神)・道徳・形而上学の虚構性(作為性)』を指摘し、『人間は自分の弱さ(無意味さ)に耐え切れず、自分が創造したものに従属しているに過ぎない』という誰もが目を背けていた身も蓋もない事実を無遠慮に突きつけました。世界を構成する現存在(人間)を超越的に拘束すると信じられてきた『宗教の神聖性・権威の不可侵性・形而上学の普遍性・道徳的な善悪』は、本当は『人間のニヒリズム(虚無主義)』を隠蔽するための虚構であるとニーチェはいいます。... ...続きを見る

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2007/10/16 21:47
実存主義と『生きる意味・人生の価値』を探求する実存療法(existential therapy):1
自分の人生の一回性や歴史性(一貫性)、不可避性を自覚する時に、自己認識の『実存主義的な転換』が起こってきますが、この自己認識の劇的な転換は『自分は、今生きているこの人生以外の人生を生きることはできない』という冷徹な現実認識に基づいています。自分自身の今までの人生を無かったものにして、新生児の段階からもう一度人生をやり直すことはできず、生得的な遺伝子によって規定される生物学的な特徴を新しく書き換えることも出来ないという客観的な現実認識から生まれるのは、『私は今、与えられているこの生命を生きる以外に... ...続きを見る

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2007/10/14 04:23
自己一致と肯定的受容を促進する来談者中心療法と早期母子関係を重視した精神分析理論の問題
『現在の問題の具体的な解決』に焦点を合わせる解決志向アプローチ(解決構築アプローチ)については過去の記事で解説しましたが、解決志向アプローチでは『今までと違った行動や考え方』を選択することで不適応な行動パターン(認知傾向)が改善されていきます。支持療法であるカール・ロジャーズの来談者中心療法(クライアント中心療法)では、カウンセラーの基本的態度を示唆すると共に、『精神的成長(健康)へと向かうクライアントの実現傾向』を促進する受容的・共感的環境を整備することが重視されます。 ...続きを見る

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2007/10/11 01:15
“生きる意味”を積極的に生み出す『合理的な信念』と“生きる資格の障壁”を生み出す『不合理な信念』
解決構築カウンセリングを始めとする解決的アプローチは、臨床的な精神症状(抑うつ感・不安感・パニック発作・強迫観念など)にも応用可能ですが、日常的な悩みや対人関係(異性関係)の問題、学校や企業への環境不適応、仕事や勉強の能力向上(目標の達成)などありとあらゆる心理社会的問題に行動的レベルから直接的にアプローチできます。何故なら、人間社会の対人評価(人間関係)や職業活動(学習行動)、試験の成績、社会的スキル、異性関係(愛情表現)などは『実際の行動・発言の組み合わせ』から成り立っており、自分が何かの行... ...続きを見る

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2007/10/09 14:38
双極性障害(躁鬱病)の“T型・U型”の分類と“軽躁エピソード”が持つ幾つかの問題点:2
前回の記事の続きになりますが、単極性のうつ病や双極T型障害と違って双極U型障害は、ある意味で活動と静止のバランスが取れた精神疾患であり、軽躁状態をどのように使うのかによって『行動性・衝動性・感情制御の問題の深刻度と性質』が変わってきます。また、躁病エピソードと比較して軽躁エピソードの場合には、『社会的な生産性・発想面の創造性・職業的な適応性』などが残存していることが多いので、双極性障害そのものの存在が見過ごされやすくなります。クライアントが周囲から社会的に有能でエネルギッシュな人物として評価され... ...続きを見る

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2007/09/13 00:11
双極性障害(躁鬱病)の“T型・U型”の分類と“軽躁エピソード”が持つ幾つかの問題点:1
気分障害(mood disorder)や感情障害(affective disorder)というと、抑うつ感・気分の落ち込み・意欲の減退・希死念慮などの精神症状が顕著な『単極性のうつ病』をイメージしやすいですが、実際の症例では抑うつ感と軽度な高揚感が交互に生起する『双極性障害(躁鬱病)』が見られることも少なくありません。躁病相とうつ病相が繰り返し出現する躁鬱病というと、統合失調症と並ぶ二大内因性精神病の印象が強く、重症度の高い精神疾患という固定観念があるのですが、軽度の気分の高揚である『軽躁(けい... ...続きを見る

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2007/09/11 12:55
カール・グスタフ・ユングの人生過程と分析心理学に関するコンテンツ
ウェブサイトで、分析心理学の創始者であるカール・グスタフ・ユングの生涯と思想を大まかにまとめたコンテンツを作成しました。興味のある方は読んでみてください。 ...続きを見る

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2007/09/01 02:39
ウェブで語られる“プライベートな問題”と“メンタルヘルスの悩み”:共感的なコミュニティの可能性と影響
前回の記事では、『社会的に不利な属性を持つ人』でもウェブであれば各種のコミュニティに参加しやすいというメリットについて触れました。これをメンタルヘルスの文脈で考えると、精神疾患(心的外傷・不安障害・うつ病)や社会不適応(対人恐怖・非社会性・失業)などの問題を抱えた人たちの『セラピューティック(治療的)なコミュニティ空間』を準備できるということにもつながってきます。 ...続きを見る

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2007/08/27 06:35
『不適応な行動パターン』を効果的に変容させる解決志向アプローチのカウンセリング
認知療法的な視点を取り入れた『解決的アプローチ(解決志向や解決構築のカウンセリング)』の嚆矢となったのが、REBT(Rational Emotive Behavioural Therapy, 論理情動行動療法)のアルバート・エリスやうつ病の認知療法で実績を挙げたアーロン・ベックですが、解決的アプローチでは『現在の問題への具体的な対処法』に焦点を当てます。 ...続きを見る

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2007/08/19 20:15
S.フロイトの快楽への意志, C.ロジャーズの有機体の価値判断, A.エリスの合理的思考の接点
どういった考え方や物事の捉え方が自分にとって実際的に役立つのか、どの行動を選択すれば自分の未来の可能性を高めてくれるのかを考えるのが、認知療法や解決志向(解決構築)アプローチですが、C.ロジャーズのカウンセリングでは『生得的な功利性への気づき(自然に自己肯定感や幸福感が高まってくれる自己充足的な意識の目覚め)』がその中心にあり、生得的な功利性に気づくことで『自己一致(congruence)』が促進されるとしています。自己一致とは、自分が率直に感じ取っている『自己の経験(self-experien... ...続きを見る

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2007/08/15 20:27
S.フロイトの精神分析の基本原則とC.ロジャーズのクライアント中心療法の共感的態度:2
精神分析療法を実施する分析家とクライアント中心療法を行うカウンセラーとの基本的態度(基本原則)の違いを原則論的にまとめると以下のようになります。現在のカウンセリングでは、カウチ(寝椅子)で横になったクライエントが次々に自由連想を続けるような精神分析や、助言や情報提供を全く行わないクライエント中心療法は減っているので、折衷的な態度を取るカウンセラーが増えていると思われますが、『共感性・中立性・真実性・丁寧な傾聴・肯定的な態度』などの基本的要素は程度の差はあれ、およそ全ての技法に共通する側面を持って... ...続きを見る

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2007/08/08 04:38
S.フロイトの精神分析の基本原則とC.ロジャーズのクライアント中心療法の共感的態度:1
カール・ロジャーズの"person centered therapy"とも呼ばれるクライエント中心療法とシグムンド・フロイトを始祖とする力動的心理学の精神分析療法(psychoanalytic therapy)は、理論的・技術的に見ると大局的な技法なのですが、長期間の心理面接を予期した『人格的成熟・精神的発達』を究極の目標とする意味では非常に類似した目的論的な立場に立っています。クライエント中心療法や精神分析療法が『探索的アプローチ』であるという時には、この目的論的立場の共通性を意図しているわけ... ...続きを見る

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2007/08/06 07:24
精神分析学が“精神現象の解明”に果たした功績とカウンセリングの構成要素
カウンセリング(counseling)とは“健常パーソナリティ”を持つ人の心理的問題に対処する非日常的な人間関係であり支援技術ですが、心理療法(psychotherapy)はカウンセリングよりも臨床的な精神障害の問題に焦点を向けており“病理パーソナリティ”に専門的に取り組む傾向があります。 ...続きを見る

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2007/08/03 01:53
他者の評価や反応を求めるB群(クラスターB)の人格障害:“特別な自分の価値”を自己顕示する方法の違い
人格障害(personality disorder)は、社会環境に適応可能な『平均的な性格特性』から過度に偏った性格行動パターンのことであり、社会環境や対人関係に上手く適応できないために『主観的な苦悩』や『社会的(経済的)な不利益』が生じてくる。人格障害は厳密には精神病理ではなく精神疾患との連続性(スペクトラム)や近縁性を示しながらも、『正常圏における性格の偏り・歪み』と考えられている。 ...続きを見る

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2007/07/15 15:21
配偶者間・恋人間のDV(ドメスティック・バイオレンス)と共依存的なパートナー選択の問題
前回の記事では、地域社会のコミュニティの衰退と児童虐待の問題について書きましたが、家庭内問題としてのDV(Domestic Violence)や親密な関係にあるパートナーとの間で起こる恋人間暴力について補足しておきます。通常、DVには配偶者ではない恋人(パートナー)からの暴力も含みますが、配偶者間や恋人間の感情的なトラブル(別離・結婚・金銭・浮気などを巡るトラブル)が元となって、室内や車内で相手に激しい暴力を振るうという事件は毎年頻繁に起こります。こういった親密な人間関係の中で突発的に起こる事件... ...続きを見る

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2007/05/26 18:18
自己愛性人格障害に特有の“自己対象転移”の分類定義と転移分析を活用する心理療法
精神分析学のリビドー発達論を前提にして考えると、自己愛性人格障害の人は過去にトラウマや母性剥奪(愛情喪失)を受けた時点へと精神を退行させて自己を防衛する。 ...続きを見る

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2007/05/18 12:22
性格心理学の類型論(タイプ論):C.G.ユング、クレッチマー、シェルドン、シュプランガーの仮説理論
その人を特徴づける持続的で一貫性のある行動・感情・認知・人間関係のパターンで幾つかのタイプ(性格類型)に分類した仮説が『類型論(タイプ論)』ですが、類型論による性格心理学の起源は、古代ギリシアの時代に遡ります。医聖ヒポクラテス(B.C.468〜377)が考案した四大体液説(血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁)と古代ローマの医学者ガレノス(A.D.131-199)が提示した体液理論(体液病理学:humoral pathology)に類型論の原初形態があると言われます。 ...続きを見る

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2007/05/09 01:56
“自己愛性・強迫性・依存性”を特徴とする摂食障害と精神の退行を伴う自己愛障害
摂食障害の病態には『特別な自己アイデンティティの獲得』を目指す自己愛性と『見捨てられ不安の退行的な補償』を求める依存性の特徴が見られるが、『摂食障害の病理学と家族療法的アプローチ』では拒食と過食・嘔吐によって家族関係をコントロールしようとする強迫性についても取り上げてみた。 ...続きを見る

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2007/04/24 11:24
『脱価値化』が緩和する嫉妬感情と『共感性の欠如(他者の利用)』に根ざす自己愛の反社会性
前回の記事では、不適応で不安定な対人関係をもたらす『分裂』と『脱価値化(devaluation)』の防衛機制について解説したが、脱価値化は『過去に価値を認めていたものを潔く断念する』といった肯定的な効果を生み出すこともある。しかし、過去に親密だった人間関係をあっさりと断ち切る脱価値化を頻繁に用いると、一般的には、根気のない飽き性や身勝手な気分屋、友人に対して不誠実な人という批判を受けやすくなるだろう。 ...続きを見る

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2007/04/17 04:29
潜在的(covert)な自己愛障害とシャイネスの強い社会性不安障害(対人恐怖症)の関連性
前回の記事と関連して、自己愛障害の人が自分の自尊心(自己評価)や理想自我を傷つける他者を無価値なものと見なす『脱価値化(devaluation)』の心理機制について補足しておく。原始的防衛機制として知られる『分裂(splitting)』は、他人を『完全に良い人』と『完全に悪い人』の二つに断定的に分類して、自分を否定的に評価する『完全に悪い人』を攻撃して消滅させようとする心理機制である。 ...続きを見る

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2007/04/16 06:05
自己愛障害(自己愛性人格障害)に見られる“自己中心性・承認欲求・脱価値化・カリスマ性”
広場恐怖をともなうパニック障害の病理学の記事で、精神疾患全般に共通する中核的症状として『不安・緊張・抑うつ・恐怖・混乱・強迫性』を上げたが、性格傾向の過度の偏りや対人関係が上手くいかない問題で重要になってくるのが『自己愛の障害』である。 ...続きを見る

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2007/04/16 03:16
パニック障害の認知モデルと破局的認知を修正する認知的・行動的なカウンセリング
前回の記事で書いた呼吸性アルカローシスを伴うパニック発作や過換気症候群が慢性化する理由については、バーロウ(Barlow)の“誤った警報理論”やクラーク(Clark)の認知理論などに代表される『パニック障害の認知モデル』によって理解することができる。認知行動療法を実施する場合には、認知モデルを前提としたパニック障害の基本メカニズムをクライエントに教えるようにするとスムーズに技法を適用できる。 ...続きを見る

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2007/04/08 21:58
広場恐怖をともなうパニック障害の病理学と過換気症候群の症状との類似性
現実吟味能力が保たれた精神疾患(精神障害)全般に共通する中核的症状として『不安・緊張・抑うつ・恐怖・混乱・強迫性』などがあるが、気分が落ち込み意欲を喪失するうつ病(depression)と並んで発症者数が多いのが不安障害(anxiety disorder)である。うつ病や統合失調症といった精神病と不安障害の不安症状(情緒障害)はオーバーラップ(重複)することが多い。それは、人間の精神の病理性の根本に『未来が現在よりも悪くなるのではないか(未来で何か悪いことが襲いかかってくるのではないか)』という... ...続きを見る

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2007/04/08 21:47
認知療法の『認知の歪み(思考の誤り)』とアーロン・ベックの『認知的三角形』
自分を苦しめる不適応(否定的)な思考パターンや行動パターンの適応的変容を合理的に目指す認知療法(cognitive therapy)では、『なぜ、そのような不適応な感情・気分・行動が生起したのか?』という問題状況や心理状態の形成機序(メカニズム)に焦点を合わせます。広範な適応症と対象事例を持つ認知療法は、『認知の傾向・思考の内容』によって『感情・気分・行動・生理』が決定されるという認知理論(認知モデル)を前提としています。 ...続きを見る

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2007/03/13 15:01
短期療法(ブリーフセラピー)としての認知療法(認知行動療法)とクライエントの利益を考慮した技法選択
アーロン・ベックがうつ病患者の臨床を経て創始した認知療法(cognitive therapy)は、現在の出来事や認知(考え方)に焦点付けして問題を解決しようとする未来志向の技法です。それに対して、シグムンド・フロイトが神経症(ヒステリー)患者の臨床経験と自己分析を経て構築した精神分析(psychoanalysis)は、幼少期の記憶(無意識領域の内容)や生育歴における精神力動(精神発達上の問題)に焦点付けする過去志向の技法としての特徴を持っています。 ...続きを見る

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2007/03/13 08:27
自尊心を求めるH・コフートの自己愛の発達理論とS・フロイトの病的なナルシシズム
「発達早期の母親剥奪(mother deprivation)とナルシシズム(自己愛)の歪曲の問題」では、ジョン・ボウルビーの愛着理論とルネ・スピッツのホスピタリズム(施設症候群)を例に挙げて、健康で正常な精神発達に必要となる母性的なケア(共感的な母子関係)について言及しました。育児の目的である子供の自己アイデンティティの確立と心理社会的な自立を達成するためには、父性的な規律(相克的な父子関係)と母性的なケア(共感的な母子関係)の調和を上手く保つことが有効ですが、社会適応的な自己アイデンティティの... ...続きを見る

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2007/02/14 02:50
NLP(神経言語プログラミング)やSFA(解決構築アプローチ)を活用した短期療法の目標設定
問題の内容を詳しくアセスメント(査定)してから有効な対処法(治療法)を考えるという従来の臨床心理学的アプローチ(問題解決志向)は、『クライエントの問題点(病理性・異常性・不適応)』を専門的に査定(判断)するところに最大の特徴があります。正常な知能(判断力)と適応的な精神機能(対人関係)を持っている平均的な健常者をモデルとして、そのモデルとの差異や社会環境への不適応を改善していこうとする問題解決志向のカウンセリングは、基本的に『減点法のアプローチ』です。専門家である心理臨床家(カウンセラー)が、外... ...続きを見る

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2007/01/08 09:40
『現在の問題の解決』を志向する解決構築アプローチと『過去の問題の分析』を志向する精神分析療法
『子どものトラウマに対するプレイセラピー』では、子どもの遊戯行為や生活動作に投影される「断片的な虐待のテーマ」や「内面的な表象関係のテーマ」を利用したプレイセラピーについて解説しました。プレイセラピーの治療機序についてはいくつかの見解があり、言語的な解釈を必要とするという「自我心理学的な立場」と言語的な解釈は不要であるとする「自己心理学的な立場」とがあります。 ...続きを見る

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2007/01/07 07:55
子どものトラウマに対応するプレイセラピー(遊戯療法)とユング心理学のコンステレーション(布置)の関係
ウェブサイトの記事で子どものトラウマと心理療法を書いたが、この記事では、機能不全家族で成長したアダルチルドレンや養育者から受けた虐待によるトラウマを中心にして「トラウマに対処する心理臨床」を考えてみた。 ...続きを見る

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2006/12/28 19:22
ロールシャッハ・テストとTATに代表される投影法の心理テストの有用性と問題点
臨床心理学の臨床実践と研究調査は、『心理療法(カウンセリング技法)・異常心理学(精神病理学)・心理アセスメント・心理統計学』の領域によって支えられています。有効性と安全性の高い心理療法を選択して、問題解決(症状・悩みの改善)につながる心理臨床を行っていく為には、異常心理学に基づく精神病理(異常心理)の正確な知見だけでなく、心理アセスメントによるクライエントの全人的な理解が必要になってきます。 ...続きを見る

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2006/11/17 13:07
“抑うつ的な希死念慮”を構成する心理的要素が“強迫的な焦燥感・責任感”と結びつく危険性
去年9月の北海道滝川町の江部乙小学校のいじめ問題、先月の福岡県筑前町の三輪中学校のいじめ問題に続いて、岐阜県瑞浪市の瑞浪中学でもいじめの問題が発覚し最悪の結末を招くに至った。いずれの事件も、単なる一過性のいじめやいじめによる精神的打撃(長期的苦痛をもたらすトラウマ)に留まらず、いじめの状況に懊悩した生徒が最も回避すべき自殺の行動を選択したという点で共通している。 ...続きを見る

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2006/11/02 00:10
TAT(主題統覚検査)を開発したH.A.マレーの心理的欲求の分類と行動原理としての欲望
前回の記事では、攻撃行動やその衝動(欲求)を様々な理論的立場から説明してきましたが、コミュニケーションで満たされる“4つの対人欲求”と対人評価を高める“5つの性格行動特性”の記事でも以前書いたように、『他者・集団の欲求(目的)の充足』は、対人評価の上昇や対人魅力の強化と密接に関係しています。 ...続きを見る

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2006/10/27 09:07
『メラビアンの法則』が示す非言語的コミュニケーションの有効性と言語情報との相補性
人間のコミュニケーションは、言葉による“言語的コミュニケーション”と表情・口調・態度・ボディランゲージ・外見による“非言語的コミュニケーション”により構成されます。 ...続きを見る

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2006/09/13 04:45
コミュニケーションで満たされる“4つの対人欲求”と対人評価を高める“5つの性格行動特性”
他者と良好な人間関係を維持して、自分の意志や感情を正確に伝達するコミュニケーション・スキルには、対人魅力を高める外観や対人評価を良くする技術が含まれます。他者と意思疎通したり他者に何らかの印象や効果を与えたりするコミュニケーションには、言葉を用いて行われる『言語的コミュニケーション』と表情や態度、ジェスチュア、外見(容姿・ファッション・色彩・視線)、社会的属性(地位・職業・資格・役割・財力)などを用いて行われる『非言語的コミュニケーション』があります。 ...続きを見る

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2006/09/09 09:52
対人コミュニケーションのストレスとアサーティブな人間関係:2
人間の自己主張や自己表現の方法には、『攻撃的な自己表現(自分の意見を主張し他者の意見を否定する方法)』『非主張的な自己表現(自分の意見を抑圧し他者の意見を受け容れる方法)』『アサーティブな自己表現(自分の意見を主張し他者の意見も考慮する方法)』があり、この中で最も良い結果を引き出しやすい最善の方法は『アサーティブな自己表現』であると考えられます。 ...続きを見る

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2006/09/04 20:10
対人コミュニケーションのストレスとアサーティブな人間関係:1
社会環境や集団生活の中で私たちが感じる精神的ストレスの多くが、対人関係の葛藤やコミュニケーションの問題から生まれますが、対人関係の全てが不快感を伴うストレスにつながるわけではありません。他者とのコミュニケーションが及ぼす心理的作用には様々なものがあり、その相手とのコミュニケーションによって生起する心理状態(感情・気分・印象・評価)には複数の因子が影響を与えていると考えられます。 ...続きを見る

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2006/09/03 21:01
創造性と破壊性を併せ持つ内的な異性像としての“アニマ・アニムス”:元型イメージと象徴内容
ユングは、男性の内的な理想的女性像を『アニマ』と呼び、女性の内的な理想的男性像を『アニムス』と呼びました。アニマとアニムスはラテン語で生命の息吹(風)とか魂(soul)とかいう意味ですが、この無意識から立ち上がってくるアニマとアニムスの元型イメージを夢などを介して体験するときに、エナンティオドロミアが起きやすくなるといいます。 ...続きを見る

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2006/08/15 19:16
自我(エゴ)中心の精神分析学と自己(セルフ)の相補性を重視する分析心理学:無意識の補償作用
フロイトは、無意識に自然的本能や動物的欲求としてのエスを想定し、エスは『非言語的で無構造なもの』と考えていましたが、ユングは集合的無意識を『言語で翻訳し得る物語性と人類共通の構造を持つもの』と考え、その集合的無意識のパターン化された内容である元型は、イメージとして意識に顕現してくると述べました。 ...続きを見る

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2006/08/11 00:45
リビドー充足と対象関係を欲求する精神分析の普遍的人間観:『ヒステリー研究』に見る時代風潮と基本原則
シグムンド・フロイトが創始した精神分析の治療方略は、『無意識の意識化』による自我の強化にあると言えますが、フロイトが神経症の原因とした無意識の内容とは『過去に抑圧された情動と欲求』であり『幼児期のエディプス・コンプレックスに関連した外傷的記憶』のことです。 ...続きを見る

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2006/07/25 09:27
臨床コミュニティ心理学が目指す“共生的な地域社会”とリエゾン精神医学の“協働的な専門家システム”
前回の記事で、有機的な社会システムの一部としての心理臨床活動について触れましたが、心理学以外の専門的な関連領域との協働関係(collaboration)は、クライエントの病態や希望に合わせて多面的かつ総合的であることが望ましいといえます。 ...続きを見る

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2006/07/18 00:19
『対人援助・心理教育・コミュニティ支援』を行う社会資源システムの有効活用とシステムズ・アプローチ
過去にカウンセリングの広範多岐な適応領域に関する記事を書きましたが、『心理学的アプローチによる対人援助(問題解決の支援)』を企図する心理臨床活動(カウンセリング活動)を、社会システムの内部と周縁に分けて考えてみたいと思います。 ...続きを見る

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2006/07/16 07:37
『家族システムの機能的な正常化』と『家族間の相補的なコミュニケーション』を志向する家族療法
精神の健全性や情緒の安定性は、家族間の相互的な人間関係や自立・依存を巡る精神力動と密接に関係しているが、健康な心身や幸福な日常を実現する為にどういった家族関係が最適なのかという単一の正答を出すことは難しい。 ...続きを見る

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2006/07/03 20:22
心理検査(心理テスト)の前提にある人間観2:個人に固有のパーソナリティの総合的・歴史的理解
行動科学モデルや認知理論モデルといった基礎理論に基づく心理テストの最大の特徴は、『客観的に観察可能な臨床的有効性やカウンセリング効果』を引き出す為の簡略化された質問紙法を採用するということです。 ...続きを見る

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2006/05/15 00:10
心理検査(心理テスト)の前提にある人間観1:統計的な信頼性と妥当性を重視する心理測定論
心理検査(心理テスト)作成の根底にある基礎理論には、『精神分析(力動的心理学)・行動科学モデル・認知理論モデル・(統合的)生態システム論』など様々なものがあります。 ...続きを見る

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2006/05/14 23:06
『問題行動の修正と学習』を重視する行動主義と『支持的関係性と心の変容』を重視する心理主義
前回の記事では、『人間の行動の原因』を、個人の心理に求めるのか頻度依存行動のような集団力学(グループダイナミクス)に求めるのかといった話をしました。 ...続きを見る

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2006/04/03 14:25
摂食障害や睡眠障害を誘発する生活習慣と感情生活の乱れ:ストレス解消と摂食行動の条件付けの弊害
不快な心理的ストレスやフラストレーション(欲求不満)による葛藤の影響がダイレクトに反映されやすいのが、睡眠・食欲といった生物学的本能の領域です。 ...続きを見る

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2006/03/10 05:33
ソリューション・フォーカスト・セラピーによる解決法の自己構築と潜在的な可能性への注目
心理学的知見に基づく問題解決志向のアプローチは、標準化された心理アセスメントの実施と効果的な心理療法(面接技法)の組み合わせによって計画的に行われてきた。現在でも、エビデンスベースドな臨床心理学を前提とするカウンセリングでは、問題(症状)の実際やクライエントの状態を的確に把握する為のアセスメント(心理査定)を行って、そのクライエントに適した理論や技法を選択するところから始める事が多い。 ...続きを見る

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2006/02/21 22:47
『問題解決志向』の認知療法と『自己探求志向』の精神分析:心理面接の枠組みの重要性
幻覚妄想などにより現実検討能力を喪失した重度の統合失調症者とは、相互的な言語的コミュニケーションが不可能であり、心理療法は奏効しないというのが精神医学的な一般論でした。 ...続きを見る

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2006/02/15 06:42
カウンセリングにおける情動の制御困難と過剰抑圧の問題:感情の受容とコントロール
カウンセリングにおいてクライエントの問題として持ち上がってきやすいのが、情動の制御困難と過剰な抑圧の問題です。 ...続きを見る

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2006/02/12 05:25
『言語的アプローチによる心への影響』と『物理的アプローチによる脳への作用』:情動の表現・特定・制御
標準化された心理アセスメントや神経心理学的な精神活動の機序など科学的根拠を持つカウンセリング(心理療法)の研究は、最終的には、効果測定による有意性が確認された認知行動療法的な技法に帰結する可能性が高いように思われる。 ...続きを見る

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2006/02/01 13:28
科学的実証主義を前提とするEvidence-Basedな臨床心理学と統計学的な根拠に関する話
認知行動療法は、認知的介入と行動的介入を折衷したプラグマティック(実利的)な技法であり、evidence-based(客観的根拠に基づく)な心理療法であると言われます。 エビデンスに基づく心理療法(カウンセリング)というのは、EBM(Evidence Based Medicine:根拠に基づく医療)という科学的医学モデルを心理学的アプローチに導入しようとしたものです。 ...続きを見る

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2006/01/24 10:48
客観的分析を志向したキャッテルの特性因子論:量的な性格理解の有効性とその限界
心理学では、人格(personality)を『特性(属性)の束』として解釈する特性因子論のような立場があるが、その一方で人格を複数の有限の因子に還元し切ってしまうことの危険性を示唆するソフィスティケイトな存在の固有性を重視する立場もある。 ...続きを見る

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2006/01/04 07:04
人生の幸福や物事の喜びを奪う『不合理な信念と不適応な仮定』について
前回の記事で、『価値判断のスキーマの複層化』の意義を提示するために以下のような比喩を用いた文章を書きました。 ...続きを見る

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2005/11/26 13:15
『認知・気分・行動・環境・生理』の相互作用を前提とする認知療法
過去の記事で、『スキーマの主体的な変容の可能性』をジャン・ピアジェの構造主義や思考の発達論を元に書いたので、今回は認知療法の基礎と具体的な進行過程について書いてみようと思います。 ...続きを見る

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2005/11/12 05:43
ジャン・ピアジェの発生的構造主義と思考機能の発達仮説
前回、認知療法と他の技法の異同と特性についての記事を書きましたが、認知療法の実際的な構造化面接についても少しずつ説明していこうと思います。 今回は、認知療法の具体的な内容に入る前のピアジェの理論や世界観の説明が長くなってしまったので、ジャン・ピアジェの発達段階説や構造主義の概観を示すことで、『スキーマの主体的な変容の可能性』について考えてみます。 ...続きを見る

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2005/11/10 22:07
日常生活におけるうつ病の徴候の発見:義務(仕事)と欲求(趣味)を切り分けるストレス対処
■日常生活におけるうつ病の徴候 周囲にいて日常生活を共にしている家族や友人などが気付き易いうつ病(気分障害・感情障害)の徴候としては、以下の行動や態度の特徴を挙げることができます。 DSM−Wなどの専門的な精神医学的診断ではありませんが、以下の『行動面・情緒面・思考面での特徴』が顕著な場合には、何らかの気分障害(気分や感情の不安定や落ち込みを特徴とする精神疾患)の可能性が考えられるので、適切なストレス・コーピングや肯定的な認知への転換、リラクゼーション、生活環境の見直しなどの対策が必要になっ... ...続きを見る

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2005/11/05 17:05
認知療法・精神分析・クライアント中心療法の異同と特性
アーロン・ベックやティーズデイル、サルコフスキスなどの認知理論を基盤とする認知療法は、心理療法の中で唯一、薬物療法と同等の効果が実証的に認められている技法です。 エビデンス・ベースド(実証的根拠のある)な技法である認知療法の特色を簡潔に言い表すと、『科学的な実証性(evidence)』『臨床的な有効性(effect)』『実践的な適用性(apply on a wide case)』『学習と実行の容易性(easy)』のバランスが非常に良いということになるでしょう。 ...続きを見る

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2005/10/30 08:29
カウンセラーという職業の多様な活動領域とカウンセリングが要請される時代背景
カウンセリングという職業、あるいは、心理臨床や心理相談の活動に含まれる仕事というのは実に広範多岐な領域にまたがっています。 簡単に思いつく活動領域を挙げてみても、医療臨床分野、学校教育分野(スクールカウンセリング)、司法矯正分野、公共機関相談分野、産業(企業)支援分野、児童保護分野、障害者福祉分野、社会学的な統計調査分野、コーチングやメンタルトレーニングなど職業能力開発分野、独立開業の心理相談分野など実に多種多様な領域があります。 ...続きを見る

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2005/10/23 00:02
トラウマ(心的外傷)を生む危機的状況:トラウマの間主観的な受容の重要性
トラウマの原因となるショック体験には、生命の危機を感じるような事件・事故・犯罪への遭遇、圧倒的な破壊力を持つ自然災害(地震・津波・土砂崩れ・火災など)の体験、死の恐怖をリアルに感じる戦争体験などがあります。また、直接、脅威的な事態や危機的な状況に遭遇しなくても、自我の発達が未熟な子どもなどの場合には、自分自身が対処不能な恐ろしい事件や事態を目撃するだけでもトラウマになることがあります。 ...続きを見る

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2005/09/09 00:21
精神障害の診断・統計マニュアルDSM-Wと実践的カウンセリングの関係
精神医学領域における精神障害の定義分類・診断基準として主流になってきているのは、アメリカ精神医学会(APA:American Psychiatric Association)が作成編集したDSM-W(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,4th edition)である。 精神疾患のみならず身体疾患も含む総合的な医学的病理診断基準として国際的な信頼を得ているものとしては、WHO(World Health Organizatio... ...続きを見る

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2005/06/08 00:29
カウンセリングの有効性に関する効果研究について
科学的な実証性や客観性を重視する心理カウンセラーや臨床心理士であれば、自らの心理療法や理論に関する知識、助言や励ましの効果の多くの部分が自分の行動や実力以外の要素にあることを知っているので、過度な救世主コンプレックスや自己否定感に基づく無力感に悩まされることはないだろう。 心理臨床家は、自信ある態度と寛容な雰囲気を持っていなければならないが、必要以上の誇大妄想的な全能感に捉われてはならないし、権威的な態度と操作的な技法の濫用によって自己満足的なカウンセリングを行うことを回避しなければならない。... ...続きを見る

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2005/05/20 09:34
行動療法と催眠療法の意外な関係性
行動主義(行動科学)の前提には、学習心理学(学習理論)があり、人間の人格・行動の全ては後天的な学習活動が集積した習慣・態度・知識によって形成されていくという人間観を持っています。 行動科学の人間観に依拠すれば、恐怖症・全般性不安障害・社会性不安障害(対人恐怖症)・強迫性障害・うつ病などの精神障害も間違った学習活動の結果や不適切な学習による環境にふさわしくないパターンの形成として認識されます。 ...続きを見る

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2005/04/28 00:15
精神分析と認知行動療法の理論的対立を乗り越えた相補的な統合的活用へ
精神分析の歴史を振り返ると、フロイトが神経生理学的な科学研究の経験を積んだ医師であり、精神疾患としての神経症を主要な治療対象とした経緯から、長らく精神分析は医学領域の技法として医師に占有されてきました。 かつて、アメリカの伝統的な精神分析研究所には、非医師の加入が認められておらず、非医師がどれだけ精神分析理論に精通して技法に熟達しても、精神分析医よりも低いレベルのレイ・アナリスト(素人分析家)と蔑称されていました。 ...続きを見る

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2005/04/23 00:21
ヒューマニスティック心理学が前提とする明るく前向きな人間観と自己実現欲求
1960年代に発展してきた人間性心理学(humanistic psychology)を、心理学の第三勢力と提唱したのは、アブラハム・マズロー(A.H.Maslow, 1908-1970)です。 カウンセリングの創始者であるカール・ロジャーズも心理学派の分類では、人間性心理学に分類されます。 ...続きを見る

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2005/03/20 10:04
ロジャースのクライアント中心療法と心理カウンセラーの基本的態度
一般的なカウンセリング技法として用いる『来談者中心療法・クライアント中心療法(client-centered therapy)』は、1950〜1960年代にカウンセリングの神と呼称されたカール・ロジャース(Carl R. Rogers)によって創始された非指示的な技法です。 かつては、カウンセリングといえばロジャースという程に隆盛を誇った技法ですが、現在ではロジャースの技法・理論が独立したものとして強い勢力を持っているわけではありません。 1970年代以降は、高度な専門化や複雑な理論化が為さ... ...続きを見る

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2005/03/17 05:31
取り扱っている心理的問題と苦悩について
■Es Discoveryの“電話・カウンセリング”と“メール・カウンセリング”が取り扱う心理的問題について ...続きを見る

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2005/03/15 06:00
カウンセリングについての定義と概略
私が行っているメールと電話によるカウンセリングについての概要を示し、予約方法・料金体系・運営方針などについてご説明します。 ...続きを見る

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2005/03/14 10:30
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2005/03/13 00:05

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