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戦後日本の政党政治と二院制における参議院の存在意義:日本の国会議員数は多いのか?
国会会期の12日間延長によって参院選は7月22日から29日の投開票へと延長されましたが、二院制の議会政治における第二院に過ぎない参議院選挙は、自公連立政権(与党)と民主党(野党)の政権交代を問う選挙ではありません。内閣総理大臣の指名選挙では『衆議院の優越』が働きますから、衆議院で多数派を形成する政党(連立政党)が政権与党を担当する原則は揺らがないからです。自民党・公明党が参議院において安定多数(過半数)を維持すれば現状のまま安倍政権の政策路線が続行することになり、民主党を基軸とする野党が過半数を... ...続きを見る

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2007/06/27 23:29
7月29日の参院選と政権交代のない二大政党制の問題:ローレンス・レッシグの『これからの10年』の感想
自民党の安倍晋三首相は国会会期を12日間延長して、現在審議中の『国家公務員法改正案』や『社会保険庁改革関連法案』などの重要法案を可決する構えを見せています。国会が閉会するまで『数の論理』に基づく強行採決が続きそうな様相ですが、この会期延長と重要法案の強行採決が参院選の投票結果にどのように影響してくるでしょうか。安倍政権下では日本国憲法改正や教育基本法改正、安全保障体制の見直し(集団自衛権の議論)などを核にした『戦後レジームからの脱却』が目標とされ、政権発足後間もない時期に、日本固有の文化や歴史を... ...続きを見る

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2007/06/25 22:03
自己存在のリアリティ(現実性)を喪失する離人症と相補的な拘束作用の働く家庭環境の問題
常識的に考えてその環境から逃げ出すことが望ましいと思われる場合に逃げ出せない理由として、『アダルトチルドレンに絡む関係の静止性の問題』と『暴力・懐柔・経済的依存によるマインドコントロール』が二重三重に組み合わさっている可能性を考えることが出来ます。過去の記事の後半で取り上げた東京都足立区の元妻殺害の事件に限らず、『元配偶者のいる不遇な環境』に半ば自発的に支配拘束されてしまうケースというのは少なからずあります。 ...続きを見る

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2007/06/22 20:50
乳幼児の精神発達と言語獲得のプロセス2:『人間の顔』に対する認知と社会的微笑
新生児は産まれながらに大人や外界の刺激に対して微笑む『生理的微笑』のシステムを持っているが、生後2ヶ月以上くらいになってくると大人の表情を意識して微笑む『社会的微笑』をするようになる。つまり、生後2ヶ月以降の乳児は、『人間の顔』と『人間の顔ではないもの』を弁別して認識するようになり、人間の顔や表情に対して選択的に微笑むようになるが、一般的に生後6〜8週目以降になると『音声の聴覚刺激(母親の声)』よりも『顔の視覚刺激(母親の顔)』に対する反応が良くなっていく。 ...続きを見る

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2007/06/21 16:59
乳幼児の精神発達と言語獲得のプロセス1:新生児の音声の知覚と反射的な模倣
乳幼児は『然るべき時期』に『必要な刺激(愛情)』を与えてあげれば、健全な心身発達と能力の発現を示すことになる。特に、言語機能が完成に近づく『新生児〜幼児期(0〜5歳)の期間』の言語環境・視覚環境は(感覚器官を傷める余りに過剰な刺激は逆効果だが)豊かであればあるほどに良いといえる。自然環境から人工環境まで含めてありとあらゆる対象を指差して質問する子供には、『共感的な声かけ』と『モノの名指し(名前・概念を教えて上げるコミュニケーション)』が言語発達にとって非常に重要な効果をもたらす。 ...続きを見る

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2007/06/21 16:32
神経心理学による言語障害の研究とノーム・チョムスキーの生成文法の言語観
人間の心の機能や精神病理を『脳の構造と機能』に還元するという生物学主義の影響は精神医学でも臨床心理学でも強くなっているが、人間の精神を物理的な基盤である「脳」と同一視する心脳一元論は近代科学との相性が良い。要素還元主義を原則とする近代科学は、世界にある全ての対象(現象)を物質やエネルギーの構成要素へと還元して分析することで、科学的パラダイム(仮説‐実験系)において普遍的に通用する一般法則を定立することが出来る。 ...続きを見る

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2007/06/20 12:37
インターネットが可能にした不特定多数の表現活動とネットイナゴ問題:心理的コストの技術的・意識的な調整
インターネットというメディアとテレビ・新聞・ラジオ等の従来のマスメディアとの最大の違いは『インタラクティブ性(双方向性)』と『検閲・編集の有無』であり、マスメディアのような参加障壁のないインターネットでは、誰でも自由に自分の意見や考えを社会(他者)に向けて公開することが出来る。インターネットの発明・普及による情報革命は、ヨハネス・グーテンベルクの活版印刷の実用化による出版革命と比肩して語られることが多いが、活版印刷(書籍・新聞)によって自分の意見や考えを広められたのは社会的な地位や資格のある極一... ...続きを見る

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2007/06/16 15:48
『自立』と『依存』を巡るアダルトチルドレンの対人葛藤と『状況の変化』を拒否する心理
アダルト・チルドレンは、『機能不全家族(非保護的環境・愛情剥奪環境)で育てられて大人になった人』という意味で用いられます。子ども時代に独特な偏った方法で家族関係に適応していたアダルト・チルドレンは、感情認識や感情の言語化が困難になるアレキシシミア(失感情言語症)や過剰適応による精神疾患、ストレス回避的な嗜癖(共依存的な人間関係)を発症するリスクが高くなると考えられています。 ...続きを見る

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2007/06/16 10:21
社会保険庁の年金記録漏れ問題と高齢化時代に対応する社会保障制度
社会保険庁の杜撰(ずさん)な年金データ管理体制が批判され公的年金制度への信頼が揺らいでいるため、7月の参院選の争点は憲法改正や国家安全保障ではなく、公的年金を中軸におく社会保障問題になりそうである。今回の社会保険庁のデータ管理の問題には、「年金記録漏れ→消えた年金→宙に浮いた年金」というようなキーワードの変遷があるが、その発端は約5,000万件に上る納付者を特定できない不明データの発覚であった。年金データの消失や入力ミスは、現在年金を受給している世代の「支給漏れの問題」からこれから年金を受給する... ...続きを見る

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2007/06/14 13:37
恋愛関係で重視される双方向的な感情の均衡と『来る者拒まず・去る者追わず』のコミュニケーション形態
通常の恋愛関係(異性関係)では排他的な独占欲求や依存欲求がある程度存在することが普通ですので、一切の嫉妬感情を抑制することは難しいと思いますが、前回の記事で書いたような異性への精神的依存度(独占欲求・執着感情)が弱いケースも『愛するより愛されたい意識』が強く、情緒的コミュニケーションよりも言語的コミュニケーションを優先する人であれば有り得るのではないかと思います。 ...続きを見る

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2007/06/13 06:27
恋愛関係における嫉妬感情などネガティブな感情の考察:『相手を愛する事』と『相手から愛される事』
はてな匿名ダイアリーで、『他人に対するネガティブな感情や嫉妬を抱けないという話題』が取り上げられていましたが、『他人に対するネガティブな感情』と『恋人(配偶者)に対するネガティブな感情』とには質的な違いがあり、前者には『他人に対する競争意識』があり後者には『恋人に対する独占欲求(依存欲求)』があります。 ...続きを見る

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2007/06/11 02:53
Amazonが開始した年会費3,900円の“Amazon プライム”とリアルの書店との使い勝手の違い
ECサイト最大手のAmazon.co.jpが、『Amazon プライム』という無料配送サービスを新しく開始しました。インターネットを使った買い物では配送料の高低が購入の決め手になることも多いのでなかなかいいサービスだと思いますが、Amazon プライムの年間利用料が3,900円なので、利用回数の多いヘビーユーザ向けのサービスになります。 ...続きを見る

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2007/06/10 22:29
『自分のために生きること』と『誰かのために生きること』のバランスの崩れと機能不全家族の問題
過去の記事では、現代の日本をはじめとする先進国のように、子どもの人権が確立されて子どもが親よりも道徳的・実際的に優位に立ちやすい社会では、積極的に複数の子どもを持とうとするモチベーションが高まりにくいといった話をしました。『子どもの成長・教育・幸福』のために親が全身全霊を注いで尽くす度合いが大きい(過去と比べて)過保護な傾向がある社会では、育児に掛かる心理的・経済的コストが一般に大きくなり、子どもの心理社会的自立に擁する時間は20年以上かかることが珍しくなくなります。国家や地方自治体の育児支援は... ...続きを見る

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2007/06/09 11:07
本を読む人と本を読まない人:子ども時代の『友達との遊び』と『一人での読書』が持つ発達的効用
2chの話題を紹介するブログで『本を読まない人の特徴』というスレッドが取り上げられていましたが、『読書』という外観的には単調な作業を巡って色々な解釈や意見が出ています。本を読む人と読まない人の感情的な対立は、結局、基本的価値観や主観的選好の差異であり、物理的世界における感覚的経験と対人コミュニケーションだけで満足できるのか否かということに行き着くと思います。本を日常的に読むか否かが、人間的な価値の優劣やコミュニケーション・スキルの巧拙に直接的に関係しているとは思いませんが、『本を読む人=内向的・... ...続きを見る

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2007/06/06 01:36
結婚生活・子どもの育児に対する過度のセキュリティ意識と完全主義欲求:自己責任原理によるストレスの増大
出産・育児に対する夫婦の責任は、子どもを産むか産まないか(妊娠するか否か)の選択権が女性及びカップル(夫婦)に実質的に与えられ、子どもの基本的人権が認められたことによって過去の時代よりも格段に重いものになりました。確実性の高い避妊だけではなく人工妊娠中絶を合法的に行える日本のような社会では、「本当は子どもが要らなかったけど、出来てしまったから仕方なく育てている(自分には子どもを育てる覚悟と能力がないと分かっていたけど、妊娠したから産むしかなかった)」という言い訳は通用せず、子どもを産み育てること... ...続きを見る

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2007/06/04 04:46
個人主義的なプライバシーの尊重と結婚制度を巡る認識の多様化:コミュニティの社会的圧力の観点から
過去の記事では、現代社会で子どもを持つことの責任や意義について触れましたが、現代社会では『育児の喜び・育児の負担・家庭(夫婦)の安定・経済生活の安定』のバランスが崩れているところに種々の問題が起こってきている印象があります。未婚化・晩婚化・核家族化が進み子どもを産み育てることが必ずしも標準的な人生の課題でなくなりつつある社会では、子どもの出産・育児に対する責任を地域社会や親族・友人で緩やかに分有することが困難になります。大多数の人が近い将来に出産・育児をすることが確実であれば、『相互的依存(お互... ...続きを見る

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2007/06/04 04:24
日清戦争・日露戦争後の東アジア情勢と「併合」へと傾く日韓関係
日清戦争・日露戦争後の東アジア情勢と「併合」へと傾く日韓関係 日露戦争の勝利によって朝鮮半島における影響力を確固たるものにした日本は、1905年9月にロシアとポーツマス条約を結んだ後すぐに(11月17日)、漢城(ソウル)で大韓帝国との間に「第二次日韓条約」を締結します。特派全権大使として韓国に乗り込んだ伊藤博文が締結した第二次日韓条約によって、韓国は植民地にはされなかったものの国家主権を大幅に制限される保護国となります。独立運動に身を投じていた韓国人の中には、日本が大義名分として掲げた『韓国の自主独立のための戦争(日清戦争・日露戦争)』を信じていたものが少... ...続きを見る

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2007/06/02 00:11
朝鮮半島の保護権益を巡る日露戦争と近代日本の政党政治の衰退
過去の記事で朝鮮半島の近代化の困難と儒教的な冊封体制について書きましたが、清国や李氏朝鮮(大韓帝国)が西欧的な政治体制や経済政策を迅速に導入して日本との集団安全保障体制を確立していれば、東アジアを起点として世界史の粗筋は大きく変化していたかもしれません。19世紀後半(明治維新)から終戦に至るまでの日本の戦争の軌跡と政治体制の変化を振り返ると、第二次世界大戦(太平洋戦争)での敗戦がなければ、現在のような自由民主主義体制や価値観の多様性(プライバシー権)、経済優位の政治状況が日本に根付いていたかどう... ...続きを見る

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2007/06/01 22:55

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