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zoom RSS 22歳の女優・清水富美加さんの芸能界引退と幸福の科学での出家:悩める現代人の世俗と宗教の引き合い

<<   作成日時 : 2017/02/13 18:39   >>

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理由や事情は様々だが、成宮寛貴、江角マキコと一定の知名度(人気)がある芸能人の突然の引退のニュースが続いている。芸能人が復帰の可能性を残さずに、仕事を完全に辞めてしまう理由やケースは大きく分けると、以下の4つになるのではないかと思う。

1.芸能人としての仕事の需要と最低限の収入が得られなくなったので辞めるしかなくなる。

2.10〜20代の若い芸能人(アイドル)が将来のことを考えて安定した手堅いサラリーマン(アナウンサーなども含む)を目指す方向や頼れる相手と結婚する方向にシフトする。サイドビジネスや自己ブランドの立ち上げが成功して、実業家・経営者に転職する。

3.公人としての責任が問われたり私生活が暴露されたりする芸能人の地位に留まることに、何らかのリスク(犯罪・不倫・非常識行為などの自分のプライベートに対する詳しい取材をされたくない事情)が出たために辞めて逃れる。

4.長時間労働・過労や精神的ストレス、難病・致命的疾患の発症によって心身に容易に(短期・中期に)回復しないほどのダメージを受けて、それ以上芸能人を継続することが困難だと判断して辞める。

女優の清水富美加さん(22)『幸福の科学への入信・出家(脱俗)』を理由とする突然の芸能界引退はいずれの理由にも当てはまらないようにも感じるが、『4の心身の不調と疲弊・健康の乱れ(メンタルヘルスの悪化)』と関係した新興宗教への傾倒なのだろう。

清水富美加さんと幸福の科学との初期の接点がいつあったのか(子供の頃から幸福の科学の法話拝聴会に参加していて大川隆法氏やその教えを知っている期間は長いとする記事もあった)、家族が元々信者だったり大川隆法氏の霊言などの著作を読んでいたのかなど分からない部分は多い。だが精神的にギリギリまで追い詰められた時に助けになってくれたのが所属事務所ではなく幸福の科学の人たち(あるいはその教義・世界観)だったことから、『世俗を捨てる出家』を選んだようである。

清水さんは女優業を8年間続けてきたが、映画の人肉を食べる残酷な描写の役や水着を着て撮影されるグラビアの仕事など『自分の思想信条・倫理観・価値観にそぐわない嫌な仕事』を事務所から半ば義務としてやらされてきたことも、芸能界を引退する原因の一つになったという。

休日の少ない長時間労働(長時間拘束)や給与額などの契約内容に対する不満があり、苛酷なハードワーク(嫌悪感・拒絶感のある仕事の半強要)によって心身の調子を大きく崩してしまったとも報じられており、出家を決める以前から『事務所との間のトラブル(雇用契約・拘束時間・仕事内容・健康状態に関連するトラブル)』は抱えていたのだろう。

意に沿わない嫌な仕事を無理してやらされたような被害感もあり実際に体調を大きく壊してしまった清水富美加さんの主観では、事務所にブラック企業の要素があるように感じられたのかもしれない。

仮に所属事務所が、健康を壊すようなハードワークを強いてくるとか、仕事内容に対して契約にある報酬が少なすぎるとか、グロテスクで残酷な演技や性的目線で男性から見られる水着姿(露出の多い)のグラビア撮影をさせられるとかいったブラック企業的な要素があるとしても、通常は事務所のマネージャー・幹部や弁護士などに相談して労働条件や仕事内容の改善を求めていくものだろうが、どうして幸福の科学という新興宗教への決定的な入信に至ったのだろうか。

端的には、子供時代から『幸福の科学』の教義・価値や大川隆法氏の語る宗教的な世界観・人間や霊魂のあり方との接点があって、そこにかねてから一定以上の魅力や理想、正しさを感じていたという伏線があったからだと思うが、清水富美加さん本人がそういった信仰心の履歴も踏まえて、現代の平均的な芸能志望の22歳からすれば極めてピュアな感受性(俗世の娯楽や大人の欲望を汚らわしいとか残酷・不純だとかでどうしても受け入れられない心理的な潔癖さ・真面目さ)を持っていたことがあるのではないかと思う。

世俗を捨てるとか出家するとかいう発想・言葉そのものが、一般的な22歳の若者の女性の口からは普通はまず出てこないものだが、子供時代からの幸福の科学の教義や法話との接点もあったことから、人並み以上に『俗世の生々しい欲望や娯楽のあり方に対する潔癖な嫌悪感・拒絶感』のようなものが(そういった性・金銭・残酷描写の欲を享楽的・娯楽的に楽しむのは良いことではないのだと)深層心理に刷り込まれていた可能性もあるのだろう。

Wikipediaによると教祖・大川隆法氏の宗教的な世界観・教義は、根本経典『正心法語』や宗教理論書『太陽の法』に集約されるということだが、幸福の科学という新興宗教の詳しい内容・勧誘方法・収益構造などにまつわる是非を脇に置くとすれば、『世俗(みんなが信じて従っているお金や法や性などの社会常識)か宗教(利害を超えた真理・理想とされるもの)か』の古くて新しい普遍的な問いに清水さんは迷って苦しみながらも、宗教の側に居心地の良さというか自分の存在・使命感(生きがい)を支えてくれる何かを感じたのだろう。

もちろん、新興宗教の詳しい内容・勧誘方法・収益構造・洗脳リスクなどにまつわる是非を脇に置いた話なので、実際には幸福の科学を信じすぎたり寄付・奉仕しすぎたりしたことで余計に不幸な境遇に陥った人とか、社会常識に合致しない宗教固有の価値観に影響されすぎてしまった人とかもいるかもしれないが、そういった被害・悪影響がないとすれば『世俗か宗教か』という問いそのものは、誰もが人生のどこかで考えてしまう時期があったりするものではある。

報道記事によると、幸福の科学における『出家』というのは出家したい信者なら誰でもできるものではないらしいが、大川隆法氏が『女優 清水富美加の可能性 守護霊インタビュー』を特別に書いているように、やはり知名度のある芸能人で広報的・布教的な影響力も鑑みて、清水富美加さんは一定の特別な扱い(将来の幹部候補的な特権待遇)にはなってくるのだろうか。

芸能の仕事内容や雇用待遇に対する不満・苦悩が、芸能界引退の主な理由であったのであれば、『世俗のルールや交渉による改善の範疇』で上手く解決できれば良かったとも思うが、仕事内容に対する不満・ストレスも『残酷な表現のある役柄・男性の性的目線を感じるグラビアなどへの倫理的な嫌悪・拒絶』があったようなので、元々芸能界というか女優の仕事(作品ごとに与えられた役柄であれば通常は自分の価値観を抜きにして必死にそれになりきるべき職業)には向いていないセンシティブな感受性を持っていたのだろう。

世俗(俗世)というか一般社会(仕事)への適応は、『お金・地位・性・強い刺激(残酷描写もその一つ)に関する欲望』から直接間接の影響を受けているが、清水さんは子供時代からの幸福の科学を通した宗教的感受性もあって、『世俗的な露骨・過激な欲望に対する違和感・不快感』が強かったのかもしれず、そういった潔癖な感受性が強くなれば、芸能界の仕事とはどうしても折り合いをつけにくいものになってしまうだろう。

清水さんのツイート『力ある大人の怖い部分を見たら 夢ある若者はニコニコしながら全てに頷くようになる。そんな中ですり減って行く心を守ってくれようとしたのは事務所じゃなかった』は、まさに俗世の論理と宗教の論理のぶつかり合いで最後に宗教の論理が勝ったことを示唆するような内容だが、幸福の科学や新興宗教の潜在的な問題・リスクは別にあるとしても、『夢のあるピュアな若者たち』を使い捨てにしたり精神をすり減らしたりすることのある『俗世(一般社会の会社・仕事・刺激・価値観)の側の環境・常識』にも改善すべき部分があることを伝えてくるような引退劇ではある。

現代の俗世や社会、仕事に耐え切れずにどこかに逃げ出してしまいたいとか、もうこれ以上耐え切れないという世俗(一般社会)に不適応な人たちは若者にも中高年にも数多くいて、その中からメンタルヘルスを壊して精神疾患を発症する人やひきこもり・無業者の状況で自分を何とか守らざるを得ない人、すべてが苦痛で嫌でたまらず自殺願望さえ抱いてしまう人も出てくるのだろうが、『宗教による救済(俗世からの離脱)』が悩める人たちの一般的な解決策にはなりにくい現状を踏まえると、世俗・俗世をより生きやすく働きやすくしていくという人類の歴史でずっと続いている課題にも行き当たる。

『鈍感力・環境への馴れ・適当な適応』というのも厳しい世俗社会をサバイバルするためには大切なことではあるが、『世俗からの離脱・逃避としての宗教』との引き合いで世俗よりも宗教のほうにより魅力・正しさを感じてしまうというのも現代社会の虚しさ・寂しさの現れになってしまう。

潔癖・真面目・利他的でセンシティブな感受性を持つ人が淡々と図太く生きていくのが難しい部分も多々あるのが複雑・過激な現代社会であるが、『世俗(社会)か宗教(思想観念)かの問い』に深入りしすぎるリスクも考えれば、『世俗・一般社会の内部における適応的な解決法』を見つけられるほうがより望ましいとはいえるのだろう。


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