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広告出稿者がウェブサイトのアクセス情報を分析して、広告出稿の可否を検討できる“Google Ad Planner”というサービスを紹介しましたが、今度はコンシューマー向けの総合的なコミュニケーション・ツールとして“Google Wave”というサービスが公開されています。 “Google Wave”はウェブ上で動作するアプリケーションで、“他者とコミュニケーションするための手段・目的・範囲”を自分で自由にカスタマイズできるコミュニケーションのプラットフォームです。ウェブ上で他者とコミュニケーションするための手段は大きく分けて“電子メール・IM(チャット)・IP電話(Skype)・テレビ電話・ブログ・SNS(mixi)・Wiki・写真や映像の共有サービス・ミニブログ(Twitter)”などがありますが、多くの人は『自分のニーズ(必要性)・利便性(使いやすさ)・時間的な同期性(リアルタイム性)』に合わせてそれぞれの手段(ツール)を使い分けていると思います。 通常、“電子メール・IM(チャット)・IP電話(Skype)・テレビ電話・ブログ・SNS(mixi)・Wiki・写真や映像の共有サービス・ミニブログ(Twitter)”といったコミュニケーション手段は、個別的に独立したサービスとして利用されていますが、“Google Wave”はこれらの手段を自由に組み合わせて統合することができる画期的なプラットフォームです。現状ではまだまだGoogle Waveの存在そのものを知っている人が少ないのですが、このプラットフォームを共通して利用するユーザー数が大きくなってくれば、コミュニケーションの効率性や可能性を拡張するかなり面白いサービスになってくると予測されます。 Google WaveはAjaxアプリケーションの開発ツール『Google Web Toolkit』で構築されているので、プログラムを書ける開発者であれば、Google Wave APIを利用してGoogle Waveで動作するツールやガジェットを作成して新たに組み込むことが可能です。こういったサービスの拡張性やカスタマイズの自由度というのも、Google Waveの魅力の一つになっていますが、基本的には同一のアプリケーションを使って『文字(テキスト)・画像(写真)・動画(映像)・音声(声)』を自由に共有したり交換できるというのが最大の特徴と言えます。 チャットや音声の通話といったリアルタイム性(同期)のあるコミュニケーションにも、電子メールやブログといった時間の空いたコミュニケーションにも対応できるようですが、Google Waveが注力しているのは『会話のリアルタイム性の再現・現実の会話と同じような状況の変化の取り込み』といったことです。チャットをするIM(インスタント・メッセージ)でも、従来のチャット・システムのように『Enterキーを押してから全文が送信される』のではなくて『タイピングしている途中の文字も逐一、相手の画面に反映される』という仕組みを採用しており、『言い間違い・話しにくさ・言葉を選んでいる感覚・話す勢いの強さ』さえも相手に伝わるようなより現実の会話に近い臨場感を演出しています。 また、Google Waveは『一人対一人・一人対複数・複数対複数』のすべてのコミュニケーション・ケースを想定しているので、かつてのチャット・サイトのように会話の途中で新しい友人・知人をその会話に追加することができ、追加された友人は『Playback』という機能を使って『自分が参加する前の話の流れ』を素早く確認することができます。こういった複数向けのコミュニケーション機能は、企業のウェブ会議や打ち合わせ、個人単位で動いているクリエイターのコラボレーションなどへの応用可能性を含んでいます。 アプリケーションの操作性についても、ローカルに保存している写真を『ドラッグ&ドロップ』の動作で、簡単にGoogle Wave上に公開・共有できるような直観的操作が可能なようです。Google Waveの基本的なコミュニケーション形式は、『自分がやり取りしたい相手(友人知人など)』をwaveと呼ばれる自分のプラットフォームに追加していき、コミュニケーションしたい時にオンライン上の相手を選んで話し掛けるというものです。自分の友人知人を追加していくという方式を聞くと、既存のSNSの補完的な役割や代替的な位置づけが期待できるような印象もありますね。 こういった機能や形式は、今までにあったMSNのメッセンジャーなどとも共通する部分が多くあるのですが、Google Waveとメッセンジャーの違いは『ウェブ上にあるカスタマイズ可能な自分のプラットフォームの有無』に行き着くと思います。アプリケーションの拡張性や自由度の違いとも言えますが、Google Wave上に自分のドキュメントや写真、動画を公開して相手を選んで共有できるという点に独自のベネフィットを見出すことができるのかもしれません。 Google Waveには、ブログやSNSの日記のような機能はデフォルトではついていないように思いますが、自分の更新したブログや日記をリアルタイムで公開していけるような追加機能のアプリケーションは開発されるでしょうし、TwitterとGoogle Waveとの連携は既に可能になっているようです。 mixiのようなSNSには『日記・ニュース・コミュニティ』といったサービスでユーザーのコミュニケーション欲求(コンテンツ作成の意欲)を高めたり新たな話し相手を見つけられる仕組みがあるので、Google WaveがすぐにSNSの代替になるということは考えにくいですが、既に知り合っている相手とのリアルタイムなコミュニケーションを実現するツールとしてはかなり有力なサービスになるのではないかと思います。コンテンツ(日記・ニュースの感想など)を介在させたコミュニケーションが多い既存のSNSと、リアルタイムの言葉・ファイルのやり取りに特化したGoogle Waveは相互補完的な位置づけになってくるのかもしれません。 ■関連URI “Googleブック検索”と著作権問題,SNSなど交流サイト(コミュニティサイト)と未成年者保護 “Jimdo”の独自ドメインサービスの需要と検索エンジンのアクセス:無料ウェブサービスに求める条件 “紙のメディア”から“ウェブのメディア”への転換を迫られる新聞:個人としての書き手に対する市場の評価 ■書籍紹介 |
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“現代社会における不確定性・孤独感の高まり”と“他者の代替不可能性(深く親密な人間関係)の希求”
前回の記事の続きになりますが、『リアルの人間関係・コミュニケーション』とは別に『ウェブの人間関係・コミュニケーション』を持てるようになったというのが、インターネットが現代社会にもたらした大きなインパクトでした。この事は『リアルの人間関係のあり方』や『知人・家族とのコミュニケーション手段』にも一定の変質を迫ることになります。 ...続きを見る |
カウンセリングルーム:Es Discov... 2009/07/12 07:16 |
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